映画『ジュマンジ/ネクスト・レベル』ネタバレ感想 コメディのレベルは上がったが…

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

『ジュマンジ』というとロビン・ウィリアムズが主演した前々作が印象深いんですが、『ウェルカム・トゥ・ジャングル』もかなり好きでして。

何よりロック様が内面ナードな役を演じているっていうのがね。ケヴィン・ハートと共演した『セントラル・インテリジェンス』でも元ナードだったけどさ。

元々『ジュマンジ』はゲームの世界が現実に飛び出して来たら…ってストーリーだったんですけども、「ウェルカム・トゥ・ジャングル」からはゲームの世界に入ったら…と技術の発達を感じさせる設定になりましたね。

ゲームの媒体もボードゲームからテレビゲーム(古いけど)になりましたし、上手に現代に合わせて世代交代できたのが成功の理由だったんじゃないかと。

もしロビン・ウィリアムズがいたらどんな役で出演したんだろう?とか考えたりもしちゃうんですが…。

 

まぁそれは置いておいてレビューに参りましょう!

 

※この記事はネタバレを含みます!

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ジュマンジ/ネクスト・レベル

あらすじ

前作での脱出の後、スペンサーは密かに破壊されたジュマンジの部品を保持し、彼の祖父の家でシステムの修理をした。その後、スペンサーの友達のベサニー、フリッジ、マーサが家に遊びに来る。彼が再びゲームの世界に入り込んでると判断した3人は、ジュマンジに戻って彼を救出することにする。さらに、騒ぎを聞いたスペンサーの祖父エディと、彼の友人のマイロ・ウォーカーまでもが、ジュマンジに入ってしまう。スペンサーの友達はエディとマイロをジュマンジの世界に慣れさせながら、スペンサーを救出しようとするが、以前よりもパワーアップしたジュマンジに悪戦苦闘する。

Wikipedia「ジュマンジ/ネクスト・レベル」

監督

メガホンを取ったのは前作「ウェルカム・トゥ・ジャングル」も監督したジェイク・カスダン

父のローレンス・カスダンも映画業界に身を置いていまして、「スターウォーズ」や「インディ・ジョーンズ」などの脚本を手掛けています。特に「スターウォーズ」に関しては『ハン・ソロ』にも脚本として関わっていますから、かなり需要人物なのではないかと。

ジェイク本人はキャメロン・ディアス主演の『SEXテープ』『バッドティーチャー』を監督しています。

キャスト

主要キャラクターは前作と同じくドウェイン・ジョンソン、ケヴィン・ハート、ジャック・ブラック、カレン・ギランの4人。

どの俳優も紹介する必要のないくらい著名な方々ですが、一応かるーく解説しておくと…

ドウェイン・ジョンソン、通称ロック様はプロレス出身のアクション俳優で現在では最も稼ぐ俳優のひとりとして数えられています。代表作は『ワイルドスピード』シリーズや『ランペイジ』辺りですかね。

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ケヴィン・ハートはコメディアンならではのマシンガントークが持ち味で、『40歳の童貞男』や『セントラル・インテリジェンス』に出演しています。最近はロック様との共演が多い印象。

ジャック・ブラックは今になっても『スクール・オブ・ロック』のイメージが強いですね~。以前よりも横幅が広くなったのは気のせいでしょうか?

カレン・ギランについてはアメコミ映画好きならご存知かとは思いますが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のネビュラ役ですね。真っ青な顔だから気が付かない人も多いような。

 

その他のキャストはニック・ジョナス、オークワフィナ、ダニー・デヴィート、アレックス・ウルフなどなど

 

評価

僭越ながら『ジュマンジ/ネクスト・レベル』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

★6

スルメの評価一覧

 

コメディとしては前作よりも笑えた

とにかくおじいちゃん二人が面白いw

今回は再びゲームに入ったメンバーが、さらに難しいゲームをクリアしていくのですが、その中には二人のおじいちゃんも!

なんかゲームがバグっていたらしく、前作では主人公のアバターだったブレイブストーン博士はおじいちゃんが操作していることになります。

そのせいかコメディ部分は面白いのですが、理解力が前作より低いからテンポは遅め。

相変わらずヒゲで太っちょ扱いされるジャック・ブラックの自虐ネタと、ロック様のキメ顔は健在ですねw

ロック様の強靭な肉体を足腰の弱ってまともに歩けないおじいちゃんが使うのですから、はっちゃけぶりも前作以上!

