【PSVR】『ベイダーイモータル』映画ブロガー的感想 ダースベイダーと戦う日が来るとは・・・

僕はね、ずっとオキュラスクエストが欲しかった。

なぜかって??

 

ベイダーイモータルがあるからだよ!!!!

 

しかし!僕は金がなった。「どうせPSVRにも出るんでしょ?」って感じで忍耐強く待った。

その結果、ついに8月17日にPlaystationVR版『ベイダーイモータル』が発売するに至ったのだ!!

僕は喜んだ。涙が出るほど喜んだ。

でも、まさかのおま国。日本のPSストアには『ベイダーイモータル』が並ばなかった。

「さすがにもう待てん!」

僕は北米ストアから購入する決意をしたのだった…。

 

結末は書かないつもりだが、細かい部分でネタバレが含まれる。これからプレイする予定の人は注意してもらいたい。

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ベイダーイモータルとは

本作は『スターウォーズ』のVRゲームであるのだが、使われているストーリーはカノン(正史)である。

つまり、「新たなる希望」の前に実際に起きた出来事を体感できるわけだ!

しかも、このゲームはルーカスフィルムの傘下のスタジオが作っている。映像表現はこれ以上ない『スターウォーズ』である!

そしてそして、ストーリーは『マン・オブ・スティール』の脚本を書いたデヴィッド・S・ゴイヤーが執筆。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は正直微妙だったが、大物脚本家が参加しているゲームであることは確かだ!

まとめると、

スターウォーズの正当なシリーズで、すげぇスタジオが制作していて、ハリウッドの脚本家が参加している、とんでもないVRゲームなのである!

これが約30ドル(3500円くらい)で買える。安いぞ!安すぎるぞ!

スターウォーズファンならマストバイ…。いや、スターウォーズファンでなくても必見の作品であることは間違いないのだ!




ストーリー

時系列的には、エピソード3と4の間の出来事を描いている。

おそらく「ジェダイ フォールンオーダー」と同じくらいの時期ではないだろうか。

舞台となるのは、鉱山惑星ムスタファー。スターウォーズファンなら聞き覚えがあるだろう。

そう、ムスタファーは若き日のオビワンとアナキンが戦った、あの場所である!そして、ベイダーが自らの城を作った場所でもあるのだ。

プレイヤーはこの「ベイダー城」の内部を進み、ムスタファーの秘密を知ることになる。

では、なぜベイダーは因縁の地でもあるムスタファーに城を築いたのだろうか?普通であれば、オビワンに敗れた場所など行きたくもないだろう。

しかし、ベイダーにはある目的があるのだった。

この目的こそが本作のストーリーの中核を成す部分であり、主人公が戦っていく理由にもなる。

ゲームシステム

本作には以下の2つのゲームモードが搭載されている。

 

・ストーリーモード

・ライトセーバー道場

 

「ストーリーモード」はその名の通り、前述したストーリーをなぞっていくものだ。

目の前で動き回るストームトルーパー、ダースベイダー、味方のZO-E3など、スターウォーズらしいキャラクターが登場する。

そして、場所によっては宇宙船の操縦、巨大生物との対決、ダースベイダーとのライトセーバーバトルが体感できる。

まさに自分がスターウォーズ世界の一員になったような気分で旅ができるのだ!!

 

一方、「ライトセーバー道場」は、ストーリーモードに比べると一種のおまけ要素なのかもしれない。

ライトセーバーやフォースを使って、迫りくる敵を倒す、ステージクリア型のモードだ。

実はストーリーモードよりも、道場のほうがやり込み要素が多い。ライトセーバーやグローブのカスタムもでき、ジェダイになったかのようなバトルが体感できる。



ベイダーイモータルの感想

ちょっと今からムスタファー行ってくるわ!

ディズニーランドに行くでもなく、スターウォーズの世界に没頭できるのは、本当にいい時代になったものだ!

だってVRを被れば3分くらいでムスタファー行けるんだぜ?
しかも、ライトセーバー握ってダースベイダーと戦えるんだぜ?

夢の世界でしょ。これもう。

ゲーム冒頭は宇宙船の内部から始まる。ドロイドに支持されるがまま、レバーを操作すると、一気にライトスピードに!

