【2021年】映画ブロガーがオススメする面白い映画ランキング101本!

このランキングでは洋画・邦画・アニメ・実写などなどジャンル問わず、私が本気でおすすめしたい映画のみを厳選しています。

参考にしていただければ幸いです!!

【追記】2020年公開作品を数作品追加し、2021年の最新版になっております。

 

今回の記事はかなり長くなるため、目次を使って読みたいところからどうぞ!

目次

ランキング101位~70位

101位 ソウ

監督ジェームズ・ワン
出演者ケイリー・エルウィス、リー・ワネル、トビン・ベル、ダニー・グローヴァ― 他
公開年2004年
製作国アメリカ
上映時間1時間51分

デスゲーム系映画ブームを作った大傑作です。サスペンスとホラーの両方の要素を持ちながら、ストーリーの語り方は一級品。先の展開が気になるものの、あまりの痛々しさに目をそむけたくなってしまうほど!

特筆すべきは悪役であるジグソウが考える、悪魔的なゲームの数々。「時間内に死体から鍵を盗まないと頭が粉砕!」とか、考え方がいやらしすぎる!しかし、そのゾクゾクくる考え抜かれたゲームが面白いんですよね。

ちなみに本作の監督であるジェームズ・ワンは、『死霊館』とか『インシディアス』といった名作ホラーを何本も手掛けた方です。最近は『アクアマン』などの大作映画も任されていますが、そろそろホラー映画を撮ってほしい!

100位 アンタッチャブル

監督ブライアン・デ・パルマ
出演者ケビン・コスナー、ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、アンディ・ガルシア 他
公開年1987年
製作国アメリカ
上映時間1時間59分

実在したギャング、アル・カポネと彼を逮捕しようと奮闘する警察の部隊「アンタッチャブル」を描いた作品です。マフィア映画でありながら、警察映画でもある。双方をキチンと描くことで、アクションよりもドラマ性を持たせています。

本作でアル・カポネを演じたデ・ニーロは、演技のために頭髪を抜いて挑んだとか…。悪役であるにも関わらず、憎むことができないのは、デ・ニーロの演技のおかげでしょう。そのほかにもケビン・コスナーや、ショーン・コネリーなど名優が多く出演している作品でもあります。

99位 ウォルト・ディズニーの約束

監督ジョン・リー・ハンコック
出演者トム・ハンクス、エマ・トンプソン、コリン・ファレル、ポール・ジアマッティ、ジェイソン・シュワルツマン 他
公開年2014年
製作国アメリカ イギリス オーストラリア
上映時間2時間05分

60年代にディズニーが映画化した『メリー・ポピンズ』。誰もが知る名作ミュージカル映画ですが、映画化するまでには原作者とのたび重なる交渉が必要でした。本作は『メリー・ポピンズ』の原作者パメラを主人公に、生前のウォルトやその仲間たちとの「交渉」の部分を描いた作品です。

僕自身めっちゃディズニーオタクなんですが、やっぱりウォルトの登場には感動してしまいます。しかも彼の思想というか、考え方が細かく描写されているので、話すだけで涙腺は崩壊…!ちなみにウォルトはトム・ハンクスが演じています。これ以上ぴったりは配役はないですね。

98位 ダンガル きっと、つよくなる

監督ニテーシュ・ティワーリー
出演者アーミル・カーン、ファーティマー・サナー・シャイク、サニヤー・マルホートラ 他
公開年2018年
製作国インド
上映時間2時間20分

元レスラーが自分の娘ふたりを指導して、男の子にも負けない女性レスラーへと育て上げるストーリー。僕自身レスリングなんてまったくみないし、ルールも知らないんですが、いつの間にか最後まで観てしまいました。「ルール知らないけど『スラムダンク』は面白い」って感覚に近いかも。

主演が『きっと、うまくいく』でランチョーを演じたアーミル・カーンなのですが、筋肉ムキムキの頑固おやじに変貌してて、同じ俳優とは思えないくらい。基本的にはスポ根モノなので、インド映画初心者にもおすすめできる作品です。

97位 シカゴ7裁判

監督アーロン・ソーキン
出演者サシャ・バロン・コーエン、ジョセフ・ゴードン・レヴィッド、エディ・レッドメイン、マイケル・キートン
公開年2020年
製作国アメリカ
上映時間2時間10分

60年代に実際に起こった、若き活動家たちの裁判を描く法廷劇です。争点となるのは活動家7人が暴動を「陽動」したのかの部分。もちろん本人たちは容疑を否定するのですが、当時のアメリカ司法は勝手に罪を決めつけ、裁判官も完全に検察側です。その不利な状況を脱し、正義を貫くことができるのか…。

伝記映画なわけですが、わずか50年前にここまで理不尽な裁判が起きてしまったのかと。「伝記映画って難しいんでしょ?」って人にも観てほしい!前知識なんてなくても楽しめるし、法廷劇としてシンプルに面白いんです。

注目してほしいのが、裁判長の憎たらしさ。やっぱり良い映画には良い悪役がつきもので、観客のヘイトをためつつも、映画に引き込ませる重要な役割を果たしています。

96位 リトル・マーメイド

監督ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
出演者ジョディ・ベンソン、サミュエル・E・ライト、パット・キャロル、クリストファー・ダニエル・バーンズ 他
公開年1991年
製作国アメリカ
上映時間1時間23分

いわずとしれたディズニーの名作映画ですね。アラン・メンケン作曲の有名なナンバーも多く、聴きなじみのある楽曲が次々と…。地上の世界に憧れるアリエルは、現代で言うところの思春期の高校生って感じで、掟に厳しい父や口うるさいセバスチャンとの関係も微笑ましく観られますね。

これまではキスされるまで待っていたディズニープリンセスも、アリエル以降は少しずつ自立した女性として描かれるようになりました。自分から王子様とキスするために動く、行動力のあるアリエルは現代にもぴったりなプリンセスでしょう。

【関連記事】ディズニープリンセス映画を勝手にランキング!ディズニーオタクが選ぶオススメはコレ!

95位 ラヂオの時間

監督三谷幸喜
出演者唐沢寿明、鈴木京香、西村雅彦、小野武彦、布施明 他
公開年1997年
製作国日本
上映時間1時間13分

たぶん「日本映画で一番笑った」作品です。そして三谷幸喜脚本の映画の中でもトップクラスで好きな作品。キャスト面で観ても、当時のオールスターキャストって感じで、初監督作品なのにここまで優遇されるって、さすが三谷幸喜!

ストーリーは主婦が書いたシナリオがラジオドラマ化されるものの、出演俳優たちによってどんどんシナリオが書き換えれていく…というもの。舞台が突如シカゴに変更されたり、「シカゴだったらマシンガンだろ!」と謎の意見に左右されて、脚本はもうめちゃくちゃ。生放送の舞台裏をのぞく、ドタバタコメディです。

94位 アメリ

監督ジャン=ピエール・ジュネ
出演者オドレイ・トトゥ、マチュー・カソヴィッツ 他
公開年2001年
製作国フランス
上映時間2時間02分

よく「おしゃれ映画」として名の挙がる作品ですね。確かにオシャレだし、パリの小さなカフェとかで流れていたり、ニューヨークのレトロな映画館で流れていそうな映画です。

ただ、本作はただ「おしゃれ」なだけじゃない。アメリの脳内を通して描かれるファンタジーのような世界は、彼女の神秘性を象徴するような世界観。アメリの見る世界はどんなに素敵なことか!自分もここまで世界を楽しめたらなと本気で思いますよ。

93位 ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習

監督ラリー・チャールズ
出演者サシャ・バロン・コーエン
公開年2007年
製作国アメリカ
上映時間1時間24分

カザフスタンのテレビレポーター・ボラットは、新しい文化をカザフスタン国民に発信するため、アメリカへと旅立ちます。そんなボラットと異文化の出会いを捉えたドキュメンタリー

……ではありません!本作はフェイク・ドキュメンタリー(嘘のドキュメント映画)として作られており、ボラットを演じたのも英語ペラペラの俳優です。しかし、アメリカ国民たちのリアクションは本物。ボラットを「本物のカザフスタン人」だと信じた人々の怒ったり、騒いだり、逃げまどったりする滑稽な姿を収めています。

ボラットを演じたのは『シカゴ7裁判』にも出演した、サシャ・バロン・コーエン。本作では全裸で結婚式に乱入、女優を誘拐…などなど、やりたい放題。人を選ぶ映画ですが、めっちゃ面白いのでぜひ!

92位 街の灯

監督チャールズ・チャップリン
出演者チャールズ・チャップリン、ヴェージニア・チェリル 他
公開年1934年
製作国アメリカ
上映時間1時間27分

『モダンタイムス』や『独裁者』など名作は数あれど、「チャップリン一番の傑作は?」と聞かれれば『街の灯』を挙げるでしょう。僕がはじめて本作を鑑賞したのは高校生のときですが、サイレント映画なのに表現できる幅が広くて驚きました。ラストのチャップリンの表情は今でも忘れません。

韓国でリメイクされた作品もあって、韓国版をさらに日本でリメイクした『きみの瞳が問いかけている』という作品も2020年に公開されています。ほかにも『おそ松さん』シーズン2の「イヤミはひとり風の中」も、本作がモチーフです。

91位 レディ・プレイヤー1

監督スティーヴン・スピルバーグ
出演者タイ・シェリダン、オリヴィア・クック、ベン・メンデルソーン、森崎ウィン 他
公開年2018年
製作国アメリカ
上映時間2時間20分

映画・アニメ・ゲームなどなど、サブカルチャーが大集結したお祭り映画。登場キャラクターはバットマンにジョーカーにトレイサーに、アイアンジャイアント。日本からはガンダム、キティちゃん、金田のバイク、メカゴジラなどなど、とにかく大量のサブカル要素が詰めこまれています。

特に80年代にブームとなった作品がオマージュされており、当時を生きた人、もしくは80年代のサブカルに明かる人はめちゃくちゃ楽しめると思います。そして日本がどれだけ世界のサブカルチャーに影響を与えたかが、理解できることでしょう。映画を観終わったあと、元ネタを調べたり、カメオ出演のキャラを調べたりするのも楽しい作品です。

90位 狼/男たちの挽歌・最終章

監督ジョン・ウー
出演者チョウ・ユンファ、ダニー・リー、ケネス・ツァン 他
公開年1990年
製作国香港(当時イギリス領)
上映時間1時間51分

タイトルに「男たちの挽歌 最終章」とありますが、シリーズとは全然関係ありません。完全な単独作であり、「最終章」でもないという微妙なタイトルですが、内容は一級品。香港映画の面白さを1本の映画に詰め込んだような作品で、バイオレンスなアクションと男くさいドラマが楽しめます。

監督のジョン・ウーは、のちに『ミッションインポッシブル2』を撮り、世界で活躍する監督です。アクションを撮ったらアジアトップクラス。主演のチョウ・ユンファと、飛び立つ白い鳩、そして二丁拳銃はジョン・ウーの代名詞であり、後の作品にも登場します。

89位 デッドプール

監督ティム・ミラー
出演者ライアン・レイノルズ、T・J・ミラー、エド・スクライン 他
公開年2016年
製作国アメリカ
上映時間1時間48分

「デッドプール」とは史上もっとも無責任なヒーロー。敵は平気で殺すし、自分のためにしか行動しません。しかも不死身の肉体を持っているため、どんな攻撃を受けても平然と立ちあがる最強ヒーローでもあります。さらにさらに、コイツは第4の壁を越えて観客に話しかけてくるという特殊能力付き。

「こんなヤツがヒーローやって大丈夫なのか?」って感じですが、映画のほうはとにかくエンタメに振り切っていて面白いです。アクションも「不死身」であることを巧みに使っていて、近年のヒーロー映画にはないスタイリッシュさを持っています。ただ、R指定作品のため子供は観られません!