動物学者のアバターも中身がおじいちゃんなんで、動物解説も超マイペースw 皆から急かされても長々しい話を始めるのがお決まりになってました。

えー、本シリーズは同じ見た目で同じ能力でも中の人が変わる面白さもあって、マンネリ感は今のところ感じません。3作目があるならば、さらなる工夫が必要かとは思いますが……。

 

ここから先は『ジュマンジ/ネクスト・レベル』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

新キャラクター

前作の時点で十分すぎるほどキャラクターは完成されていましたが、今回さらに3人(+1匹)が増え、パーティーはさらに賑やかに!

今回増えたキャラクターは主人公スペンサーのおじいちゃんエディと、そのお友達のマイロ。二人とも還暦をとっくに超えたおじいちゃんたちです。

で、この二人がですね。エディの方は『バットマン リターンズ』のペンギンでおなじみのダニー・デヴィート、マイロが『プレデター2』ダニー・グローヴァーと往年のハリウッドスターが演じているんですね。

まぁほとんどのシーンはロック様ケヴィン・ハートによって演じられているんだけど。

じゃあ前作でロック様を使いこなしていたスペンサーはどこに行ったのかと。実はおじいちゃんたちより先にゲームの世界に入っていたのですが、バグっているためキャラ選択できず全くの新キャラでゲームをプレイしていたのです。

それが泥棒キャラのミン・フリートフット。唯一のアジア系で花粉に弱いという弱点を持ったキャラクターです。

ミンを演じているのは『オーシャンズ8』『クレイジー・リッチ』オークワフィナ。彼女は『オーシャンズ8』でもスリの役でしたから、それを踏襲してのキャスティングなのかな?

 

えー、後は前作ではジャック・ブラックの中に入っていたべサニーは最初ゲームの中に入ることが出来ず、ジュマンジ世界を最もよく知るアレックスに協力を仰ぎに行きます。

そこでアレックスは前作同様ニック・ジョナスとしてゲームに降臨しますが、べサニーは残念ながら馬の姿になってしまうと。

この馬なかなか優秀なんだけどね。これなら太っちょでもひげ生えててもジャック・ブラックの方が良いよねって話でして。

しかし、今回は動物学者のスキルの中に「動物の言葉が話せる」が追加されたんで、疎外感はあまりないかなぁと。

 

そんな感じで新キャラも増えて、パワーアップ……かと思ったのですが、もちろん良い部分と悪い部分がありまして。

それがですね。おいじちゃんたちゲームに慣れていない世代のせいか、物分かりがめちゃくちゃ悪い!!

経験者であるフリッジたちが頑張って説明しても理解しないしで、なかなか行動に移してくれない!そこは映画だから、何だかんだで役に立ってはくれるんだけどね。

おじいちゃんギャグが追加された代わりに、映画のテンポも落ちるというw いやー、それはもう激しく残念。

確かに続編としての新しさに挑戦したのは理解できるけども、これなら前と同じメンバーでも良かったのになぁと思っちゃったり。

キャラクター交換

今作で一番疑問視しているのが途中で起きるキャラクター交換。

緑色に光る不思議な泉に入ると、キャラクターを入れ替えることが出来るのです。これアレックスも知らない設定で、ライフはそのままにアバターだけ変えるというルールの根底を揺るがすモノになっています。

これを使ってキャラクターは前作と同じに入れ替えるというワケ。スペンサーは念願のブレイブストーン博士の体を手に入れます!

で、まぁやりたいことは分かるんですよ。やっぱり前作と同じほうがキャラクターも動かしやすいですしね。

でもそんなキャラクター交換なんてやっちゃったら新キャラ用意した意味がないんですわ。泥棒キャラのミンとかちょっと可哀想。

結局はパワータイプ&バトル担当の2人とサポート2人が一番やりやすいんだよね。観る方も「アイツがあれで…」と考えなくていいから楽だしさ。

 

この泉の設定を使うなら前作同様4人だけにして、アバターはランダムになっちゃって…の方が良かったのでは?

スペンサーも最初に入ったらケヴィン・ハートだったとかさ。新アバターを用意する必要はイマイチ感じませんでしたね。

まとめ

ラストにはたぶん続編を示唆するような映像が流されましたね。

それは「ジュマンジ」第一作目のようにダチョウや野生動物が現実世界に出てきてしまうというもの。

たぶん次は一作目を踏襲するような、ゲームの世界ではなく現実世界が舞台になるのではないかと。

それならばロック様も自分の意思を持って現実世界に登場し、スペンサーと共演…なんてこともあるかもしれませんね。

まぁ今回の評価が芳しくなければ続編製作もどうなんでしょってところなんですが……。

 

以上!!!


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