どーも、スルメ(@movie_surume)です。
「ラスト〇分、あなたは騙される!」
今回は「どんでん返しがある系映画」をまとめようとしたのですが、たぶんこの話題を調べる人って結構定番なところは観ている気がするんですよ。
だからといって定番を紹介しないのもな~と思ったので、この記事では、
定番などんでん返し映画とちょっとマニアックなどんでん返し映画に分けて紹介していきたいと思います!
※この記事では結末に関する一切のネタバレがありません!
定番などんでん返し映画
定番には定番になるだけの理由がある……
と私は思っていて、なんだかんだで驚ける映画を集めてみました!
まだ観たことがない方は、この辺から観てみるといいかもです。
「マニアック」の項目でも同じですが、私個人が結末を予想できてしまった映画は入れていません。
エスター
この手の話題を調べると大抵ピックアップされているタイトルでもあります。まさに定番中の定番!
孤児院から引き取った少女・エスターを引き取る……という若干暖かい始まりから、次第に彼女の様子がおかしくなっていくというホラー要素もあります。
徐々に本性を表し始めるエスターの恐ろしさ。彼女を演じたイザベル・ファーマンは当時10歳そこらですからね。ラストの展開も含めて、彼女の演技力・存在感なくしては成立しない作品です。
ユージュアル・サスぺクツ
こちらも『エスター』と並んで定番商品。
もうこの手の記事でタイトルを見かけるのも嫌という人もいるとか、いないとか……(いない)
そうはいっても「どんでん返し映画」を語るならば避けては通れない作品でして。私が人生で初めて「どんでん返し」というジャンルを知った作品でもあったりします。
どこから騙されていたのか。事実を知った後、もう一度観たくなるはず!
セブン
”七つの大罪”を模倣した殺人事件が起き、それを解決するために走り回る2人の刑事。犯人に近づくにつれて、事件は意外な展開を迎える。
「どんでん返し」と一言で語ってしまいたくない作品ではあります。もちろん終盤の畳みかけも伝説ですが、1本のサスペンス映画としての完成度が物凄く高い。
ただし、ある程度人を選ぶ映画ではあると思うので、サスペンスが好きな方はぜひ!
グランド・イリュージョン
天才マジシャン集団・フォーホースメンがパリの銀行から現金を盗むというマジックを決行!
単なるネタかと思いきや、実は本当に金がなくなっていて、FBIからも追われる身となっていく……。
どうやってパリからラスベガスまで一瞬で金を運んだのか?そもそもこれは犯罪なのか?
様々なトリックが使われていて目で見ても楽しい映画になっています。魔法のような手口でも、しっかりトリックが作り込まれており、スッキリ感も味わえる映画です。
そして最後には、そのすべてを凌駕するどんでん返しも……。
ファイト・クラブ
ルールその1”ファイトクラブ”のことは口にするな。ルールその2も同じだ!!
謎の組織「ファイトクラブ」に入った主人公は、そこで拳を使った男同士の殴り合いに興じる。特に意味はないのに殴り合う。なんてカオスな映画なんだ!
正直な話をすると、どんでん返しが霞むくらい本編が濃い映画でしてw
『ゴーンガール』や『ベンジャミンバトン』のデヴィッド・フィンチャー監督作品なんですが、一番監督の趣向が反映された映画な気がします。
没入するというよりは、飲みこまれる感覚に近い映画かな。
アイデンティティー
とあるモーテルに集まった10人の男女。こんな面白いシチュエーションがタダで終わるわけもなく、客たちは次々に殺されていく……。
さぁ犯人は誰だ!!ってストーリーなのですが、ゴールは観客の想像もつかない場所になっています。初見は「無理やりすぎじゃねーか」とも思ったのですが、騙されたのは事実なんで加えておきました。
これに関しては皆さんの感想を聞きたくなる作品ですね。ぜひ観て頂いて、もし好き嫌いとかあったら教えてください。
アフタースクール
中学時代の同級生が訪ねてきて、かつての親友・木村を追っていると聞かされた主人公。木村の行方を二人で追っていると、彼が大きな陰謀に関わっていると知って……。
『運命じゃない人』の内田けんじ監督作品。今の日本では内田監督程面白い映画の脚本を書ける人はいない!と今でも思っております。
特に『アフタースクール』は近年の日本映画の中で最も完成された脚本の一つです。
どんでん返し部分はかなりシンプル。それでいて、しっかりと騙される力強さもあります。
複雑な映画でもないのに、物語の根底からひっくり返せることこそ、内田けんじ監督の手腕と言えるでしょう!
