この記事では
- シリーズ作品のあらすじ
- シリーズを観る順番
- 登場するヒーロー
- シリーズを無料視聴する方法
について、超細かくまとめていきます!
マーベルシリーズに触れたことがない方はもちろん、シリーズの流れを復習したい方にもおすすめです!
シリーズ全体の流れを語っていくので、作品のネタバレが含まれます。
マーベル映画の見る順番
時系列が前後している作品もありますが、公開順で観て迷ってしまうことはありません。
ただ、「とりあえず作品の雰囲気だけ知りたい!」という方は、まずは『アベンジャーズ』から観るのがおすすめです。
実際に僕もいきなり『アベンジャーズ』から観始めています。
なんとなく「こうやってヒーローが集合するんだな~」というのが、理解できるはず!
この記事では公開順に全作品のあらすじ解説しています。
『アベンジャーズ』から観る場合も、第1作からの流れを確認しておくと、スムーズに理解できるはずです!
MCUで覚えておいてほしいこと
マーベル・シネマティック・ユニバース(通称MCU)は
これまで20作品以上が公開されているデッカイシリーズです
それだけにストーリーの繋がりも多く、数本観ただけでは流れを掴むことは難しいと思われます。
では、なぜ複雑になっているのでしょうか?
世界観の共有
MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、20作以上の映画が世界観を共有しています。
それだけでは難しいのですが、簡単に解説しますと
まさにコレ!!
これまでの映画シリーズはそれぞれが単独で進行していました。
アイアンマンの世界と、スパイダーマンの世界はまったく別物だったのです。
しかし、MCUでは同じ世界、同じ街にアイアンマンとスパイダーマンが存在しています。
つまり・・・
・アイアンマンで起こった事件がスパイダーマンに影響を与える
・アイアンマンとスパイダーマンが協力して敵と戦う
といったことが、可能になりました!
他のヒーローたちも同じで、地球以外の星で活躍する「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」までもが、アイアンマンやスパイダーマンと同じ世界に生きているのです。
集合作こそがアベンジャーズ!
「同じ世界にいる」とはいっても、それぞれのヒーローが出会う回数は限られています。
みんな各々の任務や人助けで忙しいですから。
しかし、何作かに1度だけ集合する機会があります。
『アベンジャーズ』では強大な敵に対し、今まで別々で活動してきたヒーローたちが協力していきます。
そのため、『アベンジャーズ』だけを観ても、それぞれのヒーローがどんな道を辿ってきたかがわかりません。
シリーズを完璧に理解するためには、個々の作品を観ていく必要があります。
単独作とフェーズ
MCUの中には「単独作」と呼ばれる作品があります。
つまり、『アイアンマン』や『マイティ・ソー』、11月に公開する『ブラック・ウィドウ』が単独作に当たります。
対して、ヒーローが集合する作品である『アベンジャーズ』は単独作には含まれません。
さらに、シリーズには「フェーズ」と呼ばれる区切りがあります。
「フェーズ」とカタカナ書きされると意味が理解できませんが、日本語で言うならば「章」です。
・「第1章(フェーズ1)」はシリーズのはじまりから、『アベンジャーズ』まで
・「第2章(フェーズ2)」は『アイアンマン3』から『アントマン』まで
・「第3章(フェーズ3)」は『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』から『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』まで
というように、これまで3回の区切りがありました。
記事執筆現在(2020年9月)はフェーズ3が終了した段階にいます。
インフィニティ・ストーン
フェーズ3までのストーリーで欠かせないアイテムが「インフィニティ・ストーン」です。
これは宇宙に6つだけある石であり、それぞれが万物の概念をつかさどっています。
6つの石を紹介していくと、
- パワー・ストーン(力)
- スペース・ストーン(空間)
- リアリティ・ストーン(現実)
- タイム・ストーン(時間)
- マインド・ストーン(精神)
- ソウル・ストーン(魂)
となります。
ひとつの石でも強大な力を持っているのですが、6つ全部集めると全宇宙の生命体を消し去るほどのパワーを手に入れることが可能です。
そして、6つ集めて宇宙を作り直そうと考えるのが、シリーズのラスボスであるサノス。
ストーリーはすべて、サノスとインフィニティ・ストーンに収束していきます。
ほとんどの作品はDisney+で観られる
今までは課金しなければ見られなかったMCUですが、最近はDisney+でほとんど作品が見られるようになりました。
Disney+ (ディズニープラス)とは、ディズニー作品が扱われているサブスクサービスです。
マーベル映画のほかにも、
- ピクサー
- スターウォーズ
- ディズニーアニメーション
など、比較的権利の厳しい作品たちが配信中。
