映画『はい、泳げません』ネタバレ感想と評価 泳げるようになれば世界は変わる?

スルメ
どーも、スルメです

この記事では綾瀬はるか×長谷川博己主演の映画『はい、泳げません』の感想を書いていきます!

突然ですが、皆さんは泳げますか? クロールやバタフライができなくとも、溺れないくらいには泳げますか?

僕はスキューバダイビングが趣味のひとつなんですが、泳ぐの好きじゃないんですよね~

プールとか、ほら、汚いしさ。

小学生くらいの時、市民プールでご老人が鼻かんで流しているのを目撃しちゃって、若干トラウマになっているんですよね(笑)

という感じで、泳げはするけどプール嫌いな私が観る、『はい、泳げません』の感想です。

『はい、泳げません』

あらすじ

泳げないどころか、水に恐怖心を抱いている小鳥遊は、水泳教室に通いはじめる。プールに入ることすら怖い小鳥遊だったが、コーチの静香は厳しく指導し、ついには息継ぎができるようになっていた。

しかし、小鳥遊には川で溺れた息子を助けられなかった過去があり、水泳を続けるうちに過去のトラウマが蘇っていく。

ようやく25メートル泳げるようになるが、水底に息子の幻覚を見てしまい、小鳥遊はプールで溺れてしまうのだった。

作品概要

原作となったのは髙橋秀実(以下、敬称略)のエッセイです。僕も読んでおりますが、泳げない人目線でプールと水泳の難しさを語りつくす、とにかく笑えるエッセイでして。電車の中で「フフっ」と笑っちゃうくらいには、面白かったです(笑)

ただ、映画版はかなりアレンジを加えている模様。どんなドラマが生まれているかに期待です。

そんな本作の監督を務めているのは、『フレフレ少女』を手掛けた渡辺謙作。脚本家としても活躍していて、『舟を編む』では日本アカデミー賞に輝いております。

 

キャストの方を紹介していくと、主演が長谷川博己と綾瀬はるかのふたり。

泳げない男と元水泳選手のコーチという役で、この組み合わせだけで笑えて来そうなコンビを演じております。

その他キャストは小林薫、麻生久美子、阿部純子などなど。

『はい、泳げません』評価

ストーリー★★☆☆☆ 2/5
キャスト★★★★☆ 4/5
演出★★☆☆☆ 2/5
映像★★☆☆☆ 2/5

総合評価 ★ 5/10

 

「泳ぐことに理由がいるのだろうか」


泳ぐことに理由を求めすぎていて、頭でっかちな映画に思えました。

原作はもっと軽やかで、泳げない人視点から水泳について描いていく、作品だったのですが……

さすがに原作ままだと2時間の映画にするのは難しいし、エッセイだからストーリー性のあるものにするのは骨が折れそうですが、これはドラマを詰めこみすぎ。

「考えるな!感じろ!」と静香コーチが指導しているのに、映画自体は練りに練られて、あらぬ方向に行っているという違和感。

 

今作が初共演らしい、綾瀬はるかさん、長谷川博己さんの演技には笑わせていただきました。

長谷川さんの絶対泳げない、硬すぎる動き……(笑)

僕は水を恐いと思った経験がないのですが、本当に泳げない人はこんな感じなんだろうなと。

学校のプールは休んでたタイプだな。

 

※以下、映画に関するネタバレが含まれます。まだ鑑賞していない方はご注意を

 

『はい、泳げません』感想

泳げないとはどういうことか

僕は物心ついたころにはすでに泳げていました。僕が小さいころ、なぜか家に巨大な池があって、両親は溺れたら大変だと幼いころから僕をスイミングスクールに通わせていたんですね。正直楽しかった記憶は1ミリもありませんが、必要に駆られて、ある程度は泳げるようにはなりました。

そのせいか、水を恐いと感じた経験はないし、今ではスキューバダイビングを趣味のひとつとしています。

ただ、水泳は大嫌い。小学生のころスクールで100メートルを無理やり泳がされて以来、クロールも平泳ぎもやりたくありません。あっぷあっぷしちゃって、本当にブラックアウトするくらい苦しかったんです。それ以来、たぶんほとんど真面目に泳いでないんじゃないかな。

