どーも、スルメ(@movie_surume)です。
今回は久しぶりに旧作レビューになります!普段から映画は観ているのですが、なかなか感想を書く気にはなれないんですね。
しかし!この記事で取り上げる『コンテイジョン』に関しては書く意味があるのではないかと。というか自分が書きたいだけなんだけど。
というのも最近武漢市で発生したコロナウイルスが世界で猛威を振るっているじゃないですか。
日本でも二次感染が起きていますし、クルーズ船で大量感染が予想されるなどかなり深刻な状況になっています。
『コンテイジョン』はそんなパンデミックが起きた世界を描いた作品であり、今観るからこそ真に迫るものがあるんじゃないかと考えたんです。
ってことでそこそこ古い映画だし、この記事を読んでくれる人も少ないでしょうが、レビューを書きたいと思います。
※この記事はネタバレを含みます!
コンテイジョン
あらすじ
接触感染により数日で命を落とすという強力な新種ウィルスが香港で発生。感染は瞬く間に世界中に拡大していく。見えないウィルスの脅威に人々はパニックに襲われ、その恐怖の中で生き残るための道を探っていく。
監督
本作のメガホンを取ったのは『オーシャンズ』シリーズでおなじみのスティーブン・ソダーバーグ。
『オーシャンズ』同様に本作でもかなり多くの大物俳優が共演しており、豪華な顔ぶれが揃っています。製作費が多いだけじゃこんなに揃わないんで、ソダーバーグなりの方法があるのでしょうか。
ソダーバーグ監督は『ザ・ランドロマット』を過去に取り上げているので、ぜひ読んでみてください!
[kanren postid=”x,x”]キャスト
主演を務めたのはマリオン・コティヤール……でいいのかな?他のキャストの方が出番が多かったような気がするけどw
注目したいのはマット・デイモンとジュード・ロウですかね。同じシーンに登場することはないのですが、なかなか共演が珍しい二人だと思います。共演するのも99年の『リブリー』以来だったとか。
そもそもマット・デイモンはソダーバーグ監督作の常連でしたね。本作ではウイルスの危険に晒される父親役で、『オーシャンズ』とは違った演技が見どころ。
その他の出演者はローレンス・フィッシュバーン、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレットなどなど。
評価
僭越ながら『コンテイジョン』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
★6
コンテイジョン
コロナウイルスと映画に登場するウイルスを比較することはできないが、パニックに陥った人々の状況は現実にも通ずるところがあるんじゃないかと。
落ち着いてと言われてもね。パンデミックが起きたらみんな命がけ。 pic.twitter.com/ChGWek3ZpK
— スルメ (@movie_surume) February 9, 2020
時期が違うなら評価が変わったかもしれない。
これに尽きますね。不謹慎かもしれないけどコロナウイルスが蔓延している今だからこそ、現実感があるというかさ。
もちろん本作はフィクションだから現実との関連性はありませんし、実際にここまでのパニックになるとは思えませんが、ウイルスが広がっていく様はリンクするんじゃないかと。
そしてこの映画を公開当時(2011)年に観ていたらどうだっただろう。その年は東日本大震災が起きていて、私自身も全然映画を観られなかった時期だったんだけど……。
少なくとも災害後だとしても今とは違った印象を持ったことは確かでしょう。
私としては大学時代からかなり多くの国に旅行に行くようになったんで、感染症に関しての知識も2011年とは段違いですからね。
さらに日本にはないような感染症が流行る国とかも訪れて現地の雰囲気も堪能しているんで、コロナを抜きにしても私個人の状態が全然違う。
『アウトブレイク』とかも今観たら全然違う印象を持つんだろうな。
ここから先は『コンテイジョン』のネタバレを含みます!
まだご覧になっていない方はご注意を!!