『アナ雪2』や『トイ・ストーリー4』なども見放題にラインナップされており、新着映画も豊富に揃っています。
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MCUフェーズ1あらすじ紹介
ここからはMCU作品の大まかなストーリーや、各作品との繋がりを紹介していきます。
ストーリーに関しての一部ネタバレを含みますので、ご注意ください。
アイアンマン
監督 | ジョン・ファヴロー |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、グウィネス・パルトロー、テレンス・ハワード、ジェフ・ブリッジズ他 |
登場ヒーロー | アイアンマン |
ヴィラン(悪役) | アイアンモンガー |
ストーリー
武器・兵器を開発する「スタークインダストリーズ」の社長である、トニー・スタークは出張先でテロリストに誘拐されてしまいます。
幽閉された洞窟で武器の開発を命じられたトニーは、同じく囚われの身となっていたインセン博士と協力してスーツを開発しました。これがアイアンマンの初代スーツ、マーク1です。
スーツの力を使ってテロリストのアジトを抜け出しますが、自身の開発していた兵器が悪の手に渡っていたことを知り、ヒーロー活動に励んでいきます。
他作品との関連性
第1作目のため、他のマーベル作品との関連性が薄い作品です。
後に繋がる伏線としては、アベンジャーズの指揮官であるニック・フューリーがラストに登場し、トニーをチームに勧誘します。
ここから「アベンジャーズ」結成への火ぶたが切られたのです。
インクレディブル・ハルク
監督 | ルイ・レテリエ |
出演者 | エドワード・ノートン、リヴ・タイラー、ティム・ロス、ウィリアム・ハート他 |
登場ヒーロー | ハルク |
ヴィラン(悪役) | アボミネーション |
ストーリー
科学者であるブルース・バナーは、人体を強化する実験を自らに施します。
しかし、実験は失敗。怒ると緑色の巨人「ハルク」に変身するという副作用を手に入れました。
感情をコントロールするため、修行に励むバナーでしたが、とある事故から居場所を突き止められてしまい、軍に追われることなります。
他作品との関連性
ハルクを生み出したのは、第二次大戦時にキャプテン・アメリカに施された「スーパーソルジャー計画」です。ブルース・バナーはその実験中にハルクに変身してしまうのでした。
また、劇中に登場する大学は『マイティ・ソー』に登場するジェーンが務めている、カルバー大学です。しかし、ジェーンはソーのハンマーを調査しにニューメキシコにいるため、登場はしません。
エンドロール後のシーンではアイアンマンこと、トニー・スタークが登場。ロス長官に対してアベンジャーズの話を持ち込みます。
アイアンマン2
監督 | ジョン・ファヴロー |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、グウィネス・パルトロー、ミッキー・ローク、ドン・チードル、スカーレット・ヨハンソン他 |
登場ヒーロー | アイアンマン、ウォーマシン、ブラック・ウィドウ、ニック・フューリー |
ヴィラン(悪役) | アントン・ヴァンコ |
ストーリー
胸に埋め込まれている「アークリアクター」の副作用で、トニーの体は汚染されていました。
さらにトニーを逆恨みするアントン・ヴァンコが襲い掛かってきて、「アイアンマン」であることの責任を問われていきます。
世間からの攻撃に嫌気が差したトニーは自暴自棄になってしまいますが、S.H.I.E.L.D.(シールド)の長官であるニック・フューリーやブラック・ウィドウ(ナターシャ・ロマノフ)の支えもあり、なんとか復活。
無人で動く「ドローン」を撃破するため、アントンらの前に姿を現すのでした。
他作品との関連性
トニーの研究室にキャプテン・アメリカの盾が登場。雑に扱われてしまいますが、今後の重要アイテムになっていきます。
また、『キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー』で登場するテッセラクト(スペース・ストーン)の絵が登場。トニーの父ハワードが研究していたことが明らかに。
終盤でトニーが助けた少年は後にスパイダーマンとなる、ピーター・パーカーです。これはスパイダーマン合流後に決まった後付け設定なのですが、ファンの間では歓迎されました。
エンドロール後の映像では、S.H.I.E.L.D.(シールド)のエージェントであるフィル・コールソンがニューメキシコにあるソーのハンマーを発見。次作への伏線となります。
マイティ・ソー
監督 | ケネス・ブラナー |
出演者 | クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、ステラン・スカルスガルド、アンソニー・ホプキンス、浅野忠信 他 |
登場ヒーロー | ソー、ホークアイ |
ヴィラン(悪役) | ロキ、デストロイヤー |
ストーリー
北欧神話に登場する神であるソーは、傲慢さゆえに神々の国アスガルドを追放されてしまう。
地球へと降り立ち、パワーを失ったソーはジェーン・フォスターとセルヴィグ博士に発見され、地球での生活を始めていきます。