88位 インセプション

監督クリストファー・ノーラン
出演者レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、トム・ハーディ、マリオン・コティヤール 他
公開年2010年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間2時間28分

他人の夢の中に入りこみ、情報を盗み出す男たち。そんな彼らに与えられたミッションが、逆に他人の脳にアイデアを植え付けてしまう「インセプション」だった。
「夢」という身近でありながらも、実態のつかめない現象をテーマに、二転三転する物語が展開します。しかもその夢が何層にも分かれていまして、「今観ているのは何階層なのか?」を把握し続ける必要があります。

しかし、すべてを理解したときにやってくる感動は、ほかのどんな映画でも体験できません。スマホなんていじらず、ひたすらに映画に集中することで体感できる新しい世界は、「これぞ映画だ!」と言いたくなるほど素晴らしい体験になるはずです。日本を代表する俳優、渡辺謙がかなり重要な役で出演しているのもポイント。

87位 カメラを止めるな!

監督上田慎一郎
出演者濱津隆之、真魚、しゅはまはるみ、どんぐり 他
公開年2018年
製作国日本
上映時間1時間36分

低予算で有名キャストがほとんどいない作品ながら、圧倒的な面白さで大ヒットした作品です。とにかく伏線回収、ワンカットなど趣向を凝らした脚本が楽しめます。僕は映画館で観たのですが、「こんなにたくさんの人が笑うのか!」と思うほど、みんなで大爆笑。

これまでの映画だと、ワンカットとか伏線回収ってサスペンスに使われがちでした。しかし、本作はその手法を「笑い」のために使っておりまして、誰も傷つけず、万人を笑わせて去っていくめっちゃカッコいい映画なんです。ぜひネタバレを読まずに楽しんでください。

86位 ボヘミアン・ラプソディー

監督ブライアン・シンガー、
出演者ラミ・マレック、ルーシー・ボイントン、トム・ホランダー、マイク・マイヤーズ 他
公開年2018年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間2時間14分

「ウィ・ウィル・ロック・ユー」や「伝説のチャンピオン」など、日本人にもなじみ深い名曲を生み出してきたQueenの伝記映画です。ボーカルのフレディ・マーキュリーはとくに有名ですね。名曲を手掛ける様子や、フレディのパーソナルな部分なども描かれています。

中でも終盤のライブエイドのシーンは、実際のQueenのライブをほぼ完ぺきに再現。バンドメンバーの動きから、ピアノにのったビールの量まで、「実録映像か!?」と錯覚するほどの再現度です。Queenのファンはもちろん、Queen初心者の方でも十分楽しめます。

85位 (500)日のサマー

監督マーク・ウェブ
出演者ジョセフ・ゴードン=レヴィット、ズーイー・デシャネル、クロエ・グレース・モレッツ 他
公開年2010年
製作国アメリカ
上映時間1時間36分

恋愛映画では「白馬の王子様を理想とする女子」と「クールな男子」が定番ではありますが、本作はまったくの逆。ヒロインは本当の恋愛なんて信じておらず、主人公はひたすらに振り回されていきます。「友達以上、恋人未満」の絶妙な関係が、他の恋愛映画と一線を画す要素のひとつです。

たしかに現実では恋愛ってめんどくさいことも多いですよね。ずっと一緒にいれば相手に対する不満も募るものですし、付き合う前のドキドキは薄れていきます。本作はそんな恋愛の「めんどくさい」部分にフォーカスしていて、「恋愛映画はなんか苦手!」って人でも楽しめるでしょう。

84位 ウルフ・オブ・ウォールストリート

監督マーティン・スコセッシ
出演者レオナルド・ディカプリオ、ジョナ・ヒル、マーゴット・ロビー 他
公開年2014年
製作国アメリカ
上映時間2時間59分

事業で大成功した主人公が、ひたすらにお金を使いまくり身を滅ぼしていく映画。とにかく金の使い方が豪快で、ほとんどコメディの域に達しています。使うものはドラッグに酒、女…などなど、あらゆる悪い物を買っては使ってを繰り返していくのです。日本だとドラッグ関係は暗い映画になってしまいますが、アメリカなら別。お薬のシーンでこんなに笑えるとは思いませんでした。

『スーサイド・スクワッド』のハーレイ・クイン役でおなじみのマーゴット・ロビーは、本作でお美しいヌードを披露しております。ディカプリオとの共演にも注目です。

83位 ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー

監督オリヴィア・ワイルド
出演者ケイトリン・ディーヴァー、ビーニー・フェルドスタイン、ビリー・ロード 他
公開年2020年
製作国アメリカ
上映時間1時間42分

勉強一筋の高校生活を送ったふたりが、卒業前の最後のパーティーでハメを外しまくるストーリーです。とにかく主人公ふたりの関係が羨ましくて、「なんでも話せる友達が欲しかったなぁ」と自分の人生を振り返ってしまったり。女の子同士でもドギツイ下ネタのオンパレードで、変に美化されていない感じが二人を愛せる理由のひとつかなと。

主人公の片方が同性愛者なのですが、特にいじられる様子もなく、周りのクラスメイトもむしろ平然と接しています。まさに多様性が受け入れられた、現代の青春映画といえるでしょう。

82位 JUNO/ジュノ

監督ジェイソン・ライトマン
出演者エリオット・ペイジ、マイケル・セラ、J・K・シモンズ 他
公開年2008年
製作国アメリカ
上映時間1時間36分

女子高生が妊娠してしまうストーリーですが、変に暗いストーリーではありません。重くなりがちなテーマを扱っているものの、コミカルな部分もあります。未成年に関わらず「子どもを産む」のは、非常に大変なことです。本作はいかに周りのサポートが重要かも描かれていて、男女問わず観てほしい映画です。

主演のエリオット・ペイジは、その年のアカデミー賞にノミネートされるほど、素晴らしい演技を見せています。初々しさと気の強さをあわせ持った「ジュノ」は、エリオット・ペイジの演技力があってこそのキャラクターでしょう。

81位 百万円と苦虫女

監督タナダユキ
出演者蒼井優、ピエール滝、森山未來、笹野高史 他
公開年2008年
製作国日本
上映時間2時間01分

「高校を卒業して、大学行って、次は就職して…。そんな人生でいいのだろうか?」と考えていた学生時代に観た作品です。映画の主人公は「100万円貯まったら次の町で新しい暮らしをする」って生活をしているのですが、その生き方に憧れを抱いていまして。僕自身もかなり影響を受けた映画のひとつです。

ぜひですね、学生の方に観ていただきたいなと。僕が高校時代に強く影響を受けたように、将来に悩む若者こそ心に刺さる作品です。

80位 エスター

監督ジャウム・コレット=セラ
出演者イザベラ・ファーマン、ヴェラ・ファーミガ、ピーター・サースガード 他
公開年2009年
製作国アメリカ
上映時間2時間03分

「ラストが衝撃!」な映画の代表格ですが、その分ネット上にネタバレが蔓延しているので注意が必要です。子どもを流産してしまった夫婦が孤児院から引き取った子どもの正体が実は…。これ以上はネタバレになるので、何も言えません。

恐怖の「孤児」を演じたのは、当時10歳そこそこだったイザベラ・ファーマンです。とにかく彼女が演じたエスターが怖いし、少しずつ本性をあらわしていくので、ラスト以外にも十分楽しめます。

79位 インサイド・ヘッド

監督ピート・ドクター、ロニー・デル・カルメン
出演者エイミー・ボーラー、ルイス・ブラック、フィリス・スミス 他
公開年2015年
製作国アメリカ
上映時間1時間34分

ピクサーが製作したハートフルなアニメ映画。主人公ライリーの脳内には「ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリ」の5つの感情が住んでいます。ある日、ヨロコビとカナシミのふたりが脳内で迷子になってしまい、ライリーの感情に危機が。現実のライリーは感情がごちゃごちゃになっていて、彼女を救えるのはヨロコビとカナシミだけですが…。

日本でも真木よう子主演の『脳内ポイズンベリー』という映画がありまして、本作と似たような設定です。しかし、さすがはピクサー。子どもにも分かりやすく「感情」を具現化し、数々の教訓ものっけて、ひとつの作品として圧倒的な完成度を誇っています。

78位 シン・シティ

監督ロバート・ロドリゲス、フランク・ミラー
出演者ブルース・ウィリス、ミッキー・ローク、ジェシカ・アルバ 他
公開年2005年
製作国アメリカ
上映時間2時間04分

3つのエピソードを入れ込んだ、大人向けのアメコミ映画です。映像は基本モノクロなのですが、一部カラーが差し込まれていたりと、ビジュアル面にも力を入れています。ただグロテスクな描写もあり、全体的にダークな雰囲気なので、ヒーロー映画と油断しているとダメージを食らうかも。

主演のミッキー・ロークをはじめ、ブルース・ウィリスやイライジャ・ウッド、ベニチオ・デル・トロなど、かなり豪華なメンバーが揃っています。実は一部シーンはあのクエンティン・タランティーノが監督をしていまして、合計3人の映画監督が参加した作品でもあります。

