『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想 それは新たな始まりの物語

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

今回は京アニの『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の感想になります!

アニメ好き、京アニファンを自称しておきながら、本作のアニメ版を観たのは結構最近でして。

人気なのは知っていたけれど、どこか苦手意識があったんですよ。

ただ観始めると感動の連続で。基本ひとりでも泣きたくない人間なんで、なんとか涙をこらえて、口の中をグッと噛みしめていましたw

特に第10話の「愛する人は…」のラストはふるふる震えながら観てた。たぶん客観的に見たら滑稽な姿だったでしょう。

 

そんなわけで!今回の劇場版もものすごーーく楽しみにしておりました!

延期もあったけれど、こうして映画館で鑑賞できることは本当に嬉しいことですね。

 

※この記事はネタバレを含みます!



劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

あらすじ

戦時中に兵士として育てられ、愛を知らずにいた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデンが、「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆業を通じて、さまざまな愛のかたちを知っていく姿を描く。人々に深い傷を残した戦争が終結して数年、世界は少しずつ平穏を取り戻していた。新しい技術の開発によって生活も変わり、人々は前を向いて歩み始めた。ヴァイオレットも大切な人への思いを抱え、その人がいない世界を生きていこうとしいてた。しかし、そんなある日、一通の手紙が届く。

映画.com

評価

僭越ながら『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

9
★★★★★★★★★☆

 

今後数年、これ以上感動する映画は生まれないんじゃないか

ストーリーに感動し、ヴァイオレットの姿に感動し、綺麗すぎる完結に感動し、圧倒的過ぎるアニメーションに感動。

カン・ドウ四拍子。拍手どころか、スクリーンに向けてこの感動を叫んでやりたいくらいの衝動にかられた作品でした。

残念ながら、飛沫が飛ぶ恐れがあるためスクリーンに向けて叫ぶことはできません。

なので、ここで叫んでおきたいと思います。

 

ヴァイオレット・エヴァーガーデンを生み出してくれてありがとう!!

「愛してる」を教えてくれてありがとう!!!

京アニありがとう!!!!

 

ふぅ・・・

 

わたくしごとではありますが、今年初めて★9をつけた作品でして。

上からで本当に申し訳ないんだけど、ひとつの基準として今年最高評価を付けた作品だと思っていただければ!

今のところ今年ベストですし、たぶん今年はこのまま『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』になるでしょう。

そんな感じで、興奮しすぎて文章がおかしくなるかもしれませんが、感想にいきます。




感想(ネタバレ)

ここから先は『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のネタバレが含まれます。

まだ鑑賞していない方はご注意ください。

これが完璧な完結編

今年はFate HFだったり、『SHIROBAKO』だったり、アニメ映画が豊作すぎました。

特にFateに関しては、こちらも完結編で完璧で、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』と比べたくなってしまうのですが…。

たしかFateの感想を書いた時も「完璧な完結じゃん!」的なことを書いたような気がする。なんど「完璧な完結」って言葉使うんだ!って感じなんですが、他に思いつかないんだもん。

【関連記事】劇場版『Fate/stay night HF3 spring song』ネタバレ感想 これ以上ないベストな最終章

 

本作では2つの時代で起きたストーリーが同時進行していきます。

ひとつはヴァイオレットらが暮らす時代。自動手記人形として活躍しているヴァイオレット、そしてとある島で新しい人生を始めていたギルベルトの物語です。

もう一つはTVアニメ版10話に登場したアン(亡き母からの手紙が毎年誕生日に届けられた少女)の孫が主人公となる時代。

こちらはヴァイオレットらが生きる時代からすると未来にあたり、電話や教育の発達によって自動手記人形が廃れてしまっています。

この2つの時間が合わさることで、完璧な結末を迎えるという構成です。片方の時代ではヴァイオレットが現在進行形で成長、奮闘しており、その功績がもう片方の時代で形になっていると。

自動手記人形は時代の流れによって消えてしまって、郵便局もなくなって…。

けれどもヴァイオレットが残してきた手紙は孫の世代にまで受け継がれ、決して消えてはいなかったんです。

手紙は風で飛ばされてしまうような儚いものではあるけれど、彼女の言葉は自動手記人形がなくなった未来まで残されていました。

その瞬間にTVアニメ版を含め、ヴァイオレットが歩んできた道が走馬灯のように僕の脳内を駆け巡ったんですよ。とあるアニメを「人生」と称したりしますが、僕は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』から人生を感じる。

