映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』ネタバレ感想 賛否あってもガンガンいこうぜ!

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

非常に難しいですね~、これは!

なにが難しいって『ドラクエ』ほど知名度が高く、長きにわたって愛されてるテレビゲームをアニメすることがです!

どんなに上手くやっても絶対に批判が出るじゃないですか!『ドラクエ』は特に思い入れが強い「大人ファン」も多いですしね。

しかもドラクエ5でしょ?天空の花嫁でしょ?ドラクエの中でも大傑作じゃないですか!

 

私の場合完全に世代じゃないんですが、リメイクであるDS版が中学の時ブームになりまして。ビアンカか、フローラか、はたまたデボラか。ルドマンの前でめちゃくちゃ悩んだものですw

いちおう私も20代前半にしては珍しいと思っている「全作プレイ済み人間」でして、親の影響もあって小学校低学年、いやもっと小さい時からドラクエと共に生きていたと自負しております。

そんな私が観る『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』。ドラクエのアニメを観るのは初めてかも。

主人公に名前が付いている時点で「ユア・ストーリー」じゃないやろ!と思いつつも期待半分、不安半分で鑑賞して参りました!

ドラゴンクエスト ユアストーリー

あらすじ

敏腕な父・パパスに育てられ、天空の勇者を探す旅に同行していたリュカ。

ある日、お城を襲撃した魔物たちによって攫われたヘンリー王子を助けるため魔物の拠点へと向かった二人だったが、リュカを人質をとられたパパスは抵抗できずにやられてしまう。

パパスを倒したのは大魔王の復活を試みるゲマ。リュカはゲマへの復讐心、パパスの最後の言葉を胸に奴隷として生活していくのだった。

それから数年。大人に成長したリュカは共に奴隷となったヘンリー王子と一緒に遺跡を脱出、なつかしの自宅へと帰ってくる。

再びこの家からゲマを倒せる「天空の勇者」を探すリュカの冒険が始まる…!

総監督

総監督は先週公開された『アルキメデスの大戦』山崎貴。監督ではなく総監督という位置づけですが…。

実写映画はVFXを多用した迫力ある映像を作っていると同時に、アニメ映画でも活躍中。有名なところだと『STAND BY ME ドラえもん』ですかね。

『アルキメデスの大戦』は想像以上に面白く、世間的な評価も高かったようですが、今回はどうでしょう?

キャスト

主人公・リュカの声優を務めたのは皆さんおなじみ佐藤健さん!

アニメ化するなら『勇者ヨシヒコ』のイメージが強い山田孝之さんかなぁと思ってましたが、山田さんはパパス役でしたねw

 

ヒロインの二人であるビアンカとフローラにはそれぞれ有村架純さん、波留さんがキャスティング!

果たしてどちらを花嫁に選ぶのか。俺はフローラ派だけど、声優を見ただけでどっちを選ぶかわかる気がするぞ!

その他には坂口健太郎、古田新太、安田顕、松尾スズキ、吉田鋼太郎など、かなり豪華なメンバーになっている印象。本業の声優はどうした!

評価

僭越ながら『ドラゴンクエストユアストーリー』の満足度を★10段階で表すと・・・

 

★5

当ブログの採点基準について

 

作戦名「上げて落とすぜ!!」

ものすごく展開が早くて驚きまくりw

親子三代に渡って描かれたシリーズの中でも壮大な物語である本作を、たった90分ちょっとで描ききるなんて無謀すぎでしょw

と、思っていたのですが非常に良くまとめられていました!まさかブオーンをあのタイミングで使って、3役くらい与えてしまうなんて…。

ブオーンを出せるほど尺がないと考えていましたからね。原作でも大人気?のブオーンの使い方がめっちゃうまかった!

ホンネを言えば「子供編」「青年編1」「青年編2」の3部構成にしてほしかったんですがね。無理を言っちゃあいけません!

 

えー、しかしながらですね。ラストの展開をどうしても認められんのだよ。これ賛否どころか否の方が多くなるんじゃね??

最後まで真面目に脱線せず終わらせることはできなかったものか。それでは刺激が足りないとでも言うのか。

確かにタイトルの「ユアストーリー」を回収していたけども!これはやっちゃダメなのでは。

終盤まで「おぉ…おおお!!」みたいな興奮があったのに、ひどいよ山崎監督…。

ここから先は『ドラゴンクエストユアストーリー』のネタバレを含みます!
まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

鳥山明先生はどうした!

ドラクエと言えば堀井雄二さんの独特すぎるセリフ回し、鳥山明先生のキャラデザ、そしてすぎやまこういちさんの音楽!

この3つが揃わなければドラクエではないと言っても過言ではありません!