77位 パンズ・ラビリンス

監督ギレルモ・デル・トロ
出演者イバナ・バケーロ、マリベル・ベルドゥ、ダグ・ジョーンズ
公開年2007年
製作国メキシコ、スペイン、アメリカ
上映時間1時間59分

後に『シェイプ・オブ・ウォーター』を撮る、ギレルモ・デル・トロの名を世に知らしめたファンタジー映画。ファンタジーとはいっても、かなりダークな雰囲気で子どもが観たらトラウマになる映像が多いです。特にギレルモ・デル・トロらしいモンスターの造形は、怖いを通り越して最高。好きな人は絶対好きになる映画です。

ここでは本作で一番有名な「ペイルマン」というモンスターを紹介しましょう!画像は苦手な方もいるので、隠して下に貼っておきますが、このデザイン最高じゃないですか?初見は恐ろしいモンスターなんですけど、慣れてくると愛着が湧くといいますか、かわいいとすら思うのです。

ペイルマンの画像

ビジュアルはめちゃくちゃ恐いけど、手を使ったら前が見えないという弱点も。皮膚が垂れておじいちゃんみたいになっているご尊顔もgood

映画のストーリーは1930年代のスペイン内戦が背景にあって、恐ろしくも切なさがが残る物語。子どもに読み聞かせるおとぎ話のように見えて、実はかなり奥が深い作品です。

76位 レディ・バード

監督グレタ・ガーウィグ
出演者シアーシャ・ローナン、ローリー・メトカーフ、ロイス・スミス、ティモシー・シャラメ 他
公開年2018年
製作国アメリカ
上映時間1時間34分

女優として活躍していたグレタ・ガーウィグの初監督作品です。アメリカの映画レビューサイトで圧倒的な支持を得たり、アカデミー賞で何部門もノミネートを受けたりと、めちゃくちゃ評価が高い映画なんですよね。業界にいたとはいえ、初監督の映画でこの出来は素晴らしすぎる…

ストーリーはちょっとイタイ(日本なら厨二と言われそうな)女の子が、家族とか友達とかと喧嘩しちゃって、新しい一歩を踏み出していくって青春モノです。女性が主人公の作品ですが、下ネタもバンバンでるし、「男と言ってること変わらんやん!」って思う部分も。ただ等身大の悩みをこんなにも美しく描いてしまう、グレタ・ガーウィグの作家性に脱帽。主演のシアーシャ・ローナンの演技も含めて、ぜひ観てほしい作品です。

75位 赤ひげ

監督黒澤明
出演者三船敏郎、志村喬、笠智衆、加山雄三、山崎努 他
公開年1965年
製作国日本
上映時間3時間05分

黒澤明と三船敏郎がタッグを組んだ最後の作品。実はこの後も三船敏郎は黒澤監督との仕事を望んでいたようですが、残念ながら実現はせず。しかし、その分三船敏郎の威厳が発揮され、もはや彼に刀など不要。素手で相手を倒していく新しいアクションを披露しています。

寡黙だけど人には親切な、三船敏郎演じる赤ひげ。そんな彼には公開から60年経った今でも、ついていきたくなってしまうカリスマ性があります。監督の演出や、俳優の演技も含め、まさにクロサワ&ミフネの集大成的作品です。

74位 メメント

監督クリストファー・ノーラン
出演者ガイ・ピアース、キャリー・アン・モス、ジョー・パントリアーノ 他
公開年2001年
製作国アメリカ
上映時間1時間53分

「あ、ありのまま今観たことを話すぜ!『この映画は終わりから始まりに向かっていた』 な…何を言っているのかわからねーと思うが おれも何を観たのかわからなかった」

フランス人スタンド使いが本作を観たら、こんな反応をするでしょう。この映画はラストからスタートして、始まりに向かっていくという構成です。ジョジョに時間が巻き戻っていき、「なぜ今こんな行動をしていたのか」がわかるようになっています。

ストーリーそのものが逆転しているにも関わらず、映画そのものはかなり見やすい。ストーリーがゴチャゴチャになりそうですが、サラっとまとめられているのが本作の凄さでもあります。

73位 12人の優しい日本人

監督中原俊
出演者豊川悦司、梶原善、中村まり子、塩見三省 他
公開年1991年
製作国日本
上映時間1時間56分

名作映画『十二人の怒れる男』を日本風にアレンジした作品です。ストーリーは陪審員たちの会話で進んでいき、映される部屋もひとつだけ。「会話」だけで驚くような演出は使わていませんが、なぜこんなにも面白いのでしょうか。巧妙に仕組まれた「会話劇」と永遠と観ていたくなるキャラクターは、オリジナル版にも匹敵すると思います。

脚本を書いたのは、当時バリバリ才能を放っていた三谷幸喜。最近の彼の作品はコメディに傾きすぎている感が否めませんが、90年代は『古畑任三郎』とか『王様のレストラン』とかドラマも凄かった。脚本の面白さは本作で完成されています。

72位 アス

監督ジョーダン・ピール
出演者ルピタ・ニョンゴ、ウィンストン・デューク、エリザベス・モス 他
公開年2019年
製作国アメリカ
上映時間1時間54分

コメディアンの映画監督が撮った、最恐ホラー映画。自分と見た目がそっくりなドッペルゲンガーが襲い来るストーリーで、ビジュアル的にも恐ろしい作品です。ほとんどの役者が一人二役で出演していて、自身のドッペルゲンガーも演じています。特にルピタ・ニョンゴ演じるドッペルゲンガーは、しゃがれ声で目の動きも恐怖そのもの。観ているだけでゾクッと来てしまう迫力があります。

また、序盤からの伏線を回収していくストーリーもポイントです。若干シュールな部分を残しながらも、完成された脚本も相まって、監督の前作『ゲット・アウト』以上のホラーに仕上がっています。

71位 リリイ・シュシュのすべて

監督岩井俊二
出演者市原隼人、蒼井優、伊藤歩、大沢たかお 他
公開年2001年
製作国日本
上映時間2時間26分

当時最先端だったインターネットを利用した画期的な作品。学生たちのいじめや自殺、犯罪に触れている作品ですが、岩井俊二監督ならではのノスタルジックな空気で包み込んでいます。青春映画ではあるものの、かなり重いテーマを扱っていて、感じ方は人によってかなり変わるかもしれません。

キャスト面では市原隼人、蒼井優などなど、現在最前線で活躍している役者たちの若かりし姿が楽しめます。蒼井優さんは『花とアリス』でふたたび岩井監督作品に出演するのですが、やっぱり当時から存在感が段違いですね。

70位 サウスパーク/無修正版

監督トレイ・パーカー
出演者トレイ・パーカー、マット・ストーン 他
公開年2000年
製作国アメリカ
上映時間1時間21分

アメリカのケーブルテレビで放送されていたアニメの劇場版。ブラックな要素が多く、本作のストーリーもアメリカとカナダが戦争寸前になるというきわどいネタ。主要人物のひとりは突然死にはじめるし、ディズニーっぽく歌う曲は全部下ネタ。こんな映画どこに重要あるんだ!!……あ、ぼくか。

一応劇場版ではありますが、元のアニメも1話完結なので、キャラクター関係は序盤でつかめるはず。テレビアニメ版では北朝鮮をネタにしたエピソードもあって、さらに面白いです。たぶん好きな人は好きなはず。

 

ランキング69位~50位

69位 ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ

監督ガイ・リッチー
出演者ジェイソン・ステイサム、ニック・モラン、ジェイソン・フレミング 他
公開年1999年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間1時間17分

ギャンブルのイカサマによって多額の借金を背負った4人の悪党。彼らは隣の部屋にある麻薬の売り上げを奪うべく、ち密な計画を立てはじめます。しかし、そのことがきっかけで大物たちの運命が狂いはじめ、さらに大きな事件へと発展していくのでした。

本作は多くのキャラクターが登場する「グランドホテル方式」を採用した作品です。それぞれの視点で物語が描かれますが、最後にはひとつの集約していきます。キャラクターがめちゃくちゃ出てくるので、個々の名前を覚えるのはすっごく大変。「あれ?こいつ誰だっけ?」と頭の中で整理しながら楽しみましょう。

68位 キサラギ

監督佐藤祐市
出演者小栗旬、小出恵介、ユースケ・サンタマリア、塚地武雅、香川照之 他
公開年2007年
製作国日本
上映時間1時間48分

アイドルの如月ミキの一周忌に集まった5人のファンを描く、密室会話劇です。最初は如月ミキの美談に花を咲かせる5人でしたが、徐々に「如月ミキはなぜ死んだのか?」の話へと繋がっていきます。そして5人それぞれが如月ミキと何かしらの繋がりがあり、終盤の伏線回収は驚きの連続。

登場人物も5人しか出てきませんが、彼らの「会話」だけで最高に面白い。ちなみに脚本を手掛けているのは、『リーガル・ハイ』や『コンフィデンスマン』シリーズの、古沢良太さんです。

67位 オーロラの彼方へ

created by Rinker
ワーナーホームビデオ
監督グレゴリー・ホブリット
出演者ジェームズ・ガヴィーゼル、デニス・クエイド 他
公開年2000年
製作国アメリカ
上映時間1時間57分

30年前に亡くなった父と無線を通じて会話する、タイムトラベル映画です。「トラベル」しているのは声だけですが、主人公が父の死を回避するよう助言をすると、現在の世界も変わってしまうという設定です。父を救おうとするとタイムパラドックスが起きてしまい、別の誰かを失ってしまったりもします。

SF要素が詰まっていますが、かなりヒューマンなストーリー。怒涛の展開で観客を驚かせるのですが、ラストにはしっかりと感動させてくれます。日本や韓国でリメイクされたりと、世界中で愛されている映画です。

66位 ルパン三世 カリオストロの城

created by Rinker
ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
監督宮崎駿
出演者山田康雄、小林清志、井上真樹夫、納谷悟朗、増山江威子 他
公開年1979年
製作国日本
上映時間1時間40分

宮崎駿の初監督作品です。僕はけっこうルパン好きで、アニメシリーズから映画まで観ているんですが、やっぱりカリオストロを観ると、「これが一番だなぁ」と。序盤のカーチェイスから、終盤の時計塔でのアクションまで、計算しつくされた作品だと毎回思います。

ルパン映画は本作以外はランキングに入れていませんが、『DEAD OR ALIVE』、『血煙の石川五ェ門』あたりもおすすめです。後者はかなり大人向けですが、ハードボイルドなルパンが楽しめます。