その瞬間、僕はもう地球の人間じゃなくなった。

カリフォルニアまで行けば、スマグラーズランに乗ってファルコン号を操作できるのだろうが、疑似体験としては申し分ない。

そして頭上を巨大なデストロイヤーが通過し、僕らの船はムスタファーへ強制着陸。

「地の利を得たぞ!」の名台詞を放ったオビワンの姿が蘇る。そうか、彼らはこんなマグマの中で戦ったのか!

景色に感動していたのも束の間、僕らはベイダー城の中へ。そこにトルーパーが乗り込んできて…

物語の続きはぜひ自身で体験してほしい!




 

以上は最初の10分程度のシーンだが、もうスターウォーズが詰め込まれているのがわかる。

これだけで、歴代PSVRタイトルNO1の称号を与えてもいいくらいだ!

正直、「アストロボット」とか「ライアンマークス」も面白いのだが、憧れの世界に入れるという部分では「ベイダーイモータル」に軍配が上がる。

だって、僕がスターウォーズを始めて観たのは小学6年の時。当時はおもちゃのライトセーバーや、レゴの船で我慢していたが、今はもう船にも乗れるし、ライトセーバーも振り回せるのだ。

まさに僕の夢が叶った瞬間だった。

現実ではありえないドロイドと会話しながら、ベイダー城を巡る。これ以上の体験が、僕の人生にあっただろうか。

いや、ない!!

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ライトセーバーの音がすごい

これまでにも、そこそこ値段の高いライトセーバーを振り回したことがある。

もちろん、その時も感動したのだが、本作のライトセーバーは現実感が段違い

まず音が凄い。振り回した時には”例の音”がギュインギュイン聴こえる。顔の近くで振れば、耳をかすめるライトセーバー音が聴けるのだ。

さらにはライトセーバーのスイッチを押した時の躍動感。現実のFXライトセーバーだと、蛍光灯みたいのを光らせる仕組みだが、VR世界には必要ない。まさに想像通りのライトセーバーが僕の右手に握られていた!

モーションコントローラーの形状もセーバーぽいし、オキュラス以上に没入感があったのではなかろうか。オキュラス版やってないけど。

 

ただ振り回して遊ぶだけでも、こんなに楽しいのに、さらにコイツを使って戦うことも出来る。

エピソード4でルークが訓練していたような、あの状況が再現できるのだ。

 

トルーパーが撃ってくるブラスターを弾き返すこともできるし、道場ではライトセーバーを投げつける「セイバースロー」なる技も使用できる。

もちろんライトセーバーバトルも用意されている。シーンによってはダースベイダーと直接戦うこともできるし、まさにジェダイになった気分が味わえるのだ!

これまでにもライトセーバーバトルができるゲームはたくさんあった。

けれども、臨場感だけでいえば、過去作すべてを置き去りにしている。自らの体を使ってライトセーバーを操っているのだから、当然ではあるのだが。

まとめると、

ライトセーバーに関しては感動以外の何物でもない!!

おそらく、今現在において最もリアルなライトセーバー体験ができる作品といっても過言ではないだろう。

この感覚は動画では味わえないので、ぜひ試してみて欲しい!!

 

しかしながら、やはり現実で触れられるライトセーバーも捨てがたい。

1本はかなりの値段がするが、スターウォーズファンにとってはこれ以上ない贅沢だ。

海外から取り寄せることも出来るが、「ライトセーバースタイル 」では260種以上と品ぞろえがかなり充実している。

安いものなら1万円台もあるので、ぜひ以下の公式ページからラインナップをチェックしていただきたい。

ロケーションがパネェ

いや~、これはマジパネェっすわ。

最初に書いたムスタファーもそうだが、とにかくロケーションが楽しい作品なのである!

あまり細かく書いてしまうとネタバレになるのだが、鉱山洞窟や遺跡、映画で観たことのある風景の数々…。

エレベーターや留置所ひとつとってみても、一目でスターウォーズだとわかるから、さすがである。

 

個人的に感動してしまったのが、廊下を歩いてるときに修理ドロイドが僕の前を横切った場面。ファンに向けた粋すぎる演出だ。

僕はこういった細かい演出や演技が大好きで、無条件で感動してしまう。

スターウォーズファンだからこそ、細かいところが気になる人もいると思うが、その点は安心してもらいたい。

他にも感動的なロケーションがいくつかあったが、感動を壊したくないので触れないでおこう。



ライトセーバー道場

これまでは、主にストーリーモードの感想だったが、ここではライトセーバー道場について書いていこう。

まず、ライトセーバーをカスタムできるのがポイントだ。ストーリーモードでは特殊なライトセーバーがほとんどを占めるので、自分の好きにカスタマイズできるのは嬉しくもある。

