華々しい?ラストを飾った『アベンジャーズ エンドゲーム』から早2か月。
やっと興奮が収まってきたこの時期に、『エンドゲーム』で打ちのめされた私に追い打ちをかけるように『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』が公開されます!
まったく何考えているんだマーベル!こんな短期間で連続して大作出すんじゃねぇよ!(誉め言葉)
スパイダーマンは私の一番好きなヒーローですしね。もしかしたら『エンドゲーム』以上に興奮するってこともあるんじゃないかと。
『シビルウォー』から始まり、ついに終わるMCUフェイズ3。今後の予定(フェイズ4)はそろそろ発表されるとして本作が一つの節目になることは間違いない!
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スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
予告編の最初に主演のトム・ホランド自ら「エンドゲームのネタバレあるよ!注意してね!」って警告を出してたよね。
皆に観てもらう予告なのに「エンドゲーム鑑賞後」の人たちだけに向けた予告って自信あり過ぎだろ…。
この記事でも予告編同様『エンドゲーム』並びにMCU過去作のネタバレを含みます。ご注意を!
あらすじ
トニー・スタークの死から数ヶ月。「親愛なる隣人」として活躍しているピーター・パーカー(トム・ホランド)はチームメイトのMJ(ゼンデイヤ)に想いを打ち明けられずにいた。
スパイダーマンの秘密を知るネッド(ジェイコブ・バタラン)と共に夏休み旅行での告白の計画を立てるが、アベンジャーズのニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)から連絡が。
旅行を優先してフューリーからの電話を無視したピーターは、仲間たちと共にヴェネツィアへ旅行に旅立つ。
しかし「エレメンタルズ」と呼ばれるヴィランが現れ、ピーター達がいるヴェネツィアは今までにないほどの混乱に陥ってしまうのだった…。
監督
監督は前作『ホーム・カミング』と同じジョン・ワッツ。
過去監督作はピエロのメイクが取れなくなるホラー映画『クラウン』、ケビン・ベーコン主演のスリラー『コップカー』などなど。
『ホーム・カミング』の監督が決まった時ホラー系の監督だと思っていたのですが、アメコミ映画でも違和感ないですね。
そう言えばトビー・マクワイア版の『スパイダーマン』を監督したサム・ライミもホラー映画でブレイクしたし、『アクアマン』のジェームズ・ワンも『死霊館』の監督だしなぁ。
ホラーからのアメコミ映画ってパターンは多いのかも。
キャスト
主演はMCUが抱えるネタバレ爆弾のトム・ホランド。スパイダーマン役に抜擢されてから数々の映画で見かけるようになりましたね。
実はヒロインのMJ役を演じるゼンデイヤと度々パパラッチされているらしく、付き合っている噂もあるとか。事実かどうかは知らんけど(笑)
そしてMCU初参戦となったジェイク・ギレンホール!
異世界から来たと語るミステリオことクエンティン・ベック役での出演です。
原作ではスパイダーマンのヴィランなんだけど、映画版だと設定が変わるかも。動きも特殊効果もカッコいいから継続的に出演してほしい!
他にも毎度おなじみサミュエル・L・ジャクソン、若すぎるメイ叔母さんを演じるマリサ・トメイ、『アイアンマン』を監督したジョン・ファヴローが共演。
評価
『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』の満足度を★10段階で表すと…
★9
エンドゲーム並み… いや!それ以上だ!!
これはヤベェ。マジでヤベェ。
いつも以上に語彙力崩壊するほど興奮の嵐でしたわ…。
『エンドゲーム』で全力出し切ったんじゃないんかい(笑)
このクオリティの映画を連発できるってバケモンとしか思えないよマーベル!
『エンドゲーム』も興奮の嵐だったんですけどね。
私としてはせっかく集合したのだから、もっとヒーロー同士の絡みを観たかったんですよ。
それこそスパイダーマンとソーとか、キャップとスター・ロードとかね。
それに比べ単独作として他ヒーローを出す必要がないファー・フロム・ホームはスパイダーマンだけに焦点を当てられるんです。
大好きなスパイダーマンが街を縦横無尽に飛び回るアクションを堪能できて、さらにニューヨークからヨーロッパ各地へと舞台が移動する。
しかも「親愛なる隣人」から「世界を守るヒーロー」への成長物語ともなっていますしね。
MCUに加わったことでニューヨークを飛び出し、世界規模で活躍できるようになったのは大きい!
私がヒーローの中でスパイダーマンが一番好きってだけかもしれないけど、『エンドゲーム』より好きだったなぁ…。
ザっと感想書きましたが、以下はネタバレありまくりの感想です。
まだ映画をご覧になっていない方はご注意ください!
感想
ヨーロッパには行ってよかった
以前『メン・イン・ブラック インターナショナル』のレビュー記事で「ヨーロッパには行かなくてよかった!」って書いたんですけど、『ファー・フロム・ホーム』は確実にヨーロッパに行ってよかった映画でした!
ヴェネツィアにプラハにロンドン。世界でも有数の観光地をスパイダーマンが飛び回るなんて面白くならないワケがない!
高層ビルが立ち並ぶニューヨークをスパイダーウェブで飛び回るのもいいけど、たまには場所を変えないとね。
特に水の都ヴェネツィア。ここに水を操るハイドロマン?(本当は水を司るエレメンタルズだけど)が現れたら…とか誰が考えたんでしょう?今まで誰も考えなかった発想ですよね。
ヴェネツィアで暴れまわるハイドロマンと、それを止めるミステリオが観れただけで満足ですよ私は。
『メン・イン・ブラック』も元は舞台がニューヨークだし、スパイダーマンもそう。
二つの映画が同じ時期にニューヨークからヨーロッパへ行ったのに『ファー・フロム・ホーム』の方が断然出来が良い!