一方アスガルドでは弟のロキが王座に就き、不穏な空気が。ソーの仲間たちは地球へとやってきますが、ロキが操るデストロイヤーも地球にやってきて…。
他作品との関連性
『アイアンマン2』に登場したフィル・コールソンが、ソーのハンマー「ムジョルニア」の調査を行います。また、ハンマーを守るエージェントとして後にアベンジャーズメンバーとなるホークアイが登場。
劇中ではニック・フューリーがセルヴィグ博士ににテッセラクト(スペース・ストーン)の研究を依頼します。しかし、そこにロキが登場し、『アベンジャーズ』で起きる事件の引き金となるのです。
キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー
監督 | ジョー・ジョンストン |
出演者 | クリス・エヴァンス、ヒューゴ・ヴィーヴィング、セバスチャン・スタン、トミー・リー・ジョーンズ、ヘイリー・アトウェル 他 |
登場ヒーロー | キャプテン・アメリカ |
ヴィラン(悪役) | レッドスカル |
ストーリー
本作で時は第二次大戦期のアメリカに遡ります。
ナチスの秘密組織「ヒドラ」がある村でテッセラクト(スペース・ストーン)を発見。宇宙のパワーを使って最強兵器の開発を始めます。
アメリカでは「スーパーソルジャー計画」に志願したスティーブ・ロジャースが超人兵士「キャプテン・アメリカ」に。ハワード・スタークが作った盾を持ち、ヒドラと戦っていきます。
しかし、最後はヒドラのトップであるレッドスカルとともに北極に墜落。キャプテン・アメリカは死亡したと報道され、第二次大戦は幕を閉じました。
他作品との関連性
インフィニティ・ストーンのひとつである「スペース・ストーン」が登場。この力を使ってレッドスカルは悪事を企んでいますが、キャプテン・アメリカと海に墜落。
後にハワード・スタークがストーンを回収し、S.H.I.E.L.D.で保管されることとなります。
劇中で「スーパーソルジャー計画」を参加するハワード・スタークは、アイアンマンことトニーの父です。この「スーパーソルジャー計画」は後の世に生きるハルクへと繋がっていきます。
本作の最後にキャプテン・アメリカは死亡したと伝えられますが、実は北極の氷の中で仮死状態になっていました。
エンドロール後に氷漬けになったキャプテン・アメリカをS.H.I.E.L.D.が発見。アベンジャーズへと勧誘します。
また、本作の敵であるレッドスカルは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』で再登場。ヴォーミアという惑星でソウル・ストーンの案内人をしていました。
アベンジャーズ
監督 | ジョス・ウェドン |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン、ジェレミー・レナー、サミュエル・エル・ジャクソン 他 |
登場ヒーロー | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルク、ブラック・ウィドウ、ホークアイ 他 |
ヴィラン(悪役) | ロキ、チタウリ |
ストーリー
『マイティ・ソー』でセルヴィグが研究していたスペース・ストーン(テッセラクト)が暴走。ロキが登場し、その場に居合わせたクリント・バートン(ホークアイ)を洗脳してしまいます。
テッセラクトを盗まれたS.H.I.E.L.D.はヒーローたちを招集し、アベンジャーズを結成。しかし我が強いヒーローたちは全然協力しようとしません。
その結果、襲来してきたロキにフィル・コールソンが殺害されてしまいます。しかもニューヨークの空にワームホールが出現し、そこから地球外生命体(チタウリ)の軍隊が攻めてくるという事態に。
結束したアベンジャーズはロキを相手にニューヨークを守る戦いを始めるのでした。
他作品との関連性
もはや「他作品との関連性」だけで成り立っている映画ですw
これまでのシリーズで培われてきたものが、すべて詰まった作品となっています。
単独作が作られてきたアイアンマン、ハルク、ソー、キャプテン・アメリカが集合し、ホークアイとブラック・ウィドウも加わって初代アベンジャーズが結成されました。
エンドロール後の映像にはラスボスとなるサノスの姿が。ロキを地球に派遣した黒幕は彼だったことが明らかになります。
サノスは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』のヴィランとなるキャラクターです。
インフィニティ・ストーン
本作に登場するインフィニティ・ストーンはふたつ。
ひとつは『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』に登場したキューブこと、スペース・ストーン。事件の収束後、ソーがアスガルドへと持って帰ります。
もう一つはロキの杖「セプター」についていたマインド・ストーンです。セプターはこの事件の後、S.H.I.E.L.D.が回収。研究されることとなります。
MCUフェーズ2あらすじ紹介
『アベンジャーズ』も終わり、MCUの流れが大体わかってきたかと思います!
ここからはさらに複雑にシリーズが絡み合ってくるので、細かく復習しながら紹介していきます!
