Netflixドラマ『今際の国のアリス』感想 豊富な資金を感じさせる実写ドラマ

どーも、スルメです。

今回はNetflixで配信が始まったドラマ『今際の国のアリス』の感想を書いていこうと思います。

 

まず、ひとつ言えることは、

全8話をぶっ続けで観てしまうくらい面白かった!!

飯は食ったけど、寝るのは忘れてしまうくらい引きこまれました!ちょうど同日には僕のやりたかったゲームも発売したんだけど、アリス一択になってしまったよねw

日本のドラマを観ることはあまりないのですが、Netflix製作ってだけでも期待が高まる…。

これほど日本ドラマにハマったのは『全裸監督』以来かも…。あれもNetflixの豊富すぎる資金を使っているんで、ようするに金ってことなのか…?

 

そんな感じで、詳しく感想を書いていきます!

物語のネタバレは基本含んでいませんが、序盤の展開には触れるので、気になる方はご注意を!

 

今際の国のアリス

原作は麻生羽呂氏による同名のコミック。僕は読んでいませんでしたが、ドラマを観てしまうと、どうしても原作が読んでみたくなるよね。

大体1話40分ちょっとを8話なので、週末を使ってイッキ見できるくらいの長さです。

Netflixで全話一挙配信されてるんで、気になる方はどんどん観てしまうことをおすすめします!

デスゲーム系のストーリーが好きで、少しグロいのが平気な人はドハマりすることでしょう。

『今際の国のアリス』序盤のあらすじ

大学を中退し、家に引きこもっているアリス(山崎賢人)は、父や弟から圧をかけられ家出。

学生時代からつるんでいた、カルベ(町田啓太)とチョータ(森永悠希)とスクランブル交差点でふざけていると、突如渋谷から人が消える異常事態に巻き込まれてしまいます。

なにがなんだか分からないまま、3人は「げぇむ」に参加することに。

この世界ではビザと呼ばれる「生きられる日数」が決まっており、「げぇむ」に勝利してビザを獲得し続けないと即死亡。謎のレーザーで頭を打ちぬかれ、帰らぬ人となります。

かといって「げぇむ」も一筋縄ではいきません。毎回死人が出るような、デスゲームを強制され、それでも生き抜くために戦っていくのですが…。

今際の国のアリスの感想

まずは金の話だ

日本のドラマにも面白いものはありますが、基本的にはアメリカのTVドラマに比べて制作費が少ない傾向にあります。そのうえ、出演している役者たちはスケジュールが過密状態(もちろん人によって違うけど)。この製作体制のネガティブ面が問題にもなっているんですね。

それは視聴率を念頭に置いていたり、スポンサーの顔を伺ったりとか、いろいろあるようですが、『今際の国のアリス』は違います。

本作は海外資本といえるNetflix製作のドラマです。しかも配信するのはテレビではなく、自社の配信サービス。

そして観てわかる通り、ドラマの第1話からめっちゃ金が使われる!特に冒頭の渋谷のセットは『サイレント・トーキョー』という映画と同様のモノを使っておりまして、「本当に渋谷で撮ったのか?」と思わせるくらいリアルです!

おなじくNetflix製作である『全裸監督』でも、バブル期のセットに目が行きましたが、この渋谷はその比じゃない。まぁ僕自身が現在の渋谷になじみがあって、再現度を比較できるっていうのもありますけどw

 

さらには主人公たちがおこなう「げぇむ」のシーン。ただでさえルールとか演出でハラハラするのに、スケールもかなりデカい。

「これテレビドラマじゃなかなか難しいよなぁ」と思うところも、やっぱり資金のおかげなのか、迫力満点な感じで楽しめますね。

僕は正直製作側のことは深く知らないんで、「金」についての話はこの辺で。

デスゲームモノとしての面白さ

「金がかかってれば絶対面白い」ってことにはなりません。

それでも本作がハチャメチャに面白いのは「脚本やげぇむを映像化できる金があった」からだと思ってます。つまり、もともとのゲームのルールとか設定が面白さをパワーアップさせてると。

本作のゲームはどれも意地悪。いじわるを通り越して、絶望しか与えないゲームの数々なんですよ。普通ならだれもがそんなデスゲームやりたくないんだけど、生きるためにはゲームに参加しなきゃいけません。

この矛盾というか、ゲームを強制させる設定がうまい。で、どのゲームもランダムなんですよ。「頭を使う」とか「体を使う」とか「心を使う」とか、ジャンル分けもされていまして、それぞれ違った楽しみ方ができるんで、観ていて飽きない。

このゲームが大体1話に1回くらいはあるのかな。毎回絶望感を味合わせてくれるから凄いよね。

 

あと、デスゲーム系の作品だと「富裕層たちが貧困層を殺し合わせて楽しんでる」設定がめちゃ多いんですよ。「お前たちは儂たちの娯楽にすぎん!」的な展開ね。

本作の場合は運営者が謎のままストーリーが進みます。なぜアリスたちが選ばれたのか、渋谷にいた人たちはどこに消えたのか、なぜげぇむをやらされるのか。いろいろなことが何も分かりません。

ここを解き明かしていくのが、このドラマのもうひとつの目的です。

「どうやったら元の生活に戻れるのか?」についても劇中で語られるんで、げぇむ以外にも息をつく間もないような展開が待ち受けています。

 

ただ、主人公のアリスが極限状態にならないと頭脳を発揮しないというのがなんとも…。「僕には無理だ…」状態から始まって、やばくなって覚醒ってパターン。

最初からスマートに解決できないのが、人間らしくもありますけど。「クールでスマート」な部分は三吉彩花演じたアンが持っていったんですかね。

シーズン2や続編はあるのか?

『全裸監督』も続編作られていますし、よっぽどコケなければ十中八九あるといえます。

ストーリーもいったんの区切りは迎えたものの、まだまだ謎な部分は残っていたし。キャストたちの人気を踏まえても、続けることはできるでしょう。

ただコロナの影響もあって、配信されるのは2022年以降かなと。僕の勝手な予想なんですがw

原作まったく読まずに挑んでしまったので、シーズン2開始までには読んでおきたいところ…。

 

【追記】

シーズン2の配信が正式に決定しました!ただ、撮影はこれからだと思うんで、やっぱり2022年かそのくらいかな~

まとめ:とりあえず見ようぜ!

ちょうど深夜に観終わって、興奮が冷めないまま、記事を書いてしまいましたw

それくらい強く誰かに勧めたい作品ってことで!

特におすすめしたいのが

  • デスゲーム系作品が好き
  • ちょっとグロいのが平気
  • ドキドキ・ハラハラしたい

って人たち。スリルあるストーリーが好きな人はハマると思う。

なかなかここまでのクオリティの日本ドラマは観られないんで、Netflix入っている方はぜひ!!

 

以上!!!


【ドラマ記事】

Netflixドラマ『アンブレラ・アカデミー』シーズン2ネタバレ感想と考察 解決されなかった謎とは

Netflixドラマ『呪怨 呪いの家』ネタバレ感想 途中で観るの止めようかと思ったよ

【映画記事】

『新解釈・三國志』感想 ごめん、俺はギブアップ…!

『私をくいとめて』感想 ひとりだって関係ない!と言ってほしかった

『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』感想 心を燃やせ!最強の柱に捧げられた傑作アニメ映画!

映画ブロガーが見つけた本当に面白い映画ランキング101本


TwitterやFilmarksでも観た映画を記録しているので良かったら覗いてみてください!

・Twitter→@movie_surume

・Filmarks→スルメの映画レビュー

お仕事のご依頼はお問い合わせフォームからお願いいたします。