- ディズニープラスって何?
- 他の配信サービスと何が違うの?
- メリットやデメリットは?
「Disney+(ディズニープラス)」とは定額でディズニー作品が見放題になるサービスです。
最近はNetflixやU-NEXT、Huluなどの見放題サービス(VOD)が浸透してきましたが、ディズニー作品は権利の関係からか配信されていませんでした。一部有料での配信はありましたが。
それを定額見放題でスタートさせるのが「ディズニープラス」なのです。
定番のディズニー作品(ピクサー含む)の他にも
- マーベル(アイアンマンなどのヒーロー作品)
- スターウォーズ関連作品
- 他では観られないオリジナル作品
などなど、ディズニーが権利を持っている作品は大体配信される予定です。
特にオリジナル作品はディズニープラスでしか観られないので、それを目当てで加入する人が増えるかもしれません。
かなりオリジナリティーのあるサービスに思えますが、去年からスタートした北米版とは違った部分もあったりして不安を感じる面も……。
今回は良い面だけでなく、残念な部分もしっかりと解説しながら、初期から観られるラインナップなどを紹介していきます。

ディズニープラスの料金と無料期間
ディズニープラスの料金は一か月で770円(税込)です。
普段から見放題サービスを導入している方ならピンと来るかもしれませんが、これってかなりお得なんですね。
他のサービスと比較してみますと
サービス名 | 価格 | 無料期間 |
---|---|---|
Netflix | 800円・1200円・1800円 | なし |
U-NEXT | 1990円(内1200円ポイントバック) | 31日間 |
Hulu | 1026円 | 2週間 |
Amazonプライムビデオ | 500円 | 30日間 |
dTV | 500円 | 31日間 |
FODプレミアム | 888円 | 2週間 |
メインの見放題サービスでディズニープラスより値段が安いのは「Amazonプライムビデオ」と「dTV」くらいです。
「無料体験」という言葉が出てきましたが、ディズニープラスは初回31日間が無料で利用できます。
無料期間中に解約すれば追加料金なしで映像作品が見放題になるシステムです。

北米版との違い
アメリカで元々始まっていたディズニープラスとの主な違いは
- ディズニーDXとdocomo
- 最大で表現できる画質・音声
- 対応している端末
などなど。
以下細かく解説していきます。
ディズニーDXとdocomo
日本には元々ドコモとディズニーの提携で運営していた「ディズニーDX」というサービスがありました。サービス内容はほとんど同じで、違いはオリジナル作品が配信されていなかったくらいです。
配信されているラインナップは満足いくものだったのですが、登録にDアカウントが必須だったりして、登録するのにひと手間かかったんですね。
日本の場合はこのディズニーDXをプラスに移行するという形で導入されます。
そのため引き続きDアカウントが必要になり、クレジットカードだけで登録できる他サービスよりも若干ハードルが高いのです。
しかし現在「ディズニーDX」を利用している方は、そのままプラスに移行させることが出来ます。

画質と音声
本家(北米版)のディズニープラスは4K画質、5.1chサラウンドに対応しています。
NetflixやAmazonプライムビデオも4K対応しているため、ディズニープラスも同様かと思いきや、まさかの非対応。
日本では4Kテレビを持っていてもHDが最高画質であり、音声も2ch止まりです。
最近は4Kテレビも普及し、サラウンドシステムを導入している家庭も増えているはず。そんな中で非対応というのは時代に沿ってないような気さえします。
ただ値段がかなり安いので、非対応でも仕方がないのかなと思ったり。いつかは対応して欲しいですけどね。

対応端末
ディズニープラスが対応している端末は
- スマートフォン・タブレット
- AndroidTV
- FireTVstick・AppleTV・クロームキャスト
- パソコン
です。
あれ?PS4がない??
そう、日本版はプレイステーションをはじめとするゲーム機には対応していないんですよね。理由は恐らくディズニーDXが元々PS4に対応していなかったからだと思われます。
しかし、北米版は対応しているのでアップデートされる可能性は高いです。
対応するまではAmazonのFireTVstick、Android搭載TVなどを利用しなければ大画面での視聴は難しいでしょう。