アイアンマン3
監督 | シェーン・ブラック |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、グウィネス・パルトロー、ドン・チードル、ベン・キングズレー、ジョン・ファヴロー 他 |
登場ヒーロー | アイアンマン、ウォーマシン |
ヴィラン(悪役) | マンダリン |
ストーリー
アベンジャーズの事件から数か月後。戦いでのトラウマからトニーはスーツの開発に明け暮れていました。
巷では謎の爆発事件を起こすテロ組織「テン・リングス」とその首謀者であるマンダリンが暗躍し、アメリカの平和は再び脅かされています。
トニーの相棒であるハッピーも爆弾によってケガを負ってしまい、トニーやペッパーも事件へと巻き込まれていくのでした。
他作品との関連性
映画冒頭の過去の回想シーンにて、『アイアンマン』1作目に登場し、最初のスーツを共同開発したホー・インセンが登場。
また、本作に登場するテロ組織「テン・リングス」は、2021年公開予定の『シャン・チー レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』にて再登場する予定です。
すべての事件が解決した後、本作のストーリーがトニーの回想だと判明するのですが、それを語っていた相手がハルクことブルース・バナーでした。
アベンジャーズの戦い以降も、トニーとバナーの関係が続いていたことが窺えます。
マイティ・ソー/ダーク・ワールド
監督 | アラン・テイラー |
出演者 | クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、トム・ヒドルストン、アンソニー・ホプキンス、イドリス・エルバ 他 |
登場ヒーロー | ソー |
ヴィラン(悪役) | マレキス |
ストーリー
アベンジャーズで騒動を起こしたロキを連れ帰ったソーは、地球以外の世界を救うためヒーロー活動を行っていました。
一方地球では、ソーの恋人であるジェーンがインフィニティ・ストーンの一つであるエーテル(リアリティ・ストーン)を吸収してしまいます。
エーテルのパワーを感じて目覚めたダークエルフのマレキスが企む野望を阻止するため、ソーは地下牢に囚われていたロキを開放し、協力してマレキスと対峙していくのでした。
他作品との関連性
ロキが化ける姿のひとつとして『アベンジャーズ』で敵対関係にあった、キャプテン・アメリカが登場。ワンシーンのみではありますが、ロキに「新しい友達」と呼ばれています。
そしてキーアイテムとなるのが、リアリティ・ストーンを含んだ液状の物質「エーテル」です。
事件の解決後は、アスガルドにふたつのインフィニティ・ストーン(ひとつは『アベンジャーズ』後に持ち帰ったスペース・ストーン)があるのは危険だと判断し、コレクターの元へと運ばれます。
コレクターは後に『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で本格的に登場。リアリティ・ストーンに続き、もう一つのインフィニティ・ストーンも手に入れようとしますが…。
キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー
監督 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ |
出演者 | クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・エル・ジャクソン、セバスチャン・スタン、ロバート・レッドフォード 他 |
登場ヒーロー | キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン、ニック・フューリー |
ヴィラン(悪役) | ウィンター・ソルジャー、ブラック・ラムロウ |
ストーリー
数十年ぶりに復活を果たしたキャプテン・アメリカは、フューリーの下でS.H.I.E.L.D.の一員として活動していました。
しかし、「インサント計画」なる極秘作戦に不信感を持ったフューリーは、ウィンター・ソルジャーによる襲撃を受け、凶弾に倒れてしまう。
調査を進めるキャプテン・アメリカはS.H.I.E.L.D.の内部に、かつて倒したはずの「ヒドラ」が潜伏していたことを知ります。
さらにはフューリーを襲ったウィンター・ソルジャーの正体が、かつての親友であるバッキー・バーンズだという残酷な事実を知るのでした。
他作品との関連性
S.H.I.E.L.D.に潜伏していた「ヒドラ」は『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』で対峙した組織です。S.H.I.E.L.D.は誰も気がつかぬまま、ヒドラに蝕まれていたのでした。
また、S.H.I.E.L.D.によって狙われている人物の中にはアイアンマンこと、トニー・スタークの姿も。トニーは「インサント計画」にも関わっており、ヘリキャリアーにはトニーの技術が使われています。
エンドロール後に登場した杖は『アベンジャーズ』でロキが持っていたセプターそのものです。S.H.I.E.L.D.に回収されたはずでしたが、内部にいたヒドラに悪用されてしまいました。
ここにはインフィニティ・ストーンのひとつである、マインド・ストーンが組み込まれています。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
監督 | ジェームズ・ガン |
出演者 | クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デイヴ・バウティスタ、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、マイケル・ルーカー 他 |
登場ヒーロー | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、ロケット、グルート) |
ヴィラン(悪役) | ロナン |
ストーリー
地球から遠く離れた宇宙が舞台。地球人であるピーター・クイル(スター・ロード)は、惑星モラグにて強大なパワーを持つ「オーブ」を盗み出します。
