『十二人の死にたい子どもたち』感想 キャストは最高!でも内容は…

するめ
皆さんこんにちは!

するめ@movie_surumeです!

久しぶりの映画レビュー、最後までお付き合いくださいm(__)m

『十二人の死にたい子どもたち』

なんて地雷臭溢れるタイトルなんだろうか!『十二人の怒れる男』を思わせる作風で『自殺サークル』のような集団自殺モノをやるのか!?

しかも期待の若手俳優たちをこれでもかと起用した絶対話題になるキャスティングと来たら、過激な描写は絶対に期待できない!

と、まぁこんな感じでこの映画に対する印象は公開前からかなり酷いものでした(笑)

「死にたいなんて言っておきながら、どうせ誰一人欠けることなく生き残るんでしょ」みたいな。

ただ現在の芸能界に疎い私にとって若手俳優がまとめて出演してくれる映画は非常にありがたい!!

彼ら彼女らの演技を観られる良い機会だと思い鑑賞して参りました!

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あらすじ

閉鎖された病院を舞台に、それぞれの理由で安楽死をするため集まった12人の少年少女が、そこにいるはずがない13人目の少年の死体を見つけたことから始まる犯人捜しと、その過程で少年少女たちの死にたい理由が徐々に明らかになっていくことで、変化していく人間関係や心理を描いた。(映画.com)

原作は『天地明察』の冲方丁。

監督は『人魚の眠る家』の堤幸彦監督が務めています。

感想

注意
ここから先は物語の核心に迫るネタバレが含まれています!

まだご覧になっていない方はご注意ください!!

 

未体験リアルタイム型・密室ゲーム

ネットで知り合った12人の男女が廃病院に集まり集団自殺をする。自殺をする直前に12人全員で決を採り一人でも実行に反対の者が居た場合は全員一致で賛成するまで話し合いを行う。

しかし、集まった部屋には13人目の謎の死体が。参加者たちは完璧な自殺を遂行するべく犯人捜しをし始める…。

ここまでが序盤の展開。『十二人の怒れる男』よろしく、一人だけ自殺に反対する空気の読めないヤツが現れそこから病院中を巡って犯人を見つけるワケですが、そこで早速気になるキャッチコピー!

そう、開始15分目にしてキャッチコピーと映画の展開が異なり始めます(笑)

12人に用意されているのはベッドが人数分円形並べられ、真ん中に机が置かれた如何にも「デスゲーム」が起こりそうな部屋。密室となったこの部屋で会話劇が行われるのかと思いきや、部屋の外に飛び出し挙句の果てに病院すらも出てしまう展開に。

この時点で密室ですらなくなり、ゲームでもなければ未体験でもない。リアルタイムは何処から出てきたのか本当に謎(笑)

本作はデスゲーム系よりもミステリーに近い作品であり、そこをプロモーションしてくれれば印象が変わったのかもしれませんが…。

誰も死ななくていい やさしいえいが

私がこの映画に対して新たにキャッチコピーを付けるとしたらコレで行きます。

だって予想通り誰ひとりとして死なないし、皆心優しい人たちなんだもん(笑)

ラストの展開を書いてしまうと、

 

「やっぱり僕は自殺をやめて生きていたい!君たちもそうしないかい?」

「賛成です!」「賛成です。」「賛成です」「賛成です!」「賛成です」「賛成です…。」「賛成です」「賛成です」「さ、賛成です」「賛成です。」「賛成です」

絶対賛成しなさそうなキャラだった人たちもやっぱり死にたくなくなり、皆で仲良く病院を後にするのでした。めでたしめでたし。

 

かなり略しましたが、まぁこんな感じ。そこに行くまでの過程が大事なんだけど、あまりにもかるーく自殺を諦めるのでズッコケそうになりました(笑)

さらに言うと13人目とされていた死体も実は生きていて「植物状態になっていた参加者の兄でした!」と言う凄く優しい世界。結局死人は一人も出さず、もちろん殺人犯もいない。

ただ一人、自殺を円滑に進めるために参加者を階段から突き落としたクズはいますが、もちろんお咎めなし!こんな優しすぎるストーリーを誰が求めるというのだろう。

過激さは鼻から期待してなかったし全員生き残るとも思っていましたが、まさかここまでとは…。

橋本環奈の無駄遣い

「千年に一人の美少女」と本作の50000倍はしっくり来るキャッチコピーを持つ橋本環奈さん。

本作では序盤は顔を隠して出演し、中盤で自殺理由が「大人に利用されたくない!」と自虐的発言をするんですが出番はほぼそれだけ。

分かるんですよ。芸能界にいて、煙草を吸わなきゃやってられないくらいストレスを抱えている役に橋本環奈を起用するのは。

しかし、出演させたからにはもっとキャラクターを動かしてやってほしかった…。それは他のキャラクターたちも同じで、後半につれて明らかに影が薄くなっていくのが半分くらいいましたからね。

最後はほぼ新田真剣佑の一人喋りになり、周りの人たちはただ傍観しているだけ。学芸会で生徒の人数をカバーするために無理やり役を増やしたみたいな印象を受けてしまいます。

もちろん個々で観れば今の時代を代表する素晴らしい役者さんたちなんでしょう。でも脚本も見せ方も悪いとこうも存在感を落としてしまうのかと。

12人ものキャラクターを特徴づけて動かすのは難しいところかもしれません。

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まとめ

最後に★10段階で評価させてもらうと・・・・

 

★4

映画として観ればツッコミどころ満載で、完成されているとはとても言えないでしょう。レビューサイトでの評価が芳しくないことは想像に容易いです。

しかしながら、序盤にも書いたようにフレッシュなキャストが集結した「タレント名鑑」的映画として観るならば全然問題ない、むしろこれ以上の作品はないとすら思います。

最後には影が薄くはなりますが一応12人全員に見せ場はありますし、自殺する理由にも言及され序盤は作品世界に引き込まれます。

ただ、荻原利久さんの吃音に対する演技はどうかと思いますね。私自身が吃音者であるのも理由かもしれませが、違和感を通り越して正直不快です。

以上!!!

するめ
最後までご覧いただきありがとうございます!

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