今回はPS4やPS3で発売されたゲーム『アンチャーテッド』の映画版について解説・考察していく。
この記事は主に
- キャスト・公開日の情報
- 映画とゲームの違いを解説
- 期待できるポイント
などを書いていく。
ゲーム版のネタバレが少し含まれてるため、完全にネタバレをシャットアウトしている方はご注意を。
映画『アンチャーテッド』本編の感想
スルメどーも、スルメです今回は『アンチャーテッド』の映画版について感想を書いていきたいと思います。僕が初めて『アンチャーテッド』をプレイしたのは、高校生のとき。当時はゲーム実況なんてなかったんで、中古ゲーム屋[…]
アンチャーテッド
原作となったゲームは、『インディ・ジョーンズ』と『ナショナルトレジャー』を組み合わせたような、アクションアドベンチャーゲームだ。
世界各国に眠る秘宝を探し出していくストーリーで、プレイヤーは敵との戦闘や、歴史ネタ満載のストーリー、そして遺跡を舞台にした謎解きが楽しめる。
ゲームの時点で、「プレイする映画」と言ってもいいほど映画的な演出が満載な作品だったが、果たしてどのように映画化していくのだろうか。
今作は紆余曲折あって、ようやく公開にこぎつけた映画でもある。
『アンチャーテッド』の映画化が発表されたのは2009年で、その後監督&主演の変更が報道され、約12年かかっての公開となった。
原作のファンだけでなく、映画好きの人にも観てほしい作品だ。
『アンチャーテッド』公開日
『アンチャーテッド』の公開日は2022年2月18日の日米同時公開が決定した。
同じソニー配給&トム・ホランド主演の『スパイダーマン ノーウェイホーム』が米国公開から3週間遅れたことを考えれば、かなり早いといえるのではないだろうか。
公開初日に観に行けば、ネタバレを気にする必要もないため、ありがたい公開日といえる。
『アンチャーテッド』出演キャスト
ネイサン・ドレイク(ネイト)/トム・ホランド
今作の主人公・ネイトは、新生スパイダーマンとして活躍するトム・ホランドが演じる。
近年は『カオス・ウォーキング』や『悪魔はいつもそこに』など、幅広い作品に出ているが、やっぱりアクション映えする俳優だ。
ちなみに吹き替え版を担当する榎木淳弥は、『スパイダーマン』シリーズでもトム・ホランドの声を演じていた。
サリー/マーク・ウォールバーグ
ネイトの相棒であり、師匠でもあるサリーは、『テッド』に出演するマーク・ウォールバーグが演じた。
本来はネイト役にキャスティングされていたらしいが、制作までに時間がかかりすぎたため、サリー役となった。
ゲームのイメージだと、ウォールバーグの方がネイトに近いが…。そこはうまく演じてくれることだろう。
クロエ・フレイザー/ソフィア・テイラー・アリ
第2作目より登場し、DLC版では主人公となったクロエは、ソフィア・テイラー・アリが演じた。
ソフィアは『トゥルース・オア・デア』などに出演した女優だが、日本での知名度はまだまだ低いだろう。
クロエはネイトの元カノでもあったので、彼らのロマンスにも期待したい。
映画版『アンチャーテッド』とゲームの違い
続いて、原作となったゲームシリーズと実写版との違いについて解説・予想していく。
筆者は前作最低2周ずつはプレイしているが、間違った情報があるかもしれないから、先に謝っておこう。
ごめん。
ネイトの年齢が違う
ゲーム版でのネイトは30歳くらいの男で、第4作目ではおじさん感も増していき、よりワイルドなキャラクターとなった。
しかし、今作でネイトを演じたのは現在25歳のトム・ホランドだ。いかにも好青年な俳優で、ちょいワルな要素もあるネイトを演じるには、いささか年齢が足りないような気もする。
今作で描かれるのは若き日のネイトであり、映画版の要素を盛りこみつつも、オリジナルストーリーが展開する。
第3作目や4作目でネイトの幼少期が描かれたが、それとも年代が違うため、原作プレイ済みの人でも初めて見るネイトが描かれるのだ。
ストーリー
今作のストーリーはサリーがネイトをスカウトするところから始まる。
現在判明しているあらすじでは、キーアイテムとして十字架が登場したり、「海賊船」というワードが紹介されているなど、第4作目の「海賊王と最後の秘宝」がモチーフとなっているのだろう。
その他にも、ネイトの兄・サムの名前もあったり、ロケーションもカリブ海や海賊の洞窟を思わせる場所だったりと、4作目の要素が強いことは確かなようだ。
ただ、一部のシーンでは3作目『砂漠に眠るアトランティス』で印象的だったシーンも用いられてるため、「4作目が基になっている!」と一概には言えない。
シリーズ全作品の要素を少しずつ盛りこんだ、集大成的な作品になっているのだ。
エレナがいない
シリーズの重要キャラクターのひとりであるエレナは登場していない。
エレナはネイトの結婚相手となるシリーズ屈指のヒロインで、第4作目でも大活躍するため、不在なのは正直残念ではあるが…。
どうやらヒロインの座はクロエになるようで、エレナの登場があっても、続編になるだろう。
アンチャーテッドの映画化に関して
最後に正直な話しをすると、この映画に関しては期待5割、不安5割といったところだ。
そもそもゲーム版の『アンチャーテッド』は、プレイヤーが世界を冒険することに意味があった。
これまでも『トゥームレイダー』など遺跡を探検するゲームはあったが、『アンチャーテッド』はHD画質でカメラワークなどにも凝り、映画的な演出を盛りこんだ、まさに「プレイする映画」だったのだ。
個人的には初めて『エル・ドラドの秘宝』をプレイした際に、「映画の上位互換」だと本気で思った。それくらい衝撃的なゲームだったし、映画を動かしているという感覚がクセになったのだ。
今でこそ映画的演出が盛り込まれたゲームは多数存在しているが、『アンチャーテッド』はそのジャンルの草分け的なゲームだったといえる。
このようなインパクトがあったからこそ、私の中で『アンチャーテッド』は傑作あつかいされていたのだ。
では、このゲームを映画化したらどうだろうか?
「プレイする映画」が「観る映画」になって、印象はどう変わるのだろう?
確かにゲームにはできない演出や、キャスト陣の生の演技、スクリーンで観るからこその感動など、映画にしかできない強みは山ほどある。
けれども、それらが詰めこまれておらず、単なるアクション映画になっていたとしたら、「ゲームでよくね?」と感じてしまうのは必然だ。
正直、『トゥームレイダー ファーストミッション』はまさにそれだった。あの完成度ならば、ゲームでじっくりプレイした方が感動や驚きが上回る。
そんなわけで、若干不安要素が残る、実写版『アンチャーテッド』だが、トム・ホランドの活躍を期待して、公開日まで楽しみに待っておきたい。
以上。
映画『アンチャーテッド』本編の感想
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