『ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!』感想 30年ぶりでもエアギターをかき鳴らせ!

どーも、スルメです。

『ビルとテッド』シリーズはずっと観たかったんですけど、この映画が公開される寸前まで観てなくて。

ようやっとキッカケを作れたんで、前2作をまとめて鑑賞!

・・・・・・まぁ、特別面白くはなかったんですがw なんというか、今となってしまうとギャグとかノリが「古い」よね。そこを楽しめる人もいるだろうし、僕がただ単に楽しめなかっただけ。

さっそく酷評ぽくなってしまいましたが、めっちゃキアヌ・リーブス好きなんで、満足度はけっこう高い。

今回数十年ぶりに公開される『ビルとテッドの時空旅行』もかなり楽しみにしていました!

 

ビルとテッドの時空旅行

監督ディーン・パリソット
脚本クリス・マシスン、エド・ソロモン
出演者キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター、ウィリアム・サンドラー 他
製作国アメリカ
上映時間1時間31分

ビルとテッドの時空旅行の評価

僭越ながら、『ビルとテッドの時空旅行』の満足度を★10段階であらわすと・・・

 

★7

 

結局は「〇〇年ぶりの続編!キャストは続投!」に弱い

別にシリーズファンということでもないし、なんなら1週間前に観たばっかりですが、長年ビルとテッドを知っていたかのように楽しめましたw

というのも、『ビルとテッドの大冒険』以降のキアヌ・リーブス作品を観てきたんで、頭の中で30年くらいが一気につながった。

ずっとキアヌの活躍を見ていてからこそ、まさに「原点回帰」ともいえるビルとテッドがめっちゃ感動したし、楽しかったのです。

作品の内容は確かにくだらないんですよw 真面目な顔してみる映画じゃないし、世代を超えてもポップコーンムービーであることは確か。

でも、最近は娯楽作にもメッセージ入れ込んだりしてるんで、本作のような映画は逆に新鮮。別にメッセージ入れることが悪いわけじゃないんだけども、たまには肩の力を抜きたいよね。

 

あとはビルとテッドの娘、ビリー&ティアが半分くらいは持っていった。

1作目の『ビルとテッドの大冒険』を彷彿とさせる大冒険を繰り広げるし、ビルとテッドに負けないくらいの魅力があると思うよ。

次は『ビリーとティアの大冒険』で映画化してくれても、僕は大歓迎!むしろ見たい!

※以下、作品序盤のネタバレを含みます。

 

ビルとテッドの時空旅行のネタバレ感想

「世界をひとつのする曲」を作るといわれていた、ビルとテッド。しかし、大ヒットしたのは1曲目だけで、現在は結婚式ですら歌えないくらい落ちぶれています。

そんな彼らは過去から連れてきたお姫様と仲良くやっていたわけですが、夫婦仲は冷え込み離婚寸前。しかも、未来人からビルとテッドが曲を完成させなければ、77分後に世界は滅びると言われる始末。

ただ落ちぶれた二人に曲なんて書けません。「あれ?だったら曲を書いた未来の俺たちから盗んでくればいいじゃね?」と、またしても軽い気持ちでタイムトラベルがスタート!

一方、ビルとテッドの娘たちは父を心配し、「最強のバンド」を集めに過去へ。ジミヘン、ルイ・アームストロング、モーツァルトを引き連れ最強メンバーが揃うのですが…。

 

序盤の展開はこんな感じ。

ビルとテッドは落ちぶれた未来の自分たちと出会うのですが、ここはもう「ビルとテッド」シリーズの真骨頂!「タイムパラドックスなんて関係ねぇ!!」と言わんばかりに、様々なSF設定をガン無視!

そうだよ!ビルとテッドはこれじゃなきゃ!そもそも死神とか地獄、天国とか出てくる時点で、SFもくそもないんだけどさw

娘のビリーとティナは完全に『ビルとテッドの大冒険』を踏襲し、過去に行って偉人集め!僕が知っているのはジミヘンとルイ・アームストロングとモーツァルトくらいでしたが、ほかのふたりは有名なんですかね。

そして未来からはロボットもやってきて、2作目の『地獄旅行』を思い起こさせます。

 

もうこの時点でかなりくだらないんですが、演じてるキアヌとアレックス・ウィンターがめっちゃ楽しそうなんですよね。それに巻き込まれて、娘たちを演じたサマラ・ウィービングとブリジット・ランディ=ペインも楽しそう!

なんかもう嬉々として演じてるのが伝わってくるんです。最近では『新解釈・三國志』も同じように「役者たちが楽しそう」な映画だったんですが、「楽しそう」のベクトルが全然違う。

『新解釈・三國志』は例えるなら文化祭のノリ。内輪ウケ感が強く、その場の空気を役者が楽しんで、笑いに変えていくタイプ。

対して『ビルとテッドの時空旅行』は結束力の強い職場って感じで、「みんなで映画を作る」ということが楽しくてしょうがないタイプ。

どちらが優れてるってこともないですし、どっちの映画でも馬鹿笑いはしなかったけど、観ていて気持ちいいのは後者ですね。キアヌもずっと続編をやりたかったみたいだし、アレックス・ウィンターも同じなんでしょう。死神を演じたウィリアム・サドラーもエアギターがやりたくて仕方がなかった空気w

 

 

ただラストに関してはシリーズにしては難しい設定が盛り込まれていました。まぁ「なんやそれ!意味わからんわw」ってリアクションが政界なんでしょうけれど、さすがにちょっと混乱したw

あとはエアギターが少なかったかな。数えただけだと2回か3回しかなかったよ。「No,way!」「Yes,way!」のノリは十分あったけども。

さすがにこれ以上は「ビルとテッド」で続編は作れなそうだけど、ぜひ「ビリーとティア」で一つお願いします。

 

以上!!!

 

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