売り払って大金を手に入れようとしてたところ、サノスの娘であるガモーラ、賞金稼ぎのロケット&グルートが襲い掛かってきたのでした。
しかし、直後に4人は惑星ザンダーの刑務所に収監されてしまいます。サノスに恨みを持つドラックスはガモーラに襲い掛かるも、ひょんなことから4人は協力して刑務所を脱走。
サノスの名で動くロナンを相手に戦っていくのでした。
他作品との関連性
劇中に登場する「オーブ」はインフィニティ・ストーンのひとつ、パワー・ストーンです。これは惑星を破壊するほどのパワーを持っており、常人が触れただけで身体が爆発してしまいます。
そんな「オーブ」の買い手となるのが、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に登場したコレクター。彼はすでにリアリティ・ストーンを所持しています。
また、ガーディアンズメンバーのひとりであるガモーラはサノスの娘です。
サノスとは、『アベンジャーズ』で地球に侵攻してきた黒幕であり、シリーズのラスボスにあたります。
アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン
監督 | ジョス・ウェドン |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・ヘムズワース、クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、マーク・ラファロ、ジェレミー・レナー 他 |
登場ヒーロー | アベンジャーズ(アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ブラック・ウィドウ、ホークアイ、ハルク)、スカーレット・ウィッチ、クイック・シルバー、ファルコン、ヴィジョン |
ヴィラン(悪役) | ウルトロン |
ストーリー
再び集合したアベンジャーズは架空の国、ソコヴィアにあるヒドラの研究施設を襲撃。ロキから取り上げたセプター(マインド・ストーン)を研究していたヒドラは、ストーンの力で生み出された双子を解放し、アベンジャーズに対抗します。
しかし、アベンジャーズはセプターを取り戻すことに成功し、トニーとバナーはストーンの研究を始めます。
その成果で生み出された「ウルトロン」は人類を絶滅させようと動き始め、アベンジャーズにも牙をむくのでした。
一方ヒドラの研究所から抜け出した双子(スカーレット・ウィッチとクイック・シルバー)はウルトロンに加勢。アベンジャーズを苦しめます。
他作品との関連性
映画冒頭でスカーレット・ウィッチの力でトニーは幻影を見ますが、その内容がサノスにアベンジャーズが敗れるというものでした。この伏線は『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』と『エンドゲーム』で回収されます。
また、極秘施設でヒドラが研究していたのは『アベンジャーズ』でロキが持っていた杖(セプター)です。
これはS.H.I.E.L.D.が回収していましたが、『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』でS.H.I.E.L.D.の内部にヒドラが潜伏していたことが判明。よって、セプターもヒドラに渡っていました。
映画中盤に登場し、ウルトロンに左腕を切り落とされたユリシーズ・クロウは、ワカンダで暗躍している設定です。ワカンダとは『ブラック・パンサー』の舞台となる国で、ヴィヴラニウムの産地でもあります。
劇中ではソーのハンマー、ムジョルニアをみんなで持ち上げるシーンがありますが、キャプテン・アメリカだけが微妙に動かせています。これは後にムジョルニアを扱うことになる伏線です。
インフィニティ・ストーン
本作に登場したストーンはマインド・ストーンのみ。
セプターに仕込まれていたもので、スカーレット・ウィッチ、クイック・シルバーの能力を開花させ、ウルトロンを生み出すことに利用されました。
また、ヴィヴラニウムの体を持ったヒーロー、ヴィジョンもマインド・ストーンの力で動いています。そのままヴィジョンの額に埋め込まれており、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』まで彼が持ち続けます。
アントマン
監督 | ペイトン・リード |
出演者 | ポール・ラッド、マイケル・ダグラス、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、コリー・ストール、アンソニー・マッキー 他 |
登場ヒーロー | アントマン、ファルコン |
ヴィラン(悪役) | イエロー・ジャケット |
ストーリー
窃盗の罪で刑務所に収監されれてたスコット・ラングは、出所した後も悪友たちとあるものを盗み出そうとしていました。
しかし、それはハンク・ピム博士によるテストであり、合格したスコットはアントマンのスーツを手に入れます。
身体を1cmちょっとまで縮小できるスーツを使って、ピム博士の弟子でもあるダレンの陰謀を止めるために奮闘していきます。
他作品との関連性
アントマンのスーツを開発し、初代アントマンだったピム博士は元々はS.H.I.E.L.D.のメンバーでした。映画冒頭には同じくS.H.I.E.L.D.メンバーのハワード・スターク(トニーの父)や、ペギー・カーター(キャプテン・アメリカの恋人)が登場します。
映画中盤には『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』でアベンジャーズに加入したファルコンが登場。アントマンと一線を交えます。
そしてファルコン自身もアントマンのことを覚えており、これが次作『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』にアントマンが参戦するきっかけとなるのです。
終盤には「壁を上ったりするやつがいる」とのセリフがあり、こちらも『シビル・ウォー』にて参戦するスパイダーマンのことを表しています。
MCUフェーズ3あらすじ紹介
いよいよ終盤戦!これまで以上にアベンジャーズを揺るがす大事件が起こり、宇宙規模の戦いになっていきます。
インフィニティ・ストーンも登場し、キャラクターも増えていくので混乱しないように注意!
