どーも、スルメ(@movie_surume)です。
今回は『殺人ホテル』とかいう、超ド直球タイトルをつけられてしまった映画のお話。
お分かりの通り、タイトルから立ち込めるB級感…。映画ブロガーで一番邦題にうるさいだろう僕の目に留まらぬはずがありません。
Netflixオリジナル作品は結構ホラーあるんですよね。しかも今月はハロウィンの時期ですし、いつも以上にホラー映画が増えております。
まぁ、正直なところ、Netflixで当たりホラーを観た記憶はあまりないのですがw
そんなわけで、『殺人ホテル』のレビューに参ります!
※この記事はネタバレを含みます!
殺人ホテル
あらすじ
人々が飢えに苦しむ終末世界で、奇妙なホテルでのディナーショーに参加した一家。彼らはまだ知らない。ひとときの息抜きには大きな代償がともなうことを…。
『殺人ホテル』の評価と感想
僭越ながら『殺人ホテル』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
3
★★★☆☆☆☆☆☆☆
『ホステル』的な映画ではないよ
「いや、タイトルネタバレじゃね?」って思うのは僕だけでしょうか?
原題がノルウェー語なんで、意味は深く理解できませんが、オリジナルもこんなタイトルなんですかね。
親子3人があるホテルで行われた演劇を観に行きまして、「ここで起こることはすべて演出です」と支配人から説明があります。
「ブチ殺すぞゴミめら…!」的な感じでもなく、あくまで紳士的に「観客参加型の演劇だ」というような説明でした。
で、実はそれが人を集めて食っていた「殺人演劇」だった!って展開なんですが、タイトルが『殺人ホテル』だと最初から身構えてしまうよねw
そのせいで大した驚きもなく、淡々と進む印象。ホラー映画って暗闇を細い光で進むような、手探りな展開が楽しいと思っているのですが、本作は「全部電気つけといたよ!」な先が見通せるホラー映画でしたw
ハッキリ言わせていただくと、まったく怖くない!強がってるんじゃなくて、マジで怖くないw
そりゃ電気つけっぱなしのお化け屋敷が怖くないように、展開読めるホラーが怖いわけないわな。
でも、設定は少しだけ凝ってるんですよ。ストーリーの背景には、おそらく核戦争で荒廃した世界があります。若干SFっぽくて食べ物もない、娯楽もない、カネもないの3点張りの世界で、それがホテル運営者の動機、家族が演劇に行く動機になっています。
家族側はお母さんが元女優だったんで、娘にも「演劇見せたいな~」というもの。実はお父さんは世界に絶望していて、あまり乗り気じゃないんですがw
で、ホテル側は…というか支配人たちは”食料”のために人間を集めて、殺しています。冒頭で観客たちが美味そうな肉料理を食ってた時点で、なんとなく察しはつくかと思いますが。
どちらも行動の背景には「荒廃した世界」がありまして、そこがちょっとSF入ってて、他のホラー作品と差別化してる点ですかね。
真新しさはそこしかなかったし、「真新しい」というだけで、そこまでストーリーには関わってこないんだけどね。
そして申し訳程度にあるホラー要素。
まず、ポスターにもあるように、ちょっと不気味な仮面が客に用意されています。まるで『パージ』シリーズのような印象を与えますが、同じ仮面をかぶっていてはキャラクターの判断ができません。
そこで、この映画の考えだした方法が、「仮面を速攻脱がす」というシンプルなものw もはや仮面要らないんじゃね?
1シーンだけ仮面がキーアイテムになる場面がありますが、やっつけすぎだろとw
あとは不気味な羊?が描かれた絵画。その羊の目の裏からルパン的なノリでのぞいている奴がいる…って展開がありまして。
僕は最初、この映画「ループものなんじゃないか?」と疑ったんですね。実はのぞいている目は何ループか先の自分だった的な。
しかし、この映画にそんな複雑な設定はありませんw もちろん目の正体も安直なものですよ。予想は裏切られましたが、もう真顔で眺めるだけでございました。
いろいろ勘ぐればいいってもんじゃないですね。
まとめ
正直あまり書くことがなかったんで、かなり短めに。
まぁ、これから観る人の参考にはなるかと。ハロウィン気分を友達5人くらいと味わいたいなら、いいんじゃないですか?
ただこれが初のノルウェー映画になるのはいただけない。ほとんどホテル内が舞台なので、ノルウェーにいるって感じはしないけど。
北欧の映画って特にサスペンスは面白いんで、ぜひほかの作品も観てほしいですね。
以上!!!
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