日本では公開されなかったけど、実は超名作って映画はかなり多くありますよね。
劇場公開が見送られた場合は大体ソフト販売がされたりするのですが、『メガマインド』はソフト販売もなし!!
もはや日本語で観ることは不可能かと思われたこの名作アニメが、あのNETFLIXで配信されているんですよ!
太っ腹すぎるだろNETFLIX…!
本来なら陽に当たることがなかったかもしれない作品もネットで簡単に観られるなんて、本当に良い時代になりましたねw
今回は不遇の作品『メガマインド』の魅力を全力で伝えたいと思います!
あらすじ
悪役のメガマインドは、正義の味方でライバルのメトロ・マンを殺してしまったため戦う相手を失ってしまい、退屈な日々を過ごしていた。
そこで、メガマインドは新たな敵タイタンを作り出すが、タイタンは力を正義のために使わずに世界を破壊し始める。焦ったメガマインドは人生で初めて正義のために戦うことになる。
感想
日本で公開されなかった理由
正直言ってこの映画、かなり名作なんですよw
控えめに言っても傑作だと言い切れますし、ヴィランがヒーローに依存しているという新たな観点から描かれたストーリーを非常によくまとめてあります!
では何故こんなに面白いのに日本での公開が見送られてしまったのでしょうか?
本作を制作した会社は「ドリームワークス・アニメーション」。『シュレック』や『ヒックとドラゴン』、『カンフーパンダ』といった作品を作っている会社ですね。
確かにこの会社で作られたアニメは劇場公開をスルーされる場合もあって、『メガマインド』もそっちに入れられてしまったということなのかな?
『メガマインド』は声優もウィル・ファレルやブラッド・ピット、ジョナ・ヒルなんかが出演していて、そこそこ豪華なんですけどね~。
恐らくストーリーは面白いけど、キャラクターが日本の子供に受けないと判断されたのでしょう。
日本でヒットしたアニメ映画って『ミニオンズ』とか『ボスベイビー』とか子供にウケそうなキャラクターが前面に押し出されてます。
中身を観ればメガマインドにも愛着が湧きますが、青い顔にヒゲではもう第一印象ジーニー…!
キャラクターが子供にウケなければ日本での公開は無理。特にアニメ映画は大人だけで観に行く人も少ないですしね。
ソフト発売もないのはさすがに冷遇され過ぎですけどw
改めて描かれるヒーローとヴィラン
本作はヒーローとヴィランの持ちつ持たれつな関係がコメディタッチで描かれてる作品です。
同じような映画としてアメコミ映画の金字塔『ダークナイト』がありますね。
『ダークナイト』では街を守るバットマンと破壊するジョーカーの対比が描かれていて、
最初はバットマンを殺すことを考えていたジョーカーは次第に「ヒーローとヴィラン」の関係に気が付き途中で殺すのをやめてしまいます。
ジョーカーはバットマンがいなければ以前の「ケチな泥棒」に逆戻りだと発言し、ヒーローがいなければヴィランとして成り立たないと考えました。
この辺は他のヒーローにも言えることで、悪事をする人がいないとヒーローの存在意義がなくなってしまいます。
こんな当たり前のことを正面から描いて名作にまで押し上げてしまった作品が『メガマインド』です!
アメコミファンの皆さんには特に観てほしいなぁ。
まとめ
いつも通り最後に満足度を★10段階で表すと・・・
★8
かなり熱い展開も用意されているし、使われている楽曲もセンス抜群!
なぜこんなに面白い映画が日本で流行らないのか謎ですねw