映画『ペット2』ネタバレ感想と評価 マックスは子供向けから抜けだせず

※当ブログは私の個人的な好みにより「映画まとめエイト」から「今日も映画ですか?」に名前を変更致しました。

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

『ミニオンズ』をヒットさせたり、『シング』が思いのほか傑作だったりと、今めっちゃ勢いのあるイルミネーション

去年の終わりくらいにやった『グリンチ』もイルミネーションだし、来年にはミニオンズ2があるしでこの勢いはいつ止まるのでしょう?

3Ⅾアニメを作るスタジオなら「ピクサー、ドリームワークス、イルミネーション」を3本柱的に捉えてもいいのかもしれません。

 

私としては続編ではなく新規のシリーズを観たいんですが、今回は3年ほど前に公開された『ペット』の続編のレビューになります。

現実だと犬もネコもウサギも嫌いなんだけど、アニメでデフォルメされると可愛いんだよね~。

白目が強調されることで心を宿したように感じるのは人間だから?ミッキーにも白目あるとないではかなり印象違いますし。

白目って大事なんだな~と当たり前のことを再確認したところで、レビューに参ります!

ペット2

あらすじ

優しい飼い主のケイティと一緒に暮らしている犬のマックスとデューク。

皆で散歩中に偶然出会ったチャックに心ひかれたケイティはすぐに結婚。リアムと名付けられたカワイイ子供が生まれる。

子供嫌いのマックスは環境の変化に戸惑ったが次第にリアムとの距離を縮めていき、いつしか本当の親子のような関係に。しかし、マックスは過保護のあまり育児ストレスで動物病院に連れていかれ、首にカラーをつけられてしまう。

そんなある日。一家はマックス達を連れて農場への小旅行に出かけることになるのだが…。

キャスト

前作で主人公・マックスの声を演じていたルイ・C・Kがセクハラ問題で降板したため、今回からは『ザ・サークル』のパットン・オズワルトが担当。

日本語吹き替えだと前作に引き続きバナナマンの二人がそれぞれマックスとデュークを演じていますね。私は字幕で観たのでお二人の声を聞いていませんが・・・。

そしてヒーローに目覚めたらしいウサギのスノーボール役に『ジュマンジ』のケヴィン・ハートが、マックスのガールフレンドのポメラニアン・ギジェット役に『ズートピア』のジェニー・スレイが演じています。

 

中でも本作で声優初挑戦となったハリソン・フォードには大注目!

『スターウォーズ』のハン・ソロや『インディージョーンズ』で有名な彼が、農場で出会う渋い猟犬・ルースター役として声を当てているんです。

『スターウォーズ』関連で声優やってるもんだと思ってましたが、今回が初なのですね。意外です。

評価

僭越ながら『ペット2』の満足度を★10段階で表すと・・・

 

★4

当ブログの採点基準について

 

簡単に言うと「お子様向け」。

『ペット2』は大人が観ても楽しいでしょう。私もカワイイキャラクター(特にスノーボールが)に目が惹かれて、目に映るものは楽しいと感じました。

しかし、作品の中身を考えてみると、お世辞にも良く出来た作品とは言えないって言うのが正直な感想です。

 

物語は非常に単純で、前作同様マックスが旅をして成長するって話なんですよ。大まかに見ればね。

でも、そこに自身を投影したり感情移入したりはできない。カワイイ動物たちが頑張っているバラエティー番組を観ている気分に近いかな。

ネコが机の上から一生懸命何かを取ろうとしていたり、大型犬がこたつを片付けるのに抵抗したりとかみたいな、動物が持つ健気さは十分に表現していたと思います。

 

そう言えば、アメリカでも日本でも『トイ・ストーリー4』と上映期間が被るんですよね。

3Ⅾアニメ界の絶対的王者と言っても過言ではない『トイ・ストーリー』にぶつけてくるなんて…(笑)

前作を観た感じ『トイ・ストーリー』第一作目と共通点が結構ある気がしたんで、続編でも意識されてるのかと思ったら、全然違う作品になってました(笑)

『ペット2』も『トイ・ストーリー』を知らない世代の人たちにはウケるのかなぁ。

 

ここから先は『ペット2』に関するネタバレを含みます!!

まだ作品をご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

キャラクターたち

前作から引き続き登場しているウサギのスノーボール

コイツ前から可愛かったけど、今作はスーパーヒーローに憧れているって設定が加わってさらに可愛さパワーアップ!

前作では元ペット団を率いてワルモノ役に徹していた彼も、子供に可愛がられてすっかりペットの仲間入り。スーパーマンのテーマまで流して「ヒーローごっこ」しちゃうから、余計にカワイイんだなこれが!