スティング
いわゆる”ヤバい金”を盗んでしまった詐欺師の3人組。デカい組織に追われる身となった詐欺師たちは、一世一代の”騙し合い”に興じる!
ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが共演した名作映画。
映画の中のキャラクターも騙され、観客も騙される。当時としてはかなり革新的な作品だったと思います。
イカサマってせこいけど何故かカッコいいよね~。え?この感覚俺だけ?DIOの手下では断然ダービー兄が好きなんだけどなぁ。
ソウ
小さな部屋に閉じ込められた男2人。足には鎖がハマっており、部屋の真ん中には自殺死体が……。外の世界では殺人鬼・ジグソウを追って、警察が走り回っていた。
「これはかなり異常な映画だ……」開始数分で私は思いました。まぁその思考は全く間違っていなかったんだけどw
痛そうで人間の弱みに付け込んだゲームがヤベェ。ジグソウの動機がヤベェ。そしてラストがヤベェ。
ここまで衝撃を受けたどんでん返しはなかったかもしれない。グロ耐性があるならば観て欲しい作品です!
キャビン
山の中にある別荘へとやってきた大学生たちは、地下室で呪いの書を発見する。ふざけ半分で呪文を唱えると、いろいろなものが蘇り、襲い掛かってくる。
ホラーの定番なストーリーですが、観客に予想されることを逆手に取った設定が採用されています。
つまりホラー映画好きであればあるほど楽しめる作りになっている訳です。
ぜひですね、本作を観る前に『死霊のはらわた』とか『悪魔のいけにえ』といった”定番”のホラー映画を観ておくことをオススメします!
プレステージ
常に競い合っているマジシャン二人。様々なトリックを取り入れ、マジックの道を極めていく二人だったが、お互いを意識するあまり”禁断のマジック”に手を出していく。
『ダークナイト』『インターステラー』のクリストファー・ノーラン監督作品で、ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベイルが主演を務めています。
「当時のマジックは意外と残酷なトリックだったんだな~」とか思いながら観ていると、いつの間にか「なんだこれは!」状態。映画的なトリックに騙されていたことに気が付きます。
そして観終わった後、我々は思うのです。「この映画そのものが一つのマジックだった……」と。
ピエロがお前を嘲笑う
殺人事件への関与が疑われ、指名手配された天才ハッカー。警察に出頭した彼だったが、その自供はどれもおかしなものばかり。結局、彼の目的は何なのか……。
中盤までの展開は予想できます。しかし、二転三転する展開に翻弄され何が真実なのかこっちまでわからなくなる始末。
それでも最後はしっかりと”オチ”がついてスッキリと終わる作品になっています。ドイツ制作の映画ですが、すでにハリウッドリメイクが決まっているとか。
マッチスティック・メン
潔癖症の詐欺師の前に別れた妻との子供がやってくる。突然14歳の少女と暮らすことになったことに困惑するが、「私に詐欺を教えて」と娘は弟子入りを求めてきて……。
『エイリアン』や『オデッセイ』など、SF映画のイメージが強いリドリー・スコット監督作品。もちろん宇宙には行きませんが、本人も潔癖症だと語る監督自身が主人公に投影されていたりします。
なるべくセリフを聞き漏らさないよう、鑑賞していくことが大事です!!