僕自身は泳げる側の人間なので、水もダメで泳ぎもできない人の気持ちが全くといっていいほどわかりません。泳ぐのって、僕にとっては自転車に乗るくらい当然のものだし、肉体に染みついているものだから。

「泳げないってどういう気持ちなんだろう」

この映画の主人公・小鳥遊は水が苦手です。いや、苦手どころかお風呂もまともに入れないし、顔をつけることも怖い。泳ぐ以前の問題なわけです。

「そんな人いるのか?」と思う人もいるかもしれませんが、原作を読む限りでは、水が生き物のように見えるのだと。作者の水に対する超一方的な解釈がこの作品の醍醐味でして、映画の中でも小鳥遊による謎理論が繰り広げられていました(笑)

特に「水が顔につくのは平気だけど、水に顔をつけるのは無理」という不思議すぎるトーク。言ってることはわからんでもないけど、泳げる人からすれば思いつきもしなかったみたいな。

 

小鳥遊を演じた長谷川博己さんの演技力もあり、水泳まわりのエピソードは非常に笑えるものになっています。

原作は水泳についてがほとんどで、息子や夫婦関係のことには一切触れられていません。プールでの小鳥遊の反応が楽しめた方は、ぜひ原作をお読みください。

人はなぜ泳ぐのか

人はなぜ泳ぐのか

人は陸で生活している生き物であり、水は必要としていても、水に入る必要はありません。けれども、なぜか人間は泳ぐことが好きなようで、水泳をはじめ、ダイビングなどのマリンスポーツも盛んに行われています。

僕が思うに、人は見通せない場所に好奇心を抱く習性がある。故に、身近にある未知なる世界・水中に思いを馳せ、水中でより長く活動しようとさまざまな技術を開発してきたのではないかと。水泳もその中のひとつですね。

 

つまり水泳というのは…………

 

いや、そんなことどうでもいいんだ!!!

 

「人はなぜ泳ぐのか」なんて、ドラクエ新作みたいなことを書きましたが、泳ぐことに理由なんていらん。

「そこにプールがあるから」くらいの漠然としたもので十分だし、ほとんどの人は「学校で授業があるから」程度でしょ? 僕だって「庭に池があってヤバいから」くらいの動機で泳ぎ始めたし、そんな深く考える必要はない。

 

一方、この映画は「泳ぐことの理由」を超丁寧かつ、超ドラマチックに作り上げています。原作を先に読んだことが失敗だったのか、「泳ぐことにそんな理由づけいる?」と終始思いながらの2時間でした(笑)

しかも、その理由がなかなかシリアスだし、トラウマをプールに持ちこむ演出は軽くホラーだったりする。いち水泳コーチが生徒のプライベートに踏みこみすぎるのも気になるし、もっとドライな関係の方が楽しめたような……。そして、泳ぐ動機があそこまでシリアスなら、生徒の女性たちの反応は些か問題があると思うよ。

「笑っていいのかよくわからん」

あと、泳げたからといって、なにも起らなかったのが残念。

トラウマを克服できたのは、水泳というより、コーチの励ましが大きいし。コーチのトラウマもストーリーにほぼ生きてこなかったし、あんな歩き方してたら逆に事故りそうなものだけど。

最後に

不謹慎ではあるけれど、泳げない人が泳げるまでを追ったドキュメンタリーとかあれば観てみたいです。

本来は『はい、泳げません』がそれに該当する作品だったんですけどね。ちょっと謎な部分も多かった映画でした。

しかし!綾瀬はるかさん×長谷川博己さんのコンビは素晴らしかった。

欲を言えば水泳シーンをもう少し増やして欲しかったけれど、ふたりがいたから最後まで楽しめたのだと思う。

 

余談ですが、僕は泳げはしたけど学校のプールは休みがちな人でした。

なんか知らんけど小・中学生の時は、上半身裸になるって凄く抵抗があったんですよね。修学旅行のお風呂は全然平気なのに。僕らの学校は組体操の時も上半身裸にされてましたからね。今思うと「馬鹿じゃねぇの」って感じですが。

今では男子も上半身までの水着になったようで、うらやましい限り。そもそも潔癖だから、プール嫌いは変わらないけど。

 

以上。


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