映画『エノーラ・ホームズの事件簿』感想 ぜひ同じメンバーでのシリーズ化を希望したい

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

今回はNetflixでの配信が始まった『エノーラ・ホームズの事件簿』の感想でっす。

この映画はですね。『ストレンジャー・シングス』のイレブン役でおなじみの、ミリー・ボビー・ブラウン主演作でして。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』とか、大作への出演はあったけど、映画の主演っていうのは本作が初めてじゃないですかね。

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成長するたびに「ナタリー・ポートマンに似てるな~」と思う次第であります。将来の大女優はほぼ間違いないでしょう!

 

そんなわけで、レビューに参ります!

 

※この記事はネタバレを含みます!




エノーラ・ホームズの事件簿

あらすじ

推理力と行動力を発揮して、兄シャーロックを出し抜き、行方をくらました母親を捜す16歳のエノーラ・ホームズは、若き侯爵をめぐる陰謀に巻き込まれていく。

Netflix

主人公はかの有名な探偵、シャーロック・ホームズの妹という設定です。

シャーロキアンの方々には怒られるかもしれませんが、映画やドラマは観ていてもホームズの原作読んだことないんだよねw

原作の『エノーラ・ホームズの事件簿』はシリーズ化されていまして、本作はその第一作目「消えた公爵家の子息」を映像化しています。

キャスト

ミリー・ボビー・ブラウン/エノーラ・ホームズ

以前書いた記事の中でも「期待の女優!」的な感じで紹介しました。

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『ストレンジャー・シングス』では大胆にも坊主にしていたり、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』ではアクションを披露していたり…。まぁ何でも出来そうですね。

エノーラ・ホームズは紳士な兄ふたりとは対照的で、自由で活発な少女。当時は少なかったであろう現代的な女性です。

ヘンリー・カヴィル/シャーロック・ホームズ

『マン・オブ・スティール』でスーパーマンを演じたことでおなじみの俳優。その他出演作はNetflix『ウィッチャー』や『ジャスティス・リーグ』などなど。

シャーロックはロバート・ダウニー・ジュニアとか、ベネディクト・カンバーバッチとか、最近はどこかでヒーローやってそうな人が起用されたイメージ。

サム・クラフリン/マイクロフト・ホームズ

役者の年齢的に考えたらホームズより年上だけど、一応兄。ドラマ版『シャーロック』でも登場していますね。

本作では口ひげを生やした、いかにもな英国紳士。エノーラに対して厳しい教育をさせます。

フィオナ・ショウ/ミス・ハリソン

『ハリーポッター』シリーズのペチュニアおばさんですね。ダドリーを演じたハリー・メリングも最近よく見かけるし、今思うと『ハリーポッター』ってスゲェ作品だったんだなと。

ミス・ハリソンはエノーラに厳しく淑女になるための作法を教える先生。別に悪いヤツじゃないんだけどな。時代が変わると悪いヤツに描かれちゃうのが残念。

ユードリア・ホームズ/ヘレナ・ボナム・カーター

ティム・バートンとのタッグで有名な女優。『オーシャンズ8』や『シンデレラ』などの話題作にも。

本作では失踪してしまうエノーラたちの母を演じています。彼女の裏の目的が重要な謎になっているのですが…。

 

 

評価

僭越ながら『エノーラ・ホームズの事件簿』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

5
★★★★★☆☆☆☆☆

 

良くも悪くも全年齢対象作品

シンプルかつスピーディーなストーリーで、適度にアクションを混ぜ込んで観客を飽きさせず、ちょっとばかしのロマンスもある。

僕が想像するホームズは硬派なイメージがあるんですが、主人公がエノーラになることで、かなり飲みこみやすい作品になったのではないかと。

ただ、残念なことにその代償はミステリー部分が背負うことになりました。

というのも、確かにエノーラの魅力は抜群で観ていて楽しいのですが、肝心なミステリーに関する部分はわかりやすさ優先であまり楽しくありません。

暗号解読もパパっとエノーラが解読しちゃうし、すんなりと進んでいくイメージです。そもそも僕のような英語達者じゃない人には、一緒に解いていくってことはできんしね。

肝心な犯人(黒幕)に関しても登場人物がかなり狭められているから、消去法でアイツしかいねーだろと。

登場人物を少なくして、相関図をシンプルにして、確かにわかりやすいけども、ミステリーの面白さをだいぶ削っちゃったような気がします。

そもそも本作をミステリー映画として捉えていいのか?って疑問もあるのですが。




ストーリーに関しては、そんな感じで残念な部分もありの、期待しすぎた感があったけども、ミリー・ボビー・ブラウン演じるエノーラのキュートさは想像以上!

彼女は第四の壁を超えて、観客に話しかけてくるんですよ。それって映画では良くある演出ではあるのですが、常に観客の目を意識しているのは珍しい気がする。

特にエノーラが話しかけてこない時でも観客に目配せしたり、リアクションを共有しようとしたりと、通常の登場人物以上に距離が近いような感覚に陥ります。

この演出のおかげで余計にエノーラの魅力が引きあがり、さらにミリー・ボビー・ブラウンも好きになると。

『ストレンジャー・シングス』の次に、代表作として名を上げて良い作品ですわ~

その分、ストーリーに惹き込まれなかったのが残念でならないんだけど。

 

ただ、僕個人としては本作のシリーズ化を強く望んでいます。

まぁ、ミリー・ボビー・ブラウンが好きで、ヘンリー・カヴィル演じるシャーロックが好きってだけなんですけどもw

原作読んでないから知らんけど、今後はモリアーティーとかワトソンとかシャーロック側の人たちも出てくるんですかね?

そうしたら、シャーロックの事件を客観視するような、その裏でエノーラが…みたいな面白い展開に期待しちゃう。

母がやろうとしていることも続きを描けそうですし、ミリー・ボビー・ブラウンも将来性も含めてシリーズ化は全然アリ。できれば劇場で観たいですけどね。



まとめ

あまり関係ない話になっちゃうけど、『ストレンジャー・シングス』のシーズン4が撮影再開したみたいで。

なんと半年間も止まってたらしいんですよ!

僕のような大人な人間にとっては半年なんてすぐだけど、ティーンエイジャーの彼らからしたらよっぽど長かっただろうなと。成長してそうですけどね。

実は本作も小人19の影響を受けていまして。本当は映画館で上映される予定だったのを、Netflixにしたとか。

レジェンダリーが権利を持っているなら、続編は難しそうだけど、Netflixならあわよくばドラマ化とかもあり得そうだからな~

ちなみにミリー・ボビー・ブラウンが次に出演する映画は、たぶん『ゴジラVSコング』になると思う。延期になりそうだけどね。

 

以上!!!

 

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