主な配信ラインナップ(2020年6月現在)
オリジナル作品は後々解説していくので、まずはそれ以外の配信作品から!
あくまでも強みは「他では見放題配信していないディズニー作品」のため、ラインナップ数は必ずしも多くありません。
しかし、このディズニー作品がめちゃくちゃ強い!老若男女誰でも知る作品がラインナップされているわけです。
この項目では主な作品をジャンルごとにサラッと紹介していきますね。
ディズニーアニメ作品
少しですが例を挙げますと
- アナと雪の女王
- 白雪姫
- 美女と野獣
- ズートピア
などなど。
ディズニーと聞いて一番最初に想像する作品たちかもしれません。
長編映画の他にもミッキーやドナルドの短編なども含まれており、気軽に楽しめる作品もラインナップされています。
ピクサー作品
- トイ・ストーリー
- モンスターズインク
- リメンバー・ミー
- カーズ
ディズニープラスではサービス開始時から昨年公開されたばかりの『トイ・ストーリー4』の配信始まります。
ディズニー実写作品
- アラジン(実写版)
- パイレーツオブカリビアン シリーズ
- ホーンテッドマンション
- メリーポピンズ
最近は昔のディズニーアニメを実写映画化するパターンが増えてきました。
その他にもディズニーチャンネルで放送されていたドラマ作品などもラインナップされています。
スターウォーズ作品
- スターウォーズ シリーズ8作品
- クローン・ウォーズ
- マンダロリアン
特にディズニープラスでしか観られないドラマ『マンダロリアン』は海外での評価も高く、新シーズンの予定も。
数年後になるかもしれませんが、オビワンを主人公にしたドラマシリーズも制作されます。もちろん主演はユアン・マクレガーその人です。
マーベル作品
- アイアンマン
- アベンジャーズ
- ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
- キャプテン・アメリカ
【これだけでOK】マーベル映画の観る順番・時系列をシリーズごとに完全解説!
世界一売れたシリーズとなったマーベルユニバース作品のほとんどが含まれています。ちなみに2番目に売れた映画シリーズは『スターウォーズ』です。つまり両方みられるという贅沢さ。
しかし、『スパイダーマン』シリーズはソニーが権利を持っているため配信はありません。

オリジナル作品
ディズニープラスでしか観られないオリジナル作品は
- わんわん物語
- トーゴー
- スターガール
- 名探偵ティミー
- イマジニアリング~夢を形にする人々
- ディズニーの舞台裏
- ディズニー・プロップ・カルチャー
- マンダロリアン(ドラマ)
- ハイスクール・ミュージカル(ドラマ)
などなど。現在把握しているだけでもこれだけあります。まだまだマーベルドラマが増えていく予定です。
その中でも私が推すオリジナル作品をちょっと詳しく解説したいと思います。
わんわん物語(実写版)
1955年の名作アニメ『わんわん物語』を実写化した作品です。
本作の特徴は登場キャラクターたちに”本物の犬”を使っているということ。
例えば実写化された『ジャングルブック』や『ライオンキング』はCGで動物たちが表現されていました。『わんわん物語』はそれを実際の動物を使って製作するという極めて珍しい作品となっています。
主人公二人の声優を務めるのは『マイティ・ソー/バトルロイヤル』のテッサ・トンプソンと『マイアミ・バイス』のジャスティン・セローです。

トーゴ
犬ぞりを使って血清を届けるまでを描いた大作アドベンチャー映画です。
主演は『スパイダーマン』や『フロリダ・プロジェクト』に出演するウィレム・デフォー。大物俳優を起用したオリジナル作品をさっそく配信してくれるなんて太っ腹!
ちなみに主演のウィレム・デフォーはNetflixオリジナルの『デスノート』にて死神・リュークを演じています。
Netflix版『デスノート』は何故酷評されてしまったのか その理由を考察してみた
スターガール
同名の小説を実写化した作品。小説を考えると、比較的年齢は低めに作られているのかな?往年のディズニーチャンネルオリジナルムービーを彷彿とさせますね。
主演を務めるのは日本人も度々出演している発掘番組『ゴットタレント』への出演で有名になったグレース・ヴァンダーウォールです。
イマジニアリング 夢を形にする人々
本作は映画ではなく、ドキュメンタリー作品。しかもディズニーパークの裏側を除くという、ディズニー以外では作れない作品です。
これまでもディズニーランドの成り立ちを追ったドキュメンタリーはありましたが、今回は極秘だった映像や情報も公開されています。これはディズニーファン必見と言えるでしょう。

今後配信されるオリジナル作品
上記がサービス開始時点から楽しめる作品ですが、ディズニーは今後もネット配信に力を入れるようで、様々なオリジナル作品が予定されています。
ここからは後に配信が予定されている作品たちを軽く紹介していきます。
マーベル関連ドラマ
- ファルコン&ウィンターソルジャー
- ワンダヴィジョン
- ロキ
- What If…?
- ホークアイ
- ミズ・マーベル
- ムーンナイト
- シー・ハルク
2020年から順々に公開されていく予定です。これまでもマーベルのドラマシリーズは作られていましたが、映画とのリンクはほとんどありませんでした。
しかしディズニープラスが始まってからは映画とのリンクを色濃くするようです。つまりディズニープラスに入っていないと、シリーズについていけなくなるってことですね。

スターウォーズ関連作品
- マンダロリアン 新シーズン
- オビワン・ケノービ ドラマ
- ローグワン前日譚ドラマ
すでに『マンダロリアン』のシーズン1が配信されていましたが、スターウォーズ関連作も続々制作されています。
スターウォーズは世界的にファンを持つ一大シリーズですし、ディズニー主導による続編の製作も決定済み。
マーベルと並んで、ディズニーの核となるコンテンツなので今後も力を入れて制作してくれることでしょう。

まとめ
ライナップも含めて考えると、
一度は加入してみても損はないでしょう!
まぁ初回の一か月間は無料ですしね。確かに4K対応していなかったり、PS4で観られないのは残念でなりませんが。
最後に今回の記事をまとめると
- ディズニー+はコスパもラインナップも最強
- 北米版から考えると劣化している部分も
- ここでしか観られないオリジナル作品が充実
以上!!!