どーも、スルメ(@movie_surume)です。
今年もついにこの季節がやって参りました!
そう、映画ファンなら誰しも注目するイベント、アカデミー賞です!!
2019年は私としてもかなり豊作だった年でして。大作映画も多く公開され、映画の質も高かった……気がする!
一応去年はNetflixオリジナルも含めまして120本くらいの新作映画を観てきたのですが、ベスト10を決めるのが本当にもう大変で……。
逆に2018年なんかは意外とベスト10がすんなり決まった年だったんだよね。名作が少なかったわけではないと思うのだけれど。
↓2019年のベスト10はコチラ↓
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はい!ということで、今回はアカデミー賞の作品賞だけに絞って映画の概要や私の予想を上げていきたいと思います!
まずはノミネート作のまとめからどうぞ!
第92回アカデミー賞作品賞ノミネート
今回ノミネートされているのは・・・・・・
・アイリッシュマン
・1917 命をかけた伝令
・ジョーカー
・ジョジョ・ラビット
・ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語
・パラサイト 半地下の家族
・フォードvsフェラーリ
・マリッジ・ストーリー
・ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
の全9作品!
[voice icon=”https://www.eiga-8.com/wp-content/uploads/2019/01/002c96435b8ac299efa50d9defc91253.jpg” name=”スルメ” type=”l icon_red”]ノミネートされている作品に関してはめっちゃ納得できる![/voice]
歴代興行収入NO1の『アベンジャーズ エンドゲーム』が入っていないのが意外でしたね。
ディズニーが賞レースに向けて動き出した!的な記事を見たのでゴリ押ししてるのかと思っていましたw
アメコミ映画だからっていう理由言われたら、最多ノミネートの『ジョーカー』がいらっしゃるし。
あとはジョーダン・ピール監督の『アス』が引っかからなかったのが不思議でならない。
『ゲット・アウト』あれだけノミネートされたのに、『アス』はダメだったのかよ!作品賞は無理でも主演女優賞とか、脚本賞とかいろいろ……。
アカデミー賞に何の関係もない私が言ってもしょうがないんですけどねw
えー、中には残念ながら鑑賞していない映画がチラホラ……。『ジョジョ・ラビット』に関しては授賞式前に鑑賞することはたぶんできないでしょう。
ただ私の住んでいるバンコクではアカデミー賞授賞式に備えてリバイバル上映がされる可能性も。気長に待てば『ジョジョ・ラビット』も観られるかも。
その他の作品ならばめっちゃ頑張れば網羅できそうです!
なのでまだ観ていない映画を鑑賞後、最後に書くであろう予想を更新していくつもりなので、どうぞよろしく。
では、一本ずつ作品の印象なんかを書きながら、予想していきます。
アカデミー賞作品賞解説
アイリッシュマン
ロバート・デニーロとマーティン・スコセッシが久しぶりにタッグを組んだ作品。
いわゆるギャングものではありますが、演者(と監督)の実際の年齢を上手く使って哀愁溢れる作品に仕上がっています。3時間を超える長尺映画なので観返そうとは思いませんが……。
ロバート・デニーロの演技が観られただけでも、ファンの私としては大満足でして。
『グッドフェローズ』とも『カジノ』とも違う。「ニューシネマ時代の役者はこんなにお年を召されて……」とキャストを知っていればもっと楽しめる作品になっています!
Netflixで観られるので少しでも気になった方はぜひ!
作品賞の他にも監督賞(マーティン・スコセッシ)や助演男優賞(ジョー・ペシ&アル・パチーノ)など10部門でのノミネート達成となっていますが……。
[voice icon=”https://www.eiga-8.com/wp-content/uploads/2019/01/002c96435b8ac299efa50d9defc91253.jpg” name=”スルメ” type=”l icon_red”]ロバート・デニーロはノミネート逃したんかい!![/voice]
そこは『アイリッシュマン』代表としてノミネートさせておくべきやろ……。あんな大作映画、もしかしたら出演するの最後かもしれないんだぜ!?
