映画「アナザーラウンド」ネタバレ感想 大学生に観てほしい学びのある酒映画

二十歳を過ぎて5年が経過しましたが、僕自身、あまりお酒を飲みません。

極端に弱いってこともないんですが、そもそも味が好きじゃないんですよね。

ビールなんてアサヒもサッポロも違いが分からないし、そもそも生ビールと瓶ビールの区別がつかない!

結局好きな酒はピニャコラーダやモヒートなどのラム系カクテルになるんですが、家で作るのは難しいし。

 

僕は年数回しか酒は嗜みませんが、酔うことや飲み会は好きなんですよね。

今は難しいけど、みんなでワイワイ騒いだり、酔った状態で夜の街を歩いたりとか、そういった酒に付随する娯楽は大好き。

そういう時代が戻ってきてほしいけど、まだ時間はかかりそうですね~

 

そんなわけで、今回は酒がテーマになっている映画『アナザーラウンド』の感想です!

この映画はアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しておりまして、かなりの注目作といえます。

主演はハリウッドでも活躍し、最近はゲームにも出たりしていたマッツ・ミケルセン。日本でもファンが多いですし、僕も『カジノ・ロワイヤル』以来、大好きな俳優です!

軽く作品紹介をしたところで、感想に参ります!

 

※この記事は映画の一部ネタバレを含んでいます

アナザーラウンド

あらすじ

マッツ演じる冴えない高校教師とその同僚3人は、ノルウェー人哲学者の理論を証明するため、仕事中にある一定量の酒を飲み、常に酔った状態を保つというとんでもない実験に取り組む。すると、これまで惰性でやり過ごしていた授業も活気に満ち、生徒たちとの関係性も良好になっていく。同僚たちもゆっくりと確実に人生が良い方向に向かっていくのだが、実験が進むにつれだんだんと制御不能になり…。

『アナザーラウンド』公式サイト

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ソニー・インタラクティブエンタテインメント

評価

 

★6/10

 

大学1年生に観せたい酒映画!

お酒をテーマにした映画って割と多くて、そのほとんどがバカ騒ぎした若者たちがトラブルに巻き込まれる……的なストーリーなんですよ。

未成年が酒を買うために奮闘したり、ホームパーティー開いたら大騒動になったり、コメディーに落ち着くことが多いかなぁ。

そんな映画を観ると、好きでもないのに酒が飲みたくなるんですが、今作の場合はそういった衝動は起こらず、むしろ学びが多い映画でした。

 

日本版ポスターを観ると、「酔って騒ぐコメディー」っぽくも見えるんだけど、内容はいたって真面目なドラマ。

酒のいい面も悪い面も徹底的に描き出し、それでいて「これぞアルコール映画!」と称えたくなるような、完璧な終わらせ方。

マッツのカッコよさも、ダンスの引っ張り方も最高でしたw

これから酒を飲み始め、「今日も飲みだわツレーワ」とか言いだすであろう大学1年、2年生に勧めたい作品ですね。

 

ここから先も映画の一部ネタバレを含んでいます

まだ鑑賞していない方はご注意を!

感想

映画はうだつの上がらない高校教師4人が、「酒を飲んで適度に酔っぱらえば、メリットがあるんじゃね?」と考えるところからスタートします。

彼らは飲酒検問で使われる機械を購入し、血中アルコール濃度を0.05%に保ち「実験」と称して授業にも酒を飲みはじめ、実験はそこそこ順調に進んでいきました。生徒から若干嫌われていた主人公も、酒のおかげで面白い授業ができ、結果的には良い影響をもたらします。

たしかに酔うことによって、メリットも多くあるよね。僕の場合は初対面の人や、ちょっと気を遣う先輩とかだったらアルコールが入っていた方が話しやすくなるし、気分も朗らかになる。一人で飲むことはほぼないけど、人と飲んでいればいつも以上に饒舌になると思う。

ただ、やっぱり調子に乗って飲みすぎると、帰りの電車で異常な吐き気を催したりするんで、月1の適量が僕にはあっているんですが。

 

もちろん、酒のデメリットも映画では語られています。「0.05%」という縛りの中で行っていた実験も、さらなる酔いを求めて青天井状態。アル中一歩手前くらいの状況になっていき、本人たちもヤバいと感じはじめるという状況に。

主人公は妻と距離が離れてしまい、実験に参加した仲間たちも何かしらマイナス面があらわれていきます。

今作の面白い点は、「ヤバいけど、もっと飲もうぜ!」という若者ノリは少なく、「これ以上飲んだらヤバいんじゃ…?」と大人らしい冷静さを持っている点です。大人でも自分の酒の量がわからない人は結構いるんですが、彼らは自分たちの限界を自覚しているのが新鮮だったりして。

とはいっても、実験のメンバーはほぼ全員酒で失敗するんで、反面教師となるわけですがw

僕の周りでは酒飲みが少ないんだけど、こういう酒の失敗はあるあるなんだろうか? 自分を見失うくらい酔ったことがないもんで、なぜここまで自分の中身を見せてしまうのか疑問が残りますね。

映画の終盤では主人公が妻と別れるって展開があるんだけども、明らかに妻の浮気が一番悪いのに、なぜか酒や主人公が悪者にされたのは納得できない。たとえ主人公が妻の相手をしていなくとも、浮気するほうが100%悪いと僕は考えるタイプなんで。

妻の浮気を知っていて、それでもポーカーフェイスで生活していたなら、そりゃ酒に逃げたくもなるよ。彼のストレスはどれほどのものだったのだろうか?と考えると、一気に悲しくなるね。

「妻が浮気した原因は主人公にある」と、この映画が言うのならば、僕は「主人公がアルコールに堕ちた原因は妻にある」と言いたいよ。

そんな女とはさっさと別れて、男友達と酒飲んでダンスしているほうがよっぽど幸せ。妻とのシーンに輝きがなく、ラストのマッツが一番輝いていたのは、やっぱり結婚生活から解放されたからって思いこんでおきますw

最後に

一般的な成人男性として、酒の味は分かっておいたほうがいいのだろうか?

ワインとか日本酒とか、違いが分かる男になりたいし、将来的にはシガーバーの常連になる予定だから、酒の味を楽しめるようにしておかなくちゃ。

 

このパターンの映画をほかの「嗜み」でも観たいですね。例えばタバコやギャンブル、ハリウッドならオクスリとか。

日本にはパチンコとかいうクソみたいに闇の深い娯楽があるんで、包み隠さず公開する映画を作ってほしい! そしてパチンコ中毒に溺れる人、パチンコ店経営者、なぜ三転方式がまかり通っているのか?という日本の暗部に切りこんでくれよ!

「パチンコ業界に切りこむドキュメンタリー」は今までにもあったのかな? 少なくとも僕は観たことがないんで、やっぱり闇が深いのか……。

 

以上!!!

 

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