情婦
殺人の容疑をかけられたレナードは、弁護士のロバーツに自身の弁護を依頼する。順調に進んでいったように見えた裁判だったが、証人に立ったレナードの妻がとんでもない証言をしてしまい……。
原作はアガサクリスティーの『検察側の証人』。一見裏切りのように見える証言ですが、もちろん彼女の行動には意味があります。
その意味を考えながら鑑賞しても、恐らくラストの展開を予測するのは不可能でしょう。この時代に今でも通じる「どんでん返し映画」を作ったことも凄いけど、監督がビリー・ワイルダーと聞いて納得しました。
ゲット・アウト
黒人の主人公が付き合っていた白人女性の家にご挨拶に行くも、そこには使用人として働く黒人の姿が。
「ここにいる黒人は何かがおかしい」
笑顔を崩さず、不気味な行動を繰り返す黒人たち。気持ち悪さを感じた主人公は白人の家から出ていこうとするが……。
ホラー映画界に突如現れたジョーダン・ピールの初監督作品。ホラー作っているのに本職はコメディアンっていうから凄いよね。
本作は正体の分からないねっとりとした気持ち悪さがまとわりつく作品です。ラストにはすべての謎が解けるのですが、そこがどんでん返し!!
ちょっとマニアックなどんでん返し映画
これまで「どんでん返し映画」を調べてきた人にも、「いやー、これは知らんかったわ~!」と言っていただけるような作品を厳選したつもりです!
まぁたぶん1本か2本くらいは発見があるはず!
なかったら素直にごめん。
プリデスティネーション
ニューヨークにあるバーで、男がバーテンダーに対して自分の半生を語るところから始まる。しかし、このバーテンダーの正体は時空警察であり、タイムトラベラーだったのだ!
なんだか突拍子もないストーリーに聞こえますが、内容はシリアスな映画です。タイムトラベルの要素が複雑に絡み合っており、時間軸を整理しながら鑑賞する必要が出てきます。
しかし、ラストでは想像だにしなかった展開が用意されていて、すべてのピースがはまるような仕掛けが施されています。
鑑定士と顔のない依頼人
資産家が残した美術品の鑑定を依頼された主人公は、大きな館にやってくるが、依頼人は一切顔を見せない女性だった。不審に思い、なんと顔を見ようとする主人公は……。
謎ばかりの屋敷と、謎めいた女性。そして腕の良い鑑定士。ミステリーに必要な要素はすべて揃っているように見えますが、着地点は意外なところにあります。
主人公に感情移入していけば、よりラストの展開が楽しめるはず!
盲目のメロディ~インド式殺人狂騒曲~
盲目のピアニストがいた。彼はレストランで演奏し、人気を博していたが実はウソをついていた。そう、彼は盲目ではなかったのだ!
しかし殺人現場に居合わせたことで事態が急変!盲目のフリをしてやり過ごすも、殺人者が意外な人物で……。
小さな嘘が大きな事件を生み出す映画です。インド映画なのでボリュームもたっぷり!何度も起きるどんでん返しを楽しむことができます。
どんでん返し部分以外のストーリーも終始面白い上に、脚本の出来も一級品なので飽きずに楽しめるでしょう!
ゴーストランドの惨劇
田舎の家に引っ越してきた双子とシングルマザーの3人家族。しかしすぐに男二人に家を襲撃され、母が決死の覚悟で双子を守る。
それから16年後。妹は小説家となり家族と過ごしていたが、姉のヴェラが心を病んでしまい……。
絶望に次ぐ絶望!こんなに恐ろしくて、観客の望む通りに動かない映画があるのか!って感じなんですがw 短い作品ながらも、恐さに満ちた映画です。
この映画のどんでん返しはホラー要素を高める一つの手段に過ぎず、決してどんでん返しの部分がメインの作品ではありません!
こちらも『ソウ』と同じく、ホラー耐性がある方にオススメします!
