どーも、スルメです。
今回は『サイバーパンク2077』を語って行こうかと思います!
本作は映画のジャンルとしても確立されている「サイバーパンク」をテーマとしたゲームでありまして。
2012年ごろから開発が進められていて、2度にわたる延期をし、ようやっと発売したゲームなんですよ!
映画マニアの僕としても、西部劇を楽しめる『RDR2』や、時代劇を楽しめる『ゴースト・オブ・ツシマ』などなど、「ロールプレイ」ができるゲームは大好物でありまして。
本作で描かれるサイバーパンクに関しても、『ブレードランナー』から『アリータ:バトル・エンジェル』に至るまで、まさに憧れの世界観!
そんな世界を自由に闊歩できるなんて、いい時代になったものだな!って感じです。
というわけで、今回は15時間ほどプレイして得た感想を語っていきます!
サイバーパンク2077
今回はPS4版をPS5の下位互換機能を使ってのプレイです。
PS5版も来年発売するようですが、時間がかかりそうな気がしないでもないw そもそもPS5ローンチに合わせてPS5版を発売してほしかったんですけどね~
一応実況とかTwitterの反応を見た限りでは、ノーマルPS4だと性能に限界を感じそう。PS5でプレイしてもグラ気になるし、ガチャガチャする場面もあったりするんで、このゲームを旧世代機で出すのは難しかったのかなと。
まぁ、気になってる方はPS5でもPS4でも関わらず、購入をおすすめしてますがw
そもそも「サイバーパンク」とは?
まずは「サイバーパンクってなんだ?」って話から始めていきましょう。
サイバーパンクとは、広い意味ではSFのジャンルに分類されるんだけど、もっと地に足のついたといいますか、「悪い方向に進んじゃったSF世界」と考えれば想像しやすいかも。
技術は現代より進んでいるけれど、街に清潔さはなくごちゃごちゃ。そこに生きる人々の日常や犯罪なんかを描いた作品が多いです。
あとは日本や香港などのアジアの要素が詰めこまれているのもポイント。サイバーパンクが成立した80年代は、日本の高度成長期とも一致し、海外から見た「未来の世界ニッポン」が取り入れられていることも多いです。街並みとかネオンとかも新宿歌舞伎町、香港の九龍なんかに近いイメージがありますね。
代表的なものはハリソン・フォード主演の『ブレードランナー』。日本だったら『攻殻機動隊』などもサイバーパンクのジャンルになるのかな。
どちらも近未来の世界を舞台にしていて、アジア的な要素が詰めこまれ、アンダーグラウンドなストーリーが展開します。
本作『サイバーパンク2077』も、タイトル通りサイバーパンクなストーリー&世界観がウリです。たぶん映画ファンじゃなくても、サイバーパンクな世界に憧れている人は多いはず。もちろん僕もそのうちの一人でして、生まれ変わったら「ブレードランナー」の世界に移住するんだ!と心に決めていますw
サイバーパンク2077の感想
まずサラっと感想を書いてしまうと、
このサイバーパンク世界で生きるのが最高!!
本作って「ロールプレイ」できるゲームなんですよ!つまりサイバーパンクな世界に生きる男(女も選択可能)”V”になりきって、自由な生活が送れると。
別に犯罪を解決しても良いし、逆に犯罪を犯してもいい。仲間を救っても、見捨てても、会話に逐一頷いても、早く切り上げるせっかち野郎になってもいい。何をしても許される、自分願望を徹底的にぶつけてもいい夢のようなゲームなわけですねw
特にここ最近は現実の東京にいるよりも、ゲーム内の「ナイトシティ」にいる時間のほうが長いんで、「もしかしたら僕の拠点はナイトシティのほうなのかも…」と思い始めた次第でありますw
ただですね、PS5でプレイしてもグラが気になるし、バグがめっちゃ多い。
バグって言ってもスマホがなぜか宙に浮いているようなかわいい物から、敵が瞬間移動する致命的なものまで、さまざまです。
特に「エラーが起きて強制停止⇒ホームに戻る」が起きると最悪。途中までのデータが消え、拾ったアイテムもリセット。頻繁にオートセーブしてくれるのが救いですが、これが2時間~3時間に一回くらいあるからねw
先日のアップデートで若干減ったように思えますが、まだ先頭に入るとエラー起きたりするんで気は抜けない…。
※以下、ストーリー序盤のネタバレが含まれます。
ナイトシティ最高っ!!
僕たちの遊び場となる街が「ナイトシティ」です。
ここでは犯罪が多発しており、ギャング同士の縄張り争いも日常茶飯事。警察はすぐに暴力ふるうし、日本企業の「アラサカ」が街を支配しています。
こんな治安がめちゃくちゃ悪い街ですが、ここがめっちゃ楽しい!もう命を危険にさらしてでも住んでみたくなる魅力に溢れているんですよ!
