『おとなの事情 スマホをのぞいたら』感想 スマホを見せてはいけません

どーも、スルメです。

今回は2021年初の映画鑑賞となった

『おとなの事情 スマホをのぞいたら』

の感想を書いていきます!

 

本作はイタリアで大ヒットした映画のリメイクなわけですが、オリジナル版は世界各国でリメイクされておりまして。

韓国・ロシア・中国・トルコ・スペイン・ギリシャ……ほかにもさまざまな国でリメイクされていますね。

一応オリジナル版は鑑賞していまして、まぁ世界中でウケるネタなんじゃないかなと。

本作は親友同士でスマホを見せ合うってストーリーで、プライベート情報の詰まったスマホがどれだけ人間関係を壊していくか…が描かれています。

皆さんのスマホは大丈夫でしょうか?浮気とかしてたら、一発でばれちゃいますからねw

一方の僕はLINEも1日数件しかこないし、スマホには見られて困る情報は入っていません!検索履歴見られても、そんなに恥ずかしくはないかな。進んで見せたくはないのですが。

 

えー、そんなわけで、映画レビューのほうに参ります!

 

※この記事はネタバレを含みます

 

おとなの事情 スマホをのぞいたら

監督は約25年ぶりの映画作品となる光野道夫。テレビドラマを監督していた方なのですが、久しぶりに映画界に戻ってきたようで。

主演はこれまた10年ぶりの映画主演となる東山紀之さん。そのほかにも木南晴夏、田口浩正、常盤貴子などなどが出演しています。

序盤のあらすじ

とあるカフェに集まった3組の夫婦と1人の独身男。彼らはある事情から仲良くなったのですが、メンバーの一人が「夫婦に嘘はあるのか?」と質問をし始めます。

各々の夫婦が「大なり小なりあるけど、やましいことはない」的な発言をするんですが、「じゃあ、スマホを見せ合ってもいいですよね?」と強気な提案。

メンバーには微妙な雰囲気が流れるのですが、「ここで出さなかったらやましいことがあるみたい」とスマホを晒さなければならない空気になっちゃいます。

で、メンバー全員がスマホをテーブルに出して、来たメール・LINEは公開、電話はスピーカーで話すなど、プライベートを丸裸にし始めるのでした。

おとなの事情の感想

オリジナル版と比較して

オリジナル版ではスマホにかかってくる電話やメールで、疑心暗鬼に陥っていくメンバーたちを描いているのですが、大まかなストーリーはほとんど同じ。

ただ、日本版はかなりコメディ寄りになっている印象ですかね。そして超わざとらしく感動に持っていこうとする、製作者の意図が見え見えの作品になっておりましたw

もう上の画像見ていただければ分かると思いますが、リアクションがオーバーすぎるんですよね。

「え、え~!!

みたいな、「突然声デカすぎるわ!」って感じで。路線的には過剰な演技をさせて、ちょっと舞台っぽくしたかったのかな?本作の空気にはイマイチ合わない気がしますけどもね。

あとは序盤から指輪をキラーンと光らせたりとか、登場人物の名前をLINE風に紹介したりとか、謎のダサダサ演出。オリジナルがどうこうよりも、シンプルにだせぇなと。

 

そのほかにも全体的に観客に親切で、伏線をフラッシュバックさせたりとか、オリジナル版では(ほとんどの人が察したけど)触れられなかった展開に、ド直球にツッコむとか…。

どちらも正直やってほしくなかったことですよね。後者はオリジナル版を深堀したって感じなんですが、フラッシュバックは勘弁してほしいわ。

テレビドラマなら途中から観る人もいるけど、これ映画だからさ。数分前の出来事って忘れないと思うんだよね。

ラストも「人間関係壊すからスマホには触れないでおこうね」って教訓があったオリジナル版でしたが、本作では「人間関係壊れても俺たち仲いいからイケる!!」って謎の少年漫画感w

それが一番理想なんだけど、あんだけごちゃごちゃしたら、もう友情は無理。僕だったら「スマホ見せ合いましょう」って提案してきた時点で、縁を切るか考えるけどもねw

 

唯一よかった変更点は、年齢を大きくばらけさせたところかな。上は60代、下は20代と夫婦によって年齢がバラバラなんですよ。オリジナル版ではみんな幼馴染だったんで、大体年齢は同じくらいだったんだけども。

これってキャラクターを疑心暗鬼にさせなきゃ始まらないんで、年齢がバラバラな方が適度な距離感が生まれるんですよ。幼馴染だといろいろ理解してますからね。

そう考えると台風とコンビーフの設定とか、かなりストーリーを進行させる役に立ったのではないかと。だからといって最後の結束力を強調させる終わり方には賛成できませんが。

 

スマホって本当にブラックボックスなの?

本作では7人中、4人に浮気が発覚。クソ野郎が4人も交じっておりましたw

僕結婚してないんでアレなんだけど、浮気ってそんなにあるあるなんすか?なんか人間不信に陥りそうになるよね。

そんなわけでメンバーがそこそこヤバい奴らが揃っているんですよ。まともだったのは東山紀之さん演じる男と、益岡徹さん演じたおじさんだけかな。

僕が一番ヤバいと思うのはとある女性。コイツ自分は浮気してるくせに、他人の浮気にはめっちゃキレるんですよw 自分に原因があるのに夫がカウンセリング通ってるだけで、怒り始める始末。「いや、そういうところやで」って誰もが突っ込んだことでしょう。

しまいには「私が浮気したのはあなたが勝ち負けにこだわるから…」と人のせい。なんか良い雰囲気にして、「お互い原因があったよね?」って感じに持っていくのが気持ち悪い。普通に浮気した方が悪いんじゃないんか?絶対こういうタイプって夫が浮気したら、言い訳を聞かずに離婚届け突き付けるタイプですわ~

 

あともうひとりヤバい奴がいるんだけど、コイツが全然責められないんですよw オリジナル版だとガチガチに批判されるのに、サラっと流されてる。

このふたりはマジで次から仲間外れにした方がいいと思うよ。「浮気」まではいいとしても、そのあとの行動が本当に理解できないし、周りもたぶんドン引きしてるはず。

「お願いだからスマホ公開してください!」って頭下げて頼みはじめた、あの子も十分やべー奴だと思うけどね。

 

おとなの事情の評価

僭越ながら『おとなの事情 スマホをのぞいたら』を10段階で評価すると……

 

★3

 

オリジナル版がそこそこ面白いんで、ストーリーのクオリティーは担保されていたはず。

それなのに、なぜこうも違いが出てしまうのか。特別オリジナル版のファンでもないんですが、残念です。

ただ東山紀之さん、木南晴夏さん、常盤貴子さんをはじめとするキャストに不満はないです。オーバーな演出ではなく、自然な演技で見せてほしかった感じはありますけど。

そんな感じで、2021年一発目からあまり楽しむことはできませんでした。

 

以上!!!

 

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