65位 アメリカン・スナイパー

監督クリント・イーストウッド
出演者ブラッドリー・クーパー、シエナ・ミラー、マックス・チャールズ
公開年2015年
製作国アメリカ
上映時間2時間12分

イラク戦争で実際に戦った、ひとりの軍人を描いた伝記映画です。彼のWikipediaですら観てはいけません。たぶんネタバレになっちゃいます。 最強のスナイパーを軍人としてよりも、家族を守るひとりの人間として描き、高い評価を獲得しました。

クリント・イーストウッド監督作の中でも、特に評価された作品といえます。同じイーストウッド監督の戦争映画では『硫黄島からの手紙』、『父親たちの星条旗』もおすすめです。

64位 モンティ・パイソン・アンド・ナウ

監督イアン・マクノートン
出演者ジョン・クリーズ、グレアム・チャップマン、エリック・アイドル 他
公開年1980年
製作国イギリス
上映時間1時間24分

「モンティ・パイソン」とは、コメディ界のビートルズともいわれるイギリスのコメディ集団です。日本で例えるならば、ドリフターズですかね。本作はそんなモンティ・パイソンの傑作コントをひとつの映画としてまとめた、いわば総集編的作品です。

その点から、本作はモンティ・パイソンの入門編としてはぴったり。有名なコントがまとめられ、現在は映画監督としても活躍するテリー・ギリアムのアニメまで楽しめます。ちなみに日本語吹き替え版だと、山田康雄や納谷五郎など、ルパン三世でおなじみの声優が出演しています。

63位 リメンバー・ミー

監督リー・アンクリッチ
出演者アンソニー・ゴンザレス、ベンジャミン・ブラット、アラナ・ユーバック 他
公開年2018年
製作国アメリカ
上映時間1時間45分

ピクサー初の本格ミュージカル映画です。ひょんなことから死者の国に迷い込んだミゲルが、自身のご先祖様と知り合い、元の世界に戻るストーリー。とにかく「音楽」の使われ方がピカイチ。ミュージカル映画の名作は多くありますが、ここまで「音楽」に向き合った映画は少ないんじゃないかと思います。

中南米風に描かれる死者の国や、通行証がなきゃ現世に帰れないなどの設定は、さすがピクサーといったところです。劇中で描かれる「死者の日」は日本のお盆と考えると、わかりやすいかもしれません。

62位 招かれざる客

監督スタンリー・クレイマー
出演者キャサリン・ヘプバーン、シドニー・ボワチエ、キャサリン・ホートン 他
公開年1968年
製作国アメリカ
上映時間1時間48分

黒人と白人の結婚を描いた作品です。白人女性の両親は結婚には理解を示しつつも、相手が黒人であることに戸惑いを隠せません。この気まずいというか、居心地の悪い空気が観客にも伝わってきて、改めてアメリカの人種問題を知るきっかけになるでしょう。

本作は60年代の映画のため、人種に関する意識は現代とは違う部分もあります。しかし、ホラー映画の『ゲット・アウト』の元ネタになるなど、現代においても根強く支持されているといえます。

61位 東京ゴッドファーザーズ

監督今敏
出演者江守徹、梅垣義明、岡本綾 他
公開年2004年
製作国日本
上映時間1時間32分

「日本のクリスマス映画」といったら、まず最初に本作を思い浮かべます。クリスマスの夜、捨てられてた赤ちゃんを拾った3人のホームレスの物語です。

今敏の映画というと、『パプリカ』や『千年女優』など人を選ぶ作品が多いイメージもありますが、本作は万人にウケるであろうハートフルな作品です。ドタバタコメディとしても十分楽しいのに、ラストにはホロリとさせられます。恋人とでも家族とでも、ひとりでも、どんなシチュエーションにも合わせられるでしょう。

60位 ミッドナイト・イン・パリ

監督ウディ・アレン
出演者オーウェン・ウィルソン、レイチェル・マクアダムス、レア・セドゥ 他
公開年2012年
製作国アメリカ、スペイン
上映時間1時間34分

パリに旅行に来た小説家志望の男が、1920年代のパリにタイムスリップ。ヘミングウェイやダリなど、当時活躍した文化人たちと交流していきます。文化人たちを演じるのは、名だたる著名な俳優ばかりで、ゴージャスな雰囲気すら漂わせます。

ウディ・アレン監督作品ではめずらしく、タイムトラベル要素が絡んでいますが、ラブコメディであることは変わりません。劇中に登場するパリの情景は美しく、観た人も旅行に行ったような感覚になります。僕はこの映画を観て「いつか絶対パリに行ってセーヌ川を観るんだ!」と心に決めました。

59位 英国王のスピーチ

監督トム・フーパ―
出演者コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター 他
公開年2011年
製作国イギリス、オーストラリア、アメリカ
上映時間1時間58分

吃音で悩んでいた実在した王様、ジョージ6世と言語療法士の交流を描いた作品。「吃音」ってご存じでしょうか?言葉が上手く発せられない癖みたいなものなので、何人かにひとりは今日でもこの症状で悩まされています。

主人公は王様ですから、スピーチとかするんですけど、吃音のためにスピーチが上手にできません。しかも時代は第二次世界大戦前夜で、王様にもプレッシャーがのしかかります。そこでひとりの言語療法士を雇い、ふたりで吃音と向き合っていくのです。

僕自身も幼いときから吃音に悩まされていまして。今でも名前とか言えないし、中身はおしゃべりなのに言いたいことが言えなくて、辛い思いをした経験は何度もあります。しかし、吃音者以外でも十分楽しめる内容なので、吃音に対する理解を深めるためにも観てほしい作品です。

58位 ゴーン・ガール

監督デヴィッド・フィンチャー
出演者ベン・アフレック、キム・ディケンズ、タイラー・ペリー、ロザムンド・パイク 他
公開年2014年
製作国アメリカ
上映時間2時間29分

とにかく面白いし先が気になって、深夜にもかかわらず最後までぶっ通しで観てしまった映画です。サスペンス映画なのですが、ミステリーの要素も含んでおり、「なぜ妻が失踪したのか」の部分がすごく気になる。そしてマスコミの汚さも描かれてまして、被害者であるはずの夫が犯人だと疑われるんですよ。そこがもう心が痛くて…。

監督は『セブン』とか『ゾディアック』なんかを監督した、デヴィッド・フィンチャー。主演はバットマン役も演じたベン・アフレックで、いなくなった妻を探す夫を演じています。少し影のある感じが、さらに物語を加速させ、最後には…。ぜひ衝撃的なラストをその目で!

57位 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

監督石立太一
出演者石川由依、子安武人、浪川大輔、茅原実里 他
公開年2020年
製作国日本
上映時間2時間20分

京都アニメーションが製作した『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の劇場版作品。ほかのどんなアニメよりもキャラクターの演技が美しく、細かい表情まで描写されています。特に主人公ヴァイオレットの作画は異次元の領域。

最近は「神作画」という言葉もよく聞きますが、そのほとんどがアクションであることが多いんです。しかし、本作ではキャラクターの動きや表情の演技で「神作画」を披露しています。派手なアクションではないけれど、細かい部分で「神作画」を使う贅沢さ。それが作品全体にもにじみ出ていまして、ラストの感動にもつながっています。

56位 ブロークバック・マウンテン

監督アン・リー
出演者ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール、アン・ハサウェイ 他
公開年2006年
製作国アメリカ
上映時間2時間14分

同性同士ながら、互いに惹かれあうカウボーイを描いたラブストーリー。同性愛者への風当たりが今よりも強い時代で、思い悩むふたりの苦悩を描いています。

主演は『ダークナイト』でジョーカーを演じた、ヒース・レジャーです。僕の中では彼のベスト演技は本作だと思っていまして、なぜ主演男優賞を獲れなかったのか、今でも分かりません。ラブストーリーとしてもベストに近く、ふたりの関係にドキドキしてしまうことでしょう。

55位 ジョジョ・ラビット

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ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
監督タイカ・ワイティティ
出演者ローマン・グリフィン・デイヴィス、スカーレット・ヨハンソン、サム・ロックウェル 他
公開年2020年
製作国アメリカ
上映時間1時間48分

子どもの視点で、ナチス政権下のドイツを描いた一風変わった戦争映画。本作はコメディ映画を手掛けていた、タイカ・ワイティティ監督初の戦争映画となりました。主人公の脳内にヒトラー(ワイティティ監督本人)がいて、数々の助言をするなど、コメディ要素も強い作品です。

無邪気な子ども目線の戦争映画でありながら、メッセージ性も強く、大胆な風刺も行われています。『プライベート・ライアン』のような大規模の戦闘シーンはありませんが、戦争の悲惨さが庶民の目線からひしひしと伝わってくる名作です。

54位 涼宮ハルヒの消失

監督武本康弘
出演者平野綾、杉田智和、小野大輔、茅原実里、後藤邑子 他
公開年2010年
製作国日本
上映時間2時間42分

僕の中では原点にして頂点。日本のアニメの面白さを教えてくれた作品であり、オタクの道に引き込んだ張本人でもあります。映画としての完成度もめちゃくちゃ高く、『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の項目でも語った、「細かい場面での神作画」が観られる作品です。

しかし、テレビアニメ版を視聴していなければならず、この1本だけで楽しむのはかなり難しいです。ぜひともテレビアニメも観てほしいところですが、なかなかハードルは高いかも…。

53位 ミザリー

監督ロブ・ライナー
出演者キャシー・ベイツ、ジェームズ・カーン、リチャード・ファーンズワース 他
公開年1991年
製作国アメリカ
上映時間1時間48分

売れっ子小説家が事故を起こしてしまい、自身の作品のファンである女性に助けられます。しかし、その女性が新作を読んでしまい、大激怒。結末に納得できなかった女性は、主人公を監禁して自分の意図したとおりの結末を書かせようとしますが…。

熱狂的なファンの怖さを思い知らされるホラー映画です。原作者のスティーブ・キングは、ジョン・レノン暗殺事件をきっかけに本作を手掛けたとか。ジョンもファンの男性に殺されていますし、ファンというのはスターにとって、一番怖い存在でもあるのかもしれません。

52位 シャイニング

監督スタンリー・キューブリック
出演者ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル、ダニー・ロイド 他
公開年1980年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間143分