私にとっては主演男優賞授賞してもおかしくない演技だったと思うんだけどなぁ。
主演男優賞は波乱の予感がする……。
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1917 命をかけた伝令
ゴールデングローブ賞のドラマ部門で受賞している作品です。
まだ鑑賞していないのですが、とにかく気になるのは「全編ワンカット」という言葉。
30分ワンカットするだけでも酔っ払いがでたり、下痢になったりと大変そうだったのに、映画まるまるワンカットって……。役者も嫌だし監督もやりたくないよねw
とはいっても本当にワンカットということではなく、あくまで「ワンカットに見える映像」らしい(公式サイト)。
あれかな。『バードマン』みたいな感じですか?長回し多用して……って形で。
『1917』も10部門でノミネートされており、作品賞の他は監督賞(サム・メンデス)や撮影賞などなど。
日本での公開は2月14日のバレンタインから!観たらレビューをアップするつもりなのでお楽しみに!
ジョーカー
日本でもヒットしましたから、言わずと知れたって感じですよね。
本作は一応『バットマン』に登場する悪役を主役としながらも、長年明かされなかったオリジン(どうやって悪に堕ちたか)を丁寧に描いた作品です。
社会ドラマとしての側面も持っており、「社会から孤立した男」を痛々しく映し出すのも衝撃的でした。
恐らく近年公開されたアメコミ映画の中では一番評価された作品なんじゃないかと。私としてはアメコミ映画と呼称していいのか未だに疑問ではありますけどね。
そして本作も主演男優賞(ホアキン・フェニックス)、監督賞(トッド・フィリップス)を含む11部門でノミネートされています。
たぶん最多ノミネートは『ジョーカー』なのかな?それだけ衝撃だったということで!
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ジョジョ・ラビット
ノミネート作の中で唯一授賞式まで観られないであろう作品ですが、実はとんでもなく楽しみにしている一本でして……。
『マイティ・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティ監督作品で、しかもご本人がヒトラーを演じるという。
ポスターや予告からもコメディの空気が漂ってきますが、戦争映画だからシリアスな側面も持っているんだろうなぁ。そもそもがっつりコメディだとノミネートされなそうだしね。
私としては『ライフ・イズ・ビューティフル』みたいな映画だと予想しているのですが、いかがでしょうか?
恐らく何かしら受賞すれば私の住んでいるところでもリバイバル上映されると思うんで、期待しています!
本作は作品賞の他にも助演女優賞(スカーレット・ヨハンソン)、脚色賞(タイカ・ワイティティ)にノミネートされています。
スカーレット・ヨハンソンは後述する『マリッジ・ストーリー』で主演女優賞にもノミネートされているからな……。「エンドゲーム」もあったし2019年はスカーレット・ヨハンソンの年だったのかも。
ストーリー・オブ・マイライフ
どうしちゃったんだろう。邦題……。「ストーリー・オブ・マイライフ」って……w
まぁそれは置いておきまして、本作は2017年に公開された『レディ・バード』のグレタ・ガーウィグ監督作品です。
主演のシアーシャ・ローナンやティモシー・シャラメも『レディ・バード』に引き続き出演。エマ・ワトソンとかメリル・ストリープも出演しています。
それにしてもシアーシャ・ローナンの勢いすげぇなと。まだ25歳なのにアカデミー賞ノミネート経験4回あるからな~。若手の女優の中ではたぶん一番評価されている方でしょう。
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監督も主演もあってノミネートは確実視されていましたからね……。もしかしたら受賞することもあり得るんじゃないかと。
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パラサイト 半地下の家族
韓国映画が面白いとは前々から言われていましたが、ここまで評価された作品ってありませんでしたよね。
ヴェネツィアではパルムドールを受賞して、ゴールデングローブ賞では外国語映画賞。もちろんアカデミー賞でも外国語映画賞でノミネートされていますし、去年の『ROMA』のような感じで受賞はほぼ確実視されている模様。
また監督賞にノミネートされているポン・ジュノもアジア人代表として頑張ってもらいたいところ。
ちなみに日本人で監督賞にノミネートされたのは『乱』の時の黒澤明くらいじゃないか?韓国の方々も大喜びしていることでしょう!
『パラサイト』はエンターテインメントを主軸としながらも、それぞれのショットが美しすぎる!
