『ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密』ネタバレ感想 古典とモダンの合わせ技

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

『スターウォーズ 最後のジェダイ』が想像以上に叩かれてしまったライアン・ジョンソン

ファンからの総叩きはもう見ていて可哀想なくらい。たしかに無駄なシーンやキャラクターはいたし、完璧ではないけど私は好きでした。

叩かれることが分かっていながら監督を引き受け、大胆な結末を用意したライアン・ジョンソンも含めてね。

 

で、今回はそんな「最後のジェダイ」のイメージが付きまとうライアン・ジョンソン監督の映画『ナイブズ・アウト』のお話です!

なんでも以前からずっと「オリエント急行」っぽいミステリー映画を作りたかったのだとか。ポスターからでもその雰囲気は伝わってくるよね。うん。

そしてこれが全米でかなり評価されているもんで。ロッテントマトでも90%超えていたみたいですし、これは楽しみだなと。

 

というワケで、さっそく鑑賞して参りました!

 

※この記事はネタバレを含みます!

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今回レビューするライアン・ジョンソン監督作品だと『スターウォーズ 最後のジェダイ』に、タイムトラベル映画の『ルーパー』などが配信中です。

 

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ナイブズ・アウト

あらすじ

世界的ミステリー作家ハーラン・スロンビーの85歳の誕生日パーティーが彼の豪邸で開かれた。その翌朝、ハーランが遺体となって発見される。依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランは、事件の調査を進めていく。莫大な資産を抱えるハーランの子どもたちとその家族、家政婦、専属看護師と、屋敷にいた全員が事件の第一容疑者となったことから、裕福な家族の裏側に隠れたさまざまな人間関係があぶりだされていく。

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監督

メガホンを取ったのは先ほどから名前を挙げているライアン・ジョンソン監督。

「スターウォーズ」「ルーパー」とSF作品のイメージが強い監督ではありますが、ミステリーをずっと作りたかったらしい。

個人的には新たなタイムトラベル映画だった「ルーパー」のような作品も観たかったけどね。まぁミステリー好きだし、「最後のジェダイ」も嫌いじゃないし。

キャスト

主演を務めたのは『007』ジェームズ・ボンド役でおなじみのダニエル・クレイグ。ミステリー映画だと『ドラゴンタトゥーの女』に出演していたかな。

さらにキャプテン・アメリカでもあったクリス・エヴァンスも参戦。イギリスとアメリカのヒーローの合流的な感じでファンにはたまらないですね。

その他にもトニ・コレット、クリストファー・ブラマー、フランク・オズなど名優揃い!

キャスト面で見ても楽しめるミステリー映画になっていることでしょう!

 

評価

僭越ながら『ナイブズ・アウト』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

★6

スルメの評価一覧

 

古典的×現代的ミステリー映画!

自分で書いていてもちょっと意味が分からなかったんだけども、『オリエント急行殺人事件』のような古典的なミステリーと現代的なミステリーが融合した映画でございました!

現代的なミステリーってなんだろ?それこそ『ドラゴンタトゥー』とか『羊たちの沈黙』とか?

まぁそれは置いておきまして、良い意味で古さを感じさせて、現代的なアイテムもしっかり登場してくると。

「あれ?これって時代設定いつだったっけ?」と一瞬考えてしまうような空気を持った作品になっています。

 

と、以上が画面作りと映画の持つ雰囲気のお話。

ストーリーは基本的にシンプルなのですが、前半に回想が多く挟まれているため物語の進行に些か遅さを感じます。時系列も一部シャッフルされているので、戸惑う人もいるかも。

ただ意外に早く犯人が明らかになったりもするので、そこで信仰の遅さをカバーしているのかなと。

まぁミステリー映画や小説観ていると結構察してしまう部分があるから……。「フーダニット」が早く終わってしまうのも噛み応えのなさの要因でしょうか。

しかし謎がすべて解けるのはラスト。前半で犯人が明かされようとも、余計に謎が深まるような脚本になっているのは見事でした。

 

ここから先は『ナイブズ・アウト』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

死者現る!

大富豪のハーランが遺体で発見され、集められる親族たち。誰がハーランを殺したのか議論になる中、探偵のブノワが現れる。

彼は誰に雇われたのか口にせず、その事実が謎のまま家族たちの聞き取り調査をスタートさせていきます。

このブノワがアガサクリスティーでいうところのポワロ、ドイルでいうところのホームズです。とはいっても大物感を感じさせず、始終裏があるような様子。

明らかに古典的な探偵を意識したショットもあったりして、如何にライアン・ジョンソンがミステリー映画を、それもクリスティー的なヤツを作りたかったのが分かりますね。

 

えー、それでハーランを殺した犯人なんですが、開始早々明らかになっちゃいますw

それはハーランの看護師をしていたマルタ。彼女はラテン系の移民であり、家族とも親しいのですが、誤ってモルヒネをハーマンに多量摂取させてしまうのです。

しかもこれがブノワによる推理によって明かされるのではなく、マルタの個人的な回想によって披露されるのです。

ハーマンはマルタのことを家族以上の存在と思っており、罪を背負わせないためにも自ら工作を始めます。

マルタに自身の変装をさせアリバイを作り、自らはナイフで首を引き裂いて自殺。

これが事件の全貌でした。

 

もちろん物語はここで終わりではありません!

