どーも、スルメ(@movie_surume)です。
前作の『ザ・ベビーシッター』は、恐らく僕が最初に観たNetflixオリジナル映画でした。
これと『ネイキッド』かな。当時はまだNetflix漬け生活を送ってなかったんで、「ネット配信でここまでのクオリティが出せるのか!」とびっくりした記憶があります。
僕ってホラーは苦手(好き)ではあるんだけど、B級テイストのスプラッターは大好物なんですよ。
だからこそ『ザ・ベビーシッター』は僕の好みをピンポイントに刺激しまして。血がドバドバ出るけど、痛々しくない映画が好きなのです。
そんなわけで、かなり楽しみにしていた『ザ・ベビーシッター キラークイーン』の感想を書いていきたいと思います!
※この記事はネタバレを含みます!
ザ・ベビーシッター キラークイーン
あらすじ
血を求めて暴れまくる悪魔崇拝カルトを制した日から2年。高校生活という名の悪夢に苦しんでいたコールの前にあの悪魔たちが再び現れて、またとんでもないことに!
監督
メガホンを取ったのは、前作と同じくマックG。『チャーリーズエンジェル』とか、『ターミネーター4』とか大作映画を撮るイメージの強い監督です。
僕も全作ではないにしろ、何本か監督作を拝見しているのですが、一番好きなのは『ザ・ベビーシッター』かなw
『ターミネーター4』も世間の評価ほど嫌いじゃないけども。
今回は脚本にもクレジットされているんで、主人公のコールが次はどんな目に遭うのか、期待が高まりまくります。
キャスト
ジュダ・ルイス/コール
前作と同じキャストを起用。想像以上に成長していてびっくりしました。もう二十歳ですからね。そりゃあ成長するか。
コールは前作の戦いの後、周りから信じてもらえずT2のサラ・コナー状態。危うく精神病院に入れられそうになっています。
エミリー・アリン・リンド/メラニー
前作にも少しだけ登場していました。コールとの距離も縮まったようで、一緒にボート旅行に。
ただ悪魔崇拝に取り入られたようで、残念ながら前作と同じ展開へ突入!
ジェナ・オルテガ/フィービー
『アイアイマン3』で大統領の娘役として出演していた子役。めっちゃ可愛いんで、メインヒロインの座は彼女のものに。
フィーナは転校してきたヤバそうな奴。偶然コールと出会い、いろいろあります。
評価
僭越ながら『ザ・ベビーシッター キラークイーン』の満足度を★10段階で表すと・・・・・・
6
★★★★★★☆☆☆☆
バカバカしくて、もはやベビーシッター関係ねぇ!
タイトル「ベビーシッター」だけど、全然関係ねぇ。というかベビーシッター出てこないし。
前作と同じく期待していた旅行が実は悪魔崇拝者たちに乗っ取られていて、結局追われる身となるお話です。
期待していた通り血もブシャブシャ出るし、スピーディなアクションシーンは前作以上かも。
新キャラが出てくるかと思えば、前作のメンバーが全員謎の復活を遂げ、敵はほぼ一緒。あきらかにチープなB級展開にも関わらず、胸が躍るのは何故だろう?
僕はやっぱりグラインドハウスな映画が大好きなのよね。シンプルでB級で、上映時間が短いヤツ。タランティーノの映画じゃないけど、2本立てで観られればなお素晴らしい!
本気で突き抜けたB級テイストの映画を作ることって少なくなってきているし、珍しい作品なんじゃないかと。
ただオチに関してはひとこと言いたい!
「続編作る気満々じゃね?」
続編が作られることは大いに大歓迎だけれども、ラストの展開を悪い意味でチープにしちゃってるのがなぁ。
なんなら今回で終わりってことで全員死亡エンドでもよかったと思うのよ。勝利したとしても、別のやり方があったと思う。
続編作るから、次に使うキャラクターを壊さないように丁寧に扱ってる感じがしてさ。敵は死んでも蘇る設定らしいけど、味方はたぶん違うからなぁ。
視聴数によって続編が左右されるのかもしれませんが、「とりあえず作れるようにする」って手法はどうなんですかね。
ここから先は『ザ・ベビーシッター キラークイーン』のネタバレを含みます!