選べるのはカイバー・クリスタルの色や持ち手。僕はまだ手に入れてないが、映画のライトセーバーを再現したデザインもあるらしい。

これは道場のステージをクリアしていくごとに貰えるもので、徐々にカスタマイズの幅が増えていく。

一応僕が情報として確認しているのは、

  • オビワン
  • アナキン
  • カイロレン
  • ドゥークー
  • ダースシディアス
  • アソーカ
  • ダースモール

条件は不明だが、おそらく道場のステージクリアで貰えるはずだ。

道場ではライトセーバー以外にも、フォース、ブラスターが使える。僕の場合は右手にライトセーバーを持ち、左手でフォースを繰り出すという戦い方を採用した。

そして、条件次第ではフォースライトニングも使える。敵を一掃できる最強の能力だが、使えるようになる条件はわからない。僕の経験上では、何体か連続で敵を倒した時に限られるようだ。

 

プレイした感想としては、ジェダイになりきれる「ビートセイバー」である。

滅茶苦茶疲れるし、カロリーも相当消費しているだろうが、楽しいからやめられない。

カッコよくフォースとライトセーバーのコンボが決まると、脳汁がぶっしゃぁ!!するのだ。

ただ、負け続けるとイライラしちゃうので、ほどほどにしておきたい。

残念だった点

最後にいくつか残念だった点を紹介しておく。

これに関しては僕の個人的な感想であり、すべての人に当てはまるわけではないことを明記しておく。

とりあえず、箇条書きでまとめると

  • バグ
  • 字幕
  • ノイズ

が挙げられる。それぞれ少し詳しくみていこう。

バグがあるのかも

僕が確認したバグは、まずエピソード2冒頭でスタートボタンを押すと強制終了になる点だ。

他の方はどうかわからないが、エピソード2最初の章ではスタートボタンを押さないことをオススメする。

さらに、僕の場合だと左手が遠くの方のガジェットに接続される。

例を挙げるとかなり離れた場所にあるブラスターと、左のコントローラーがリンクしてしまう。手には何も持っていないの、トリガーを引くと遠くの方でブラスターが発射される。

シュールではあるが、なぜか捨てることも出来ないので完全に左手が封じられてしまった。

しかも、このバグが物語の山場で起きたから、非常に残念である。

字幕

ありがたいことに、北米版でも字幕がついている。

それは大変嬉しいのだが、字幕の位置が邪魔すぎる。ほぼ画面中央に固定されるから、下手したらダースベイダーの顔がまったく見えない。

そして字幕も目が痛くなるから読めない。ある程度ストーリーは把握できるが、字幕をオフにしたほうが楽しめる気がした。

ノイズ

ときおり、音がノイズに遮られる。しかもかなりデカい音だから、普通にビビる。

これに関しては、僕のヘッドホンが悪いのかもしれない。

けれども、他のゲームではこんなことないので、甚だ不思議な現象である。

 

まとめ:スターウォーズファンは泣くゲーム

このゲームにどれだけ価値を見出すかは、人によって様々だろう。

しかし、僕はスターウォーズファンなら本作を強くおすすめしたい。少なくともPSVRを持っているのであれば、北米版購入までの障害しかないので、ぜひプレイして欲しい!

「PSVRは持ってないけど、PS4はある!」って人でもオススメする。本体ごと購入する価値はあるだろう。

ただ、PS4も含めて全部そろえるとなると、ちょっと厳しいかもしれない。

とにかく、全スターウォーズファンに勧められるゲームであることは間違いない!!

 

以上!!!

 

スターウォーズを無料視聴する方法

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ディズニープラスのラインナップ

  • スターウォーズ(スカイウォーカーの夜明け以外の8作品)
  • ハン・ソロ
  • ローグ・ワン
  • クローンウォーズ
  • マンダロリアン(Disney+限定のオリジナルドラマ)

などなど、スターウォーズ作品はほとんどすべてが網羅されている。

ポイントととしてはDisney+でしか観られない、スターウォーズ初のドラマシリーズが配信されている点だ。

こちらも「カノン」に分類されており、エピソード6と7の間の出来事を描いている。

 

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