というのも、ゲームとは思えないくらい街の密度が濃い。同じスタジオの「ウィッチャー3」では町が点々としているだけで、平原や山が多かったのですが、今作ではひとつの町が舞台です。縦に延び、地下道があり、ごちゃごちゃした裏道も用意されている。
もうね。この街を歩いているだけでも本当に楽しいのよ。ファストトラベルもできるんですが、僕は観光がてら車を飛ばしたり歩いたりして、目的地まで移動していますw
特に『ブレードランナー』でサイバーパンクに憧れている人にとっては、ピンポイントに刺さると思う。それくらい完成度が高い。
あと、なぜ悪徳企業が日本の会社なんだって話ですが、サイバーパンクが盛り上がった80年代当時は、アメリカにとって日本は脅威でもあったんですね。
日本車の台頭でアメ車が窮地に陥ったり、東京の土地だけでアメリカ全土が購入できたというのは有名な話です。本当かどうかは生きてないから知らんけどw
で、「日本に国を乗っ取られる!」って当時のアメリカ人が感じていたであろう恐怖感が、ナイトシティにも反映されていると。たしかにこの街ではアラサカという日本企業が権力を牛耳っており、街には日本語があふれています。
こんな感じで「なぜこうなっているのか?」の理由を考察してみるのも楽しい街なわけです。
ストーリーとキアヌ・リーヴス
映画ファンにとっては、もはや伝説的な俳優であるキアヌ・リーヴス。本作ではCGで再現されたキアヌ演じる、ジョニー・シルヴァ―ハンドが登場します。
しかもちょっとの出演じゃなくて、ずっと主人公についてくる役なんですよ!つまり、本作は基本的にキアヌ(ジョニー・シルヴァーハンド)との二人旅…!サイバーパンクだけでもうれしいのに、大好きなキアヌと一緒に動けるという夢まで叶うわけですw
ジョニー・シルヴァーハンドというのは、50年以上前に死んだロッカー兼、活動家。なぜいまさら主人公と接触したのかといいますと、彼の記憶メモリーが入ったチップが主人公の脳内にあるからなんですね。
そのせいで主人公の人格とジョニーの人格が混在。ゆくゆくはジョニーに精神を乗っ取られ、主人公は死んでしまうことになります。主人公は死を回避するために、脳内にいるジョニーと協力し、「打倒アラサカ」に向けて行動していくわけです。
ストーリー部分もかなり「サイバーパンクみ」を感じますよね。選択肢によってミッションやストーリーが分岐していくんで、誰しもが同じスト―リーになるとは限らないみたいです。
また、ゲーム冒頭では「ライフパス」を選ぶことができます。これは主人公の出自を設定できる機能で、ナイトシティのストリートに暮らしていたり、郊外に住んでいたり、エリートだったりと、それぞれが違った人生を歩んでいる設定です。
こんな感じで「ロールプレイ」できるところもポイント。まさにもう一つの人生を歩めるゲームなわけです!
戦闘がそこそこ楽しい
銃で戦うよりもブレード(刀)を使っての近接戦闘がマジで楽しい。
そして本作独自の戦闘システムがハッキング。これはステルスで戦っても、正面突破しても使えるスキルで、相手の回路をショートさせたり、監視カメラをストップしたりとか、かなり自由な戦い方ができます。
ただですね、「そこそこ」と書いたのは正直な気持ちで、やれることが多すぎて完全に楽しめてない気がする。これはプレイヤーである僕の問題なわけですが、シンプルさを追求したバトルシステムでないことは確か。
最近は『デモンズソウル』だったり、『ゴースト・オブ・ツシマ』をプレイしていたもんだから、いきなりシステムがややこしくなると脳が戸惑うよねw
10時間プレイした時点ですこしずつ慣れ始めてはいるんですけれども。
あとやっぱり大人数の戦闘シーンになるとラグが生じて、思うようにプレイできなくなる。これはPS5版が出れば解決するし、PC版ならすでに解決しているのでしょうが…
ちょっと残念な戦いになることもしばしばなんで、PS4も改善してくれるとありがたい。
サイバーパンク2077の残念な点
※PS4のソフトをPS5でプレイした感想です。PC版や箱には当てはまらない可能性があります。
バグが多い
とにかくバグ。もはやサイバーパンクをバグで表現しているのかと思うくらいバグが多い。
これは残念すぎるけど、バグだったら後ほど改善できるのでまぁ…。
グラフィックが荒い
なんか顔が違う…#PS5Share, #サイバーパンク2077 pic.twitter.com/OZwRHyea5K
— スルメ (@movie_surume) December 11, 2020
これはPS4ソフトを購入した自分が悪いのですが、上記のツイートをしてしまうくらいには悪い。特に最近PS5のゲームばっかしてたから、余計に荒く見える。せっかくキアヌが出てるのに…。
PS5版になって劇的に改善されることを願っています。
説明不足感が否めない
武器を部品にできるとか、クラフトとか、レベルアップのスキルツリーとかちょっとわかりにくい。
たぶんプレイヤーの半分くらいは攻略サイトを調べてしまったことでしょう。
設定詰め込みすぎて、用語が分からなかったりもするんで、もう少し親切にしていただけると…。
まとめ:神ゲーであることは間違いない
「時間泥棒」といってもいい。エラーでリセットされても、また続けてプレイしちゃう魅力にあふれたゲームです!
特に僕のようなサイバーパンクが好きな人は、絶対楽しめる!キアヌも出てるから、映画ファンの楽しめる!
ただ、FPS視点が固定されてしまうので、若干酔うかもしれません。僕はVRで慣れまくってるんで平気ですが、酔う人にはきついかも。
後はやっぱ今後のアップデート次第ってところがありますね。バグやエラーとかグラフィックは解決できる余地があるんで、そこさえ完璧ならもう言うことない!
2022年にはマルチプレイも用意されているということで、長く楽しめるゲームであることは間違いないでしょう!
以上!!
【ゲームレビュー記事】
⇒PS4『ゴーストオブツシマ』映画ブロガー的感想と評価 黒澤映画の息遣いをを感じる侍ゲー
⇒【PSVR】『ベイダーイモータル』映画ブロガー的感想 ダースベイダーと戦う日が来るとは・・・
⇒PS5『スパイダーマン マイルス・モラレス』映画ブロガー的感想と続編考察
⇒『デスカムトゥルー』映画ブロガー的感想と評価 ダンガンロンパファンがガチレビュー!
【おすすめ記事】