映画『記憶の技法』感想 本筋以外が中途半端すぎるミステリー

どーも、スルメです。

今回は石井杏奈さん主演の映画『記憶の技法』の感想を書いていきたいと思います!

まず、本作のポイントはですね

・ミステリーと青春映画の融合

ってところです。

劇中では高校生の男女二人が福岡まで旅行をしまして、主人公の記憶とか出生の秘密を解き明かすってストーリーでございます。

・記憶の謎に関するミステリー

・思春期の男女の心情が描かれる青春モノ

の2種類の要素を取り込んでいる作品です。

 

ただ、残念な点も多々あるんですよ。

  • 主人公以外のキャラクターがほぼ放置
  • 一緒に旅行に行く相手さえも放置

って感じで、主人公とその記憶以外は深堀りされません。

そこらへんも含めまして、感想を書いていきます!

記憶の技法

監督池田千尋
脚本高橋泉
出演者石井杏奈、栗原吾郎、柄本時生、西本まりん 他
製作国日本
上映時間1時間45分

記憶の技法の評価

 

★4

 

いろいろな場所にキャラクターを配置しながら、主人公以外はだいたい放っておくw

福岡はまだしも、韓国に行ってる同級生とかもいるんだけど、ほとんど触れられない。主人公の物語に絡んでくるかと思いきや、まさかのワンマンショー!

なんなら一緒に旅行に行っている男の子ですら、あんまり触れられないんですよ。だから「なぜほとんど面識もない女子にそこまで肩入れするのか」が全然わからねぇ。

原作だとこの辺は深掘りされているんですかね? 普通に演じた役者がイケメンだから、主人公もなんとなく受け入れたように見えますよね。

これがガチで周りから嫌われている、容姿そこそこの男だったら、たぶん主人公も観客も拒否反応起こすわ。

ミステリー部分に関しましては、先の展開が気になるものの、想像以上の展開にはならず。福岡の登場人物もひとりしか登場しませんし、彼が事件とかかわりをもっているのは公式サイトだけでわかるでしょう。

まぁ、そんなわけで、なんとも消化不良に終わる作品でした。

 

以下詳しい感想

記憶の技法の感想

主人公の華蓮は幼いころの記憶に悩まされている女子高生。修学旅行で韓国に行くことになるのですが、パスポート取得に必要な戸籍謄本に目を通すと、そこには会ったこともない姉の名前が。しかも、自分が養子だってことまで判明します。

どうやら両親は華蓮に養子だということを隠していたみたいですね。で、修学旅行をバックレて本当の両親が住む福岡に一人旅に出かけることに。そんなときに華蓮が頼ったのが、学校で孤立している穂苅くんでした。

穂苅くんは女子との面倒を起こしまくってて、男子からも女子からも嫌われている存在。で、なんで華蓮と話すようになったかといいますと、偶然学校の外で出会ったからw しかも会って突然、センシティブな問題である養子のことを相談するんですよ。別これまで仲良くもないんだぜ?ただ「ふたりで福岡に旅行に行くストーリーがあるから」って理由で出会わせたような、唐突な出会い。

本来であれば旅行の手配だけ頼んで、華蓮ひとりで行くはずが、深夜バスには穂苅の姿もw お弁当まで買ってきて準備も万端!「修学旅行よりもこっちのほうが面白そう」って理由で華蓮の許可も得ず、勝手に二人旅に設定されていたのでしたw

え、部屋割りはどうだって??

もちろん一緒の部屋に決まってるじゃないですか! ダブルですよダブル!

さすがに華蓮も拒否れよとw 一方の穂苅くんは「あなたを女としてみていないので」とキザなセリフ。いや、そういう問題じゃないからw

 

ただ、穂苅がなぜ旅行に同行したかも分かるようになっています。穂苅くんは華蓮と違って「記憶を消し去りたい」側の人間なんですよ。だからこそ、華蓮の「あの記憶、両親のことを知りたい!」って気持ちに興味がわいたと。あとは学校でひとりぼっちだから、修学旅行を避けたかったのかも。どちらにしろ、常識はずれではありますが。

そしてですね。この穂苅くんについても、これ以上の情報はほとんど描かれません。意味深に女子生徒と謎の取引したりだとか、両目が青かったりとか、女子と別れ話でめっちゃもめたりとかありましたが、そこは掘らないんですねw

なので、観客にとっては「なぜかついて来たコンシェルジュ」くらいにしか思えねぇ。華蓮が記憶を取り戻すのに一役も二役も買ったけども、なんか影薄いんだよな~

主人公の記憶については解決しても、隣にいる男の正体のほうが気になるよ、僕は。

普通同意なしで「男女1室ダブル」にはしないと思う。「なぜダブルにするの?」に対しての返答が、「あなたの予算じゃここしかなかった」ですからw  いや、僕に任せてくれれば3倍安く、男女別でホテル取れるよ!個室かはわからないけど!

そんな感じで穂苅くんを行動させる理由がようわからん。華蓮に好意を持っていたとしたら、それはそれでドン引きだし。まぁ、穂苅くんに関してはイケメンだから成立するって感じですかね。

 

本作においては、そんな穂苅くんでもまだマシな方です。両親なんて、養子であったことを隠していたのに、物語にほとんど嚙んできませんから。途中華蓮と電話して、修学旅行を休んでいることがバレるのですが、そこについての言及もなし!「本当の親がいても、私のママはあなただけ!」的な展開にならなかったんですねw

あえてベタを外して、娘と両親との信頼関係を描いたといったら聞こえがいいですが、「省いちゃいけないところじゃね?」って思うわけで。家族愛についてよりも、ミステリーとかタイトル通り「記憶」に尺をとった判断なのかもしれませんが。

あとは華蓮のクラスメイトね。彼女たちは「おばあちゃんの手術がある」という華蓮の嘘を信じていて、華蓮抜きでの韓国旅行に行くのですが、本筋にはあまり関係ない。というか、触れられない。華蓮のことが好きそうな男のことかいるけど、触れられない。

あとミステリー面に関しても少し。

本作って犯人探す映画じゃないんですよね。ただ抜けている記憶を探すだけ。身の危険はないし、難易度も低いと思うけども、ネット使わない縛りプレイでもやってるのかな?

「スマホはミステリーをつまらなくする」とは思ってますけども、現代の高校生が主人公で、スマホ使わないのはちょっとなぁ。だって今の高校生が子どものころって、2000年代後半でしょ?たしかに僕が子どもの頃の事件はネットにないかもしれんけど、華蓮の子ども時代だったらスマホで調べればええやん。

少なくとも図書館で新聞読むとかはしなくてよかったんじゃ…。足で聞き込み調査しなきゃ面白くならないのも理解はしておりますが。

時代設定もちょっと疑問に思う点があって、華蓮の回想シーンが昭和っぽい。2000年代後半とは思えないレトロで、こりゃネットがないって勘違いしちゃうわな。

そんなわけで、なかなか気になる部分が多い作品でありました!

 

以上!!!


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