まだご覧になっていない方はご注意を!!
感想(ネタバレ)
前作の復習
最初に前作の簡単なあらすじを紹介していきましょう。
主人公のコールはそこそこ年齢いっても、ベビーシッターがつけられていました。そのシッターさんがビーという美人で色気たっぷりの女性です。
もちろん年頃のコールはビーに興味津々で、自分が寝た後に何をしているのか覗きに行くのですが…。
そこでは悪魔崇拝の儀式がおこなわれ、人が殺されていたのです。
「友達連れ込んでファックしてるだろ~」くらいの気持ちで覗いたら、まさかの殺人現場!しかも、清潔な(童貞の)血が必要らしく、コールはずっと生かされていました。
覗いていたことがバレてしまい、ついに本性を現したビーと悪魔崇拝のイカれた仲間たち。凶器を手に持ち、コールに襲い掛かってきます。
そこを何とか逃げ出し、生き残るまでが前作のストーリー。
サラ・コナー状態に陥るコール
そして2年後。コールは悪魔崇拝者たちにトラウマを抱えており、学校の皆に話したら変人扱い。「悪魔崇拝者なんているわけねーじゃん」となっています。
クラスメイトだけでなく、両親までコールを信用していません。無理やり学校を転校させ、精神病院に入れてしまおうと画策しています。
そんな日常生活に嫌気が差し、ついにコールは友人のメラニーたちと家出!
大好きなメラニーとラブラブな旅行になるかと思いきや、メラニーたちもまた悪魔崇拝をしていたのでした!
さらにさらに、前作で死んだはずのオリジナル版崇拝者たちもなぜか復活!
「どんな展開だよ!」と叫びたくなりますが、「いや、むしろこの無理矢理感にハマるのかも」と考えを改めましたw
そう、僕はシリアスなホラー映画を『ザ・ベビーシッター』に求めていたわけじゃない!ツッコミどころ満載のB級スプラッターを求めていたのだ!
その後もなかなかツッコミどころが多すぎる展開が続きますが、ご愛敬。これは僕のようにB級スプラッター大好き人間はドハマりするんじゃないですかね。
ただ、僕が思うにエロが足りねぇ!キャストも美人揃いですが、直接的な描写はストーリー的に避けちゃってるからな~
主人公が狙われる理由って彼が清潔(童貞)な血を持ってるからなんですよ。つまり経験しちゃったら、悪魔崇拝者たちも追う意味がなくなると。
そんなわけでエロシーンはほとんどないです。僕はスプラッターにはチープなベッドシーンがあってほしいと考える人間です。
ちょっと物足りない感は否めない。
続編意識しすぎじゃないですか?
最終的にはメインヒロインと良い感じになり、悪魔崇拝者たちを倒すのですが、そこでまさかのビーが登場!
ビーは前作のメラニーポジションで、タイトルである「ベビーシッター」そのものです。実はメインヒロインのベビーシッターも彼女だったという設定が追加されます。
んで、復活したビーも含めて崇拝者たちは消滅してしまうのですが、そこには残された本が。
この本が続編に繋がっていくんでしょうね。たぶん。続編自体あるのか知らんけど。
ラストの展開はハッピーエンドで終わるわけですが、なぜかここにB級のチープさとは違う、別の安っぽさを感じてしまった僕。
別にハッピーエンドがダメという話ではなく、別にコールは何もしてないじゃん?と思うワケで。
もっとアクション面を強化してほしかったというのと、あんなサラリとしたラストは、少なくとも僕は求めてなかった。
続編を視野に入れなくていいから、もっと血みどろな感じがね。まぁ、これを求めていたのは僕だけかもしれないけど。
まとめ
Netflixはもっとスプラッターに力を入れて欲しい!
スラッシャー映画のリメイクとか売れると思うんだよね。『13日の金曜日』とか『エルム街の悪夢』とか。
新しい殺人鬼を作って、Netflixでスラッシャー映画のシリーズ化というのもアリ。
とにかく、血みどろ系の映画をもっとお願いしますw
以上!!!
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