助けを求めに来たデイジーにつられてホワイトタイガーを助けに行くけど、そこまで強くない(笑)

ヒーローじゃないってバレてるのに、頑なにヒーローを演じちゃったりして。

その他にもツンデレネコのクロエとか、子犬たちを育てるポップス、そして健気に頑張るギジェットなど濃いキャラクターたちが。

どれもキュートだから、動物嫌いな私でも自然とペットたちの世界に入りこめます。

 

ただ、キャラクターに関して言うと今回の新キャラである猟犬のルースターと、サーカスで虐待されているホワイトタイガーのフー。この二体だけはどうも受け入れられん。

ルースターはせっかくハリソン・フォードが演じてるシリーズには珍しい渋いキャラなのに、活かしきれていません。マックスを成長させるためのキーパーソンなんだけど、二人の間にそこまで強い絆を感じない。

 

キツネを追い払い、口でマックスを諭し、羊を助けさせる。彼のやったことはそれだけ。

単純すぎるだろマックス!!それこそテレビのヒーロー番組に影響されるスノーボール並みだぞ!

「子供向き」と書いたのは、この浅すぎる成長ドラマを堂々と描いてしまっているから。前作のようなスリルある冒険でもない、ただの旅行で克服できるのかとツッコみたくなるよね。

 

動物たちの動きと性格

それで何が凄いって、動物それぞれの動きとか習性をキッチリ描いていること。アニメーターたちはどれだけ動物を観察してきたんだろうって思うんですよね。

『ズートピア』とか『シング』を観た時もそうだけど動物の習性によって性格をつけたり、それが行動の理由付けになっていたりする。

それがどれも納得できるものばかりでして「コイツこんな性格してないだろ(笑)」って言うのはほとんどない。

 

例えば、猫はツンデレと恐ろしいイメージで描かれていたり、ポメラニアンはドジっ子。猟犬はぶっきらぼうだけど優しい。サルは人間に忠実でずる賢い。パグはおバカさん。

って感じで、それぞれの動物としてのイメージに合ったキャラ設定がされているんです!

そこから話を広げていって、ここまで大きなストーリーにしていくって凄いことだなと。普段から動物たちの行動をよーーーく観察していないと作れないアニメですよね。

アニメって現実にあるものを映し出すだけじゃなくて、そこにアニメーターの脚色とかイマジネーションを加えて出来るもの。だから「犬って現実じゃ違うけど、たぶんこんな感じだよね?」って説得力が非常に大事なワケで。

この手のアニメはそこをクリアしているかどうかが第一条件だと考えているし、たぶんこれがダメなら子供でも楽しめない。

その点アニメーターたちの観察力がガンガン伝わってくる『ペット2』は良く出来たアニメーションだなと。

 

群像劇

本作は大部分がペットたちの群像劇として展開していきます。

マックスとデュークの農場旅行、ギジェットのおもちゃ奪還ミッション、キャプテン・スノーボールVSサーカスの3つ。

それぞれの物語が同時期に進行し、場面が移り変わることで3つのストーリーを進行させていくんですが、これが映画自体のまとまりのなさに繋がっているような気が…。

 

群像劇映画は私の大好きなジャンルの一つでして、アメリカのテレビドラマではこの手法が使われることが多いですね。

最近だと『ストレンジャー・シングス』とか『ゲーム・オブ・スローンズ』など、群像劇は登場人物が多くなりがちなテレビドラマ向きだと思います。

確かに『ペット2』は魅力的なキャラクターがたくさんいて、彼ら各々に見せ場を作りたい、観たい気持ちはわかる。ならばせめて2つに絞るか、マックス達の物語以外のボリュームをもっと減らすべきだったんじゃないか?

90分もない作品で各ストーリーがそれなりのボリュームを持ってるから、無理無理詰め込んだ感じがしてしまうのでしょう。

スノーボールもギジェットもカワイイんだけど、マックス&デュークとルースターのお話をもう少し増やしてあげた方が良かったかも。今回デュークとかほぼ空気だったしね。仲良くなったならもう少し使ってあげて…。

まとめ

アニメーションは良かったけど、どちらかと言えば不満が残る作品でした。

やっぱりマックスが成長した理由も、どれだけ成長したのかも描ききれてない。育児疲れは治ったんだろうけどさ。幼稚園に入ったなら大変なのはこれからじゃね?

 

そしてハリソン・フォードの初アニメキャラがルースターで良かったのかと(笑)

これなら大人しくアニメ版のソロとかインディーをやっていた方がまだ良かった気がする。ハリソン・フォードがダメってことじゃなくて、彼を使う必要あったのかって感じですね。

この先彼の声をアニメ映画で聞ける日が来るのでしょうか…?

以上!!!

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ABOUTこの記事をかいた人

90年代生まれ。最近フリーランスを始めたばかりの映画フリーク。 映画鑑賞が好きな人も、そうでない人も楽しめる文章を心掛けて執筆中。 お仕事のご依頼はお問い合わせフォームまでお願いします。