映画『いちごの唄』ネタバレ感想&評価 潔すぎる青春パンク映画!





どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

私がいつも行く映画館ではなぜか「絶対上映されないだろ!」ってものが上映されていたりするんですよね~。

そのくせ話題作とかの上映はスルーされていたりして。本当に困った劇場です。

 

そんで今日観た映画『いちごの唄』も絶対観たかったけど、まさかいつもの映画館でやっているとは!

都会まで出なきゃ上映ないと思っていたんですが、これは運がいいぞ!

 

本作は伝説?のロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカル峯田和信が執筆した小説が元になっているようでして、劇中歌でも銀杏の曲が使われていたりします。

銀杏BOYZにハマっていたのは中学三年生くらい。あの頃は何故かパンクばっかり聴いていました。

パンクの何たるかなんて全然判ってなかったのに、理解できているフリをしてたんですね(笑)

いやぁ!若気の至りですわ~(笑)

 

最近は銀杏どころか音楽自体そんなに聴かないんだけど、予告で漂流教室が流れた時「この映画ぜったい観に行く!」と心に決めたのでした。

いちごの唄

あらすじ

高校を卒業し冷凍食品の工場に勤めている笹沢コウタ(古館祐太郎)は、七夕の日に偶然中学時代のアイドル天野千日(石橋静河)と出会う。

奇跡的な再会に心躍らせるコウタは「毎年七夕の日に会おう!」と約束をし、千日と会うことを目標に毎日を過ごし始める。

二人が約束を交わした七夕はコウタにとっては親友、千日にとっては命の恩人である同級生・伸二の命日だった。

伸二の「死」を背負って生きる二人は次の年の七夕に再び会うのだが…。

キャスト

主演は『ナラタージュ』の古館祐太郎と『生きてるだけで、愛』の石橋静河

出演している映画を観たことはあるけど、二人とも名前を聴いてピンとこない。本作でほぼ初めて二人を知ったようなもんですね。

共演には光石研しゅはまはるみ清原果那宮本信子が名を連ね、原作を担当した峯田和信も「らーめんやの店主」役として出演しています!

『カメラを止めるな!』のしゅはまはるみが出ているのもそうですが、峯田さんは演技も良いですよね。

昔なんて銀杏及び峯田がテレビに出ただけで大騒ぎだったのに、今はバラエティーで見かけるんだもん。

あの歌声を聴くだけで昔を思い出しちゃうんだよな…。



評価

僭越ながら『いちごの唄』の満足度を★10段階で評価すると…

 

 

★7

当ブログの採点基準について

 

潔さすら感じる青春パンク映画!!

青春ってなにも学生限定のものじゃないんだよなぁ…。

私自身「青春」を感じたことはほとんどないけど、別に今からだって始められる。

まさに「何かやらかしてやりたい!」って時が青春時代なのかも。

 

少なくともこの映画の主人公は が青春なのでしょう!

そんなまっすぐな青春物語が銀杏BOYZの楽曲と共に紡がれていく。

学生時代に銀杏や青春パンクばかり聴いていた私にはド直球で刺さる映画でした!

 

あとは古館祐太郎の演技がちょっと気になったかな。演技というよりは笹沢コウタってキャラか。

明らかに周りと雰囲気が違うような設定がされているんだけど、それに俳優のテンションがついて行ってない気がするんですよねぇ。

演技じゃなくてモノマネにすら見えるんですよ。表情の変化を強調しすぎていたり、声の抑揚がオーバー過ぎたり。

序盤はそれが気になってしょうがなかったんですが、人間は慣れるもので後半に進むにつれて「あれが普通」になってしまいました(笑)

ぜひ他の作品でも彼の演技をしっかり観て、比べてみたいものです。

 

以下は『いちごの唄』のネタバレを含みます!!

まだご覧になっていない方はご注意を!



感想(ネタバレ)

キャスト

毎度不勉強なもので、本作のヒロインを演じている石橋静河って女優さんをほとんど知らなかったんです。
出演作を観ても「あぁ、朝ドラのあの人か。」って程度でして…。

でも今は、本作を観て一番良かったことは石橋静河を知れたことだと思っています。真面目に。

 

彼女が演じたのは中学時代に恩人を事故で失ってしまったことで、しっかり前を見られなくなってしまった「あーちゃん」こと千日。
親に捨てられて孤児院で育った、大人になっても何処か影があるようなキャラクターです。

そんな心に深みのある役を超自然に演じていたんですね。

序盤にコウタと帰り道を談笑しながら歩いている時も、自分の過去を告白するときも、私の目に映るのは天野千日そのもの。
原作読んでないけど、もし読んでいたとしたらイメージにピッタリなキャスティングだったんだろうなぁと。

 

対してコウタは空気が読めず、人との距離感が分からない青年。
一見能天気に見えるけど、彼もまた親友を亡くしているんです。

たぶん映画を観た人は、一回くらいコウタにイラっとしたんじゃないかな(笑)

キャラクター設定的に空気が読めないヤツは基本イライラするもんで、この映画に関しては別に悪いことじゃないと思ってます。
作っている側も意図してキャラクターを作ってきているのだと思うし。

俳優の演技に対しては言いたいことあるんだけどね(笑)

主演二人の関係は距離感を掴めないコウタと、人と距離を置いてしまう千日って感じで良い対比になっていました!

映画のまとまり

この映画はストーリー的に回想シーンがめちゃくちゃ多い!

