ディズニーオタクの僕にぴったりな作品がやってきました!
『ジャングル・クルーズ』のアトラクションはもちろん好きなんですが、ひとりディズニーの際には少し難易度が高い。
特に海外でぼっちディズニーすると、若干ビクビクしながら乗ることになるんですよw スキッパーの方々も、そんな僕を察してか、あまり絡んでは来ませんが。
思い出深いのは、香港版の「ジャングルリバークルーズ」かな。もはや別アトラクションなんじゃないかってくらい、演出が異なるんですが、ひとりで行ってもかなり楽しかった記憶が。
唯一行っていないパリには導入されていないんで、全世界の「ジャングルクルーズ」を制覇した数少ない人間だと思うんですよ。僕って。
そんなわけで、今回の『ジャングル・クルーズ』もかなり楽しみにしておりました!主演がみんな大好きドウェイン・ジョンソンだしね。
そもそも「ジャングルクルーズ」自体が、映画『アフリカの女王』とかが元ネタになっている説もあるんで、オマージュなんかが含まれていると、なお嬉しい。
ジャングル・クルーズ
キャスト
主演を務めたのは、『ワイルド・スピード』のホブスでおなじみ、ドウェイン・ジョンソン。
アクションスターのトップに君臨し、主演作・出演作も多数公開されるという、売れっ子中の売れっ子ですね。
ディズニー関連でいうと、『モアナと伝説の海』でマウイの声優を演じていました。来年はⅮCの『ブラック・アダム』で主演を務めるし、彼の人気はまだまだ続きそう。
もうひとりの主人公、リリーはエイミー・アダムスが演じています。
『メリー・ポピンズ リターンズ』でメリー・ポピンズを演じた女優ですね。最近では『クワイエット・プレイス』シリーズに出演したりと、活躍の幅が広すぎる女優でもあります。
【関連記事】『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』ネタバレ感想 2021年のホラーはこれで決まり!
最新作ではありますが、劇場公開日の翌日に、Disney+での配信も始まっています。
プレミアムアクセスのため追加料金がかかりますが、自宅で鑑賞することも可能です。
ジャングル・クルーズの評価
僭越ながら今作の満足度を★10段階であらわすと…
★6
冒険のワクワク感は尋常じゃないが……
旅行大好きで、アマゾンでガチの「ジャングルクルーズ」をしたい僕からすると、ワクワクでしかない。
ボロボロの船、トイレのない生活、ジャングルと野生動物。
どれも「冒険」にぴったりな要素で、子供だけじゃなく大人でもワクワクする作品だったんじゃないかと。
ディズニーパークで例えると、「アドベンチャーランド」とか「ロストリバーデルタ」を歩いているときのようなワクワク感。
どこかに送られる木箱とか、発掘途中の遺跡とか……。そういった冒険心をくすぐる映画でした!
ただ、「ジャングルクルーズ」を原作にしていると考えるとですね。若干物足りないかなと。
アトラクションの要素は序盤にぶつけてきているから、そこを過ぎるともはや「ジャングルクルーズ」である意味が…
まぁ『パイレーツオブカリビアン』も、「カリブの海賊」の要素は少ないし、一部シーンにとどまっているだけだし
でも、アマゾンに限定すると登場させられない動物が多すぎるんだよなぁ
有名なシーンがほとんど再現されていないところも、残念ではある。
ここから先は映画の一部ネタバレを含みます
まだご覧になっていない方はご注意ください
ジャングル・クルーズの感想
アマゾン川に限定しちゃうと・・・
アトラクションの「ジャングルクルーズ」は、アマゾン川だけでなく、ナイルとかイラワジとか、世界各国の川をめぐる旅でした。
そのため、登場する動物も多岐にわたり、アフリカではライオンやシマウマ、サイが登場し、アジアでは像の水浴びシーンが楽しめます。
こんな感じで世界中の動物と出会えるのが「ジャングルクルーズ」の醍醐味であるわけですが、残念ながら映画のほうはアマゾン川限定!もちろんゾウはいないし、ライオンも登場しません。
確かに現実的に考えると、1本の川で世界中の景色・動物を表現するのは難しい。だから、今作も一番「ジャングル」っぽいアマゾンを舞台にしたのだと思うのですが……。
背景はわかっていても、やっぱり物足りないよね。
「ジャングルクルーズ」といえば、ホテルミナゴリラでも、首狩り族でもなく、カバとサイと滝の裏側!!
