どーも、スルメ(@movie_surume)です。
映画とは一切関係ないんだけど、毎年花粉症があまりにも酷いためレーザー治療を受けてきました。
花粉を感じる粘膜をレーザーで焼き切るという手術なんだけども、その足でそのまま映画館に直行するというねw
なので術後の鼻はちょっと違和感があったり。映画鑑賞には特に問題はありませんでしたが。
以上、特に関係のない話でした!
さて、今回は実写化となった『ヲタクに恋は難しい』のレビューになります。
映画を観る前にですね、一応アニメ版を予習しておきました!「やっぱラブコメアニメ大好きだなぁ~」と再認識し、始終ニヤニヤしながら観てたよねw
登場人物たちとも歳近いし、自分も見ての通りオタク(ヲタク)なので同じ趣味を楽しめる彼女の存在に憧れたり。
「俺も成美みたいな彼女と付き合いてぇーーーーー!」と声を大にして言いたい!
それで実写版なのですが主人公二人とも配役的には「うーん……」という感じ。さて、高畑充希演じる成美に対して「付き合いてぇーーーーー!」という気持ちは生まれるのだろうか。
前置きはこの辺にして、さっそくレビューに参ります!
※この記事はネタバレを含みます!
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ヲタクに恋は難しい
あらすじ
26歳OLの桃瀬成海は、転職先の会社で幼なじみの二藤宏嵩と再会する。ルックスが良く仕事もできる宏嵩は、実は重度のゲームヲタク。そして成海もまた、マンガやゲーム、コスプレ、そして何よりBLを愛する腐女子だった。周囲にヲタクだとバレる「ヲタバレ」を恐れている成海は、普段は本性を隠している「隠れ腐女子」だったが、ヲタク仲間の宏嵩の前では本当の自分をさらけ出すことができた。やがて、ヲタク同士ならば快適に付き合えるのではないかという宏嵩の提案もあり、2人は付き合うことになるのだが……。
監督
メガホンを取ったのは『斉木楠雄のΨ難』の福田雄一監督。
『銀魂』が大きな成功を収めたからか、最近は漫画実写映画が多い気がしますね。私は『勇者ヨシヒコ』は大好きなのですが、長編は微妙に感じることが多いかな。
『聖☆おにいさん』とかオムニバス系は面白いんですけどね。一本の映画になると私好みではなくなる不思議。
今作も福田監督が手掛けることに関しては違和感ないし、原作的にもただの恋愛映画にはならなそうな雰囲気はするのですが……。
キャスト
主演を務めるのは高畑充希さんと山崎賢人さん。
もう今さら紹介の必要もないほど有名な方々ですね。山崎賢人さんは『斉木楠雄のΨ難』で主演を務め、『今日から俺は!!』でもラストにちょっとだけ出てましたか。今年は又吉直樹さんが原作の『劇場』への出演も決まっていますし、まだまだ売れそう。
高畑充希さんは調べたところ『HK 変態仮面』に出演していたみたい。当時は今ほど売れていなかったから全然気がつかなかったけども。
その他には菜々緒、賀来賢人、斎藤工、今田美桜などが出演。もちろん福田監督作品ではおなじみの佐藤二朗・ムロツヨシ両名も出演しています!
評価
僭越ながら『ヲタクに恋は難しい』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
★3
ミュージカルシーンいる??
なぜか時折挟まれるミュージカルシーン。アニメにはそんなのないし、何がしたのか分かりませんが進行の邪魔だったことは確実。
必要なのはオープニングのシーンと、まれいたそのライブシーンくらいだったかな。それ以外はダンスも歌も要らないよ。
それでクオリティーが高ければ良いのですが、そういうワケでもない。山崎賢人が歌いだしたのはちょっと意外だったけどねw
というワケで突如挟まれるミュージカルシーンに戸惑いながら進んだ2時間でございました。
山崎賢人、もしくは高畑充希のファンならば楽しめるのかもしれないが、どういった層にウケるのか私には分かりません。
確かに笑えるシーンもあったのですが、映画としてはどうなのだろう。少なくとも原作ファンが肯定的に観られる映画ではない気がする。
私は別に特別ファンではないけども、アニメでは伝わって来なかった「痛さ」を感じてしまったかな。
ここから先は『ヲタクに恋は難しい』のネタバレを含みます!
