Netflix映画『アップスタート』ネタバレ感想 友達同士で起業とか一番憧れるヤツ

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

Netflixオリジナルのインド映画は今回の『アップスタート』が初めてです!

インド映画好きなんですが、まだまだ観ていない有名作品が多すぎて、オリジナル映画は後回しにしていたんですね。

しかし、今作は『きっと、うまくいく』のようなヒューマンコメディっぽかったので観てみようかなと。

たぶん他にも多くの映画が配信されているから、敢えてインド映画を観るって人は少ないのかもしれませんが……。

今年は『ロボット2.0』も観たし、『バジュランギおじさん』もかなり面白かった。例年よりもインド映画を多く観ている年な気がする。

最近のインド映画は昔とは違って、少しずつミュージカルシーンが減っているみたいですね。サスペンスなんかも良作が多いのだとか。

俺としてはコテコテなインド映画も続けて観ていたいんで、そこはNetflixがオリジナルで作ってくれるとありがたい!

インドでもやっぱりNetflix流行っているんですかね。オリジナルドラマでもインド製作の作品を見かけた気がするし。完全にVOD界での覇権となっていますね。

では、レビューに参ります!!

 

※この記事はネタバレを含みます!

アップスタート

あらすじ

大金を稼ぎながら人の役に立つ仕事をしようと、大学を卒業して会社を立ち上げた3人の若者。だが、事業が成功するにつれ、仲間同士のきずなが揺らぎ始める。

Netflix

評価

僭越ながら『アップスタート』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

★6

起承転結がハッキリしているインドらしい映画!

下手にホラー映画とか見るよりは、気持ちよく楽しめましたね。ホラー映画も好きですがw

ストーリーは非常に単純でして、どんどん進化していくアプリ業界を描きながらも、複雑さを感じさせないドラマになっています。

これがインド映画の良いところでして、誰にでも分かりやすい映画を作ることに関しては世界トップクラスなんじゃないかと。

インドは様々な言語が混在している国で、生活様式も多種多様です。そんな国だからこそ、言葉や文化の壁を越えて誰にでも理解できる映画が多いんですね。

現在はハリウッドを大きく越して、世界最大の映画大国になったインド。その中でも選りすぐりのものが日本に入ってくるので、大きく外れることはほとんどありません。

それはNetflixオリジナル映画だとしても同じでした!ミュージカルシーンがなかったのは残念ではありますが……。

 

ここから先は『アップスタート』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

友情モノ

この作品は三人の友情がメインで展開するヒューマンドラマです。

俺自身友達少ないから、こういう友情系の映画は響くんだよね。『きっと、うまくいく』も失踪した大学時代の友人を探す映画でしたし、好きな映画は友情がテーマとなっているのも多い。

 

アプリ開発をして一発当てようと計画していた三人。斬新なアイデアを出し続けるカビル、プログラマーのヤシュ、その二人をまとめるビナイ。親友同士である彼らは、仕事の傍ら集まってアプリの計画を練っていました。

そんなときにNGOとして仕事していたカビルは、注射器1つあれば助けられた命がインド中に溢れていることを知ります。その経験を基に医療品版Uberイーツのようなサービスを思いつくのです。

さっそく三人でアプリを開発し、出資者も見つけ事業は軌道に乗り始めます。しかし、赤字を隠したカビルの行動に不信感を抱いたヤシュとビナイが会社を辞めたことで、三人の人生は大きく変わっていく。

 

あらすじだけ見ればラストの予想は大体つきますねw 協力し合った三人が喧嘩別れをして、最後はまた仲良くなるって言う。インド映画だからバッドエンドになるとは思えませんし。

そう言った面では想像していた通りのレールに乗って進む映画ではあります。勧善懲悪の映画並みに分かりやすい。

例えば「どんでん返し」を謳った映画でラストの予想が付いてしまっては拍子抜けですが、この手のヒューマンドラマは過程が大事だと考えているので、マイナスポイントにはなりませんでした。

俺にはほとんど縁のない友情を描いている映画であって、三人の間に遠慮なんてない。結果は分かっていても、彼らを観ているだけで十分なのです。

俺も友人と会社起こして成功したい。いや、成功しなくてもいいから、何かを協力して成し遂げるということを体験したいよね。文化祭とか体育祭みたいに誰かにやらされる行事じゃなくてさ。自分たちで考えて、実現させたいのよ。

そのためには、まず友達作るところから始めなきゃ。コミュ障な俺にはそこが一番ハードル高いかも。

不満点

そんな感じで王道を行く友情モノであるんですけど、成功するまでの過程はトントン拍子過ぎるって!

アプリを開発して、ちょっとの間だけ皆から煙たがられるけど、システム変えてすぐに軌道に乗る。しかも出資者も見つかって、田舎から一気に都会にオフィスを立ち上げると。

ここら辺現実感ほとんどないんだよね。これまで3人でやっていたアプリに従業員何百人って……。システムやサービス関連で人がいるのでしょうが、あまりにも急成長すぎやしないかと。

アプリもウーバーグラブAirbnbのような、いわゆるシェアリングエコノミーでして、爆発力があるとは思えないかなと。

いくら医療品だからって、そこまで発展するようには見えないなと。途中から田舎から都会へと繋ぐサービスに変化しますが、物流が発達している日本にいるからか、現実感はイマイチ。

これはインドにいて、実際に問題と対峙していないと深く理解できない部分なのかもしれませんね。

 

まぁ、あとはミュージカルシーンがないくらいかなw

途中インドっぽい音楽がかかるシーンがあったんですけど、踊りだすまではしなかったよね。

俺の中では未だに、インド映画=ミュージカルってイメージですから。これ自体が古い考えなのかもしれんけど。

本作とミュージカルが合うかと言われれば、合わないんですがw 『きっと、うまくいく』にもミュージカルあったからさ。インド映画なら納得できちゃうんだよね。

不満というよりは、あって欲しかったって言う希望。時代が変わっても昔ながらのインド映画は残しておいて欲しいものです。

まとめ

無難に楽しめるヒューマンドラマでした!

意表を突くような展開や、サプライズ性は低いけど安定の面白さですね~。友情モノは刺さる。色んな意味で。

今後もネットフリックスオリジナルとして、インド映画増えてくると思うんですけど、やはりミュージカル……。

作るのも難しいだろうから、何とも言えないけど。

以上!!!

 

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