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
監督 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ |
出演者 | クリス・エヴァンス、ロバート・ダウニー・ジュニア、アンソニー・マッキー、スカーレット・ヨハンソン、セバスチャン・スタン、ドン・チードル 他 |
登場ヒーロー | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、スカーレット・ウィッチ、ヴィジョン、ファルコン、ウィンター・ソルジャー、ブラック・パンサー、スパイダーマン、ウォー・マシン、ホークアイ |
ヴィラン(悪役) | ヘルムート・ジモ、クロスボーンズ |
ストーリー
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』での戦いが賛否を呼んだアベンジャーズ。またしてもキャプテン・アメリカたちのヒーロー活動によって被害者を出してしまいます。
そんな中で「ソコヴィア協定」なる案が持ち上がり、ヒーローたちは国連の指揮下で動くことに。
これに賛成したのがアイアンマン、ウォー・マシン、ヴィジョン、反対したのがキャプテン・アメリカ、ホークアイ、スカーレット・ウィッチたちであり、アベンジャーズは内乱(シビル・ウォー)状態になってしまいます。
また、トニーの父ハワードを殺したのが、キャプテンの親友バッキーだと判明し、ふたりの争いは決定的なものになります。
他作品との関連性
本作の悪役は『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』での戦いで家族を失った男でした。彼はアベンジャーズに深い恨みを抱き、内乱を誘ったのです。
その結果、『アベンジャーズ エンドゲーム』でキャプテンとアイアンマンが和解するまで、長きにわたって解散状態にありました。「ソコヴィア協定」に反対したキャプテン・アメリカたちは犯罪者として追われることになります。
しかし、アントマンとホークアイは家族のために「ソコヴィア協定」を飲み、監視状態に。『アントマン&ワスプ』では監禁状態にあったアントマンこと、スコットが描かれています。
映画の最後には逃亡していたキャプテン・アメリカらが匿われた場所が登場。そこは『ブラック・パンサー』の舞台となるワカンダで、ウィンター・ソルジャーも治療を受けることになります。
ドクター・ストレンジ
監督 | スコット・デリクソン |
出演者 | ベネディクト・カンバーバッチ、ベネディクト・ウォン、ティルダ・スウィントン、マッツ・ミケルセン、キウェテル・イジョフォー、レイチェル・マクアダムス 他 |
登場ヒーロー | ドクター・ストレンジ、 |
ヴィラン(悪役) | カエシリウス、ドルマムゥ |
ストーリー
事故によって両手が動かなくなった天才外科医スティーブン・ストレンジは、救いを求めにネパールはカトマンズを訪れます。
そこにはエンシェント・ワン率いる魔術師たちがいて、一緒に修業に励むことに。
魔術師としての力を手にしたストレンジの前に、世界を闇の魔術で破壊することを目的とするカエシリウスが現れ、ふたりは対峙していきます。
他作品との関連性
魔術師のアイテムとして登場するアガモットの目は、中にタイム・ストーンが収められています。時を巻き戻したり、進めたりが可能なチートアイテムですw
終盤ではタイム・ストーンの力を使って、最強の敵であるドルマムゥと戦います。
エンドロール後にはソーがストレンジの元を訪れていたことが判明。『マイティ・ソー/バトル・ロイヤル』の伏線となっています。
さらに本作では平行世界の存在を明らかなものにした作品です。
マーベル世界の平行世界については下記の記事で詳しく解説しています。
【関連記事】MCUで明らかになった平行世界(マルチバース)を徹底解説!
