ドラマ『ザ・ボーイズ シーズン3』8話ネタバレ感想 ついに訪れた圧巻のフィナーレ!

スルメ
どーも、スルメです

ついにやってきた『ザ・ボーイズ シーズン3』第8話!今回がラストエピソードになります。

思えばいろいろあったシーズンでした……。ホームランダーは徐々に追い詰められ、ソルジャーボーイが場をかき乱し、持効性Vの効果でヒューイとブッチャーがヒーロー化。「ヒーローガズム」なんて問題エピソードもありましたね。

遠い目をしながら名(迷)エピソードたちに思いをはせていくと、今回は『ザ・ボーイズ』史上もっとも強烈なシーズンだったんじゃないかと。

そんなシーズン3も今回で最終話! さっそく感想を語っていきましょう。

 

※この記事は『ザ・ボーイズ』の最新話までのネタバレが含まれます

 

『ザ・ボーイズ シーズン3』8話

あらすじ

ホームランダーとソルジャーボーイが親子だと判明し、ふたりはしんみりした感情に。しかし、ブッチャーは戦うことを諦めておらず、ソルジャーボーイに対しても「あんな奴は息子じゃねぇ」と語り、ふたりを対立させようとします。

そんなブッチャーにもまだ人の心が残っていたようで、持効性Vをヒューイが使う前に彼を気絶させ、別行動を取りはじめました。ブッチャーは逃亡してきたメイブと合流し、3人でホームランダーを仕留めることに。

一方、スターライトと合流したヒューイは、自身の過ちに気がつきます。持効性Vへの依存を捨て、ふたたびボーイズの面々と協力する道を選びました。

時を同じくして、ホームランダーは息子のライアンの居場所を見つけてしまい……

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『ザ・ボーイズ シーズン3』8話 感想

 ホームランダーも人の子

このエピソードでもっとも印象的だったのは、ホームランダーが父親であるソルジャーボーイ、息子であるライアンに対して愛情(らしきもの)を見せていること。特にライアンへの愛情は本物のようで、殺されることすら頭に入らないほど、心配していました。わずか一瞬ですが、ライアンを巡ってブッチャーと共闘……いや、「俺たちの勝負はおあずけだ」状態に入ったりもします。

この場面を見ると、少なくともホームランダーには人の心が残されているのだなと。ソルジャーボーイは息子だろうが、孫だろうが平気で殺そうとしますが、ホームランダーは別。彼には家族に対する執着があり、自分を恐れず対等に話し合ってくれる仲間が欲しいのだと。

「ソルジャーボーイよりはマシなのか?」

結局はメイブvsホームランダー、その後ろでソルジャーボーイvsザ・ボーイズの戦いに発展。ソルジャーボーイはふたたび幽閉され、振り出しに戻されたわけですが、ほかの面々を観てもあまり成長していないんですよね。強いて言うならばヒューイの成長が描かれたのみ。

ホームランダーはクズでワガママだし、ブッチャーも自分勝手で無鉄砲。ディープはごまをすり続け、Aトレインは紆余曲折あり復活。それぞれが傷を負ってはいるのですが、「結局もとに戻ってね?」と思ってしまうのが正直なところ。

まぁ、ホームランダーかブッチャーのどっちかが死亡したら、シーズン続かなくなりますし……。でも、ここまで攻めに攻めたシーズン3でこの展開だと、「最後の最後は守りに入るんかいっ!」ってツッコみたくなりますね。ブラックノワールの死も唐突ではありましたが、よくよく考えたら“一番影響ない人”なわけですし。

さらに言えば、フレンチーが“世界最強”の神経毒を製造してしまうシーン。「そんな簡単にできるのかよ!!」とズッコケたのは僕だけじゃないはず。

ただ、ファンとして“安心できる”フィナーレであったことは事実です。少なくとも、またザ・ボーイズの活躍が見られるし、ホームランダーのクズっぷりを観てニヤニヤすることもできます。

そして、ラストの展開により、さらにバイオレンスなストーリーにも期待できますが……

分断していく社会

エピソードのラストでは、ライアンがホームランダーの側につきます。ブッチャーが投げかけた言葉により、自分と同じ能力を持つホームランダーに親近感を抱くようになったのでしょう。能力者の悩みは能力者にしかわからない。ブッチャーもライアンへの愛はあるでしょうが、ホームランダーもまた、異なる形でライアンを大切に想っているようで。

ただ、ホームランダーに育てられて、まともに育つわけがありません。ラストでは「ファシスト!」と叫んだ聴衆をホームランダーが惨殺し、不敵な笑みを浮かべるライアンの姿が映し出されました。つまり、ホームランダー化が止められなくなっていくと。

さらには、“ホームランダー支持者”の人たちも非人道的な制裁を肯定。ホームランダーはヴォートが存在しなくなったとしても、自身の存在を肯定してくれる集団と巡り合いました。ここまで来てしまうと、スターライトのネットを使った対抗手段も通用しません。

「むしろ状況悪化してね?」

もし物理的にホームランダーを倒せたとしても、彼の思想に染まったライアンがいて、熱狂的な支持者たちもいる。ザ・ボーイズの活躍を妨害するやつらも出てくるでしょうし、スーパーヒーローの問題が世間一般に広まったことで、むしろ状況が悪化した結果となりました。

結局のところ、シーズン3でやりたかったことは、ここなんでしょうね。スーパーヒーロードラマをとおして、分断していく社会を描いていくと。

BLMや大統領選を意識したであろうストーリーも描かれてきましたが、その先にあるのは現実と変わらない、リアルな社会です。

そういった面で見れば、シーズン4はより社会派なドラマになっていくのではないかと思ってしまう、今日この頃。

最後に

すでにシーズン4の製作が決まっていて、8月に撮影開始されるとかなんとか……

順調に進めば、遅くとも2023年内にはシーズン4を観られるんじゃないかなぁ。

今後の展開にも期待です!

 

以上。


『ザ・ボーイズ シーズン3』7話の感想はこちら

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