山奥のホテルに管理人としてやってきた男が、徐々におかしくなっていく様を描いたホラー映画です。本作を知らなくとも、DVDのジャケットなどで本作のワンシーンを観たことがある方も多いでしょう。実はあの有名なシーンは何百テイクもやらされており、出演者は本当に狂気に陥る寸前だったとか…。

数々の逸話が残る作品ですが、注目すべきはキューブリックによるホラー演出の数々。今でも当たり前に使われている様々な演出の元祖でもあります。ホラー映画としての評価も高く、「最高のホラー映画」のランキングがあれば、たいてい上位に食い込んでいる傑作です。

51位 ジョーズ

監督スティーブン・スピルバーグ
出演者ロバート・ショウ、ロイ・シャイダー、マーレイ・ハミルトン 他
公開年1975年
製作国アメリカ
上映時間2時間04分

この作品以降、「〇〇ジョーズ」といったサメ映画が多く作られました。ビーチにあらわれた人食いサメを退治するシンプルなストーリーながら、実在するホホジロザメをモンスターのように映した演出は、今観ても色あせない迫力があります。

撮影に際しては、当時はCGの技術がなかったため、サメロボットを制作して挑みました。そして湖や撮影用のプールではなく、本物の海で撮影されています。技術的な部分でも映画史に残る作品なのです。

50位 モンスターズ・インク

監督ピート・ドクター
出演者ジョン・グッドマン、ビリー・クリスタル、スティーヴ・ブシェミ
公開年2002年
製作国アメリカ
上映時間1時間34分

子どもの悲鳴を電力にしている、モンスターたちを描いたピクサーの代表作です。「なぜモンスターは人を脅かすのか?」という設定に、ひとつの答えを提示しています。彼らは子どもを脅かし、叫ばせることで、それをエネルギーにしているんですね。しかし、子どもはバイキンを持っているとされ、モンスターは近づくことが精一杯。

こんな設定どんな頭してたら考えられるのでしょう。ピクサーは設定を作るのが上手で、さらにストーリーとしても完璧といえます。日本ではディズニーランドにアトラクションがあったり、お笑い芸人の方が吹き替えをしていたりと、なじみ深い作品ですが、今一度鑑賞してみてはいかがでしょうか。

 

ランキング49位~20位

49位 ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン

監督エドガー・ライト
出演者サイモン・ペグ、ニック・フロスト、ビル・ナイ 他
公開年2008年
製作国イギリス
上映時間2時間01分

優秀な警官と、ポリスムービーに憧れるオタク警官のコンビを描くアクション映画です。主演のサイモン・ペグとニック・フロストの二人は、ほかの映画でもコンビを組んでおり、私生活でも親友同士。そんな彼らだからこそ出せる空気感は、アクションでありながらも「癒し」に通じる要素を含んでいます。

ストーリーは田舎町を舞台にしたミステリー要素もあって、ぐいぐい引き込まれていきます。『ビバリーヒルズ・コップ』や『バッド・ボーイズ』など、数ある警察映画の中でもトップに挙げたい作品です。

48位 アフタースクール

監督内田けんじ
出演者大泉洋、堺雅人、佐々木蔵之介、常盤貴子 他
公開年2008年
製作国日本
上映時間1時間42分

中学校教師、探偵、サラリーマンが大きな陰謀に巻き込まれていく作品です。観客の予想の裏をかくようなシナリオで、まさに「どんでん返し」映画といえます。00年代の日本映画の中ではトップクラスの傑作だと、僕は覆うんですよ。

監督の内田けんじさんは、新人監督の登竜門的コンクールである「ぴあフィルムフェスティバル」出身の映画監督です。僕自身も2019年の同コンクール一部賞で審査員をやったりしたので、思い入れは強いんですよね。

47位 遠い空の向こうに

監督ジョー・ジョンストン
出演者ジェイク・ギレンホール、クリス・クーパー、ローラ・ダーン 他
公開年2000年
製作国アメリカ
上映時間1時間48分

炭鉱の町に生まれた少年たちが、ロケットを作る感動作。この街の男は大人になったら炭鉱で働くと決まっていました。しかし、主人公はその敷かれたレールを歩もうとはせず、仲間たちを誘ってロケットを作りはじめるのです。

青春映画としては『スタンド・バイ・ミー』も有名ですが、この映画も忘れないで!少年たちが何かひとつの大きな目的のために切磋琢磨し、頑張る。そんな映画に僕は心を奪われます。本作でも頑固な父との確執が重要なテーマとなっていまして、ロケット開発と絡めてどう乗り越えていくがが描かれます。

ラストは文字通り涙なしでは見られない!そんな映画です。

46位 ロッキー・ホラー・ショー

監督ジム・シャーマン
出演者ティム・カリー、ミートローフ、スーザン・サランドン 他
公開年1976年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間1時間39分

「なんじゃこりゃ!」……これがこの映画に抱いた最初の感想でした。本作はカルト映画の金字塔ともいわれるミュージカル映画で、内容はまさにカオスそのもの。雨をしのぎに館に訪れたカップルが、「トランシルヴァニア星」からやってきた博士と遭遇するという、ストーリーだけでも何が何だか分かりませんw

しかし、その独特の世界観がウケにウケて、超ロングランを記録します。アメリカでは深夜にコスプレイヤーたちが集まって、本作をノリノリで鑑賞する習慣もあったのだとか。そんなアメリカンな空気に思いをはせながら鑑賞すると、より楽しめるでしょう。

45位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

監督クエンティン・タランティーノ
出演者レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビー 他
公開年2019年
製作国アメリカ
上映時間2時間41分

タイトルを直訳すると「むかしむかし…ハリウッドで」となります。つまり本作はタランティーノ流のハリウッドを描いた「おとぎ話」なんですね。時代は60年代ハリウッドで、落ち目のスターとスタントマンを主人公に、当時のハリウッドを描き出すノスタルジー溢れる作風です。

この時期のハリウッドで起きた事件で「シャロン・テート殺人事件」というものがあります。有名女優がカルト集団に殺害される痛ましい事件だったのですが、本作でもその事件が関係してきます。架空の俳優である主人公のリック・ダルトンは、この事件の被害者シャロンの近所に住んでいるんですよ。そして物語は徐々に「シャロン・テート殺人事件」向かっていく…という構成です。

もちろん「おとぎ話」ですから実話ではないんですが、史実も絡ませたハリウッドへの敬意を感じられる作品です。

44位 マイ・インターン

監督ナンシー・マイヤーズ
出演者ロバート・デ・ニーロ、アン・ハサウェイ、アダム・ディヴァイン 他
公開年2015年
製作国アメリカ
上映時間2時間01分

最先端を走る企業にインターンとしてやってきた老人と、先鋭的な社長を描くヒューマンドラマです。一種の「やっかいもの」としても扱われてしまうシニアインターンですが、主人公のベンは超有能!新しい考えを拒まず、常に柔らかい思考で会社の利益を追求していきます。

新しい社会に触れてベンが成長していく物語ではなく、老人であるベンの影響で周りが成長していくストーリーなんですよ。『老兵は死なず』との映画もありますが、人生の先輩の言葉には耳を傾けるのが吉です。たまに「老害」としか思えない方もいますが…。

43位 プリデスティネーション

監督スピエリック兄弟
出演者イーサン・ホーク、サラ・スヌーク 他
公開年2015年
製作国オーストラリア
上映時間1時間37分

元女性の男と、タイムトラベラーであるバーテンダー。そしてニューヨークを恐怖に陥れる爆弾魔。彼らの人生が繋がっていくタイムトラベル映画です。「それぞれの物語がどこに繋がるのか」が重要になってきて、現在過去未来のすべてが絡み合ってきます。

一見すると複雑な映画のように思えますが、ストーリーラインはいたってシンプルです。数十分おきにサプライズが隠されており、映画を観終わった後、もう一度最初から観たくなるはず。

42位 タンポポ

監督伊丹十三
出演者山崎努、渡辺謙、宮本信子、役所広司 他
公開年1985年
製作国日本
上映時間1時間55分

海外で「ラーメンブーム」を引き起こした大ヒット映画です。場末のラーメン屋をトラック運転手が再建するストーリーで、登場するラーメンがとにかくおいしそう。この映画を観たら絶対にラーメンを食べに行ってます。映画冒頭の渡辺謙と老人が食べるラーメンが有名ですが、僕の調査によると日高屋の中華そばがこのラーメンに近いです。

ラーメンだけでなく、「食」に関するエピソードが挟まれ、そのどれもが面白い。「食」は人間にとって欠かせないものですから、そこだけに注力して映像化した本作も、五感を刺激するような作品になっています。

41位 告白

監督中島哲也
出演者松たか子、岡田将生、橋本愛、木村佳乃 他
公開年2010年
製作国日本
上映時間1時間46分

湊かなえの『告白』を映像化した作品です。ひとりの教師の復讐劇をメインに、日本のどこにでもあるようなクラスを描いています。基本的には群像劇として描かれますが、どのエピソードにも松たか子演じる教師の影が潜んでいるのが印象的でした。

実は生徒役には橋本愛、のん、三吉彩花などなど、現在活躍している俳優が多く出演しています。彼ら彼女らの出世作だと思うと感慨深いのですが、やっぱりこの頃から橋本愛だけは異彩を放っているんですよね。

40位 男たちの挽歌

監督ジョン・ウー
出演者チョウ・ユンファ、ティ・ロン、レスリー・チャン 他
公開年1987年
製作国香港(当時イギリス領)
上映時間1時間35分

ブルース・リーやジャッキー・チェンが築き上げてきたカンフー映画とは違い、日本のヤクザ映画のような作風です。この映画以降は「香港ノワール」と呼ばれ、多くの作品が作られてきました。ストーリーは仁義を通す男たちの物語で、とにかく熱い!命を懸けている男たちですから、もう熱血も熱血。「友情・努力・勝利」が揃っており、日本人も大好きな作品でしょう。

ジョン・ウーの初期の作品ですが、この頃から派手なアクションと二丁拳銃は健在。「いやいや、絶対弾当たっとるやろ!」とはツッコまず、激しめアクションを楽しみましょう!