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス
監督 | ジェームズ・ガン |
出演者 | クリス・プラット、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、カート・ラッセル、ゾーイ・サルダナ、デイブ・バウティスタ 他 |
登場ヒーロー | ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(スター・ロード、ガモーラ、ドラックス、グルート、ロケット、マンティス) |
ヴィラン(悪役) | エゴ |
ストーリー
ミッションを終えたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの元に、エゴと名乗る男が現れ、「自分はピーターの父親だ」と名乗ります。
父の正体がセレスティアルと呼ばれる種族だと知ったピーターは、ガーディアンズメンバーとともに、エゴの惑星へと向かう。
一方別行動していたロケットとグルートは、ラヴェジャーズに囚われてしまいます。
仲間からの裏切りに遭っていたヨンドゥを引き連れ、脱出を試みますが…。
他作品との関連性
前作以上に他作品との関係が薄い作品です。本作にはストーンもサノスも登場せず、純粋にガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを楽しめる作品に仕上がっています。
また、時系列的も前作のすぐあとの出来事であるため、アベンジャーズとの繋がりもありません。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』にて、地球組と合流します。
スパイダーマン:ホーム・カミング
監督 | ジョン・ワッツ |
出演者 | トム・ホランド、マイケル・キートン、ロバート・ダウニー・ジュニア、ジョン・ファヴロー、ゼンデイヤ 他 |
登場ヒーロー | スパイダーマン、アイアンマン |
ヴィラン(悪役) | ヴァルチャー、ショッカー |
ストーリー
『シビル・ウォー』での戦いでアイアンマンと知り合った、ピーター・パーカーはスパイダーマンとして活躍していました。
しかし、宇宙のテクノロジーを使ったヴァルチャーが大暴れ。甚大な被害を出しそうになり、アイアンマンからも愛想をつかされてしまうことに。
スーツを没収されたピーターは、自前のスーツを着て”親愛なる隣人”としての務めを果たそうとするのですが…。
他作品との関連性
映画冒頭は『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』でスパイダーマンが自撮りをしている映像です。シビル・ウォーの戦いの裏でどんな出来事があったのかを描いています。
本作のヴィランでるヴァルチャーが使う兵器は、『アベンジャーズ』の戦いでチタウリが地球に残していたもの。現場で働いていた当時のヴァルチャーは、秘密保持のために解雇され、トニーに恨みを抱いています。
また、ヴィランのひとりであるショッカーが使う武器は『シビル・ウォー』でクロスボーンズが使っていたものと同じです。
マイティ・ソー バトル・ロイヤル
監督 | タイカ・ワイティティ |
出演者 | クリス・ヘムズワース、トム・ヒドルストン、マーク・ラファロ、ベネディクト・カンバーバッチ、ケイト・ブランシェット、イドリス・エルバ、ジェフ・ゴールドブラム 他 |
登場ヒーロー | ソー、ロキ、ヴァルキリー、ハルク、ドクター・ストレンジ |
ヴィラン(悪役) | ヘラ |
ストーリー
アスガルドへと帰還したソーは、父であるオーディンを探しに地球へとやってきます。そこでドクター・ストレンジと接触し、父と再会するも、死の神であるヘラを解き放ってしまう。
ヘラにムジョルニアを破壊されたソーは、辺境の惑星サカールへたどり着きました。サカールにある格闘場ではハルクが大活躍しており、ソーと一戦を交えます。
ハルクと合流したソーは、元アスガルドの戦士・ヴァルキリーを引き連れ、ヘラの元に向かうのでした。
他作品との関連性
『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』のラストにどこかへ飛び去ってしまったハルク。彼はソーとロキが流れ着くことになるサカールで暮らしていました。
ハルクが乗ってきたクインジェットにはブラック・ウィドウこと、ナターシャの映像が録画されています。
映画冒頭では『ドクター・ストレンジ』に登場したサンクタムにソーとロキが訪れ、彼の魔術に触れました。
また、サカールを投じしているグランド・マスターは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』に登場したコレクターの兄弟です。
映画のラスト、宇宙へと脱出したアスガルドの頭上にどデカい戦艦が。これはサノスが乗る宇宙船であり、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』の冒頭へと直接つながります。
ブラック・パンサー
監督 | ライアン・クーグラー |
出演者 | チャドウィック・ボーズマン、マイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、レティーシャ・ライト、アンディ・サーキス、マーティン・フリーマン 他 |
登場ヒーロー | ブラック・パンサー |
ヴィラン(悪役) | キルモンガー、クロウ |
ストーリー
『シビルウォー』で亡くなったティ・チャカに代わり、息子のティ・チャラがワカンダの王位に就くことになっていました。
一方ワカンダにあるヴィヴラニウムを狙っているクロウは、イギリスの博物館を襲います。その仲間にはワカンダの王位継承権を持つエリックの姿が。
クロウをあと一歩のところで逃がしてしまったティ・チャラは、親友の信頼を失ってしまいます。