「この映画の裏には格差問題が~」とか今さら言うつもりはありません!むしろ深いこと考えなくても楽しめる作品になっているのが評価されているポイントだと思う。
何度も言うけど「そりゃ、監督賞にもノミネートされるわな」と納得してしまう画面構成が素晴らしい映画です。
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フォードvsフェラーリ
続きまして男の汗と暑苦しさと砂ぼこりと……。いろいろなものが重なるも、男女・車好き嫌い関わらず楽しめると思う『フォードvsフェラーリ』。
Twitterを観ているとこの映画に熱狂している方が多いよね。その理由は十分わかるけど、私としてはそれよりも一歩引いた目線で観ていたかな。作品の良さは理解できても、熱狂するまでではなかった。
ストーリーうんぬんもそうだし、なによりクリスチャン・ベールの演技は必見。主演男優賞ノミネートされなかったのが不思議なくらい。
『バイス』からの『フォードvsフェラーリ』で見た目が違いすぎてビックリすると思うんだけどな。
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[kanren postid=”4373,x”]マリッジ・ストーリー
冒頭からノア・バームバック監督のセンスに圧倒される!
そしてスカーレット・ヨハンソンとアダム・ドライバーの演技よ。特にラスト、アベンジャーズがアッセンブルしたとき並みの迫力に満ちていて、それが特殊効果とかなく演技だけで進行するからね。
主演男優賞・女優賞にノミネートされるのも納得ですよ。逆にノミネートされてなかったらアカデミー会員を疑うね。
ノア・バームバックは『ストーリー・オブ・マイライフ』を監督したグレタ・ガーウィグのパートナーなんで、アカデミー賞を舞台にした夫婦対決的なのもあったりして。
そういった情報を入れて見ると賞レースがもっと面白くなるかも!?
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
スルメ的2019年ベスト10を作った時に一位に選出した作品です!
だからアカデミー賞も応援しているし、一番可能性あると思っています!作品賞だけじゃなく、監督賞受賞もあり得るんじゃないかと。
本作はハリウッド黄金時代に暗い影を落とした「とある事件」を軸に、その周りで動くオリジナルキャラクターたちを描いた作品です。
何故私がこの映画を好きかと言いますと、作品全体からタランティーノの映画愛が伝わってくるから。
もちろん皆さん映画を愛し、映画に愛されているからこそオスカーノミネートを果たしたのだと思いますが、タランティーノは一つ抜きんでているかなと。
過去に『パルプ・フィクション』と『ジャンゴ』で脚本賞を受賞していますが、作品賞・監督賞はまだなのでどちらかを獲得して欲しい!あ、これ私の願望ね。
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総評
さて、皆さんが一番気になるであろう予想の話。
私の予想を挙げますと
本命 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
次点 アイリッシュマン
ジョーカー
といったところでしょうか。
ワンハリを推す理由は私が好きということ以外にも、ハリウッドが舞台であることが挙げられます。
アカデミー賞はアメリカ国内に絞った映画祭ですので、ハリウッドが舞台になっている映画が選ばれやすい傾向にあるみたい。
そういって以前予想した『ラ・ラ・ランド』は見事に外しましたからw もちろん絶対ではないんでしょうけども。
それと内容もアメリカ映画に捧げるような締めくくりと、ストーリーですからね。
ハリウッドを舞台にしたタランティーノなりのおとぎ話……。なんてアカデミー賞大好きそうじゃないですか!
『アイリッシュマン』に関しては正直Netflixオリジナル作なんで作品賞は難しそうかなとも考えたのですが……。
それでも去年は『ROMA』が外国語映画賞に輝いていますし、本作は映画界に多大な貢献をしたマーティン・スコセッシ監督かつロバート・デニーロ主演作。
スコセッシは過去に幾度か作品賞を受賞していますが、ここで再び……という可能性はある。と思う。
『ジョーカー』はヴェネツィア映画祭で金獅子賞を受賞した記憶が強く、このままアメコミ映画初の作品賞受賞に輝いて欲しい!
ただアメコミ映画とか商業映画っていつも不利になるからな~。『ジョーカー』は一般的なアメコミ映画とは全然違うんだけど、影響がないとも言い切れない。
主演男優賞は去年のラミ・マレックのようにほぼ確実視されてると思ったんだけど、突然の逮捕のニュース。さて、アカデミー賞授賞式はどうなることやら。
もっと個人的なところで言うと、ワンハリの次には『マリッジ・ストーリー』を推したいんだけどね。
Netflixオリジナルである上に他に大きな賞を受賞していないからな~。作品賞受賞は難しそう。
最後になりますが、これはあくまで私の予想なんで特に新たな意見は受け付けておりません。
そして外した場合も責めないで頂けると助かりまーす。基本私の的中率は本当に低いんでw
以上!!!