Netflix映画『リッチな僕が恋したら』ネタバレ感想 身分違いの恋愛ってベタだよね

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

今回はNetflixで配信されている

『リッチな僕が恋したら』

について書いていこうと思います!

 

「身分違いの恋愛を題材にした映画」と言えば何が思い浮かぶでしょうか?

ほとんどの方は『ローマの休日』が最初に浮かんで、次に『アラジン』とか『きみに読む物語』とかですかね。

最近ならば『かぐや様は告らせたい』とかも身分違いの恋に当てはまるはず。というか「身分違い」という部分をかなり上手に扱った作品な気がするよ。実写映画には不満がありましたけれども。

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前置きはこの辺にしてレビューに参ります!

 

※この記事はネタバレを含みます!




 

リッチな僕が恋したら

あらすじ

大富豪の御曹司テトは、しっかり者のパウラに一目ぼれ。身分を隠して彼女に近づき、貧困育ちだと偽ったことから、次々とウソを重ねるハメに…。

Netflix

 

 

評価

僭越ながら『リッチな僕が恋したら』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

6
★★★★★★☆☆☆☆

 

ベタな展開が受け入れられる人には楽しめるハズ

「こんなベタな映画がまだ生まれるのか~」と思いまして。身分違いの恋愛という要素以外にも、入れ替わりコメディの要素も込められていまして、入り込みやすい作品に仕上がっていたんじゃないかなと。

ただ「そんな展開観飽きたよ」って人も多いと思うんですよ。特に映画やドラマを日常的に観る人にとっては既視感すら抱くようなストーリーかもしれません。

確かに映画のあらすじを読むだけで大まかなストーリーは予想できますし、実際に観客を裏切るような展開は存在していない。そういった意味では新鮮さに欠ける作品だったように思えます。

あと主人公がお金持ちの上に、普通に有能っていうのがねw そりゃ映画の主人公にもなるわってくらい何でも持ち合わせている男なんで、若干の苛立ちすら覚えたのも事実ですけれども。

 

そしてこの手の映画には重要なヒロイン。医師を目指す研修生なんですけど、職場でのセクハラを我慢しながら「このままで良いのか」と自問している。

演じた女優さんも美人で気の強そうな性格も本作の雰囲気にマッチしていましたが、もう少し彼女の職場にスポットを当てても良かったのかなと

。結局は上司に悩むって部分では主人公とも共通していたのに、相手がセクハラおやじで終わってしまったのが残念。

 

ここから先は『リッチな僕が恋したら』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

 




 

感想(ネタバレ)

トマト王子

リオデジャネイロから少し離れた田舎にあるトマト農家。そこでは大量のトマトを栽培しており、田舎の中ではトップクラスの金持ちです。そこの御曹司のボンボン、テトが本作の主人公。

彼は毎日のように女をとっかえひっかえ、パーティー三昧と『ウルフ・オブ・ウォールストリート』さながらの豪遊生活を送っています。ジョーダン・ベルフォードと異なる点は、テトが一切努力をしていないということ。

ただ一家が築いた財産で生きてきて、彼に近づく女性もお金目当てばかり。そんな時に恋をしたのがリオデジャネイロで研修医をしているパウラーです。

彼女は田舎では有名なテトを知らず、彼を父の命令に従って生きてきた農夫の子供だと勘違いするのです。そこでテトは彼女の本心を知るため、富豪ではなく貧困育ちだと嘘をつき、彼女に近づいていきます。

 

『アラジン』の冒頭でもジャスミンは立場を偽ってアラジンと会話していましたね。本作は性別は逆ですが、そのまま偽り続けるってストーリーでしょうか。

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本作の面白さは偽っている中でボロが出そうになり、それを回避するドタバタ劇あります。途中から彼女の気を引くためにリオデジャネイロに出てきて、父の会社の研修を受けるんですよ。

でも彼はコピー機の使い方も知らなければ、コーヒーも入れられない。まさに世間知らずなワケで。研修には10人参加しているんだけど、そこからトマト会社に就職できるのはたった一人だけ。

普通ならば親のコネというか、大富豪に気を遣って「息子さんは優秀です」ってことになるんだけどね。それを防ごうとするのが次のくだりです。

 




 

使用人と入れ替わり

テトには弟のように仲良くしている使用人がいるんですが、会社の研修に紛れるため二人は自らの名前を交換するのです。つまりしっかり者の使用人がテトとなり、テト自身は親のコネを使わずに研修に打ち込めるということになりまして。

世間知らずのテトとは裏腹に、幼い頃から仕事をしてきた使用人は評価されていくのですが、タダでは終わらないのがテト。以前首にされた有能女性社員を頼って「自分を社員にさせたら車をプレゼントする」と教えを乞います。

そこから恋愛要素は少なめに、御曹司のフリをする使用人とハンデを抱えながらも努力するテトがメインになっていきます。

 

正直個の流れいるかな~とは思ったんですがw だって社員たちを騙さなくても、テトの権力だったら研修しているフリだってできたはず。

でも、この入れ替わり自体が映画の軸となっていくんで外すことはできない要素ですよね。テト自身も父の顔色を窺わず、自分そのものを評価してもらいたいと思ったはずですし。

ただ、この研修チームを率いるリーダー社員がなかなか嫌な奴でして。何故かテト(偽物)をベッドに誘い、好きな人がいるはずだった使用人もそれを受け入れてしまうという展開に。

そしてこの二人ラストには結婚するんですよw いや、お前らの間に何があったのかと。これまでは「金持ちが集うパーティに招待しろ」的なこと言っていたリーダーが、「身分は関係なくあなたが好き」ってちょっとなぁ。

ヒロインの病院の上司は終始ワルモノ扱いだったのに、コイツはOKなのかと。そこは最後まで嫌な奴に徹して欲しかったけど、使用人くんが受け入れちゃったからさ。彼女の意見もあって最後の事業成功へと続いたのでしょうが……。

 

他にも書きたいことやツッコミどころはあるけれども、深く考えると第一印象が大きく変わりそうなんで、この辺で!

 

 

まとめ

私にとっては久しぶりのブラジル映画でしたね。

一応ちょっと前に観た『アド・アストラ』もブラジルが製作国ひとつに入ってはいるんだけど、単独でクレジットされているのはかなり久しぶり。

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下手したら『シティ・オブ・ゴッド』以来かもしれないぞ。南米の映画にも力を入れて観ていきたいなと思った次第でありあます。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

以上!!!

 

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