39位 ゾンビランド

監督ルーベン・フライシャー
出演者ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、エマ・ストーン 他
公開年2010年
製作国アメリカ
上映時間1時間28分

ゾンビが蔓延した世界を生き抜いていく4人を描いた作品。主人公が自らルールを決めてゾンビと戦っているんですけど、このルールがゾンビ映画に対するメタネタが多く含まれていまして。「シートベルトをする」だとか、「英雄になるな」とか、ゾンビ映画好きにこそ刺さるネタが盛りだくさんです。

キャストも『ソーシャル・ネットワーク』に出演したジェシー・アイゼンバーグに、『ラ・ラ・ランド』のエマ・ストーン。さらに最強の男を演じるウディ・ハレルソン、『リトル・ミスサンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンも加わって、最強そのものです。

「この4人とだったらゾンビ世界にいてもいいかな~」と、謎の居心地の良さを感じますw

38位 用心棒

監督黒澤明
出演者三船敏郎、仲代達矢、志村喬、加東大介 他
公開年1961年
製作国日本
上映時間1時間50分

三船敏郎が代名詞ともなった浪人役を演じた作品です。息を止めて挑んだ殺陣は、現在でも語り継がれている伝説でもあり、三船敏郎にヴェネツィア国際映画祭男優賞をもたらしました。

本作はなんといっても「かっこいい!」の一言。三船敏郎演じる三十郎の動きや表情、そして黒澤監督の演出まで、なにもかもがカッコいい映画です。世界中に影響を与えた作品でもありまして、『荒野の用心棒』は本作を無断リメイクし、クリント・イーストウッドのブレイクにもつながっています。黒澤監督の『用心棒』がなければ、現在映画監督として活躍しているイーストウッドはなかったかもしれません。

37位 モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル

監督テリー・ジョーンズ、テリー・ギリアム
出演者グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ギリアム、テリー・ジョーンズ、エリック・アイドル 他
公開年1979年
製作国イギリス
上映時間1時間32分

日本でヒットした『勇者ヨシヒコ』シリーズの元ネタにもなった、コメディ映画。ほかのモンティパイソン映画と同様に、ネタがくだらないw 映画冒頭から予算がなくて馬を用意できなかったことをネタに、「馬に乗ってる演技」のパントマイムを披露しますw

人食いウサギのスケッチや、スペクタクルなシーンのアニメ化、天のお告げなどなど、「勇者ヨシヒコ」につながる要素が盛りだくさんです。ひとりで何役も演じるなど、前述した予算の少なさを笑いでカバーする点は、パイソンズらしいといえます。

36位 アラジン

監督ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
出演者ロビン・ウィリアムス、スコット・ウェインガー 他
公開年1993年
製作国アメリカ
上映時間1時間30分

ディズニーキャラクターの顔ともいえる、ジーニーが初登場した作品。2019年には実写映画版も公開されましたが、断然アニメ版をおすすめします!なんといってもジーニーの動きの面白さ、アニメ史に残る「ホールニューワールド」のシーンなどなど、必見といえる場面が多く登場します。

ウィル・スミスが演じたジーニーも悪くはないのですが、やっぱりジーニーといえばロビン・ウィリアムス。日本語吹き替えの山寺宏一もアニメ版のほうが生き生きとしている気がします。

35位 運命じゃない人

監督内田けんじ
出演者中村靖日、霧島れいか、山中聡 他
公開年2005年
製作国日本
上映時間1時間38分

『アフタースクール』を監督した、内田けんじの商業映画デビュー作。一般人から探偵、ヤクザが絡みあう群像劇で、日本版『パルプ・フィクション』といえなくもない作品です。低予算映画ではありますが、脚本が完成されていて、徐々につながってくるキャラクターたちに度肝を抜かれました。

鑑賞するために新たな発見がある「スルメ映画」で、ついつい2度目も観たくなってしまう、謎の中毒性を持っています。『アフタースクール』や『鍵泥棒のメソッド』が好きな人には、特に強く勧めたい!

34位 生きる

監督黒澤明
出演者志村喬、小田切みゆき、藤原釜足、日守新一 他
公開年1952年
製作国日本
上映時間2時間23分

無気力で生きてきた公務員の主人公は、ある日癌を宣告されます。余命いくばくもないため、これまでやってこなかった「遊び」に手を出すのですが、少しずつ孤独感が増してくるのでした。この映画を観ると「僕は一瞬一瞬を真剣に生きているのだろうか?」と考えてしまいます。おそらく意味もなくYouTubeを観たり、ネットを徘徊している時間は無気力状態になっているのでしょう。

劇中では思い直した主人公が、市民のために公園を作ろうと走り回るのですが、やっぱり何か「目的」がないと無気力になっちゃいますね。癌を宣告されてから気がついては遅いので、早めの行動が大事かと。本作はイギリスでのリメイクが決まっており、国や時代が変わっても、心に刺さる作品であることが再認識できました。

33位 スナッチ

監督ガイ・リッチー
出演者ジェイソン・ステイサム、ブラッド・ピット、ベニチオ・デル・トロ 他
公開年2001年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間1時間44分

86カラットのダイヤモンドを中心に巻き起こる群像劇です。裏社会の男たちの思惑が重なり合い、予想だにしない展開へと突き進んでいきます。脚本の面白さもそうですが、男たちの熱いドラマもポイント。次々と入れ替わっていくダイヤの持ち主から目が離せません。

また、ブレイク前のジェイソン・ステイサム、ガイ・リッチー監督の腕を認めたブラッド・ピットが出演しています。そして本作のオープニングは『デュラララ」や「バッカーノ!」のOPの元ネタにもなっています。

32位 レザボア・ドッグス

監督クエンティン・タランティーノ
出演者ハーヴェイ・カイテル、ティム・ロス、スティーヴ・ブシェミ 他
公開年1993年
製作国アメリカ
上映時間1時間40分

クエンティン・タランティーノの記念すべきデビュー作です。インディーズ映画ながら、高い評価を受け、タランティーノ監督のブレイクにもつながりました。ストーリーは計画に失敗した強盗たちが、裏切り者を探すというもので、タランティーノ自身は日本の『仁義なき戦い』に影響を受けたと語っています。

本作もほかのタランティーノ作品と同様に、オープニングが秀逸な作品です。キャラクター紹介も兼ねたオープニングは、これから始まる物語に期待を持たせる最高傑作といえます。

31位 シング・ストリート 未来へのうた

監督ジョン・カーニー
出演者フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボイントン、エイダン・ギレン 他
公開年2016年
製作国アイルランド、アメリカ、イギリス
上映時間1時間45分

好きになった女の子に注目されたくて、バンドを始める少年を描いた作品です。『スタンド・バイ・ミー』とか『グーニーズ』とか、少年たちがひとつの目標のために切磋琢磨する映画が大好物なんだよね。一言でいえば「ジュブナイル」なんですが、本作の場合はダブリンを舞台にしていることで、他とは違った味わいの作品になっています。

ミュージカル映画としても楽しめますし、ノスタルジーに浸れる映画でもあるので、大人におすすめしたい!たぶん主人公たちと同年代の高校生たちでは、本作の切なさを感じ取るのは難しいと思う。

30位 死霊のはらわたⅡ

監督サム・ライミ
出演者ブルース・キャンベル、サラ・ベリー、ダン・ヒックス 他
公開年1987年
製作国アメリカ
上映時間1時間25分

『死霊のはらわた』の続編でありながら、前作とのつながりはほとんどありません。いわばリメイクのような作品なので、シリーズ初心者の方でも十分楽しめるでしょう。

ホラーではあるのですが、「B級」要素に重きを置いていまして、シュールで笑える展開も用意されています。主人公のアッシュもアイコン化され、さまざまな部分でネタになっているキャラクターです。しっかりホラーしていますが、シュールな部分でバランスをとっており、これまでのホラーとは一線を画す作品といえます。

29位 スーパーバッド 童貞ウォーズ

監督グレッグ・モットーラ
出演者ジョナ・ヒル、クリストファー・ミンツ・プラッセ、マイケル・セラ 他
公開年2007年
製作国アメリカ
上映時間1時間53分

タイトル通り、高校生の男子3人が童貞を捨てるため奮闘するストーリーです。「童貞を捨てるならパーティに行かなきゃ!でも酒がいるから、ID偽装して買っちゃおう!」とバカ丸出しの行動をしていきますが、男としては完全に理解できます。だって童貞を捨てるためなんだから、そりゃなんでもできるでしょ!

全体的に下ネタのオンパレードではありますが、しっかりと青春映画として仕上がっているのが本作の特徴。しかも恋愛部分よりも男同士の友情が描かれていまして、ラストにはホロッとさせられます。

28位 塔の上のラプンツェル

監督バイロン・ハワード、ネイサン・グレノ
出演者マンディ・ムーア、ザッカリー・リーヴァイ、ドナ・マーフィー
公開年2011年
製作国アメリカ
上映時間1時間40分

ディズニー初の3Dアニメーションで描かれたプリンセス映画です。個人的にはディズニーのプリンセス映画の中では、一番好きな作品かもしれません。初の3Dなのに、クラシックアニメを思わせる演出と、行動的なプリンセス。ディズニーが培ってきた伝統と、新しさをミックスし、最高の映画に仕上がっています。

日本語吹き替え版を担当した、しょこたんの演技も素晴らしいので、ぜひ吹き替えでも鑑賞してほしい作品です!「ホール・ニュー・ワールド」などを作曲した、アラン・メンケンの音楽も何度でも聴きたくなる中毒性があります。

27位 キック・アス

監督マシュー・ヴォーン
出演者アーロン・ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ、クリストファー・ミンツ・プラッセ
公開年2010年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間1時間57分

ヒーローに憧れたただのオタクが、ヒーロー活動を始めるアクションコメディです。主人公の「キックアス」は素人ヒーローなので、ほぼ一般人と同じ強さ。もちろん、モブに見える強盗相手にも、ボコボコにされてしまいます。そこで登場するのが、クロエ・グレース・モレッツ演じる、ヒットガールです。彼女は11歳という年齢ながら、本物のヒーローのような強さを持っていて、キックアスと協力して悪を退治していきます。

本作はクロエ・グレース・モレッツの出世作にもなった作品で、ヒットガールの活躍を見れば、なぜ彼女が注目されるのかが、一発でわかるでしょう!

