アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』感想 実写版とは別物だけどこれはこれで

どーも、スルメです。

今回はアニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』の感想となります!

えー、原作は田辺聖子氏による短編小説ですね。2000年代には妻夫木くん主演で一度実写化されておりまして、知っている方も多いんじゃないかなと。

ただ、実写版はかなりアダルトな描写がありまして、完全に大人向け映画だったんですよ。

対してアニメ版は全年齢に向けて作られるということで、実写のようなベッドシーンとかヌード描写は全カット!!

お子様でも楽しめるようなアニメ映画に仕上がっております!

 

って感じで、実写版との違いも交えながら、感想を書いていきます。

 

ジョゼと虎と魚たち

監督タムラコータロー
脚本桑村さや香
出演者清原果耶、中川大志、宮本侑芽、興津和幸、Lynn、松寺千恵美 他
製作国日本
上映時間1時間18分

ジョゼと虎と魚たちの評価

僭越ながら、『ジョゼと虎と魚たち』の満足度を★10段階であらわすと・・・

 

★7

 

実写版より面白かったけど評価は分かれそう

まず僕は原作を読んでいませんし、実写映画も特別思い入れがあるわけではありません。

そのため「実写映画版とはほぼ別の映画だ」という頭に切り替わった瞬間、戸惑いはなくなりましたね。むしろ柔らくなったことが原因か、実写版よりも好きになれたと思います。

ただ、原作ファンや実写映画のファンはどうでしょう。「こんなのジョゼじゃねぇぜ!」と声を荒げるかもしれません。

僕もたぶん原作ファンだったら、本作に対しては怒りすら覚えたでしょう。アニメ版に怒る人がいても納得してしまう。

でも、この記事はあくまでも僕の感想なので、「肯定派」の意見で書きますがw

 

※ここから先は序盤の展開のネタバレが含まれます

 

ジョゼと虎と魚たちの感想

ダイビングショップで働く恒夫はメキシコ留学の資金を貯めていました。そんな彼が偶然に坂からすべり降りてきた、車いすの女の子ジョゼを救い、あらたなバイトが始まります。

それはジョゼの面倒を見ること。ジョゼはおばあちゃんと一緒に暮らしていますが、ばあちゃんがパチンコ行っている間だけ、ジョゼの注文を聞くことに。

しかし、ジョゼは超わがままで恒夫を寄せ付けません。部屋から出てこず、「畳の目を数えろ」と指示されたり、「四つ葉のクローバーを探してこい」と命令されたり…。さすがの恒夫も嫌気がさしてしまうのですが、ジョゼの「海が観たい」という願いを聞き入れ、電車に乗って海へ行きます。

それ以降、ふたりの仲は急接近し、お互いを支えあうような関係になるのでしたが…。

 

ここまでが序盤の展開。

えー、実写版に比べてキャピキャピ感といいますか、「恋愛ファンタジー」な感じがしていますw 僕はラブコメ好きでもあるんで、十分受け入れられますが。

ただ、やっぱり映画冒頭から「実写版とは別作品」であることを感じるんですよね。実写のほうはいい意味で現実的で、エロくて切なくて…。いわゆる大人の恋愛映画だったわけです。しかし、アニメは中学生くらいの、恋愛経験&人生経験が少ない世代の人でも十分楽しめるよう、アレンジがされています。

ここを受け入れられるか、拒絶するかでこの映画に関する評価が大きく変わるでしょう!何度も書いていますが、僕は受け入れる側でありまして、むしろこっちのほうが好き。内面的には中学生とか高校生でいたいと、20代中盤になっても思っているんで、現実的な恋愛映画よりもこっちのほうが好きだったりして。

アニメーションの表現もかなり爽やかといいますか、実写版を「冬の海」と例えるならば、アニメは「夏の海」って感じ。温かみがあって、誰にでも優しく接してくれるような作風です。僕としては冬の海を眺めながら熱いコーヒーを飲むのも好きですが、やっぱり水温もあったかい海で遊びたいわけでありまして。

…わかりにくい例えをしてしまいましたが、ようするに「実写とアニメは別元」って話なわけですわ。

 

アニメーションの話でもうひとつ。ジョゼのキャラデザもそうですが、ジョゼというキャラクターがものすごくかわいい。いや、池脇千鶴さんが演じた実写ジョゼが可愛くないとかじゃなくw アニメにはアニメの良さがあって、2次元的かわいさもピカイチ。もう最後のほうは半分くらい好きになってましたわw

で、ジョゼの声を当てた清原果耶さんがやっぱりうまいのよね。女優としては朝ドラ出たりとか、最近は『望み』で悩める娘役を好演していたりとか、何かと印象深い清原さんですが、声もうまい。自然と出る方言もかわいいし、声を荒げる場面もしっかりジョゼって感じで。

恒夫を演じた中川大志くんも違和感なく、本業声優でないことを忘れさせる演技でした。賛否あるかもしれんけど、僕は演技さえ問題なければ声優でも芸人でも役者でもいいと思っているタイプなのです。こうして普段は観ない「声の演技」を楽しめるのは、素晴らしい機会だと受け取っているんですよね。

 

 

ただ、もちろん残念な部分もあります。

ラストに関しては完全に実写版を推しますね。ネタバレになるんでどうなるかは書きませんが、あまりにもふわふわしすぎて、着地点を見失っちゃった感じがする。それはもう非常に残念。

あとは劇中でスキューバダイビングをするシーンがあって、「ごめん、エア切れした!」って描写があるんですよ。僕も一応趣味で潜ったりするんですが、エア切れってするもんなの?

いや、経験が足りないっていうのもあるけども、普通スキューバってエア切れしないと思うんですよ。岩に挟まて…とかの事故だったら分かるんですが、普通に潜ってて「エア切れした!」って…。基本的には一緒に潜ってるバディと確認しあって、「ひとりでも数値を下回ったら浮上しよう」というルールを作ってるはずなんですよね。

しかも、恒夫はダイビングショップで働いているって設定。 「お前にしてはめずらしーなー」みたいに軽く流しているけど、そんな軽い問題じゃないやろ……。君たちのショップでは頻繁にエア切れしてるんか?って感じで。

そんなどうでもいい部分にツッコんでみたところで、終わろうかな。

 

以上!!!

 

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