- マーベル映画ってどの順番で観ればいいの?
- ヒーロー多すぎて何が何だか分からない
- ストーリーってどれくらい繋がっているの?

『アベンジャーズ』『アイアンマン』『スパイダーマン』『X-MEN』『デッドプール』……
「どの映画に繋がりあるのか分からない!!」って人はかなり多いんじゃないでしょうか。
それもそのはず、マーベル映画はこれまで何度も映画化されてきており、シリーズ間の繋がりはかなり複雑になっています。
しかも中には同じマーベル映画だけど、世界観の繋がりはないって作品も。
今回はマーベル・シネマティック・ユニバースを中心に、マーベル映画の繋がりを徹底的に解説していきます!
この記事を読めばマーベル映画の繋がり、そして何から観るべきかまで一発で分かるよう執筆しました。
ぜひ最後までご覧ください!
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そもそもマーベルとは


マーベルとは基本的にはコミックを出している出版社です。日本で言うところの、少年ジャンプ的立ち位置だと考えて頂ければわかりやすいですね。
日本でも有名なスパイダーマンもアイアンマンも、キャプテンアメリカも全部マーベルコミックスのキャラクターです。
ただマーベルのジャンプの大きな違いは、作品同士の世界観が繋がっているということ。
「ワンピース」の世界には悟空やディオは登場しませんし、「ジョジョ」の世界には悪魔の実はありません。しかしマーベルの世界ではスパイダーマンとアイアンマンは同一世界に住んでいる設定になっています。
だから時々コラボレーションしたり、悪役同士が手を組んだりと作品を超えて共演することがあるのです。

そして、その「世界観の共有」という設定を映画でも活かそう!と考えて始まったのが
マーベルシネマティックユニバースです!
マーベル映画は全部で3シリーズある!


現在のマーベル映画は大きく分けて3つのシリーズに分裂しています。
・マーベルシネマティックユニバース(MCU)
・スパイダーマン・シリーズ(SUMU)
・X-MENシリーズ
この中でもスパイダーマンとマーベルユニバースは提携していて、お互いのキャラクターを貸し出しています。
なので、本当の意味で独立しているのは「X-MENシリーズ」のみと考えることが出来るでしょう。


マーベルは一時期資金難に陥ったことがありました。その時に自社が持っていたキャラクターの映画化権を別会社に売っていたのです。
その結果、スパイダーマンはソニーが。X-MENは20世紀フォックスがというように、別の配給会社が映画化の権利を持つことになってしまいます。
しかし、現在のところは20世紀フォックスを配給会社ごとディズニー(マーベルの親会社)が買収。お金の力を使ってマーベルの権利を取り戻そうとしましたw
なので、いつかはすべてのシリーズがマーベルに統合される日が来るかもしれません。


マーベルシネマティックユニバース


マーベルシネマティックユニバース(以下MCU)は、そんなマーベル映画の中でも一番複雑で作品数も多いシリーズです。
でも、それを乗り越えた先にはシリーズを追う度に面白くなる、「マーベル沼」が待っていますw
なんて言ったって世界で一番売れている映画シリーズですからね。
では単刀直入に観る順番をズラッと並べさせて頂きます!!
2.インクレディブル・ハルク
3.アイアンマン2
4.マイティ・ソー
5.キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー
6.アベンジャーズ
7.アイアンマン2
8.マイティ・ソー ダークワールド
9.キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー
10.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
11.アベンジャーズ エイジオブウルトロン
12.アントマン
13.シビルウォー キャプテン・アメリカ
14.ドクター・ストレンジ
15.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス
16.スパイダーマン ホームカミング
17.マイティ・ソー バトルロイヤル
18.ブラックパンサー
19.アベンジャーズ インフィニティーウォー
20.アントマン&ワスプ
21.キャプテン・マーベル
22.アベンジャーズ エンドゲーム
23.スパイダーマン ファーフロムホーム
以上の23作品!
それらが「フェイズ」と呼ばれる区切りで分けられていますが、0から観る場合はあまり気にしなくていいかと。
この記事を執筆している時点(2020年3月)ではフェイズ3がちょうど終了したところです。次回からはフェイズ4と呼ばれる、新たなステージへと突入していきます。


その他にもスピンオフのドラマシリーズなんかもあったり、目を向ければかなり大変。正直全作品を網羅するの難しいです。
『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』に続く、フェーズ4の作品は別記事でまとめました。
【関連記事】MCU今後公開予定の映画&ドラマ25本を一覧で紹介!
時系列順とは?


