Netflix映画『ザ・ランドロマット パナマ文書流出』ネタバレ感想 映画化するの早くない?

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

メリル・ストリープゲイリー・オールドマンの共演作。しかも監督は『オーシャンズ』のスティーブン・ソダーバーグ

これが劇場公開ではなく、Netflixオリジナル映画ですからね?マジでアカデミー賞に絡んできそうな作品だから、驚きです。

去年の『ROMA』だったり、今年の『アイリッシュマン』だったり完全にアカデミー賞狙いにいってますよね。Netflix。

アカデミー賞受賞すれば最高の宣伝になりますし、Netflixのコンテンツも充実するなら、俺としても嬉しいことこの上ないんだけど。

それでもスピルバーグ監督のように批判する人がいるのも事実なんですが。まぁ映画は劇場で体験するのがって言うのは納得できます。

 

映画に話を戻しますと、今作『ザ・ランドロット パナマ文書流出』はそのタイトル通り、2015年に流出した「パナマ文書」を描いた映画です!スゲェ最近w

4年前の出来事がもう映画になるんですね。「パナマ文書」に関してはほとんど知らなかったので、鑑賞前にある程度勉強してから臨みました!

では、レビューに参りましょう!

 

※この記事はネタバレを含みます!

ザ・ランドロマット パナマ文書流出

あらすじ

保険詐欺の被害に遭った未亡人が、独自の調査を続ける中で知ったのは、世界各国の大富豪の資産隠しに手を貸している2人のうさん臭いパナマ在住弁護士の存在。

Netflix

監督

メガホンを取ったのはスティーブン・ソダーバーグ監督。

『エリン・ブロコビッチ』『トラフィック』で監督賞にダブルノミネート(『トラフィック』は受賞)するという偉業を成し遂げた方です。監督作が年2本公開されるのは良くありますが、二つともノミネートって。

俺が最後に観たのは2017年の『ローガン・ラッキー』かな。クライムサスペンスはやっぱり面白いよね。

キャスト

主演を務めたのはアカデミー賞に19回ノミネート経験のある大女優メリル・ストリープ。19回というのは歴代最多の数らしいっす。さすがですね。

『マンマミーア』続編で痛いほど分かったんだけど、スクリーンに映るだけで存在感がハンパじゃない。本当に生きている中ではトップの女優なんじゃないかと。

そして共演は『ハリーポッター』シリウス・ブラックでおなじみゲイリー・オールドマン。彼も高い演技力を誇る役者で、Netflix映画でストリープと共演するなんて少し前じゃ信じられなかったよ。

俺は『レオン』のノーマン・スタイスフィールド役が好きだけど、本人は悪役やるの好きじゃなかったらしい。あのイッちゃった目が他の俳優じゃ出せないと思うんですが。

その他のキャストはアントニオ・バンデラスシャロン・ストーンアレックス・ペティファーなどなど。

評価

僭越ながら『ザ・ランドロマット パナマ文書流出』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

★5

ハリウッドの製作スピードの速さハンパない

これ基になった事件、パナマ文書流出なんですが、実際に起きたのって2016年の4月なんですよね。

映画化を発表したのはその年の7月なようで、あまりの早さに驚きですw 事件が起きて3か月で「映画化決定!」ですから。

それほど世間にインパクトを与えた事件なんでしょう。伝えたかったメッセージもたぶん山ほどあったはず。メリル・ストリープなんて特に。

ゲイリー・オールドマンアントニオ・バンデラスは『世にも奇妙な物語』におけるタモリさんみたいな立ち位置(案内人)であり、映画の主要な登場人物でもあります。

この二人が案内人である時は映画の魅力に触れたような気がしたのですが、それによって起きた事件のパートはイマイチかなと。

一応パナマ文書に関しては調べていたのですが、中国のパートなんかはどこで繋がりがあったのか、俺の脳ミソでは理解できませんでした。

 

えー、似ている映画を挙げるとすればアダム・マッケイ『マネーショート』かな。

リーマンショックについて描いた実話なんだけど、本作もそれに近いモノを感じますね。経済用語がたくさん出てくるところとか。

もっと経済について学んでいれば、この映画も『マネーショート』も楽しめたのかもしれません。

 

