映画『プレデター ザ・プレイ』評価と感想(ネタバレ) 問答無用でシリーズ最高傑作

スルメ
どーも、スルメです

ということで、『プレデター ザ・プレイ』のお話です。

一応シリーズは全部観てますが、プレデターのことはよくわかりません。

僕がわからないということは、世界の人々もよくわかっていないのだと、勝手に思いこむことにします。

前作『ザ・プレデター』は特にわかりませんでした。「面白さが」です。

ただ、今回は海外の評価も上々なようで、世界の人々と同じように、期待を持って挑んでみます。

 

※この記事には『プレデター』シリーズのネタバレが含まれます

 

プレデター ザ・プレイ

評価

ストーリー★★★☆☆ 3/5
キャスト★★★☆☆ 3/5
演出★★★★★ 5/5
映像★★★★★ 5/5

総合評価 ★ 7/10

 

「シリーズ1位は決まったね」


シリーズとの関連性は薄いです。もともと『プレデター』シリーズは、それぞれの独立感が強く、単体でも楽しめる映画でしたが、今回はその最たるものといえます。

でも、抜群に面白いです。高校時代、『プレデター』1作目を観たときの緊張感が蘇りました。これは歓喜すべきです。

僕の中で特にポイントが高かったのは、この映画が“懐かしい”続編にならなかった点。

この映画が評価される理由は、おそらくここにあるのでしょう。

正直、劇場公開されないのはもったいないです。静かで、音響設備の整った空間で観るべき作品でした。

 

※以下、『プレデター ザ・プレイ』のネタバレを含みます

 

ネタバレ感想

少女はプレデターと出会う

今回の舞台は1作目よりずっと前の時代のアメリカです。つまり、『プレデター』シリーズの時系列では、1番昔の作品となります。人類とプレデターの出会いを描いていますが、当然『E.T.』や『未知との遭遇』ほど慎ましいファーストコンタクトではありません。時には狩り、時には狩られ、人類と異星人の命の削り合いを描いていきます。

主人公は周囲からハンターと認められることに必死な、コマンチ族の若き少女・ナル。彼女は狩りの腕だけでなく、薬草学の知識も持ち合わせています。ところが、部族は完全なる男社会です。「男は外で働き、女は家を守る」を地でいくような、(当時としては当たり前だけど)人々であるため、ハンターのナルは軽く見られがちでした。

そんなある日、ナルたちの住む森にプレデターが来襲。招かれざる客ですが、森は来るもの拒まずの場所ですので、狩り場が荒らされていきます。コマンチ族はプレデターと戦おうとするものの、異星人の科学力の前では打つ手なし。次々と部族の男たちがやられていく中、ナルだけは狩人の精神を忘れず、「逆にプレデターを狩ってやる」とシュワちゃん以上に激しい炎を燃え上がらせ、プレデターと立ち向かいます。

大体のストーリーはこんな感じです。非常にシンプルです。無駄なものは極力そぎ落とされています。当然、恋愛要素などは皆無です。

如何にして相手を狩るか

シンプルですが、『プレデター』の根源ともいえるテーマをこれでもかと描き倒した、いさぎよい作品です。

「これでいいんだよなぁ」

 

観客の求めるものを理解し、作品にするまで35年かかりました。

途中、なぜかエイリアンと戦ったり、プレデター同士で争ったりと、不思議な展開があったものの、観客の(少なくとも僕の)求めていた『プレデター』は1作目の強化版だったのです。

しかも、1作目を懐かしく思い返すような、懐古厨を喜ばせる映画ではありません。本当の意味での正当進化。すなわち、現代版『プレデター』が観たかった。

今の時代の『プレデター』

『スター・ウォーズ フォース覚醒』以降、数十年前の作品を現代に蘇らせる映画が増えてきました。たとえば『ハロウィン』や『ジュラシック・ワールド』は、過去作のキャストが復帰。DCもマイケル・キートンをバットマン役に再雇用するなど、終了したはずのシリーズを復活させる作品が増えてきました。

そんな昨今のブームから一切影響を受けず、『プレデター ザ・プレイ』は1作目をアップデートしつつも、新作として十分楽しめる映画に仕上げています。

舞台が密林であること、プレデターとのファーストコンタクトを描いている点は1作目と同様です。しかし、今作の主人公は素手でプレデターと渡り合えそうなマッチョな男ではなく、知力と技術でプレデターを追いつめていく若き女性ハンターです。

さらに、ネイティブアメリカンの部族である“コマンチ族”にスポット当てることで、よりサバイバル映画としての面白さが際立っています。もちろん、ハンターという男社会で生きるナルの立場に関しても、現代の映画らしい部分といえるでしょう。

そして、多くの人がツッコむであろうポイントが、

別にプレデターじゃなくてよくね?

正直、敵がプレデターである必要ないです。最悪、超強い宇宙人とか、未来からやってきたロボットでも問題ないです。

今作は意図的にプレデターのキャラクターとしての個性を排していると思います。この映画の面白さや目指すところは、プレデターのキャラクターよりも、彼との戦いです。これは明らかに1作目を意識してのことでしょう。

先進的な文明の星からやってきた野蛮人に対し、人間はどう対処していくのか。

本作はもう1度その問題に取り組み、抜群のエンタメ作になってしまった映画です。

だから原題が『Prey(獲物)』だけなのでしょう。タイトルのどこにもプレデターの要素はありません。

 

そうなると邦題です。『プレデター』はいりません。『ザ・プレイ』のみで、先入観なく観てもらう方が、作者の意図に合っていると僕は思うのです。

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最後に

続編は果たしてどうなるのでしょうか。

さすがにシリーズを終わらせないでしょうから、ふたたびナルを主人公にして、プレデターと戦わせるのか……。

でも、今はしばらく『ザ・プレイ』の余韻に浸っていましょう。

 

以上。