例えば第5作目である『キャプテン・アメリカ ファーストアベンジャー』は第二次世界大戦の時を舞台としています。21作目の『キャプテン・マーベル』も時代は90年代で『アイアンマン』よりも昔の話です。
というように、細かいところで時系列が前後している場合が多々あります。
先ほどの表を時系列順に並び変えるとこんな感じ
2.キャプテン・マーベル
3.アイアンマン
4.アイアンマン2
5.インクレディブル・ハルク
6.マイティ・ソー
7.アベンジャーズ
8.アイアンマン3
9.マイティ・ソー ダークワールド
10.キャプテンアメリカ ウィンターソルジャー
11.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
12.ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー リミックス
13.アベンジャーズ エイジオブウルトロン
14.アントマン
15.シビルウォー キャプテンアメリカ
16.ブラックパンサー
17.スパイダーマン ホームカミング
18.ドクター・ストレンジ
19.マイティ・ソー バトルロイヤル
20.アントマン&ワスプ
21.アベンジャーズ インフィニティーウォー
22.アベンジャーズ エンドゲーム
23.スパイダーマン ファーフロムホーム
公開順がおすすめだよ!


そもそも映画制作は過去作品を観ている前提で作られているんですよね。なのにイキナリ公開順は無視して、時系列順っていうのはオススメできない。
もちろんストーリーは理解できるかと思いますが、シリーズを通して観てるからこそ知っているネタに反応できなくなったりするし。
時系列順で観るならば2週目以降が良いかもしれません。
スパイダーマン・ユニバース


スパイダーマンの映画化権はSONYに買収されたため、これまでの映画シリーズはSONY及び、パラマウントが作っています。
そしてスパイダーマンシリーズの最大の特徴はこれまでに2度リブートされている点です!
これまで作ってきたシリーズを一度リセットし、新たに作り直すこと
スパイダーマン以外だと、バットマンやファンタスティック・フォーもリブートされています
リブートの影響から、それぞれ監督・主演の異なる3つのシリーズが制作されました。
この記事では監督ごとに各シリーズをまとめていきます。
・サムライミ3部作
- スパイダーマン
- スパイダーマン2
- スパイダーマン3
・マーク・ウェブ2部作
- アメイジング・スパイダーマン
- アメイジング・スパイダーマン2
・ジョン・ワッツ3部作
- スパイダーマン ホームカミング
- スパイダーマン ファーフロムホーム
- スパイダーマン第三作目(制作中)
実写映画は以上の7作品!
これとは別に『スパイダーマン スパイダーバース』というアニメ映画が公開されています。この作品もシリーズ化が予定されているため、第4のシリーズになりますね。
⇒『スパイダーマン スパイダーバース』ネタバレ感想 2019年最高のアニメ映画!


サム・ライミ3部作
『死霊のはらわた』などホラー映画の印象が強いサム・ライミ監督が作った3部作。
ニューヨークの摩天楼を飛び回るアクションから、「実写化は難しい」と言われていた作品を見事成功させ、現在のアメコミブームを作ったシリーズでもあります。
本シリーズの特徴は後のシリーズにはないシリアスさ。
痛快なアクションシーンばかりではなく、「ヒーローとしてどう生きていくか」といったマインド部分を描き、原作の軽快な性格はほとんどありません。
スパイダーマンだけでなく、ヴィラン(敵)にも暗いバックストーリーを持ったキャラクターが多く登場します。
また、舞台であるニューヨークもどこか閉鎖的な雰囲気を保っており、人によっては暗い印象を受けるかもしれません。
その分、人間ドラマとしての面白さ、恋人になるMJとの恋愛模様など他シリーズより踏み込んだ部分も。
現在でも人気の高い理由はアメコミブームを作っただけでなく、ヒーローという漠然としたキャラをリアルに描いたからと言えるでしょう。


マーク・ウェブ2部作
サム・ライミ版『スパイダーマン4』が公開されると噂されていた中、新たにスタートしたのが『アメイジング・スパイダーマン』シリーズ。
監督は『500日のサマー』『ギフテッド』のマーク・ウェブです。
キャストもトビー・マグワイアに変わり、アンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマンを、エマ・ストーンがヒロインを演じています。
サム・ライミ版との大きな違いは、”悩み”の少なさ。
前シリーズ以上にコミック的な演出が多く組み込まれており、悩めるヒーローとしての描き方ではなくなりました。
より軽快なキャラクターになり、戦闘の最中もおしゃべりなヒーローに。原作に近づいたのは事実ですが、前シリーズのファンからは批判も上がっています。
『アメイジング・スパイダーマン2』以降は4作目までの制作+スピンオフが予定されていましたが、企画は頓挫することに。
最終的には打ち切りという形で幕を閉じたシリーズになってしまいました。


