どーも、スルメ(@movie_surume)です。
マーク・ウォールバーグ×ピーター・バーグ監督の大作映画がNetflixにやってきました。
これ製作費いくらかけたんだとw ネット配信で良いんですか?ってレベルの映画なワケで。
いかにもアメリカ的なお金のかけ方ですね(←偏見)
ということで、今回は『スペンサー・コンフィデンシャル』のレビューです!
原作が存在していて、その名も「スペンサー・シリーズ」なる連作まで存在しているのだとか。
ごめんなさい。全然知らなかったですw
でも、原作者が亡くなってしまったので、エース・アトキンスが今でもシリーズを続けています。
本作はそのアトキンスが書いた「スペンサー・シリーズ」の1編を基に映画化しているようで。
映画以外にも知識の幅を広げなきゃですね。小説とかほとんど読まないからな~
※この記事はネタバレを含みます!
スペンサー・コンフィデンシャル
あらすじ
ボストン警察の警官2人が殺されたことを知り、元警官で前科持ちのスペンサーは格闘家志望のホークと組んで、事件の背後にうごめく陰謀を探り始める。
監督
メガホンを取ったのは『マイル22』のピーター・バーグ監督。
本作でも主演を務めているマーク・ウォールバーグとは度々タッグを組んでいまして。
『ローン・サバイバー』、『マイル22』、『パトリオット・デイ』などなど……。他にもあったっけな?
正直な話、私にはあまり合わないと言いますか、コレといってハマれる映画は無かったり。
キャスト
主演は『テッド』などに出演しているマーク・ウォールバーグ。もう説明の必要もないくらい、有名な俳優ですね。
最近はよくアクション映画で見かける気が。『トランスフォーマー』シリーズとかとか。
そんなウォールバーグの相方、ホークを演じるのは『アス』での好演が記憶に新しいウィンストン・デューク。
『ブラック・パンサー』にも出てたけど、やっぱ『アス』のお父さん役かなぁ。どちらも良い役であったことには変わりないんだけども。
共演はアラン・アーキン、リチャード・ポスト、マイケル・ガストンなどなど。
評価
僭越ながら『スペンサー・コンフィデンシャル』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
3
★★★☆☆☆☆☆☆☆
バッドボーイズになりきれないボーイズ
ウィル・スミスがここにいたら、「俺たちはもう”ボーイズ”って年齢じゃねぇぜ!」と言ってくれるでしょう。
黒人と白人のバディムービーって最近増えてきたよね。時代の影響かな。
同じような映画でも『リーサル・ウェポン』とかめっちゃ面白いのに、ハマれないのは何故だろう。
Netflixの大作アクション映画って意外とダメダメな作品が多い。自宅鑑賞が必須だから、ご飯中にでもサラッと観られる映画が好まれているのかもしれませんね。
ストーリーは定番中の定番。こういうのって映画館でポップコーン片手に観るのが、適していると思うのだが……。
昔アメリカ行ったときにアクション映画で拍手したり、大声で笑っていた記憶が。そういう環境で観たら面白かったのかもしれないよね。
ここから先は『スペンサー・コンフィデンシャル』のネタバレを含みます!
まだご覧になっていない方はご注意を!!
感想(ネタバレ)
マーク・ウォールバーグについて
たぶんこのブログでマーク・ウォールバーグ出演作について書くのは初めてだと思う。
だから一応書いておきたいんだけども、個人的にウォールバーグってニガテな俳優のひとりでして。こんなこと書くとファンに批判されるかもだけど、ちゃんと理由もあるので。
というのも、彼って青年時代に殺人未遂で捕まっているんですよね。しかもアジア人を襲撃して、人種差別的暴言を吐くという胸糞悪さ。
その他にもドラッグとか暴力とか、俳優になる前はいろいろあったらしく。その事実を知ってから、彼を見る目は変わったよね。
私の中ではドラッグならば個人の問題だから……と思っているのですが(印象は変わるけど)、暴力と人種差別については論外。
とはいっても現在は皆さん知ってのように更生し、映画業界に貢献。チャリティーにも力を入れて、子供もいます。
それを踏まえるとね。完全に嫌いには絶対なれないんで、”ニガテ”という表現で。そもそも出演作にイマイチ好きな映画がないな~ということもある。
微妙すぎるキャラたち
では『スペンサー・コンフィデンシャル』の話に戻ります。
本作でウォールバーグが演じているのは上司を殴った罪で収監された元警察官。やんちゃな役どころですね~
そのせいか他の警察官からも恨まれて、刑務所では受刑者から恨まれるという、冒頭から悲惨な目に遭っていますw もちろん物語の主人公ですから、彼自身は腐敗している警察上層部を殴っただけ。正義感は人一倍あるキャラクターです。
そんな彼がきな臭い事件のニオイを嗅ぎつけ、ルームメイトのホークと共に事件の捜査に乗り出すと。
今回の相棒になるホークは過去に刑務所に収監されていながらも、今はボクサーを目指す意外と真面目な男。
これウィンストン・デュークの良さ完全に潰してると思うんだよな~ 結局最後までキャラが定まっていない感じはありますし。
『ブラック・パンサー』だと主人公のライバルでありながら、最後は協力関係になるという超オイシイ役どころだったし。
『アス』ではホラーな雰囲気をちょっぴり和ませてくれる、ボケ担当だったりもする。
どちらの映画も登場シーンからなんとなく”キャラの良さ”というのを感じられたんだけど、今作ではそれが皆無。せっかく相棒にデュークがいるのに本当にもったいないよ。
唯一好きだったのは、車のナンバーを暗記していたシーンですかね。その辺から頭脳明晰キャラかと思いきや、小ボケた雰囲気も出してくるというw
ストーリー
こういった「腐った既得権益をぶっ壊す!」系の映画って流行りなんですかね?ヒーローを作りたいのならば、至ってシンプルだとも思うけど。
アメリカの人たちはこういうのを観て愛国心が刺激されたりするのかな~と勝手に妄想。アメリカ大好きだし、何度も行ってるけど日本人の私には分からないな。
それにしてもストーリーが単純すぎやしませんかね?キチンと犯人がいて、事件を解決するストーリーならば、もっと物語を練って欲しい。これではただ向かってくる敵を倒しているだけだよね。力技で。
ストーリーよりもアクションに重きを置くのならば、もっとアクションも頑張るべきだったと思うし。
観ていて楽しい映画を作りたかったのだろうけど、結果は観ているだけでは楽しくない映画なんだ。これ。
ストーリー頑張らなきゃよぉ。あとキャラクターが微妙に定まっていないのが、バディムービーとしてはダメダメすぎる。
スペンサーも手が早いキャラなのかと思いきや、意外と我慢強かったり。そこはホークと一回くらいバトって欲しかった。
アクション面で好きだったのは、ラストで「刑務所に入る前に稽古つけてやる!」って格闘シーンかな。『メタルギア』かよ!!っつってねw
手に持ってる武器を捨てて、「男なら素手で来い!」みたいなシーンはアクション関係なく好き。
ちょっと気になって批評サイト見たら、案の定腐ってましたねw オーディエンススコアが腐ってるってあまり見たことない気がするよ。
まとめ
Netflixのアクションって毎度期待して観るんですけどね。どれもイマイチなことが多くて。
意外とホラーとか良作が多いと思う。あまり配信されることはないけどね。
以上!!!
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