26位 インターステラー

監督クリストファー・ノーラン
出演者マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、マット・デイモン、マイケル・ケイン 他
公開年2014年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間2時間49分

地球で食物が育てられなくなり、食糧難に陥ってしまった近未来。新たな惑星を見つけるため、元パイロットの主人公らが宇宙へと旅立ちます。しかし、宇宙では予想外のトラブルに見舞われ、地球に戻れるかも怪しい状況になってしまい…。

本作は『スターウォーズ』のようなドンパチやるSFではなく、現実の科学も考慮して制作された本格SF映画です。最近はじめてブラックホールが観測されたのですが、その姿は『インターステラー』に登場するブラックホールそのものでした。本作がどれほど科学考証をおこなって作られたかが分かるエピソードですね。

また、このCGの時代に大規模セットを使って撮影された、めずらしいSF映画でもあります。監督のクリストファー・ノーランはCGを極力使わないことでも有名です。これまでにも病院を爆破し、実物のトラックをひっくり返すなど大規模な特殊効果を使ってきました。本作でもこだわりが活きていて、圧巻の映像を楽しむことができます。

25位 きっと、うまくいく

監督ラージクマール・ヒラーニ
出演者アーミル・カーン、R・マドハヴァン、シャルマン・ジョーシー
公開年2013年
製作国インド
上映時間2時間51分

日本では「インド映画代表」的な立ち位置にいる映画。行方不明になった天才・ランチョーを探すため、大学時代の同級生が奮闘するストーリーです。ランチョーを探す現代と、ランチョーと過ごした大学時代のシーンが交互に展開し、極上の青春物語となっています。

インド映画らしく、ダンスあり、笑いあり、感動ありの娯楽の全部が詰まっている映画です。インド映画の入門編にぜひおすすめしたい!

24位 ライフ・オブ・ブライアン

監督テリー・ジョーンズ
出演者グレアム・チャップマン、ジョン・クリーズ、テリー・ジョーンズ、マイケル・ペイリン、エリック・アイドル、テリー・ギリアム
公開年1981年
製作国イギリス
上映時間1時間34分

イエス・キリストと同じ日に生まれ、危うくメシアにされかけた男を描くコメディ映画です。この映画がキリスト教圏であるイギリスで生まれたことが、まず凄い。キリストのパロディが連発するし、宗教を皮肉るような内容で、もうめちゃくちゃ!

それでいて、キリスト教に明るくない人でもしっかりと楽しめる作品に仕上がっています。特にラストに流れる曲は、ロンドン五輪の開会式でも歌われるなど、現代でも親しまれている名曲です。

実はこの記事では「モンティパイソン」の映画を3作品紹介しておりますが、一番好きな作品が『ライフ・オブ・ブライアン』です。ただ、初のモンティパイソン映画には向かないかもしれないので、『モンティパイソンアンドナウ』とかをおすすめしときます。

23位 ショーン・オブ・ザ・デッド

監督エドガー・ライト
出演者サイモン・ペグ、ニック・フロスト、ビル・ナイ 他
公開年2004年
製作国イギリス
上映時間1時間39分

数々のゾンビ映画にインスパイアされた、ゾンビコメディ。主演のふたりは『ホット・ファズ』や『ワールズエンド』、『宇宙人ポール』なので共演しています。ふたりはプライベートでも親友同士なのですが、その裏話を知っていると余計にこの映画を愛せるんですよね。

僕が一番好きなゾンビ映画でもありますし、ホラーというよりもコメディなんで、ゾンビ映画を観たことがない人にもおすすめできる映画です。

22位 フォレスト・ガンプ/一期一会

監督ロバート・ゼメキス
出演者トム・ハンクス、サリー・フィールド、ロビン・ライト 他
公開年1995年
製作国アメリカ
上映時間2時間22分

のろまだけど憎めない男、フォレストガンプの人生を描いた作品。ガンプ自身が過去を回想する形で進行するのですが、彼の人生そのものが波乱万丈でめっちゃ面白いです。ガンプは人よりも知能指数が低く、周囲から馬鹿にされがち。それでも、足が速かったり、優しかったり、勇気があったりと、周りの人たちを巻き込んで大騒動を繰り広げます。

フォレスト・ガンプを演じたのは、『トイ・ストーリー』のウッディ役でおなじみ、トム・ハンクスです。彼の少しとぼけたような演技も含め、フォレストガンプというキャラクターが大好きになる作品です。

21位 博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか

監督スタンリー・キューブリック
出演者ピーター・セラーズ、ジョージ・C・スコット 他
公開年1964年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間1時間33分

冷戦下のソ連とアメリカを描くブラックコメディです。完全にifの世界のストーリーなのですが、冷戦時の緊迫した状況を考えると、少しぞっとします。ラストもいきすぎたコメディとしか思えませんが、映画序盤にある「こんなことは起こりえない」のメッセージがまた皮肉的で。

タイトルがめちゃくちゃ長い映画としても知られていますが、原題の直訳なんですよね。「博士の異常な愛情」の部分も、劇中に登場する「ドクター・ストレンジラヴ」を直訳したものです。

20位 ニュー・シネマ・パラダイス

監督ジュゼッペ・トルナトーレ
出演者フィリップ・ノワレ、ジャック・ペラン 他
公開年1989年
製作国イタリア、フランス
上映時間2時間04分

「人生で一番感動した映画はなんだろう?」と考えた時に、一番最初に思い浮かんだ作品でした。たぶんこの映画を超える感動をくれる作品は、この先にもほとんどないでしょう。僕はふだん泣かないタイプの人なんですけども、この映画だけは思い出しただけでジーンとくるw

ぜひですね、ネタバレとか前情報を入れずに観てほしいと思います!

 

19位~6位

19位 ラ・ラ・ランド

監督デミアン・チャゼル
出演者エマ・ストーン、ライアン・ゴズリング、J・K・シモンズ 他
公開年2017年
製作国アメリカ
上映時間2時間08分

ミュージカル映画が好きでよく観るんですが、ここまで完成度の高い作品は少ないかもしれません。過去の名作ミュージカルに敬意を払いつつ、チャゼル監督にしかできない作品に仕上げているところが、超ポイント高い!!

すでに有名になっている作品なので、1曲か2曲は知っている音楽が流れることでしょう。出だしの「Another Day of Sun」のシーンで、心をつかまれることはもう確実…!そしてエマ・ストーンとライアン・ゴズリングが踊る、「A Lovely Night」までくれば、観ているだけでハリウッドを体感した気分になっているはず!!

18位 マッドマックス 怒りのデス・ロード

監督ジョージ・ミラー
出演者トム・ハーディ―、シャリーズ・セロン、ニコラス・ホルト 他
公開年2015年
製作国オーストラリア、アメリカ
上映時間2時間

「電気自動車?エコ?なにそれ??」って感じなくらい、ガソリン全開の映画です。完全に娯楽作に徹していまして、ビジュアルも含めなにもかもが楽しい!「そのギター意味あるの??」とか、野暮なことは言えなくなります。シリーズ4作目ですが、前情報なしでもガンガン楽しめるはずです。

ちなみに監督のジョージ・ミラーは、直前まで『ハッピーフィート』とか、『ベイブ』などのほっこり系映画を作っていました。なんというか……。この爆発加減は、「やりたくて仕方ないことを実現した!」って感じすらします。

17位 ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

監督ジェームズ・ガン
出演者クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、ブラッドリー・クーパー 他
公開年2014年
製作国アメリカ
上映時間2時間02分

監督のセンスが光りすぎているスペースオペラです。同じ系統の映画では『スター・ウォーズ』とか、『スター・トレック』を上げる人もいますが、僕は本作が一番好き。70年代、80年代の「地球の」音楽を多用し、それがスペースオペラにマッチしているんです。もうオープニングがめちゃくちゃかっこよくて、一気に引き込まれると思います。

本作は『アベンジャーズ』などと同じ、マーベルシネマティックユニバースに位置していますが、シリーズの知識はほとんど必要ありません。アベンジャーズと合流するのも、『インフィニティ・ウォー』からなので、続編も含めて楽しめます。

16位 パルプ・フィクション

監督クエンティン・タランティーノ
出演者サミュエル・L・ジャクソン、ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン 他
公開年1994年
製作国アメリカ
上映時間2時間34分

ふたりのギャングをメインに、ボクサーや強盗など、多くのキャラクターが入り混じる群像劇です。時系列も入れ替えていまして、伏線を回収していく流れが最高に楽しい。さまざまな視点から描かれることで、映画の根底にある出来事が判明していくという構成です。

下手すると意味が分からなくなってしまうような、ストーリーですが、タランティーノは見事に組み上げています。2作目にしてここまでのシナリオを作れるなんて、さすがタランティーノ!

15位 羊たちの沈黙

監督ジョナサン・デミ
出演者アンソニー・ホプキンス、ジョディ・フォスター 他
公開年1991年
製作国アメリカ
上映時間1時間58分

食人鬼ハンニバル・レクターと猟奇的な殺人事件、そして新米のFBI捜査官を描いたサスペンス。本作は何といってもアンソニー・ホプキンス演じる、レクター博士のインパクトが凄いんです。人を喰べるシリアルキラーですが、IQがめちゃくちゃ高く、紳士的なんですよね。ただ、犯罪を犯すときは狂気に満ちていて、それがとんでもなく怖い。

ちなみにレクター博士の搭乗時間はわずか数十分。それなのに、ここまでのインパクトを残すなんて…。もちろんFBI捜査官のクラリスを演じた、ジョディ・フォスターもキャリア随一の演技を見せています!

14位 十二人の怒れる男

監督シドニー・ルメット
出演者ヘンリー・フォンダ、マーティン・バルサム、エド・ベグリー 他
公開年1959年
製作国アメリカ
上映時間1時間36分

陪審員裁判を描く会話劇です。舞台は会議室とトイレくらいで、ほとんどがキャストによる会話で進みます。「動きがないんじゃ、つまらないんじゃないの?」と思う人もいるかもですが、会話だけでも十分面白い。白黒映画ですが、シナリオがめちゃくちゃ面白いので、ぜひ観てほしい作品です。

日本では『12人の優しい日本人』としてリメイクされまして、そちらもランキングに入れております。

13位 フルメタル・ジャケット

監督スタンリー・キューブリック
出演者マシュー・モディーン、R・リー・アーメイ、ヴィンセント・ドノフリオ 他
公開年1980年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間1時間56分

ベトナム戦争を舞台にした戦争映画。前半部分は戦争ではなく、新米兵士たちの訓練が描写されます。そして後半にはベトナムを舞台にした戦争映画となるわけですが、個人的には前半の訓練シーンの方が好きです。ここでは「微笑みデブ」や教官のハートマン軍曹など、魅力的なキャラが多いのもポイントです。

そしてオープニングシーンは、新米兵士たちの断髪から始まるわけですが、ここでガツっと惹かれるんですよね。本作は訓練から戦場へと舞台を移らせることで、より戦争の悲惨さが強調された作品となりました。

12位 素晴らしき哉、人生!