ここから先は『ザ・ランドロマット』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

タイトルの意味

まずはタイトルについて。「ランドロマット」の部分ね。

この意味はそのまま「コインランドリー」です。あのお金を入れて洗濯できるところね。アメリカにもホテルとかに設置されていることがありまして、場所によってはコインランドリーなのにクレジットカードが使えたりする。カード使えないところは、日本と同じく小銭で支払うんですが。ちなみに「コインランドリー」とアメリカで発音しても通じない場合があるらしいっス。

なぜこの映画のタイトルが「コインランドリー」なのかと言いますと、劇中で登場する「モサック・フォンセカ」がマネーロンダリングとしても使われていたから。たぶん。

まるで「コインランドリー」のようにお金を洗っては流す。他にも意味があるのかもですが、そのままモサック・フォンセカを表しているのは間違いない。

 

で、重要になってくるパナマ文書はモサック・フォンセカが持っている機密文書のこと。

中にはタックスヘイブンに関係する人物や会社の名前が記されていました。富豪や政治家、セレブ達が税金から逃れるために税金の安い国や場所(タックスヘイブン)に資金を移していたんですね。

劇中でも語られるように、それは法律の穴を抜けているらしく違法ではありません。しかし、一般の人が払っている税金を富豪たちが払わないのはどうなのだろうかと。

犯罪ではないけれど、その行動によって被害に遭う人々がいる。この映画の主人公もその内の一人でして、夫が船の事故で亡くなったのに責任を取る人間がいない事態に陥ってしまいます。

原因を作った二人の男と、それに影響されていく人たちを描いた作品が『ザ・ランドロマット』なのです。

 

2つのエピソード

途中に挟まれる黒人家庭中国人のエピソード。どちらもパナマ文書に関係のあるストーリーが展開されるのですが、ストリープを差し置いて挟む必要があったのかと。

黒人家庭の方は親友とデキてしまっていた父親に嫌悪感を抱く娘と、彼女の感情を金で買おうとするゲスな父親が登場します。

コメディ面で言えばこのエピソードは笑える。まさか夫の浮気相手とは思わず、母親が娘の親友を呼び出してしまう件と、それに対する父親の反応。

 

中国人のエピソードでは人民大会堂が登場。これハリウッド映画どころか、これまで映画の中に登場したの始めてみたかも。これは人民大会堂であってるんだよね?

中国では現在でもNetflixが利用できないんで、内地にいる方々はこの映像を見られない事になります。中国国内だとグーグルやTwitter、YouTubeまで観られませんからね。

どうやってセット組んだんだと疑問に感じるくらいの出来なのに残念です。

 

と、まぁ何とも言えないエピソードが並んだんですが、この間メリル・ストリープはほぼ登場しない。彼女のエピソードを忘れるには十分すぎる時間があるんです。

もっとメリル・ストリープのストーリーにスポットを当てて欲しかった。あっちこっち舞台やストーリーが移るのが悪い方向に働いている気がします。

メリル・ストリープの演技

本作でメリル・ストリープは夫を船舶事故で失った未亡人を演じています。

さすがメリル・ストリープだなと思ったのはラストのシーン。完全にネタバレになってしまうのですが、メリル・ストリープの良いシーンがあるんですよ最後に。

まるで自由の女神か、コロンビアピクチャーズの女神のようなストリープのポーズで締めくくられる。このラストだけで一気に今作が好きになってしまうような気がしたんですね。

正直とても面白いと一言で言えないような映画だった訳ですが、ラストの印象が物凄く良い。それもメリル・ストリープという大女優のおかげなんですが。

改めて彼女の演技力と演じられる役の幅広さが分かりましたね~。今さらって感じなんだけど、ここにきてメリル・ストリープの凄さを感じているんだよな。アカデミー賞最多ノミネートも納得ですわ。

 

そしてゲイリー・オールドマン『チャーチル』の時ほど輝いてはいないように見えましたが、安定感は抜群。案内人としてもちょこちょこ登場するので、最後まで飽きることがなかったのは彼らの登場シーンがあったから。

演じているのは後に逮捕される弁護士なのですがw メリル・ストリープとの絡みももう少し…と欲張ってしまいたいところではありますね。

 

まとめ

パナマ文書のことを詳しく知らなくても楽しめるとは思う。

けれども、知っていれば印象が変わるんじゃないかな。俺も良く知らなかったし、たぶん今でも良く分かっていないw

とにかくハリウッドは仕事が早いなと思いました。何度も言うけど映画にするには早くないっすかw

以上!!!

 

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