まだご覧になっていない方はご注意を!!
感想(ネタバレ)
果たしてオタクは「気持ち悪い」のか
この映画に登場するヒロインの成美は自身が腐女子でありながら、オタクを気持ち悪いと発言するんですね。
これで「自分のことは棚に上げて……」と宏嵩からツッコミを入れられているけども、この映画におけるオタクの扱いはテンプレ過ぎて酷いとすら思えるのよ。
確かにこれじゃあ女子は付き合いたいとは思わないよな~と。
未だにオタクといえばコスプレ、オタ芸、ネットスラングというのが世間の認識なのか。というかそれでしかオタクを表現できないのか。
確かに典型的なオタクをイメージしろと言われたら「いらすとや」に掲載されているようなオタク像が浮かぶのだろうけど。
自分の周りには結構オタクがいると自負していますが、あそこまでコテコテのオタクは見たことがないね。
こんなことを書いている自分は周りから「映画オタクキモいわ~」と思われているのでしょうか?それならそれで良いのだけども。
そして本作では一番振り切ったオタク役を演じた高畑充希。彼女の出演作を多く観たことはないが、本作の成美は残念ながらハマり役ではありませんでした。
いや、すごい頑張っている雰囲気は出ているんだけどね。オタク用語連発して、男の子口調で喋って。
でもアニメキャラを実写化するにあたっての弊害である「痛さ」はひしひしと……。それにしても顔面ドアップのショットの多いこと多いこと。ミュージカルシーンの歌やダンスは普通でしたw
対して山崎賢人は……あれ?意外に出番少なくなかった?主役なのに全然登場しない部分があったりして。
その裏では成美の趣味に合わせて有給消化してたのだけれども、一瞬役者のスケジュールのことが頭をよぎったよねw
ほら、最近忙しそうだしさ。演出の一環だったと思いたいけども、主人公不在は観客としては不安になります。
彼もオタク役ではありますが、基本的にはセリフの少ないゲーオタの役なんで、普通の山崎賢人だったり。オタ芸やっててもカッコよさは抜けない。
原作の変更点
ミュージカルシーンもかなり不快な変更点でしたが、それ以上にダメだった部分が小柳さんと樺倉さんの不在です。
アニメだと成美と宏嵩を合わせた4人で遊んでいることが多く、オープニングでも4人の仲が強調されていましたね。
特に樺倉さんは強面だけど実は百合好きオタクって設定なんで、結構実写向きだと思ったんだけど……。
残念なことに彼らが登場するのは映画後半。その代わり賀来賢人演じる同僚オタクキャラがいますが、やっぱり小柳さんと樺倉さんがいないとダメ。
だって成美たちよりも先輩カップルで二人の仲にアドバイスしたりするし、一緒にオタク語りしたりするし。めっちゃ重要キャラじゃないですか。
それを良く抜いたなと。これではウソップとチョッパーのいない麦わらの一味。いや、ロケットとグルートのいないガーディアンズ・オブ・ギャラクシー。
なんというか原作を知っているだけ、いるはずの人間がいないというのは気持ち悪いものですね。寂しさすら感じます。
まぁこれに関しては原作知っている人なら誰もが不安になると思うのですが、未見だったらどうだっただろう?たぶん今のような物足りなさは感じなかっただろう。
斎藤工演じる樺倉さんも嫌いではなかったけどね。必要以上にパワハラ上司感出ていましたし、いくら興味がないと言ったって成美を家に連れて行くのは……。そしてついていく成美よ。
「バカ。お前みたいなガキになんもしねーよ」とその言葉で樺倉さんに信頼を置いたのでしょうか。
宏嵩も普通に抵抗せず小柳さんに連れていかれているしな~。その後喧嘩にならなかったのが不思議なくらい。
というワケで実写化としてはかなり不満が多く、映画としても好きにはなれない一作でした。
ベストシーン
宏嵩の地雷を踏んだ成美が「イっ……」とリアクションするシーン
でございました。
本当の意味で好きなシーンは皆無だったんで、とりあえず高畑充希が可愛かったシーンを選んでみました。
それとモンハンのハリウッド実写化よりも前にリオレウスが登場したのはちょっと嬉しかったです。
かなりネガティブ意見を多く書いてしまいましたが、あくまで個人の感想でございます。映画自体はそこそこヒットすることでしょう。
以上!!!
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