スゲェヘンテコな言葉だけど、始まりから終わりまでをこの2時間ちょっとで感じたような気がしたんですね。

世の中には流行り廃りがあって、それも物凄い速さで進んでいるけれど、廃れたとしても0にはならないんだなと。そして忘れ去られることもない。

 

「切ないけれど、ハッピーエンド」って展開が多かったんですよ。TVアニメ版から。

それは僕の大好きな10話もそうだし、劇作家のエピソードも、写本のエピソードもそう。悲しい展開があっても決してバッドエンドにはならないのが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の良さだと思っています。

劇場版はまさにその集大成。ギルベルトとのエピソードも、少年とのエピソードも、未来での話も。全部が全部、確かに切なさを持っているものの、バッドエンドではありません。

もちろん劇場版そのものも、これ以上ないハッピーエンドで終わらせました。

その後のヴァイオレットも観たいような気もしますが、続編は作ってほしくないです。ここまで完璧なラストですし、これ以上語る必要はないと考えています。

もうラストなんて涙こらえすぎて口の中怪我しましたからねw ここまでジワっと涙こらえたの『リメンバー・ミー』以来かな。

僕は家はもちろん、劇場では得に泣かないと決めています。泣きそうになったら「いないいないばあ」のわんわんを思い出すことで精神を落ち着かせているのですが、今回はあまり効果なかったかなぁ。



アニメーションについて

京アニは毎度アニメーションのクオリティが高いことで有名ですが、今作は特に凄い。

どれだけ凄いかと言うと、3Dとか2Dとかの枠を超えて実写に見えた。

僕だけかもしれませんが、ディズニーの『美女と野獣』とか『アラジン』を小さい頃観てて、ずっと実写だと思っていました。

当時からアニメと実写の区別はしっかりついていたし、しまじろうやアンパンマンがアニメだとも知っていたけど、その2本は実写に見えてたんだよね。

それは現在でもそうで、アニメーションの演技が凄かったりすると本当に実写に見えてきてしまうんです。これ僕だけじゃないよね?

えー、そんなわけで本作も中盤くらいからずっと実写に見えていました。

果たして実写という表現があっているのか…。とにかく限りなくリアルに見えて、アニメだと認識しなくなるって感じでしょうか。

特にラストのギルベルトとヴァイオレットのシーン。ヴァイオレットが声が震えて「私、少佐」しか言えなくなって、ギルベルトに会えた喜びとか複雑な感情が入り混じって…

の時の表情!声の演技もそうだけど、アニメーションの演技がヤベェ。

ヴァイオレットのあの表情とかどうやって書いてるの?アニメでここまで表現できるんですか?

僕にはどんなにCG使った大作映画よりも、実現が難しいものに思えてなりません。

僕がアニメを勉強して、絵を勉強して、表現を勉強して…。一生かかってもあのヴァイオレットの表情は描けない。「と思う」じゃなくて、断言できる。無理。

CGとかなら「あの辺はグリーンで・・・」とか、大体どうやって撮影しているか想像できるけど、これはもうどうやって描いているのかもわからん。アニメーターとかっていう向こう側が想像できないんですよね。

もうヴァイオレットがその場にいるような気さえするアニメーション。もうあの表情を見ただけで泣ける(涙は流さないけど)

久しぶりに演技だけで泣けるシーンを観ました。それもアニメで。

表情の演技とかは実写の方がだいぶ有利に働いていると思うのですが、これを見せられちゃうとな~。

ハルヒが「God knows…」を歌った時も衝撃を受けましたが、それを超えてきた気がする。

 

たぶんここから先、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』以上のアニメーションを観ることは当分ないでしょう。

それだけ最高点を叩き出してきた。バトルシーンの作画ではなく、人間の表情のアニメーションは最高峰。

ギルベルトとのシーンを超える演技は生きているうちに観られるのだろうか…。




まとめ

べた褒めすぎて書いててもよくわからなくなりましたw

別にアニメそこまで詳しいわけでもないのですが、今回はとにかく感動して感動した。

ストーリーとアニメーションの両方から揺さぶられましたよ。

たぶんもう1回は行くと思いますが、今後も世界中の人に観て欲しい作品ですよね。

そして何十年と長い間、愛される作品になるはず。

 

以上!!!

 

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