amazon実写映画「シンデレラ」評価と感想(ネタバレ) ガラスの靴からは脱却できず

「わたし、もう片方持ってます」

のセリフで、ガラスの靴を差し出したシンデレラの姿は今でも忘れません。

子どもの頃からディズニーアニメ版『シンデレラ』を観ておりましたが、「悪者をアッと言わせるスッキリ感」はこの作品で初めて味わったと思う。

現在でも『シンデレラ』に使われた名曲は生きているし、シンデレラのキャラクターは誰もが知るプリンセスのひとりでしょう。

 

私は思い入れもあるし、大好きな作品なのですが、「今の価値観と比べると古くね?」と言われてしまうと否定はできません。

今回感想を書いていくamazon版『シンデレラ』は、現代風なストーリーと音楽で、名作を再定義した作品です。

ディズニーの実写版は正直微妙だったので、期待したいところですが……。

 

※この記事は映画のネタバレを一部含んでいます

 

amazon版シンデレラ

作品概要

古くから愛される童話「シンデレラ」を、現代風にアレンジした作品。

あくまでも「現代風」なので、現代が舞台ってわけではありません。音楽とキャラクター設定から時代が読めないのですが、おそらく中世ヨーロッパを舞台にしているのでしょう。

ミュージカル映画でもありまして、音楽はジャネット・ジャクソンやQueenなど、既存の音楽が使われています。監督&脚本は『ピッチ・パーフェクト』シリーズの脚本を手掛けていた、ケイ・キャノンです。

 

主演は歌手のカミラ・カベロ。映画は本作が初出演&初主演だったようです。また、継母役には『アナと雪の女王』のエルサ役でおなじみ、イディナ・メンゼルが起用されております。

共演はミニー・ドライバーピアース・ブロスナンビリー・ポーターなどなど。


今作はアマゾンプライムに加入していれば、追加料金なしで鑑賞できます。

未加入の方は1か月間無料で使えるので、その間に視聴すればタダです。

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評価

 

★5/10

 

「現代風」の枠組みからでない映画

前情報はあらすじ程度でしたが、「現代風」って聞いて大体予想していた通りの作品になっていました。

「ジェームズ・コーデン出そうだな~」とか思っていたら、本当に出てきてびっくり。

伝統や規則よりも多様性重視。ヴィランが実はいい人で、音楽は現代風にアレンジ&ラップ。

着地点も映画序盤からめちゃくちゃ丁寧に作って、そこにソーっと足をつけるような感じ。

別に悪い映画ではないし、私自身嫌いではないのですが、結局「シンデレラストーリー」からは抜け出せなかったのかなと。

 

引き続き、一部ネタバレを含んでいます

 

感想

「現代風」というわりには、しっかり魔法使いの妖精(今作ではファビュラス・ゴッドマザー)が登場するし、ガラスの靴もはくし、王子と結婚します。

庶民階級の女性が、ひょんなことから王子に好かれ、結婚するという「シンデレラストーリー」の部分はそのまま。シンデレラ自身にデザインの才能があり、行動力があり、王子に対してもサバサバと接するあたりが新しいですかね。

勝負服は自作じゃなくて妖精の魔法で作られる(デザインはシンデレラのもの)という、「そこは魔法でいいのかよ!」とツッコみたくなりましたが。

そこまでファッションにこだわるなら、あえて「ガラスの靴だけはイヤ!」とか言わせてみても面白かったと思う。

小さいころから思っていたけど、ガラスの靴ってシンプルに危ないと思うんです。あんなに走ってて割れでもしたら、結構血だらけ猫灰だらけ。今作では靴を人に投げつけるという、ディズニー版シンデレラじゃ絶対にやらない行動に出ます。

 

正直、今作のシンデレラの性格はやりすぎ感が強め。靴を投げるシーンもそうですが、序盤の前国王の像に上ってしまうあたりから、ちょっと乗り切れない部分がありました。

王様に反抗して皮肉めいたジョークを言えたり、ガラスの靴を人に投げつけられるなら、継母に報復したりもできるでしょう。

これは「正体が知られない魔法があるから、大胆に行動できる」というSNS匿名社会の現代を皮肉った設定ですか? 継母の前では変におとなしいから、もっと大胆さを見せたらいいのに。

そして魔法に頼ったのはよくなかったですね。継母につけられたインクの染みを利用して新しいデザインにしちゃうとか、時代にそぐわなくとも『クルエラ』のように前衛的すぎるファッションでいくとか、「自分で何とかする」パターンかと思ってました。

結局のところ、今作は監督が描きたかった現代風な物語と「シンデレラ」本来の物語のバランスが悪いんですよね。

以上のようにストーリー面では好みではありませんが、選曲のセンスやミュージカル部分は好き。

王子様がセリフから超自然にQueenの「Somebody To Love」に入っていくシーンは、鳥肌が立ちました。何度でも観たくなるし、「この中毒性がミュージカルの醍醐味なんだ!」と再確認できる名シーンだったと思います。

主演のカミラ・カベロは今作で初めて知りましたが、歌声は当然綺麗で、キュートさも抜群。シンデレラのキャラに関しては疑問が残るものの、王子との掛け合いは終始ニヤニヤできるものでした。

あとは、継母にイディナ・メンゼル、王様にピアース・ブロスナンを起用したセンス。主演を食うんじゃないかと心配するくらいのキャスティングですが、いい意味でサブキャラクターに徹していて、さすがだなと。

やっぱピアース・ブロスナンカッコいいですね。歳をとってさらにカッコよさが増したというか、絶対今作で一番カッコよかったな。

 

海外での評価がそこそこ低いんで心配していたけど、思ったより楽しめてよかったです。

 

Fin


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