映画『かぐや様は告らせたい』ネタバレ感想 キャストは分かるが、ストーリーは納得できん

 

どーも、スルメ(@movie_surume)です。

 

『かぐや様は告らせたい』を始めに知ったのは今年の冬。アニメが放送されていた時ですね。

その時ちょうどタイに短期移住してまして、かぐや様のアニメだけが日本とのつながりを感じられる唯一のコンテンツでしたw

長いこと海外にいると日本語が恋しくなるのよ。

もちろん日本の映画とかも観てましたが、やっぱアニメの方が日本との距離を近く感じると言いますか、日本語を欲していた私にとってはピッタリだったんです!

それ以来「自分ってラブコメが好きなんじゃないか!?」ということに気が付きまして、原作マンガにも手を出し、今日に至ります。

 

ってな感じで私がめずらしく原作も読んでいる映画となった、

『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』

のレビューです!!

好きな漫画が実写化されるのはジョジョ以来か?正直かぐや様は橋本環奈さんで良いとしても、会長はちょっとなぁ…と言うのが観る前の感想。

これは俳優さんがとかじゃなくて、漫画を実写にすると変な方向に行っちゃう場合があると思うんですよ。例を挙げると『ニセコイ』とかね。あ、同じ監督なのか……。

 

※この記事は『かぐや様は告らせたい』の原作・アニメ・実写に関するネタバレを含みます。

かぐや様は告らせたい

あらすじ

将来を嘱望されたエリートたちが集まる私立・秀知院学園。全国模試上位常連の頭脳明晰な生徒会会長・白銀御行と、文武両道の大財閥令嬢で容姿端麗容姿端麗な生徒会副会長・四宮かぐやは互いに惹かれ合いながらも、高すぎるプライドが邪魔をして、それぞれが思いを告げることができずにいた。やがて、告白したほうが「負け」という謎の思考にとらわれるようになった御行とかぐやは、いかにして相手から告白されるかだけを考えるようになり、天才であることが邪魔をして恋愛に不器用な2人による高度な恋愛頭脳戦が展開する。

映画.com

監督

メガホンを取ったのはマンガ・アニメ原作の映画を多く手がけている河合勇人監督

『ニセコイ』は好みではありませんでしたが、『俺物語!!』は好きだった…!この二つしか観たことがないんで今回はどっちに傾くかって感じですかね。

有名キャストを使っているから、内容はどうあれ失敗は無いように思いますが…。

キャスト

氷のかぐや様と呼ばれる生徒会副会長・四宮かぐやを演じるのは最近映画でも多く見かける橋本環奈さん。

キャストが発表された当初は「キャラ的に藤原書記じゃないか?」とも思ったけど、予告を観るとかぐや様めっちゃ合ってますねw
「お可愛いこと……」が聴けるだけでも幸せっす。

もう一人の主演はキンプリの平野紫耀さん。ジャニーズ関係詳しくないのでよく知りません。というか本作で初めて知りました。

キャラのイメージとは違いますが、実写化するなら誰がやっても…と言うのはあるでしょう。もう少し気だるい感じがしても良いけど。

 

そして本作のヒロイン!私の中ではかぐやよりも大事である藤原書記役は浅川梨奈さんとなりました!この役は大事よ。本当に。

共演は佐藤二朗さん、佐野勇斗さん、堀田真由さん、高嶋政宏さん など。

評価

僭越ながら『かぐや様は告らせたい』の満足度を★10段階で表すと・・・

 

★3

当ブログの採点基準について

 

あー、やっぱこうなっちまったか……

「告ったら負け」のルールは原作も実写も等しく同じなのに、こうも魅力か半減するんですね。

原作再現できているのは側だけ。120分という短い時間で1話完結が多い漫画を実写化するんですから、ストーリー構成は相当難しかったと思うけども。

結局は『かぐや様は告らせたい』が持つ雰囲気や魅力を内包することが出来ず、”ただのラブコメ”に落ちてしまったよね。

もともとアニメから観始めてマンガにも手を出しましたが、映画から入ったら原作を読もうとはしなかったでしょう。

それくらい原作の持つ魅力をぶっ壊した120分でしたw

 

作品の構成としては前半部分が原作に沿った展開、後半が映画オリジナル展開ですかね。

前半の部分はゴチャゴチャしすぎていたけども、まぁいいでしょう。

一番の問題は後半のオリジナル部分。あれってやる必要あります??かぐやと白銀会長の距離を無理やり縮めようとしたとしか思えないんですが……。

120分の映画で考えると”オチ”は必要ですから、ある程度進展させて満足度を高めたいという気持ちはわかるけどさ。

そりゃ、映画の選択肢としてはアリだろうけど。選ぶなよ……。

 

ここから先は『かぐや様は告らせたい』のネタバレを含みます!!

まだご覧になっていない方はご注意を!!

感想(ネタバレ)

キャスト

何かと言われるであろうキャストから。

原作を読んでいると、どんなキャストであっても文句は出るでしょう。自由とは言えそもそも金髪の生徒会長が名門学校を仕切っている時点で実写化したら違和感がありますもんね。だから「あの人に演じて欲しかった」とかは言いません。

ただ、四宮かぐやを演じる橋本環奈さんを観て、既視感というかどっかで見たことある演技だな~と感じたんですよ。

映画が終わった後に”橋本環奈 出演作”で検索しまして、ようやく既視感の正体に気が付きました!

以前出演していた『斉木楠雄の災難』って映画で演じた“照橋心美”にそっくりなんです。あれほど変顔はしないけどねw

内なる声が流れる時点で気が付くべきでした。「斉木楠雄」の場合は主人公が超能力者ということで、心の声が駄々洩れって設定だったかな。どちらにしろ心と体のギャップが面白い。

 

続いて会長。原作だと寝不足のため目つきが悪いって設定なんですが、実写になったらパッチリのイケメンさんに!