ジョン・ワッツ3部作
ホラー映画の『クラウン』を監督したジョン・ワッツが新たに監督に就任。スパイダーマン役はトム・ホランドと、前2作よりも若いキャストが選ばれました。
本シリーズはマーベル・シネマティック・ユニバース(以下MCU)と世界観を共有しており、第一作目の『ホーム・カミング』にはアイアンマンが登場します。
これはマーベルとソニーと提携によるもので、お互いのキャラクターを貸し出す契約を交わしています。
そのため『ホーム・カミング』はスパイダーマンの1作目ながら、MCU全体で考えると16作目になるのです。ストーリーの繋がりも深いので、ぜひMCUと同時にご覧ください。
本作は『アメイジング・スパイダーマン』以上にコミック調で、幼さの残るキャラクターに。
ヒーロー映画ですが、一種の青春モノとしての捉え方もできる新たなシリーズへと変貌しました。前2シリーズのいいとこ取りでもあり、MCUとの提携のため1作目から深い物語が語れます。
ちなみにスパイダーマン自身は『シビルウォー キャプテンアメリカ』や『アベンジャーズ エンドゲーム』にも登場します。

ソニーズ・ユニバース
現在のところスパイダーマンは登場していませんが、一応関係あるシリーズです。
このシリーズは『ヴェノム』から始まる一連のシリーズで、スパイダーマンに登場する悪役を主人公として登場させています。
2作品目は『モービウス』となっていますが、ここには『ホーム・カミング』で登場した悪役ヴァルチャー(及びマイケル・キートン)の姿が。ジョン・ワッツ3部作とのリンクが示唆されることとなりました。
⇒映画『モービウス』解説・考察 まさかのMCUスパイダーマンとの合流か??
X-MENシリーズ


昔テレビで放送されていたよね
X-MENシリーズは20世紀フォックスが権利を持っていて、独自のシリーズを構成しています。
2000年から現在まで続いている長寿シリーズであり、ほとんどのキャラクターが世代交代しているのが特徴です。
20年に渡って続いてきたシリーズですから、キャストの大幅な交代があり、余計に複雑になっているシリーズでもあります。
2020年現在はディズニーに会社ごと買収されたため、『X-MEN ダークフェニックス』でシリーズは終了。残されているのはスピンオフ作品である『ニュー・ミュータンツ』だけとなりました。
⇒『X-MEN ダークフェニックス』ネタバレ感想 こんな終わり方で良いのかよ!!
現在公開されているのは以下の通り。基本的にはこの順番で観れば混乱はほとんどありません。
2.X-MEN2
3.X-MEN ファイナルディシジョン
4.ウルヴァリン X-MENゼロ
5.X-MEN ファーストジェネレーション
6.ウルヴァリン SAMURAI
7.X-MEN フューチャー&パスト
8.デッドプール
9.X-MEN アポカリプス
10.ローガン
11.デッドプール2
12.X-MEN ダークフェニックス
そして最後にこれから公開される『ニュー・ミュータンツ』が来ます。


X-MENの世代交代
第3作目の『X-MEN ファイナルディシジョン』で終止符を打たれたかに思えたシリーズですが、第5作目の『ファーストジェネレーション』で過去の話へと遡ります。
既に老人となっていたX-MENの主要キャラ、プロフェッサーの若い頃を描いた話になり、X-MENを設立するまでを描いた物語となるのです。


その後に公開された第7作目『フューチャー&パスト』では、若い世代と老年期の主要キャラたちが1つの映画に集結することに。
問題はタイムトラベルであり、その時に過去を変えたせいで世界線的なものが分岐。以降はまったく別の未来が待ち受けるというストーリーになりました。
そのため『フューチャー&パスト』の前と後では同じキャラクターが登場しても、若干の違いが生じているのです。


スピンオフ
さらにそこから派生して、個々のキャラクターのスピンオフも存在しています。
主なスピンオフ作品は、
・ウルヴァリン SAMURAI
・ローガン
・デッドプール
・デップール2
の5作品。
こちらもそれぞれ時系列があるのですが、先ほど紹介した公開順に観て行けば大丈夫です。
唯一混乱を招いたのが『ローガン』でしょうか。この映画はウルヴァリンとプロフェッサーの老年期を描いており、どの時系列とも繋がる可能性がある未来です。
そのためパラレルワールドのような位置づけとなっており、ウルヴァリンの最期を飾る映画でもありました。


まとめ
作品数が多いだけに、かなり複雑化しているのが現状です。
しかし、ある程度シリーズを絞ればシンプルに映画を観ていくことが出来るかと思います。
以上!!!