アメリカのディズニーパークに誕生した『スターウォーズ ギャラクシーズエッジ』。
ここは『スターウォーズ』の世界観を現実に再現し、超高クオリティのアトラクションが2つも登場した、シリーズファンには夢のようなエリアです。
最近は「スターウォーズ ホテル」なる施設も建設されているようで、日本のファンも現地を訪れたいと思う人が多いでしょう。
そんな大盛り上がりを見せるスターウォーズエリアですが、ここでひとつの疑問が。
日本のパークにはできねーの?
はい。ほとんどの『スターウォーズ』ファンがそう思っているはず。
先に結論から書いてしまうと、現時点では難しいって感じですかね。
あくまでも僕の予想ですがw
この記事では「東京ディズニーリゾートにスターウォーズエリア誕生の可能性」について、
- 土地
- コスト
- 人気
の3つの視点から考えていきたいと思います。
ギャラクシーズエッジの土地
ギャラクシーズエッジ建設に必要な広さ
「ギャラクシーズエッジ」を作るなら、金や人気よりも、まずは土地を用意しなければなりません。
アメリカに誕生したエリアの広さは、ズバリ5.7ヘクタール!
数字だけではどれだけ大きいか分からないと思うので、ほかのエリアと比較すると、
ギャラクシーズエッジ | 5.7ヘクタール |
美女と野獣エリア | 4.7ヘクタール |
ファンタジースプリングス | 約14ヘクタール? |
スーパーニンテンドーワールド(USJ) | 約2ヘクタール |
ハリーポッターエリア(USJ) | 約4ヘクタール |
※間違ってたら謝ります
別のパークのエリアも比較してしまいましたが、最低でも「美女と野獣エリア」より少し大きいくらいの土地が必要なのです。
「じゃあ、そんな土地、東京にあるの?」というのが、次の項目。
土地あるの?
5.7ヘクタールの土地があることにはあります。
しかし、「ファンタジースプリングス」と同様に隣接する平面駐車場を潰さなければ、確保は難しいでしょう。
すでに約14ヘクタールの駐車場が「ファンタジースプリングス」のために潰されているので、これ以上閉鎖するのは不可能に近いかなと。
もちろん、既存のアトラクションやエリアを閉鎖して建設するということもできますが……。
5.7ヘクタールとなると、「ジャングルクルーズ」プラスアルファか、アメリカ河(トム・ソーヤ島も含む)全体を閉鎖するレベルの話なんですよ。
アメリカ河はディズニーランドとしても、かなりこだわっていると思うので、潰すことは考えられません。
シーにある「アラビアンコースト」が、若干「ギャラクシーズエッジ」と似ているため、全面改装して……とかも考えましたが、やはり既存の施設を閉鎖しての建設は難しいでしょう。
ギャラクシーズエッジのコスト
ギャラクシーズエッジ建設にいくらかかるの?
続いては、お金の話。
僕が調べたところ、「ギャラクシーズエッジ」に費やしたコストは約10億ドル。日本円にすると、1100億円ほどでしょうか。
これがどれだけ高いかを、またしても他のエリアと比較させていただくと、
ギャラクシーズエッジ | 約1100億円 |
美女と野獣エリア | 約750億円 |
ファンタジースプリングス | 約2500億円 |
スーパーニンテンドーワールド(USJ) | 約600億円 |
ハリーポッターエリア(USJ) | 約450億円 |
※間違ってたら謝ります
「ファンタジースプリングス」の総工費に驚きを隠せませんが、「ギャラクシーズエッジ」もかなりコストがかかりますね。
「ソアリン(180億円)」、「美女と野獣エリア」、「ファンタジースプリングス」と立て続けに建設し、合計3420億円も使ったオリエンタルランドに、1100億を払える余力が残っているのか?
ただでさえ、例の感染症の影響で赤字が発表されているのに……!
この時点で「もう無理なんじゃね?」と思わずにはいられませんが、もう少しお付き合いください。
アトラクション別のコスト
「ギャラクシーズエッジ」全部は無理でも、アトラクション1個とかなら可能なのではないか?
そんな考えに至り、2つのアトラクションの工費を調べてみたところ、
- ライズオブザレジスタンス⇒7790万ドル(約90億円)
- ミレニアムファルコン ⇒5570万ドル(約65億円)
あれ?思ってたより安くね? 「ソアリン」作るお金でできちゃうじゃん。
もしかしたら計算・翻訳が間違っているかもしれません。一応ソースは⇒https://blooloop.com/theme-park/in-depth/cost-of-star-wars-galaxys-edge/
とはいえ、やはり土地問題も出てくるので、アトラクションだけでも難しいところです。
スターウォーズ人気の問題
日本でのスターウォーズ人気が微妙?
我が国日本でも『スターウォーズ』は人気があります。
久しぶりの続編となった『フォースの覚醒』は100億円を超える興行収入でしたし、グッズやゲームの人気も高いです。
そもそも『スターウォーズ』自体、日本の映画文化に多大な影響を受けた作品ですので、日本との相性というのも良いのかもしれません。
けれども!本国アメリカと比べてしまうと、どうでしょう。
日本は『鬼滅の刃』や『名探偵コナン』が代表するように、自国のコンテンツがめちゃくちゃ強いです。
さらに、日本はアニメ大国。映画館で人を集める作品も、アニメ作品である場合が多い。
それと比較すると、実写作品である『スターウォーズ』は、子どもたちにまで浸透しているとは考えにくいんですね。
このような現状が、オリエンタルランドの方針にも影響しているようで。
オリエンタルランドの方針は
「ファンタジースプリングス」の計画時点では、すでに「ギャラクシーズエッジ」計画が伝わってきていたはず。
それなのに、「美女と野獣エリア」だったり「ファンタジースプリングス」だったり、東京ディズニーリゾートは独自路線を貫きました。
これには東京ディズニーリゾートがフランチャイズで運営されているという点が大きいでしょう。
海外のパークが『アベンジャーズ』や『スターウォーズ』を導入する中で、日本だけはプリンセスやクラシックアニメのエリアを導入しています。
この選択に、僕はオリエンタルランドの強い意志を感じておりまして。
そんなわけで、『スターツアーズ』止まりで、エリアごと導入するというのは難しいんじゃないかと。
確かに日本の子どもならば、スターウォーズやマーベルよりも、アナ雪に食いつきそうな気がしますしね。
結論
以上のように、「ギャラクシーズエッジ」導入はめちゃくちゃ難しいと僕は思います。
当然、僕も『スターウォーズ』大好きなんで、日本にも欲しいところですが……。
とはいえ、片道25時間かければ、「ギャラクシーズエッジ」には行けます。少なくとも、地球上に存在しているので。
そう考えると、「どこのパークにもない」アトラクションやエリアを作ってくれた方が、テーマパークオタクの僕としては嬉しいんです。
こんなこと書いておいて、「ギャラクシーズエッジ」建設が決定したらネタにされそうですね。
以上。
他にも新アトラクションのレビューや、パーク考察などを書いているのでぜひ。
『スターウォーズ』全作品はDisney+(ディズニープラス)にて見放題で配信中。
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