会長のけだるさは声のトーンとかで表現していまして、かぐやと話すときの焦りは原作以上に表情豊か。藤原書記は抑えめなピンク髪にしたんだから、会長も茶髪くらいにしておけば…。

さすがに父も妹も黒髪なのに一人だけ金髪になっちゃうのは変でしょ。こういうのって何でアニメやマンガだったら違和感ないんでしょうね。

日本人にはあり得ない髪色の女子高生とか出てきても全然変な感じしませんし…。実は俺の中の七不思議のひとつ。

批判もあるかもしれませんし、ピッタリとも言いませんが、俺は会長もかぐやも好きになれそう。深夜のテレビドラマとかで観たかったですがw

 

藤原書記

キャストの項目でまとめようとしたのですが、彼女だけは別枠で。

正直初登場時は戸惑いの方が大きかった。髪の毛は落ち着いたカラーになったものの、原作そのもののキャラを実写に持ってくると衝撃が凄いw

動きも現実ではいなさそうなコントみたいな行動をとるし、クラスで「ぶりっ子」と言われていじめらてるんじゃないかと心配になります。そっか、藤原書記って現実にいるとこうなっちゃうのか。

かぐやも会長も原作に沿ったキャラクターなのに、藤原書記のインパクトが強すぎてしまって…。

 

それにしても声がアニメ版で声優を務めた小原好美さんにそっくりでしたね~!

撮影時期にはアニメがもう放送されていたのか?アニメを観ずにあの声を出していたとしたら凄すぎる…。

本作はあくまで原作の実写化であって、アニメ版の実写化ではありませんから声の比較をするつもりはなかったのですが、これはどうしても書いておきたくて…。

カットされていたけど、もっと好きなセリフいっぱいあるんだよなぁ。ラブ探偵チカも衣装だけは着たのに、特に言及してこなくて残念!!

どうせならEDにあの伝説の「チカっとチカ千花っ」を踊ってほしくなるくらい、藤原書記でございました!

前半パート

アニメ版と同じく、夏休みの終わりに花火を観るところがクライマックスかな~と予想していたのに、その後にオリジナルパートがあるなんて…。

オリジナルに関しては後に書くとして、まずは原作に沿った展開がなされた前半部分から。

 

元が一話完結だからがすっげェゴチャゴチャしてるんだよw

映画の話もババ抜きの話も、すべてが整理整頓されず陳列されているような状況でして、それはそれは頭が痛くなるほどでしたw

どうせなら長編になった文化祭編をやって欲しかったところですが…。さすがに無理があるかw

一話完結の漫画が原作でも上手いことやっている映画は多くあるんですけどね。オムニバスになった『セトウツミ』とか、前述した『斉木楠雄の災難』も文化祭にまとめられてましたし。

残念ながらかぐや様はそうは行かなかったみたい。

 

あとは絶対に実写化されないと踏んでいた「チンチン回」がまさかの実写化w

相変わらず前後のストーリーとの関係がゴチャゴチャしてて、突然の「チンチン回」だったんで吹き出しましたわw

この回はセリフ暗唱できるくらい観ましたからねw 橋本環奈さんが「鎮座を語源とするところの…」って言うだけでちょっと楽しかった。

NGワードゲーム?もやってマジな「ドーンだYO!!」を観たかった感はあるけど、「チンチン回」が実写化されて私はとても嬉しいです。

後半パート

花火大会も終わり、生徒会も解散。もう二度とこのメンバーで仕事はできないのか…。

ここまでは大体原作と一緒ですね。ミコが出てきて、生徒会総選挙に突入すると。

しかし!!まさかのかぐやが生徒会長に立候補し、白銀VSかぐやの生徒会総選挙が始まるのでした!!

 

オリジナルパートに入ってからは原作に縛られることがなくなったので、構成としては良くなった。だがオリジナルパートそのものが面白くないし、キャラも崩壊気味。

しかもソーラン節を練習するアレを生徒会総選挙に持ってくるからねw 医者を使った伏線もテキトー過ぎてさ…。

ここら辺から観ているのが恥ずかしくなるくらいだったのよ。

それなら花火大会をラストに持ってきて、かぐやと白銀の関係をもう少し描いてほしかったよね。感動するはずの花火大会編が中盤にあるから、どうも締まらない。

 

さらに問題があるのはそれを超えた先にあるラストなのよ!

原作だと『かぐや様』には珍しい長編を経て、そもそも長時間かけて描いてきた結果がこんな簡単に…。

ひでぇよ。オチが欲しかったのは分かるけど、ひでぇよ。こんなん原作ぶち壊しやんけ。

あまり詳しく書くのもアレなんで、詳細は劇場で!怒るか落胆するか、それとも良いラストだと思うか。人それぞれですけどね。

まとめ

なかなかでしたね。覚悟はしてたけども。

良かったのは衝撃的過ぎた藤原書記と「チンチン回」を採用したセンス。そこ分かってるならラストをもうちょっとさぁ。

そう言えばアニメ2期のアナウンス全然来ないっすね。俺はミコが出てくるであろう2期をめちゃくちゃ楽しみしてるんで。

2期やるなら2クールにして文化祭の終わりくらいまでガッツリやってほしいです。

以上!!!


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ABOUTこの記事をかいた人

90年代生まれ。最近フリーランスを始めたばかりの映画フリーク。 映画鑑賞が好きな人も、そうでない人も楽しめる文章を心掛けて執筆中。 お仕事のご依頼はお問い合わせフォームまでお願いします。