どーも、スルメ(@movie_surume)です。
今年のアニメ映画はもうお腹いっぱいすよw
それなのに今回の『HELLO WORLD』が来て、来月は『空の青さを知る人よ』が来るというw
マジで今年は豊作ですわ。スルメ的には何だかんだで『天気の子』が一番面白かったような…。『ワンピース スタンピード』も良かったけど。
で、『HELLO WORLD』はソードアートオンラインのテレビアニメを監督していた、伊藤智彦さんが手掛けているとのことでして、余計に期待値が上がる…!
SAOは2期まで観たんだったかな。如何にもラノベ原作って感じで俺は好き。デスガンとかいう直球すぎる悪役の印象がめちゃくちゃ強いw
結局『オーディナル・スケール』は観てなくて、3期も観てません。全部放送が終わったらまとめて観ようかと。
今は映画と海外ドラマ観るので精いっぱいなので、また落ち着いたら溜めてアニメみたいな。
※この記事はラストについては詳しく書きませんが、作品のネタバレがあります。
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映画について
あらすじ
2027年、京都。内気な男子高校生・直実の前に、10年後の自分だという人物・ナオミが現れる。ナオミによると、直実はクラスメイトの瑠璃と結ばれるが、その後彼女は事故で命を落としてしまうのだという。直実は瑠璃を救うため、大人になった自分自身とバディを組んで未来を変えようと奔走する。しかしその中で、瑠璃に迫る運命やナオミの真の目的、そしてこの現実世界に隠された秘密を知り……。
キャスト
主人公・直実の声は本作が声優初挑戦となる北村匠海さんが担当。
ヒロイン・瑠璃の声は浜辺美波さんがやるので『君の膵臓を食べたい』のコンビが復活する形となりますね。
予告編を観る限り声に違和感はありませんが、こればっかりは本編観なきゃ分からない。声優初挑戦って言うのは引っかかるけど、上手ければいいでしょ。
共演は松坂桃李さん、福原遥さん、釘宮理恵さん、子安武人さんなどなど。
評価
僭越ながら『HELLO WORLD』の満足度を★10段階で表すと・・・
★6
これで上映時間98分ですか??
俺はもっと長く感じたよ。つまらないとかではなく、とにかく濃厚に仕上げてきたなぁって感じで。
98分でしょ?1時間38分でしょ?どんだけ詰め込んできてるんだ…。
ストーリーとしては確かにちょっと「ソードアートオンライン」に通ずるところがあるかな~と思ったのは最初だけ。
中盤くらいからストーリーがドンドン展開していって、ヤベェ!頭が追い付かねぇ!ってなりましたねw
ここは現実かそれともシステムの中なのか。何層にもなる夢の中が舞台だった『インセプション』にも似た構造をしているのかな。
何とか小っちゃい脳みそを全開にして取りこぼしのないよう、全力で臨んだ98分でした!
先に声優に関して書かせていただくと、どうしても声を荒げる場面に違和感を感じてしまう。毎度同じ感想を抱くんだよね。何でなんだろう。
主人公の直実を演じた北村さんもヒロインの浜辺さんも初めてなのに上手いですね。そりゃあ本業の声優さんたちと比べてしまうとって言うのはありますが、劇場の中を通ってくる声は心地良かった。特に浜辺美波さん。
ヒロインの瑠璃は人を寄せ付けないクールな感じと、たまに出る乙女とのギャップが好きでした!
アニメだとそんなにクール系キャラ好きにならないんですけどね。同じキャラデザ関連で『けいおん!』だとりっちゃんが好きだし。瑠璃は究極まで愛想をなくした澪って感じで。
珍しくクール系に目が奪われた俺は映画終わった後、グッズコーナーで売ってた瑠璃バスタオル?に手を出してしまいそうになったほどw
序盤では一番気になっていた勘解由小路さんに大した役割がなかったのが本当に残念。瑠璃や直実との仲をもう少し映してくれても良かったんじゃないか。
ここから先は『HELLO WORLD』のネタバレを含みます!!
まだご覧になっていない方はご注意を!!