感想(ネタバレ)
劇中のウイルス
ウイルスについては詳しくありませんが、劇中に登場するのは致死率30%以上で感染力も非常に高いもの。
韓国や中東で流行したMARSが致死率30%前後だったので、それがさらに感染力強くなったと思えばわかりやすいかもしれない。
そんな凶悪なウイルスがアメリカ中で蔓延してしまうものだから、国民は大パニック。怪しいブロガーの信用ならない情報が拡散され、街では薬局を襲う人が現れるほどパニックに。
一方香港ではアメリカの優秀な学者を誘拐。人質を取り、自分の村の人たちにワクチン接種を要求する人まで現れます。
そもそもフィクションだからかワクチン開発までの時間が短すぎるっていうのもある。それによって予想以上に早く終焉を迎えるんだけど。
そういえばネット上で今回のコロナウイルスと『コンテイジョン』が共通点多い的な記事を見つけたのですが、それはラストシーンにあると思います。
本作のラストはウイルスがどのようにして人間に広まっていったのかを解説しているのです。
まずはウイルスを持っているコウモリがバナナを食べ、口に咥えたまま豚小屋の天井に。そして咥えたバナナを豚小屋に落としてしまい、豚が食べてしまいます。
その豚を買い付けに来た業者が購入し、ホテルの厨房で解体。シェフが豚の血を付けたまま、グウィネス・パルトロー演じるベスと握手し、そこから感染が広まっていく……というもの。
コウモリ→豚→人間とウイルスが広まっていったんですね。
コウモリは非常に多くのウイルスを保有していることで知られていますから、劇中のウイルスもコウモリ由来であることは納得。
武漢で流行っているコロナもコウモリが感染源ではないかとの情報もありますし、SARSも元を辿ればコウモリが原因でした。
なので今回のウイルスとの共通点というよりは、SARSに影響を受けて架空のウイルスを作り出したのではないかと。
どちらにしろ東アジアの国が感染源となってしまうのはSARSもコロナも架空のウイルスも同じですね。
ウイルスに怯える恐怖
身近に迫るウイルスに怯えたことってありますでしょうか?
インフルエンザやノロウイルス、それこそ今回のコロナウイルス。ちょっと前なら日本に入ってくるかもしれなかったSARSやMARS。
日本に住んでいてもウイルスはごく身近に存在しているし、ある程度の危機感を持ったことは誰しもあると思います。
私も小さい頃は病気しがちな子供だったんで、ノロウイルスで点滴したり、毎年訪れるインフルエンザの予防接種に怯えたりと幼いときから病気に対する恐怖が人一倍ありました。
そして今。毎年多くの国へ旅行に行くのですが、その度に毎回恐れているのが飛行機と伝染病。
「そんなに怖いならば行かなければいいじゃないか」との声が聞こえてきそうですが、その恐怖以上に行くべき目的があるんで毎年少なくとも3回以上は海外に行くことにしています。
で、日本にはない伝染病の中で最も怖いのが狂犬病です。あれは主に犬に噛まれて感染する病気で、発症したらほぼ確実に死にます。
30%とか10%とかそんな話じゃないです。100%です。助かった人はこの長い歴史の中で10人以下しか確認されていません。
幸いなことに発症まで数ヶ月、もしかしたら1年以上かかるので、その間にワクチンを打てば発症せずに済むそうですが……。そんな恐怖を味わいたくはありません。
日本ならば野良犬をみかけることはありませんが、海外なら野良犬がたくさんいる国は結構あるのよ。特にタイとかインドとか。
そういう国は野良犬を放置しているんですね。飼い犬にも狂犬病ワクチンを打たない人も多かったりと、狂犬病の心配がない日本とは完全に意識が違います。
私そんなわけで犬が本当に嫌いなんですよ。ネコもアレルギーで嫌いなんですけどね。
日本でも殺処分とかが問題になっていますが、保健所がキチンと機能してくれていて、狂犬病がない国にいるのは本当に幸運です。
道を歩ていて野良犬とすれ違うだけでビクビクしなきゃいけないなんて……。現地の人なら慣れちゃうだろうけどさ。
という経験があるんで、たぶん『コンテイジョン』のようなパンデミックが起きたら、マット・デイモンのようになっていると思う。
現在のコロナウイルスも日本で感染が拡大してから電車乗らなくなったしね。とにかく心配性なスルメなのでした。
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