Netflix映画『コフィー&カリーム』ネタバレ感想 ハチャメチャの範囲を通り越してる

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

『コフィー&カリーム』ってなかなかに覚えにくいタイトル……。

そのまま「コーヒー&クリーム」ってことで良いんですかね?バディものっぽいから人種的なアレで二人を表現しているのかも。

 

とはいっても私は最近Netflixの大作アクション映画はハズレが多い気がしてまして。

以前観た『6アンダーグラウンド』とか『スペンサー・コンフィデンシャル』とか、あまり好きではなかったからなぁ。

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※この記事はネタバレを含みます!



コフィー&カリーム

あらすじ

恋人の息子の反抗的な態度に手を焼いていたドジなデトロイトの警察官。だが、2人で事件現場に出くわしたことで陰謀の存在を知り、力を合わせて真相を追うことに。

Netflix

監督

メガホンを取ったのは『フランキー・ワイルドの素晴らしき世界』のマイケル・ドース

アダム・ドライバー&ダニエル・ラドクリフが出演した『もしも君に恋したら。』の監督も務めていました。

キャスト

・エド・ヘルムズ(ジェームス)

俳優の他にもスタンドアップ・コメディアンとして活躍中。

主な出演作は『ハング・オーバー』、『TAG タグ』などなど

・タラジ・P・ヘンソン(ヴァネッサ)

『ベンジャミンバトン』の演技によりアカデミー賞にノミネートされている。

主な出演作は『ドリーム』、『幸せの教室』などなど

 

その他にもアンドリュー・バチェラーロンレアコ・リーなどが出演。

 

コフィー&カリームの評価

僭越ながら『コフィー&カリーム』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・

 

3
★★★☆☆☆☆☆☆☆

 

「唯一短かったことが救いだな」

 

”ハチャメチャアクション”と書けば聞こえが良いかもしれないけど、楽しめる限界のハチャメチャさを超えていた。

もうハチャメチャを通り越して、メチャメチャな映画でしたね。なんだろう?全編通してスベリ倒しているようにしか見えないんです。

笑いのツボが私だけずれているのかもしれませんが、ロッテントマトを見る限りではなかなかの腐り具合。文化の違いからか、トマトとは意見が合わないことが多いけど、これは久しぶりに納得。

書いた通り、これが1時間半に収まるからまだ良かった。もし2時間を超える作品になっていたら……。あとどれほどウケることのないギャグを見せられていただろうか。

 

そしてアクション面でも特筆すべき点はなく、ただ締りの悪いドタバタ劇を見せられていた感じ。

キャラクターの設定もあるんでしょうが、どこまで真面目にやっているか全然分からないんだよなぁ。普段はふざけていてもアクションになったらカッコいいキャラなんていくらでもいるのに、コフィーにはそれがない。

カリームとのバディも十分に楽しめず、消化不良に終わった作品になってしまいました。

 

ここから先は『コフィー&カリーム』のネタバレを含みます!

まだご覧になっていない方はご注意を!!



コフィー&カリームの感想(ネタバレ)

 

カリームちゃん、イラつかせてくれるじゃあないか!

主人公のコフィーは典型的なダメ警官。義理父の暴力から救ってくれた警部に憧れて警官になるも、実績は挙げられず重要な犯人まで逃がしてしまう。

そんな彼が不安視しているのは付き合っている彼女の連れ子・カリーム。子供上手く関係を作れない彼は、男同士の話で距離を詰めようとする。

しかしカリームの方は街のギャングに頼んで母を奪おうとするコフィーを痛めつける計画を立てていました。なんとかギャングに接触するも、汚職警官の殺害現場を目撃してしまったコフィー&カリームは追われる立場になる。

 

序盤のあらすじはこんな感じ。冒頭からカリームのウザさが出てまして、良い具合にイライラさせてくれるぜ!これは『デッドプール2』を観た時と同じような感情だぞ。

普通に母の恋人をギャング利用して痛めつけようなんて、なかなか酷いヤツだと思いますがね。こんなんでバディ組めるのか!?となるのは当たり前か。

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その後はなぜか警官からも追われる立場になったコフィーと汚職警官&ギャングとの闘いになっていくのですが、ここからがハチャメチャ続きでして。

とある悪役が完全に吹っ切れてしまうし、ギャングたちも恐いのか優しいのか分からず。若干ディズニーチャンネルで放送していたファミリードラマを思い出す展開なんですよね。

それならそれで良いんだけど、ファミリー向けとは言えない要素も……。



子供向け?大人向け?

当初は子供向け……というかファミリー向けのアクションコメディだと思っていたんですよ。それこそジャンル若干違うけど『ジュマンジ』とか、『セントラル・インテリジェンス』みたいな。

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しかしですね、この映画の冒頭にはさっそくベッドシーンが。カリームのママがコフィーと”イン・アウト”している場面が唐突にやってくるわけですよ。

「あ、これは子供向けじゃないな。ファミリーでも無理だな」となりまして。その後もドラッグの描写だったり、手榴弾でドッカンみたいなゴア表現もちょくちょく登場。

 

で、私は思うわけですよ。この映画はどの世代に向けて作っているの??って。

コメディとかストーリーの展開的にはファミリー層に向けて作ったほうが売れそうな映画なんですよ。登場キャラクターも少ないし、ストーリーもシンプル。いわゆるポップコーンムービーと言えなくもない。

でも、ゴア表現やその他もろもろがあって、お茶の間向きではないのです。

その中途半端さがどうも好きになれなくて。これならばPGに含まれそうな描写は控えめにするか、もっと大人向けとして吹っ切れるかにした方が良かった気がします。

 

コメディの部分は……。私はイマイチ笑えませんでしたが、人によってはハマれるのかもしれない。ツボが異なるから、比較するのは難しいんだけどね。

人種をネタにするギャグが結構出てきたけども、本国の人たちは笑えるのだろうか。私はその辺笑えなかったし、シラケた感じにすらなってしまった。



アクション面では

ハッキリ言うとアクションとしての面白さは全く味わえませんでした。

基本的には単純な人間なんで、アクション映画を観ると大抵一つくらいは「おぉ!すげぇな!」って思うシーンがあるんですよ。それこそ映画全体を通しては好きとは言えない『6アンダーグラウンド』もアクション面では気になるシーンが多々ありました。

けれども、本作にはそのようなアクションシーンがまったくない。なのでアクション映画を求めている人に勧めることはないでしょう。

バディとして二人の連携が取れているシーンもほとんどなかったしね。片方は子供だからアクションさせるのは難しいのかもしれないけども。でも消火器で殴る以外に二人の連係プレーを観たかった感じはあるよね。

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えー、アクションについては本当に書くことがないんで、この辺でw

 

まとめ

Netflixのアクションかぁ……。毎回僅かな期待を抱いてみるけど、ことごとく撃沈している気がする。

やっぱりアクション映画ならば大スクリーンで観たいよね。IMAXとまではいわないけども、劇場で見るのと家で見るのとじゃ全然違うと思うのよ。

最近はコロナの影響もあって映画館も行けなくなってるし、映画も延期になるし。ちょっと映画館欲が沸き出てくる。

 

以上!!!

 

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