スペシャルアクターズ
”演じる”ことで旅館を救う!カルト集団に狙われた老舗旅館を守るため、俳優事務所「スペシャルアクターズ」が綿密な演技尾プランを計画。しかし重要な役を演じる主人公は「緊張すると気絶する」という体質の持ち主だった。
『カメラを止めるな!』で一躍有名になった上田慎一郎監督作品です。映画に様々な”仕掛け”を施す、同監督ならではの遊び心が活きています。
もちろんラストのどんでん返しもそうですが、全体がコメディになっているため、和やかな雰囲気で映画を楽しむことが出来ます。どんでん返し系では意外と珍しい!
バッド・ジーニアス
本作のテーマは「カンニング」。クライムサスペンスだと銀行から金を盗んだり、カジノを襲ったりしますが、本作は如何にカンニングするかが重要となっています。
あの手この手を使ってカンニングをする生徒と、お金のためにカンニングする方法を編み出していく優等生。タイの格差を描きながらも、ハラハラさせるカンニング劇が繰り広げられるのです。
最後には超難関・入試試験のカンニングに挑み、国を超えて「学生版オーシャンズ」ともいえる壮大なカンニングに発展していくのですが……。
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
強姦殺人の罪に問われ、死刑が宣告されいてるデビッド・ゲイル。彼は死刑の前にとある雑誌の独占インタビューに応じるのだが、インタビュアーは彼の犯罪に疑問を持ち始める。
『ユージュアル・サスペクツ』のケビン・スペイシーが主演を務め、『フェーム』のアラン・パーカーが監督を務めた作品です。
ポイントは主人公のデビッド・ゲイルが死刑反対の活動家であるということ。そんな彼が実は冤罪なんじゃ……といった疑問から始まり、ラストには……。
「これぞどんでん返し!」と言いたくなる、この手の映画の”基本”なのかも。
アス
家族とバカンスにやってきたアデレードは、自分たちにそっくりな「ドッペルゲンガー」と遭遇する。まったく同じ姿をした人間が襲ってくる中で、彼女は過去のトラウマと対峙するのだが……。
ドッペルゲンガーが襲ってくるという不気味すぎるホラー。『ゲット・アウト』と同じジョーダン・ピール監督作です。
導入部分からホラー全開!ジョーダン・ピールのセンス全開!でありまして、怖いけど引き込まれていく上質なホラー映画。そして最後にはしっかりどんでん返しも用意されています!
エグザム
とある企業の採用試験にやってきた8人の男女。テストが始まるも、渡されたのは白紙の紙。少しでも紙を損なうと不採用。限られたヒントから解を見つけ出し、企業に就職することは出来るのか。
このテストの答え……いや、そもそも問題は何なのか?ってところから始まり、協力したり蹴落とし合ったりしながら答えを導き出していきます。
白紙の紙から大きなサスペンスに広がっていき、密室ですべてが進行するという脚本ありきの映画。出来ることが限られているというのは、映画制作も採用試験も変わらないですね。
動物だけが知っている
これはほぼ”おまけ”のような感じだと捉えてください。
東京国際映画祭で上映されたフランス映画で、同映画祭の最優秀女優賞を受賞しています。今のところ日本で公開する予定があるか分かりませんw
田舎町で起きた殺人事件と、それにまつわるエピソードを群像劇で描いた作品で、意外なところで繋がってくるストーリーが楽しい一作です。
公開された際はぜひ!
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まとめ
改めて見ると、「どんでん返し」は結構需要のあるジャンルなんですよね。
検索しても似たような作品ばかり紹介されていたりしたので、この記事はちょっと趣向を変えてみたりしたんだけど……。成功しているかどうかは正直分かりませんw
同様の記事で結構名前が挙がっているのは『シャッター・アイランド』『シックス・センス』『女神の見えざる手』『アザーズ』……とかその辺かな。
これらに関しては偶然にもラストの展開が予想できたんで、今回は紹介していません。好きな映画ではあるので、時間がある方はチェックしてみてください!
以上!!!
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