残念ながら鳥山明先生のデザインは踏襲されているものの、アニメの制作には携わっていないようで、絵のタッチが微妙に気になる点がしばしば。完全に鳥山絵でやって欲しかったよね。

他の方がデザインしても「鳥山明っぽさ」が随所に出ているんで、参加せずとも存在感を伝えてくるあたり基が物凄いデザインだったのだなと。特にキラーパンサーとかね。ゲーム以上に毛並みがフサフサで、動きも良かった。

 

アニメーションについても書くと、モンスターはどれも最高!メタルハンターの質感とか、前述したキラパンの動きも原作へのリスペクトが感じられます。

対して主人公やビアンカを始めとする人間キャラクターはどうも絵のタッチが好きになれない。完全に私の好みの話なんですが。

コロコロ動く表情は日本の2Dアニメっぽさが出てて、海外の3Dアニメではみられない良さだと思うんだけど。

それと、たまーに声優の演技とアニメのリアクションが合ってなかったりするんですよねw

そこら辺がちょっと気になるかぁという程度でして、アニメに関してはこれ以上ない「ドラクエ」になっていたと思います。

すぎやまこういち

上の項目で書いた通り、すぎやまこういちさんの音楽もドラクエには欠かすことのできない要素。

これほど耳に残るゲーム音楽を作る人はいないんじゃないかな。そんなにゲームやる方じゃないんですがw

ちなみに私のお気に入り曲は3と8で使われた「おおぞらをとぶ」と、それのアレンジで8のラスボス曲「おおぞらにたたかう」です!あ、どうでもいいですかw

 

えー、それで初めての3Ⅾアニメ映画となった本作でももちろん、すぎやまこういちさん作曲の聴きなじみのある曲が使われておりまして。

それが原作である「天空の花嫁」からだけでなく、シリーズ全体からとられているですよ!しかも使いどころもファンの気持ちを高ぶらせるものですしね。

 

特にブオーン戦のラストで使われた「敢然と立ち向かう」。確か6のムドー戦の曲だったか。最新作11でも事あるごとに流れていた記憶が。

まさかあのタイミングでムドーの曲を使ってくるとは!5の曲しか使わないもんだとばかり…。

 

それとラストのゲマ戦でバギクロスを放った時に流れた9のラスボス曲(タイトル忘れた)!意外とこの曲好きなんですよね~。

シリーズの中じゃ空気が薄いと思われがちな9からも名曲を拾ってきてくれるなんて!しかも序曲のアレンジ使われてるサビ部分!たぶん曲知らなくても感動したわ。

あれ?俺間違ってないよね?これで間違えてたらめっちゃ恥ずかしい…。

この次の項目ではラストに関する重大なネタバレを含みます!

落とされたラスト

 

ここまでは非常に感動して興奮して、涙すら流しかけたものだったのですが、状況が一変!なぜかいきなりの方向転換がやってくるのです。

 

 

そう、この世界(劇中のドラクエ世界)がすべてVRだったと言うのでした~。

あーー、やっちゃったー!

そんな変にどんでん返ししようとしなくても、じゅうぶん良い映画だったって!!普通にミルドラース倒して終わらせるんじゃダメだったんですか??

 

解説いたしますと、ゲマが自らを犠牲にしてミルドラースを復活させようとするんですね。しかし舞い降りてきたのはミルドラースのデータに侵入していたコンピューターウイルス!

主人公リュカはスーファミで発売された我々も良く知る「ドラクエ5」をプレイし、私と同じくドラクエをやりながら生きてきた普通の青年だったのです。

それが未来のゲームセンターのようなところで発売された「ドラクエ5VR」をプレイしているという、唐突なSF設定w

 

「大人になれ!ゲームなんてくだらない」とすべてのゲーマーを敵に回す発言をするミルドラース改めウイルス。

それに対し「ゲームは俺の第二の世界だ!プログラムだとしても一緒に戦ってきた仲間は心にいる!」的なことを叫ぶリュカ改めドラクエファンの青年。ファンなら「こども時代をスキップ」なんて項目選択するわけないやろがい!

最終的にウイルスに対抗するプログラムが作動し、ロトの剣の形をしたウイルス対策ソフトをミルドラースにぶつける流れとなりました。

 

この展開に目をつむれるだけの心の広さ、もしくは瞬時に受け入れるだけの理解力が私にあれば良かったのですが、残念ながら両方とも持ち合わせておりません。

突然すぎる展開に頭が真っ白になり、最後までやり切らずドラクエにSF展開を持ってきたことに怒りすら感じたのでした。

まとめ

期待していた部分も的中していたし、不安に思っていた部分も的中しためずらしい作品となりました!

いや、ね。どんなストーリーになっても不満は生まれるだろうし、「ドラクエ」をアニメにするってことがどれだけのことか理解できるからこそ本作を好きになりたかった。

でもなー、このラストはちょっとなぁ…。

これが賛否両論となるのかどうか、しばらく見守りたいと思います!

以上!!!

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ABOUTこの記事をかいた人

90年代生まれ。最近フリーランスを始めたばかりの映画フリーク。 映画鑑賞が好きな人も、そうでない人も楽しめる文章を心掛けて執筆中。 お仕事のご依頼はお問い合わせフォームまでお願いします。