感想(ネタバレ)
アニメーション
まずは本作のアニメーションについて。最初に受けたのは2次元でも3次元でもなく、2.5次元くらいの印象でした。ヌルヌル動いていくキャラクターたちに目を奪われますね~。
テレビアニメとはまたひと味違う、劇場アニメならではの特別感と言いましょうか、1800円払ったのだからテレビアニメよりもちょっと特別なアニメーションに仕上がっているんです。
で、製作会社を調べてみたら『ガンツО』を作ったところなんですね。そりゃ凄いわけだ!『ガンツ』は実写映画がまぁアレでしたから、余計に全編3Ⅾアニメで観たいと思ったんだよ。続編あるならカタストロフィを映画化してくれると…。
それは置いておいて、とにかく大スクリーンで観るに値するアニメーションだと言うことは間違いない。今年は『天気の子』は言わずもがな、『海獣の子供』とか『きみと、波にのれたら』などアニメーションに力を入れている映画が多かったし、これを観ちゃうと来月公開される『空の青さを知る人よ』も期待値が高まりまくるね。
えー、あとアニメーションで言うならば特殊能力であるグッドデザインを使った時の演出。
赤や黄色やらのカラフルなエフェクトが使われていて、使う度に「おおっ!!」ってなるのよ。ちょっと少年の心が顔を出すようなさ。同じような演出をどっかで観たような気がするんだけど、忘れちゃった。
頭に思い浮かべたモノを創造するって能力は割とありがちなんですが、この演出と作るものの構造を知っていないと生み出せないって設定のおかげで新鮮さを欠くことはなかったんじゃないですかね。
ただ、俺ならどんなに本が好きでも武器として生み出すことはしなけどな。どんなに映画が好きでも巨大なDVDや映写機を武器にしないように、本が好きならそれを相手に叩きつけようって考えにはなかなか至らないんじゃね?
観ている分にはシュールさも生まれて面白かったんですが。どうせなら最後の方もトラバサミを使わないで、本に関連する何かで攻撃すれば統一感が出たと思います。
そんな感じで、ジェットを使ってでっかい本振り回すシーンとか、未来のナオミを殴る時に手袋を外す細かいシーンが好きだったり、キツネ面の目玉が飛び出すシーンに身震いしたりと、印象深いアニメーションがとにかく多かった!
ストーリー
この映画はまず最初にアルタラ内のデータ世界があって、その外に現実世界がある二重構造をしています。これが開始10分ちょっとで明かされるんで、どんだけスピード感ある映画なんだと。
そして、中盤以降は現実だと思っていた世界もまたデータ世界だったという、まさに「インセプション」な世界を夢ではなくデータで行く世界観です。
つまり主人公の直実が”グッドデザイン”という超能力にも似た能力を使えるのも、そこがデータ世界だからなんですね。データを書き換えることで太陽でも惑星でもブラックホールすら生み出せる。
そうして本来の世界では死ぬはずだった恋人の瑠璃を助けるストーリーが展開していきます。
うーん、ストーリーとしましては『インセプション』を日本のアニメ風に解釈したって見方をしちゃいましたね。データが削除されていくシーンの映像は『ドクターストレンジ』や『インセプション』にも似た空気を出していたし。
それでも未来を知るナオミが持ってきたマニュアルを基に瑠璃を攻略していくのは好きです。瑠璃を自ら好きになったというよりは、なるべくしてなったような気もするんだけどね。瑠璃もマニュアル通りに攻略されたと知ったら悲しむと思うよ。
というか直実は未来から来た自分の願いとは言え、そういうの断りそう。私の勝手な思い込みだけどw
それと「ここがデータ世界なんだ」と言われてすんなり受け入れるのも変な感じするしな。
実は私たちが今生きているこの世界もデータの中だって言われてまして、ほぼ確実に仮想現実に生きているのだとか。あ、これは都市伝説ですが。
2027年の未来が舞台だから、今とは違ってこの考えが一般化している可能性も少しはあります。でも俺は受け入れるの無理だと思うよ。アニメだからここのテンポが遅かったら全然ダメな作品になっていたんでしょうがw
ラスト
最後にラストについて少し触れさせてください!あ、詳しいネタバレあらすじを書くつもりはないんで、知りたい方はWikipediaでもどうぞ。
私の中では本作のラストは二個ありまして。まず最初の方、タイトルである「HELLO WORLD』の意味が分かる方はめっちゃ良かった。ここですぐにエンドロールに入ってくれれば、これほど良い終わり方は無いと思う。
しかし、その後にある所謂「ラスト1秒に覆される」方のエンドはちょっとなぁと。やるならエンドロール後の映像としてやって欲しかったのよ。本編の方はラストに「HELLO WORLD」とタイトルが出て、パっと終わらせて欲しかった。
しかし、本当にラスト1秒で立場が見事に逆転しましたね。これまで唯一気になっていた部分を解説し、救われなかったナオミも最後に救済が待っているという。考えれば考えるほど秀逸やな。
ただタイミングがなぁ…。ラスト1秒に持っていきたいがために作られたように感じてしまう。残念!
まとめ
今年はアニメ映画当たり年ですわ。毎度言っている気がするけども。
これを機にオーディナル・スケールでも観てみようかな。
最近近くのTSUTAYAが2つ潰れて、レンタルする方法がネットしかない。余計に新作・準新作辺りは観る機会減っちゃうなぁと。
SAOの三期はちゃんと終わってから観ますね。そのとき時間があれば。
以上!!!
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