マルタは嘘をつくとゲロを吐く体質?でこれまでの事実をひた隠しにしたまま、ラストへと進みます。

観客は犯人の正体を知っているけど、登場人物たちは何も知らない状況。これがこの映画の特徴であり、ライアン・ジョンソンが挑戦した古典的で現代的なミステリーなのでしょう!

物語のラストにはポワロも古畑任三郎もやった「探偵による事件の一人語り」が用意されています。徐々に明かされてきた謎もここですべてが繋がる、非常に上手い仕組みです。

もうミステリー映画なんてマンネリだと思っている人にも楽しめる作品になっているはず。

館の中と外

ハーランが死亡した館の中は非常に中世イギリスを思わせる作りをしています。

不気味に見える人形が鎮座していたり、「ゲームオブスローンズ」的なナイフで出来たアイアンスローンがあったりとインテリアもこだわっており、館の中のシーンは「映え」を重視している印象。

そして古典的ミステリー映画にはお約束でもある隠し扉。この映画では「隠し窓」ですが、事件のトリックに使われる重要な仕掛けとして登場します。

欲を言えば館内にもっと仕掛けを用意して欲しかったのですが。まぁあまり作り過ぎると陳腐なトリックになってしまいますから、これで良いのだろうけど。

 

そんな古典的ミステリー映画に登場する館を出ると、そこは現代。当たり前なのですが、家の外も作り込んでいるかと思いきやですよ。

普通に街(郊外だけど)が登場するし、ヒュンダイの車もスマホも出てくる。なんだろう、このギャップ。

館の中と外で徹底して雰囲気を変えているんですよね。両者が混ざり合うシーンは多くないんだけど、甘いのとしょっぱいの交互に食べる…みたいな楽しみ方もできる。

登場人物たちの衣装も古すぎず新しすぎず。外でも中でも違和感のないように作られているのが意外と凄いのではないかと。

これはちょっと前にNetflixで配信された『アンブレラ・アカデミー』も同じだったかな。館の中がクラシックという点においてはだけど。

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キャストについて

最後になりますが、映画を彩るキャストについて少しだけ。

メインで活躍するのはダニエルクレイグやクリス・エヴァンス、トニ・コレットなど名優ばかりなのですが、意外にも若手の俳優も多かったり。

リメイク版の『IT それが見えたら終わり』でビルを演じたジェイデン・マーテルや、『13の理由』で名を挙げたキャサリン・ラングフォードなどなど。

ラングフォードに関しては『アベンジャーズ エンドゲーム』でスクリーンデビュー(私の中の)かと思っていたら、出演シーンかっとされてますからね。今作が初めてスクリーンで観るラングフォードになりました。

そして観ているときは気がつかなかったのですが、「スターウォーズ」でヨーダの声を演じているフランク・オズも弁護士役で出演していたり。

ライアン・ジョンソン監督は「最後のジェダイ」の時に彼をカメオ出演させているので、その繋がりなのかな?

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えー、様々な豪華キャストが共演していますが、それでもやっぱりアメコミ好きな私としてはクリス・エヴァンスのキャプテン・アメリカらしからぬ演技が大好きでございまして。

「あれ?あなたキャップでしたよね?」と目の前にいたら確認したくなるくらい別人でしたw

もっと出番増やしても良かったけど、最後美味しいところを持っていったと思っているんで、これで満足かなと。

今回はジェームズ・ボンドでしたが、アベンジャーズメンバーと別の形で共演!っていうのも観てみたい。

ベストシーン

 

[voice icon=”https://www.eiga-8.com/wp-content/uploads/2019/01/002c96435b8ac299efa50d9defc91253.jpg” name=”スルメ” type=”l icon_red”]私が選ぶ『ナイブズアウト』のベストシーンは・・・・・・[/voice]

 

遺産の受取人に「マルタ」の名前が呼ばれた時の、一家の驚愕の表情!

そしてクリス・エヴァンス演じるランサムだけが不敵な笑みを浮かべるシーン

 

でございました!

日本のドラマでも遺産目当てで愛のない家族が、全然関係ない侍女とかに遺産を持っていかれるシーンを観たことがあります。

この手のシーンは良くあることなのでしょうが、それぞれのキャラクターを表しているシーンでもありまして。

「このクソビッチが!!」みたいに罵る人もいれば、マルタに擦り寄る人もいる。ランサムは何か裏があるかのように笑っているし……。

 

その他にもラストの構図、マルタがベランダで一家が下から見上げるシーンも好きでした!そっちでも良かったんだけど、ありきたりな気がしてさ。

あの時マルタが持っているマグカップが「私の家だ」が刻まれており、冒頭でハーランが所持していたカップと同じですね。

白人がラテン系移民を見上げるっていうのも何か意味あるのかな~とか思ったけど、それ以上の考察は出来ませんでした!

たぶんアメリカ人だったら理解できたのかな~。

 

以上!!!


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