大人時代にコウタと千日が出会って、過去編。再び会って、また過去編。最後に千日の過去編。

映画を観る前から想像していたけど、これはあまりにも回想シーンが多すぎるし長すぎる。

そのせいで映画全体を観ると非常にまとまりが悪いものになっていますね。

 

回想シーンの多さ以外にも、映画前半はコウタが主人公。後半は千日が主人公と完全に分かれてしまっているんです。

かと言ってコウタに関してはスポット当てても最後まで成長がないし、あるのは千日へのまっすぐ過ぎる恋心だけ。

コウタにスポットが当たっているときは千日の存在感もあるのに、千日の時はコウタほぼ空気ですよ(笑)

せっかく千日が過去の出来事を告白しているのに黙りっぱなしだし。




考えてみれば千日はコウタほど強い恋心を抱いてないんですね。だから千日パートの時はコウタのことを思い出さないし、話題にも出ない。

W主演なのにこのアンバランスさが最後まで気になってしまいましたね。

ラストの美しさ

本作は近年まれにみる、めちゃくちゃ綺麗な終わり方をした映画として私の記憶に残るでしょう!

これまでやってきた伏線を回収して、亡くなった伸二から千日への告白シーンにしてしまう。

その告白を邪魔するようなコウタから千日への告白シーンはなく、敢えて今まで通りの会話をして終わる潔さよ!

前半は彼のキャラクターにイライラもしたけど、伸二と千日に対する気持ちは本物で、そこはちゃんと空気を読むという(笑)

いや、空気を読めてないからあの終わり方なのかな?ずるずる引っ張らないのがコウタの良さでも、本作の良さでもありますよね。

ラブストーリーにならなくて青春映画としての位置付けで終わるのが、なんとも言えない心地よさを残してくれました!

青春パンク

未だにパンクについてはよく分かりません(笑)
そもそも「パンクの何たるか」についての答えなんてないのかもしれないし。

ただ、日常的にいろいろ発散していそうな不良たちの音楽ではなく、何かを発散したいけどそんな勇気がない人たちに向けた曲だと思っているんですね。

やっぱ学生時代ってモヤモヤすることがあるじゃないですか?
思春期って言葉は嫌いなんだけど、悩みとかじゃなくて自分の中に溜っていく衝動的な部分って言うのかな。

私にとってはそのモヤモヤを解消するために行きついたのが青春パンクとか、映画だったわけでして。

 

たぶん劇中で叫びながら畑に向かってダイブする危険な遊びをしているのも、そういうモヤモヤを発散するための行為だったんじゃないかと。

結果的に伸二は命を落として、コウタと千日にはトラウマを植え付けてしまったけど、最後にはトラウマをその「危険な遊び」で吹っ飛ばす。

この辺はやっぱり「パンク」と繋がってくるんじゃないかなぁ。

 

カメオ出演

私の中で映画の評価に直結しない部分ではありますけども、カメオ出演の面白さもありました!

 

まずラーメン屋の客としてみうらじゅん田口トモロヲ

この二人は映画『色即ぜねれいしょん』で峯田と仕事しています。田口トモロヲは『少年メリケンサック』でも共演しているのか。

劇中で流れた銀杏BOYZの「犬人間」って曲にも参加していますね。

 

続いてコウタが働く冷凍食品会社の社員として監督・脚本家としても活躍している宮藤官九郎

峯田が出演した『少年メリケンサック』の監督で、ロックバンド・グループ魂のギター。

グループ魂としても銀杏BOYZと同じライブに出たりしていたような…。

 

後はコンビニ店員役で麻生久美子

NHKのドラマ『奇跡の人』で峯田と共演していたので、その関係かな?

 

あとは元銀杏BOYZのドラム村井守、曽我部恵一がいた・・・らしい(笑)

残念ながら気づきませんでした(笑)



使われた楽曲

えー、一応銀杏BOYZを日常的に聴いていた私が分かった限りの曲を挙げると、

 

オープニングや劇中のメロディーに漂流教室

コウタの父が聴く曲に犬人間

フィリピン人の同僚と歌う曲にNO FUTURE NO CRY

コウタが一番聴いていた曲がぽあだむ

エンディングにいちごの唄

ですかね?もしかしたら聞き漏らしたのとかあるかも。

 

あとコウタの会話に出てきた「ぐちゃぐちゃにしたい」ってヤツがあいどんわなだい

「君のパパを〇したい」があの娘に1ミリでもちょっかいかけたら…って曲です。たぶん。

あとなんかあったかな?

まとめ

銀杏BOYZの曲っぽい、青春映画だったと思います。

やっぱりパンクだから高円寺が舞台なんかな。
銀杏BOYZの歌にも高円寺出てくるし、パンクと高円寺の関係について前から気になってたんですよね~。

東京が舞台なのにコンクリートジャングルを全然出さない珍しい映画ではありました。

これを機に家のどこかにある銀杏BOYZのアルバムを引っ張り出してこようかな。

以上!!!

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今回レビューを書いた『いちごの唄』関連作だと

ラインナップ

・ボーイズ・オン・ザ・ラン

・色即ぜねれいしょん

・少年メリケンサック

・高嶺の花【TBSのテレビドラマ】

などなど。ぜんぶ峯田和伸出演作品ですが(笑)

他にも豊富なコンテンツが揃っていますよ!

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ABOUTこの記事をかいた人

90年代生まれ。最近フリーランスを始めたばかりの映画フリーク。 映画鑑賞が好きな人も、そうでない人も楽しめる文章を心掛けて執筆中。 お仕事のご依頼はお問い合わせフォームまでお願いします。