どーも、スルメ(@movie_surume)です。
今回はNetflixで配信が始まった『誰も眠らない森』の感想を書いていきたいと思います!
本作はポーランド制作のホラー映画でありまして。ポーランドならまだしも、そこのホラー映画なんてなかなか観る機会はないかと。
まぁ、僕自身もそこまでポーランド映画観たことないんですけれどもw
「ネット中毒の若者が、山奥でジェイソン的な奴に襲われる…」ってなかなか面白いあらすじですし、前々から気になっていた作品です!
というわけで、本題に入ります!
※この記事はネタバレを含みます!
誰も眠らない森
あらすじ
ネットなしでは生きていけない少年少女が送られたのは、深い森の中で行われる依存対策キャンプ。だがそれは、命すら脅かす恐ろしい悪夢の始まりだった。
誰も眠らない森の評価と感想
僭越ながら『誰も眠らない森』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
3
★★★☆☆☆☆☆☆☆
ネット依存の設定はどこ行った?
本作は人里離れた山奥にやってきた若者たちが、異形の怪物に襲われるという『13日の金曜日』的なストーリーです。
正直に言ってしまうと、全体を通してありきたりなスプラッターorスラッシャー映画って感じかな。強いていうならば、ホラー映画のお約束を知るキャラがいるくらい。
「ブスは最初に殺されるぞ」
「イチャイチャしてるカップルから死ぬぞ」
と、メタ的な言葉を発するのですが、その知識は特に活きていません。なんならホラー映画のお約束をストーリーに取り入れたのは、『スクリーム』くらいからありますから。そして『スクリーム』以上に、設定が活きていないという。
悲しいかな、結局ありきたりなホラー映画になっちゃうっていう。しかも悪役のヴィジュアルも、どっかで見たような既視感のカタマリ。敢えてそうしているのかもしれませんが、僕はいまいち怖くなかったかな。
ストーリーは現代らしく「ネット依存」が取り入れられています。
「クリスタルレイクにバカンスなんて時代遅れだ!これからの時代はスマホ依存更生キャンプだ!」
・・・そんなセリフはありませんが、冒頭でスマホやタブレットを没収されるという展開。確かにスプラッターが流行った80年代は、固定電話くらいしか外部と連絡できる手段はありませんでしたが…。
まぁ、今の時代ただのキャンプだったらスマホで連絡されて終わりだからね。写真も撮れるし、証拠も残せて一石三鳥くらいにはなりますよ。
それほど便利なアイテムはスプラッター映画には邪魔です!冒頭で没収しちゃいましょう!!
という制作陣の言葉がスクリーンから聞こえてくるよう。これで「ネット依存」の設定が怪物退治に反映されていればいいですよ。でも、結局主人公たちの退路を狭めているというw
「ネット中毒らしい展開」と言われても、大したものは思いつきませんが、もっと新しい時代のスプラッター映画かと勝手に思ってたよね。
唯一隠れてスマホを持ち込んだ男の子がいましたが、もっと役に立つかと。もしかしたらスマホなんてあったところで、意味はないのかもしれません。
もうひとつ「ありきたりだな~」と感じる点は、キラーたちが行う殺害方法。
ジェイソンだったらもっと斬新な殺し方をすると思うんだよ。だって液体窒素で凍らせてガチャーーンとかってやった男ですから。
最近だったら『ソウ』シリーズも凝った殺し方(悪趣味なゲーム)をしますよね。あの痛々しさが、ホラー映画としての面白さでもあるはず。
その点、本作の殺害方法は至ってシンプル!スプラッター映画オリジナルの重機(人体をコナゴナにする例の什器)も登場します!というか、見せ方がわざとらしかったから、これは笑うポイントかもしれないw
そのほかにも首を絞めて、舌を引き抜く!後ろから頭に棒を突き刺す!頭から斧で一刀両断!
などなど、特に驚きのない殺害方法の数々。血はいっぱいでますけども、本作の顔になるようなシーンは特にありません。
そのため、ただでさえテンプレートに感じる殺人鬼の印象がさらに薄くなる。現実に鉢合わせたら絶望的だけども、スクリーンの向こう側なら「バイオハザード」の中ボスくらいの迫力しかないのよね。
唯一記憶に残るのが、殺人鬼の誕生のシーンくらいかな。そこはぜひ鑑賞して体感してほしいのですが。
ただグロテスクな表現が嫌いな人にはきついかも。まぁ、グロいの嫌いならこの記事と映画に到達してすらいないと思うけどもw
まとめ
いまだにスプラッター映画とスラッシャー映画の区別がついていないんですよねぇ
両方とも好きなのは確実ですが、どうもわからない。
まぁ、本作はホラー映画ではあるものの、テンプレ感がでて怖くなかったですけどねw
以上!!!
・おすすめ記事
⇒⇒【2020年】映画ブロガーが見つけた超面白い映画ランキング101【邦画も洋画もアニメも】
⇒⇒Disney+で配信されているオススメ作品をディズニーオタクが総まとめ!
⇒⇒『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』感想 それは新たな始まりの物語
TwitterやFilmarksでも観た映画を記録しているので良かったら覗いてみてください!
・Twitter→@movie_surume
・Filmarks→スルメの映画レビュー
お仕事のご依頼はお問い合わせフォームからお願いいたします。