その違いを考えると、やっぱりヨーロッパだからこそ絵になるシーンが『メン・イン・ブラック』のほうは乏しかったんですよね。
ヴェネツィアの場面も含め、バチンっと頭にハマってくるシーンが盛り込まれた『ファー・フロム・ホーム』はヨーロッパを使いこなせている感じがありました。
ヒーローか、隣人か
スパイダーマンと言えば「親愛なる隣人」をキャッチフレーズにニューヨークの街を守るご当地ヒーロー的存在。
『インフィニティウォー』でトニーに認められアベンジャーズへと加入しましたが、ヒーロー活動よりも自身の恋や旅行を選択する、まだまだ未熟なヒーローです。
そりゃ5年経っているとはいえ年齢も16歳ですから「青春を謳歌したい!」と考えるのは必然ですね。
かと言って自分を認めてくれたトニーへの恩も強いので「ヒーローとして活動するべき」とも考えています。
この普通の高校生ピーター・パーカーと、世界を救うスパイダーマンとの間に挟まれてしまった時の葛藤がメインで描かれていました。
そこが『ホーム・カミング』とは異なる点でして、前回はどちらかと言えば「日常よりもヒーロー活動!アベンジャーズになるんだ!」って気持ちの方が上だったと思うんですね。
でも最後は「親愛なる隣人」としてアベンジャーズへの加入を断る場面で幕を閉じました。
そして『インフィニティウォー』、『エンドゲーム』といろいろあって成長したピーターはアイアンマンの代わりと言われることにプレッシャーを感じつつ、MJやネットたちとの青春を選択します。
しかしニック・フューリーがトニーやソー、キャップがいない今、世界を守る人間が必要だとピーターに語りかけるのです。
さぁ、困った!スパイダーマンは「親愛なる隣人」ではあるけれど、ソー達と違って地球を守るヒーローじゃない。
自分も16歳の高校生だし、トニーの代わりにはなれないよ!と。
この時ピーターの中で生じた葛藤や自信のなさが後のミステリオとの「あのシーン」に引き継がれます(笑)
ミステリオ!!
予告編の段階ではスパイダーマンと一緒にエレメンタルズと戦っていたミステリオこと、クエンティン・ベック。
「原作だとヴィランだけど映画版ではヒーローになるの!?」と思っていた方は少数派なんじゃないかと。
大体のファンの反応は「見ればわかる。絶対裏切るヤツやん!」だったのではないでしょうか!
その予想は大当たりして、中盤以降は自作自演でヒーローを演じるヤバいヤツに変貌!
その時のジェイク・ギレンホールの演技が溜らないんだなぁ、これが!
前作のヴァルチャーは車の中でピーターと一対一になってしまう緊迫したシーンがありましたが、今回もミステリオとピーターが一対一で会話するシーンが存在します。
その時に悪には絶対に渡してはならない「トニーの遺品」をミステリオに渡してしまうんですけど、あのシーンの緊張感はハンパじゃない(笑)
たぶん皆が「コイツ悪役なんじゃね?」と予想しているからこそ実現したシーンですよね。相手がミステリオとジェイク・ギレンホールじゃなかったらアレはできない!
ミステリオのキャラ設定も原作とは違ってトニーに恨みを持つ人物って設定が良かったよね。
そう言えば前作のヴァルチャーもトニーに仕事を奪われてヴィランになったし、世界を救った反面で新たなヴィランも生み出していたトニー。
天才であるがゆえに人使い荒かったのかな?確かに開発品に「BARF(ゲロ)」と名付けられたら私も恨むかも(笑)
『シビルウォー』で登場したあのシステムとか、『アイアンマン』で登場したキャラを再登場させる辺り、集大成って感じありますね。
フェイズ4への扉を開くのだ!
アイアンマンやキャプテン・アメリカが卒業し、転換点を迎えているMCU。
今後展開されていくであろうフェイズ4へのヒントが二つ用意されていました。
ひとつがミステリオの残したメッセージ。そしてもう一つが宇宙進出していたフューリーです。
これらに関する考察はまた別の記事で書くとして、とりあえずJ・ジョナ・ジェイムソン役がJ・K・シモンズってことが判明しました!!
トビー・マクワイヤー版のスパイダーマンでも彼でしたからね!まさにイメージにぴったり!!
ジョナ・ジェイムソンはスパイダーマンの中でもある意味で超重要キャラですし、MCUにも参戦してくれたのはマジで嬉しい。
ここはキャップの「アベンジャーズ・アッセンブル」より興奮したかもしれん。いや、本当に(笑)
しかし残念ながらスタン・リーのカメオはありませんでしたね。ひょっとしたらCGで蘇るのでは!?とかって思っていたのですが…。
目の錯覚かもしれないけど一瞬モブの中にスタン・リーを見たような気が。ただの似てる人かもしれんけど。
もう一度観に行って確認してきますわ~。
まとめ
『エンドゲーム』で起こった問題を解決させ、次の物語への橋渡しをする。
フェイズ3の終わりにはふさわしい作品でございました!
『エンドゲーム』だとエンドクレジットシーンがなかったから、キレイに終わり過ぎた感じがあったんですが「TO BE continuity」つけても違和感がない終わり方のほうがMCUらしいです。
スパイダーセンスが「ピータームズムズ」と呼ばれているのが何気に良かったですね。
ほどよい緩さが少年マンガっぽくて好きなんだよなぁ。
どうなるかと思っていたパッチン組との5年問題もシンプルかつ自然に演出されていたし、今後それを不安に思うことはないかも。
今後来年までMCU作品は公開されませんが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』も『ブラック・パンサー』もあるフェイズ4も絶対面白いに違いない!
と思いながら気長に待ちましょう!
以上!!!