監督フランク・キャプラ
出演者ジェームズ・スチュアート、ドナ・リード 他
公開年1946年
製作国アメリカ
上映時間2時間10分

アメリカではクリスマスにこの映画を観るようで、『ホーム・アローン』とかでも家族で鑑賞しているシーンがあったりします。クリスマス映画の定番ですが、別にクリスマスでなくとも全然楽しめる作品ですね。

ストーリーは善人として生きていた男が世界に絶望し、自殺を図ろうとしますが、その場面を見ていた天使が「主人公が生まれなかった世界」を見せます。タイトル通り、「生きるって素晴らしい!」と思わせてくれる作品です。

11位 情婦

監督ビリー・ワイルダー
出演者タイロン・パワー、チャールズ・ロートン、マレーネ・ディートリヒ 他
公開年1958年
製作国アメリカ
上映時間1時間56分

古典的どんでん返し映画ですが、現代でも十分通用するでしょう。エンドロール中に「この映画のネタバレをしないで!」との注意書きが流れます。それほど当時は衝撃的だったようで、キャストの演技も含めて、超名作だと思っています。

年老いたベテラン弁護士が、未亡人殺しの容疑者を弁護するストーリーで、展開は二転三転、いや四転くらいするんですよ。何もかもが監督の思い通りにされているような、気持ちよく騙される映画です。

10位 天国と地獄

監督黒澤明
出演者三船敏郎、仲代達矢、香川京子、山崎努 他
公開年1963年
製作国日本
上映時間2時間23分

たぶん世界一有名な「現金受け渡しシーン」がある映画です。黒澤明ではめずらしいサスペンスで、ひとつの誘拐事件をめぐって刑事や被害者、犯人が入り混じるストーリーとなっています。一部シーンではパートカラーが使用され、演出的にも楽しめるでしょう。

重要な現金受け渡しシーンは、「あ、確かにこれなら捕まらないな…」と思えるもの。模倣犯とかあらわれても不思議じゃありません。時代劇のイメージが強い黒澤明ですが、現代劇を作っても名作。天才はなにを作っても天才なんですよね~

9位 トイ・ストーリー

監督ジョン・ラセター
出演者トム・ハンクス、ティム・アレン
公開年1995年
製作国アメリカ
上映時間1時間21分

世界初のフルCGアニメーションですが、完成度が桁違い。まさに「大人も子供も楽しめる」最強映画でして、よく見ると名作映画のオマージュが隠されていたりもします。

僕自身も1995年生まれで、トイ・ストーリーシリーズとほぼ同い年です。子どもの時からずっと本作を観てきたし、なんなら生まれて初めて観た映画は『トイ・ストーリー』だともいえるでしょう。あの頃「すげー面白い!」って思ってた気持ちを、今でもまったく変わらず持ち続けてるって凄いことだと思うんです。

「アンパンマン」とか「しまじろう」は大人になったら真剣に観られませんが、本作はたぶん60歳になっても真剣に観られるはず。そして、同じ気持ちの人は僕だけじゃないでしょう。

8位 シェフ 三ツ星フードトラック始めました

監督ジョン・ファヴロー
出演者ジョン・ファヴロー、スカーレット・ヨハンソン、ソフィア・ベルガラ 他
公開年2015年
製作国アメリカ
上映時間1時間55分

最強の飯テロ映画。フレンチシェフがネットで炎上し、レストランをクビに。「じゃあ、フードトラックで再出発しようぜ!」と、息子と一緒にフードトラックで全米を旅するストーリーです。とにかく出てくる料理が美味しそう。僕はこの映画を観て、実際に趣味と言えるくらい料理にハマりましたw そして人生でもっとも観た映画の1つだと思います。

ただ、問題は日本で食べれそうなメニューが少ないこと。フードトラックで売っている「キューバサンド」とか、日本で食べられる店あるのでしょうか。

7位 ダークナイト

監督クリストファー・ノーラン
出演者クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、ゲイリー・オールドマン
公開年2008年
製作国アメリカ、イギリス
上映時間2時間32分

アメコミ映画の金字塔にして、頂点。定番だとは僕も思いますが、これ以上のアメコミ映画はこの先も誕生しないんじゃないかと。ヒーロー映画でありながら、ドラマとしての完成度も高く、さらにはアクションも楽しい。ここまでくると欠点を探すことの方が難しいですね。

演技の面ではやはりジョーカーが注目されるわけですが、僕としてはゴードン警部を演じたゲイリー・オールドマンに注目してほしい。圧倒的な演技力を持ちながらも、あくまでも引き立て役となり、メインキャラクターを邪魔しません。

バットマンのサポートをするアルフレッドはマイケル・ケイン、フォックスはモーガン・フリーマンと、サポートキャラクターもかなり豪華なキャストが揃っています。

6位 タイタンズを忘れない

監督ボアズ・イェーキン
出演者デンゼル・ワシントン、ウィル・パットン、キップ・パルデュー 他
公開年2001年
製作国アメリカ
上映時間1時間53分

黒人と白人混合のアメフトチームを描いた映画です。この映画の舞台となる時代では、人種意識が高く、黒人も白人もそれぞれのコミュニティで暮らしていました。しかし、混合のフットボールチーム、「タイタンズ」が誕生したことで、人種を超えた友情が生まれていきます。

本作のストーリーは実話から来ていまして、実際に「タイタンズ」が存在していました。日本人の感覚からすると、人種とかコミュニティとか分かりにくいのですが、本作はスポーツを題材としたスポコン映画としても成り立っているので、十分楽しめる内容です。

 

 

ランキング5位~1位

5位 レオン

監督リュック・ベッソン
出演者ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマン 他
公開年1995年
製作国フランス、アメリカ
上映時間2時間13分

孤独な殺し屋・レオンと、身寄りのない少女・マチルダ。二人の境遇は異なるものの、お互いに通じるものを見出し、徐々に関係を深めていきます。殺し屋を描いた作品ですが、アクションはほどほどに、レオンとマチルダの関係性がメインで進行します。子どものようなレオンと、大人に憧れているマチルダ、ひとりだけなら今にも壊れてしまいそうだけど、ふたり揃えば完璧。

レオンを演じたジャン・レノ、そしてマチルダを演じたナタリー・ポートマンは本作でブレイクしています。後にジャン・レノは日本のCMでドラえもんとなり、マチルダはルーク・スカイウォーカーの母、パドメ・アミダラを演じました。

4位 タクシードライバー

監督マーティン・スコセッシ
出演者ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター、ハーヴェイ・カイテル 他
公開年1976年
製作国アメリカ
上映時間1時間54分

ベトナム帰還兵のトラヴィスは不眠症で悩み、夜のニューヨークを駆け回るタクシードライバーとしての職に就きます。しかし、薄汚れた街を流しているうちに、狂気が芽生え始め…。最近で言えば『ジョーカー』にも通じる部分がある映画です。ひとりのまともな人間が、別の道を歩み始める様子が描かれています。

本作の影響力はすさまじく、とある男が本作に影響されて当時のアメリカ大統領を狙撃する事件まで起こしたほどです。たしかに本作には「魔力」といいますか、人を惹きつける何かがあると思います。

この映画を観たのは高校生の時。基本的に影響されやすい人間なんですが、トラヴィスのかっこよさに痺れて、すぐにBlu-rayを購入しました。当時としてはトラヴィスの行動の理由がそこまで掴めていなかったのですが、大人になると彼の行動が理解できて、さらにゾクゾクできます。

3位

時計じかけのオレンジ

監督スタンリー・キューブリック
出演者マルコム・マクダウェル、パトリック・マギー 他
公開年1972年
製作国イギリス、アメリカ
上映時間2時間17分

人生でもっとも衝撃を受けた映画といっても、過言ではありません。「何が好きなの?」と言われてしまうと、説明するのは難しいのですが…。強いて言うならば、世界観と演出ですかね。僕はあの怪しいSFチックな世界観が大好きなのです。

演出としては早回しの「イン・アウト」のシーン、踊りながら暴力をふるう主人公、そしてラストが印象的です。まさに画期的すぎる演出の宝庫でして、何度観てもはじめて鑑賞したときの衝撃を思い出します。

ただ、ヌードや暴力シーンが多いので、ひとりで観ることをおすすめします。僕の友人は異性の後輩と鑑賞したらしく、微妙な空気になったとか、ならなかったとか…。その現場を想像するだけで、僕はゾクッとしちゃいますけどね。

2位

七人の侍

監督黒澤明
出演者三船敏郎、志村喬、加東大介、木村功 他
公開年1954年
製作国日本
上映時間3時間27分

日本映画を代表する超大作。3時間を超える長尺の作品ですが、アクションあり、ドラマあり、男気ありで娯楽のすべてが詰まっています。強いて言うならば現在のインド映画のような、「盛りだくさん」感が強い作品です。ジャンルの垣根を越えて、「いかに人を楽しませるか」を追求し続けた映画のように思えます。

海外ではスティーブン・スピルバーグやジョージ・ルーカスなど、名だたる映画監督が本作の影響を公言し、作品にも反映させています。アメリカでリメイクされた際には、『荒野の七人』となり、侍がカウボーイに変更されました。もちろんリメイク版も名作だと思いますが、僕は断然オリジナル版が好きです。

ちなみに、僕が「映画オタク」になるきっかけを作った作品です。この映画を観たときは、そこまで映画を観ていなかったのですが、本作をきっかけに映画を漁るように観る毎日となりました。つまり、このブログがあって、読者の方がこの文章を読んでいるのも、『七人の侍』があってこそなのです!

ありがとう!七人の侍!

1位

バック・トゥ・ザ・フューチャー

監督ロバート・ゼメキス
出演者マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、クリスピン・グローヴァ― 他
公開年1985年
製作国アメリカ
上映時間1時間56分

ランキング1位が超定番で申し訳ない気持ちもありますが、どうしてもここは譲れない!あらすじを語るのも野暮な感じですが、本作は過去にタイムトラベルした主人公が、自分の両親と出会うストーリーです。一度は聴いたことがある音楽、マーティやビフ、ドクのキャラ、これ以上ないシナリオ。そのすべてが完璧で、完璧だからこそ「定番」になっているんだと思います。

ぜひですね、「むかし観たけど、忘れちゃった」って人はもう一度観返してほしい!僕が数年間映画三昧生活をしても、9歳くらいに観た『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に勝る映画はないのですから。たぶんこれから先も現れないでしょう。

 

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