例の探検家のシーンは人種差別的な問題でカットされるようですが、それでもアトラクションを代表するシーンだと思うのよ。もちろん「カバの耳がぴくぴくしていたら…」を含んだ、カバのシーンも絶対重要!
滝の裏側は一応入っていましたが、皆様ご察しの通り、物足りない!
というより、あのギャグシーンでアトラクションの要素を詰め込んでくるのはどうだろう?普通に探検の最中に、いい感じに落とし込んでくれることを期待していたんですが。
映画としては面白いんだけど、後半は「ジャングルクルーズ」という言葉を忘れてしまうくらい、色が薄かったかな。
いろいろな映画の要素が盛りだくさん
この映画ってどこか既視感を覚えるような作品でして。
ドイツ人が敵ってところは『インディジョーンズ』、ジャングルに呪われた奴らは『パイレーツ』の1作目。ドウェイン・ジョンソン×ジャングルでは『ジュマンジ』だし、もちろん『アフリカの女王』も。
ジャングルの遺跡を冒険するっていう点では『アンチャーテッド』もぽいかな。
そんなわけで初めて観る映画なのに、「あれ?なんか見たことあるな」と感じるシーンがたくさんありました。
ただ、それが悪いわけではなく、エンターテインメントとして様々な要素が組み合わさっているのは、シンプルに楽しい。
上記に挙げた作品は全部好きだし、影響を受けているか否かは別として、ニオイを感じる程度でも楽しめたことは事実なんですよね。
さらに、キャスティングというか、キャラクターのバランスも良くて、何もなくとも不死身なドウェイン演じるフランキーと、ズボンのエミリー・ブラントはいいコンビだし、一見頼りなさそうなマクレガーもいいキャラしてた。
敵であるはずのヨアヒムも憎めないキャラで、ラストもディズニーらしいというか何というか。
ストーリーや設定は既視感があっても、キャラクターがその世界を動き回るだけで楽しい映画だったと思うのよ。
この流れで続編があるかどうかは微妙ですが、次はナイル川あたりを冒険してですね。本場じゃ変更されるらしい探検家のシーンをリメイクしてほしいところ。
次にありそうなアトラクション映画化
これまでは『カリブの海賊』とか、『ホーンテッドマンション』が映画化されてきましたが、今作の公開により今後も「アトラクションの映画化」に力を入れていきそうな予感がします。
そこで!ディズニーオタクの僕が勝手に予想する、「アトラクションの映画化」シリーズを紹介!
とりあえず『ビッグサンダー・マウンテン』
西部開拓時代が舞台で、危険な鉱山に立ち入った主人公たちが次々と不思議な現象に……なストーリー。
主演はクリス・プラット。主人公たちに忠告するサブキャラクターを演じるのはハリソン・フォード。ネイティブアメリカンを出しても面白そう。
続いて『マッターホーン・ボブスレー』
日本にはないアトラクションだけど、ディズニーを代表する超有名クラシックライドなんで、可能性は高いかなと。
こちらも雪男を登場させ、危険な登山、もしくはマッターホーンで遭難した主人公たちが……以下略。
それとアトラクションを題材にするのではなく、「アトラクション建設時のエピソード」を映画化するのも面白そう。
そうなると『イッツ・ア・スモールワールド』かなぁ。
メアリー・ブレアを主人公にして、シャーマン兄弟やウォルトも登場させ、イマジニアたちの動きなんかも描くと。
『ウォルト・ディズニーの約束』っぽいですが、ディズニーファンにはウケること間違いなし!
さいごに
今後もアトラクションからの映画が作られるかわかりませんが……
ディズニーはアニメだけじゃなく、魅力的なアトラクションもいっぱいあるんで、ぜひ活用してほしいところ。
僕としてもアトラクション大好きだから、実写映画になるなら絶対見に行きます!
「ジャングルクルーズ」のアトラクションについても、語りたいことは山ほどあるんで、いつかブログに書こうかな。
以上!!!
⇒『クルエラ』感想 ディズニーヴィランのオリジンとしてはピカイチ
⇒『ザ・スーサイド・スクワッド』感想 センス爆発キャラクター映画!
⇒『あの夏のルカ』ネタバレ感想 この夏が終わっても君はともだち