そしてワカンダにはクロウを捕らえたエリックがやってきて、ティ・チャラと王位を荒らそう戦いを始めるのでした。
他作品との関連性
ヴィランのひとりであるユリシーズ・クロウの左腕が改造されているのは、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』でウルトロンに腕を切り落とされたからです。
また、仲間のひとりで唯一白人であるロスは『シビルウォー キャプテン・アメリカ』から登場していました。時系列的には「シビルウォー」の一週間後の出来事になります。
MCUシリーズでは時々登場してきた「ヴィヴラニウム(キャプテン・アメリカの盾に使われてる金属)」は、ワカンダが原産国です。映画冒頭ではヴィヴラニウムがどのように地球にやってきたかが描かれています。
この先を語るうえで欠かせないネタバレも含んでいるため、閲覧の際は十分ご注意ください。
アベンジャーズ インフィニティ・ウォー
監督 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ 他 |
登場ヒーロー | アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ハルク、ソー、ブラック・ウィドウ、ブラック・パンサー、ウィンター・ソルジャー、ドクター・ストレンジ、ヴィジョン、スカーレット・ウィッチ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(スター・ロード、ロケット、グルート、マンティス、ネビュラ、ガモーラ、ドラックス)、スパイダーマン、ファルコン、ウォーマシン |
ヴィラン(悪役) | サノス、ブラック・オーダー |
ストーリー
時系列は『マイティ・ソー バトルロイヤル』の直後。宇宙最強のサノスに襲われたソーやハルクは、成す術もなくやられてしまいます。
唯一ハルクだけがヘイムダルの機転により地球へと飛ばされ、ドクター・ストレンジが守るサンクタムへと落下。サノスの存在を伝えます。
アイアンマンこと、トニー・スタークに助けを求めたストレンジは、襲来したサノスの部下と一戦を交え、宇宙へと連れ去られました。サノスの狙いはストレンジが持つ、タイム・ストーンでした。
一方で生き残ったソーは、現場にやってきたガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと合流。最強の武器を作るため、ロケットらとともに旅立つのですが…。
他作品との関連性
本作ではこれまで合流してこなかったガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが参戦。アベンジャーズのメンバーも宇宙に進出することで、戦いは宇宙規模のものになりました。
しかも、これまでシリーズで何度も登場してきたインフィニティ・ストーンが超重要アイテムに。これまで戦った場所を巡るという、集大成的な作品となっています。
映画のラストでフューリーが取り出すのは、キャプテン・マーベルから貰ったポケベル。「緊急時に使って」と渡されていたものです。詳しくは『キャプテン・マーベル』で明かされます。
インフィニティ・ストーンの力
本作のラストではサノスがインフィニティ・ストーンを6つ全部集め、宇宙の生命体の半分を消し去ってしまいます。
その影響はもちろんアベンジャーズにも。
ほとんどのメンバーが消滅する中で、生き残ったのは
- アイアンマン
- キャプテン・アメリカ
- ソー
- ハルク
- ブラック・ウィドウ
- アントマン
- ウォー・マシン
- ホークアイ
- ネビュラ
- ロケット
と、こんな感じ。この絶望的な状況の中で、『エンドゲーム』へと進みます。
アントマン&ワスプ
監督 | ペイトン・リード |
出演者 | ポール・ラッド、エヴァンジェリン・リリー、マイケル・ペーニャ、マイケル・ダグラス、ミシェル・ファイファー、ローレンス・フィッシュバーン 他 |
登場ヒーロー | アントマン、ワスプ |
ヴィラン(悪役) | ゴースト、ソニー・バーチ |
ストーリー
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』よりも少し前。「シビル・ウォー」で逮捕されたスコット・ラングは自宅で軟禁されていました。
そんな時、彼は量子世界に消えたはずの初代ワスプ、ジャネットの夢を見ます。それが別世界にいる彼女からのメッセージと気がつき、ハンクやホープとともに彼女を救い出す作戦を決行します。
しかし、ハンクが開発した「量子トンネル」を狙って悪人たちがやってくるのでした。
他作品との関連性
『シビルウォー キャプテン・アメリカ』の直接の続編となります。司法取引で自宅に帰ることを許されたスコットは、家で軟禁状態にありました。
本作で開発された「量子トンネル」は続く『アベンジャーズ エンドゲーム』で超重要アイテムとなります。
また、本作のラストでは量子トンネルの中に消えたスコット、そして主役級の3人が消滅してしまう様子が映し出されました。
これは『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』でサノスが実行した「指パッチン」によるものです。
つまり『アントマン&ワスプ』と『インフィニティ・ウォー』のラストは同じ時間軸であることが分かります。
キャプテン・マーベル
監督 | アンナ・ボーデン&ライアン・フレック |
出演者 | ブリー・ラーソン、サミュエル・エル・ジャクソン、ベン・メンデルソーン、ジュード・ロウ、クラーク・グレッグ 他 |
登場ヒーロー | キャプテン・マーベル |
ヴィラン(悪役) | ヨン・ロッグ |
ストーリー
時代は遡り、1990年代。まだアイアンマンもアベンジャーズも登場していない時代です。
クリーの部隊に所属していたキャロルは、敵との戦闘の結果、地球に落下します。そこにはキャロルを調査しにきた若き日のニック・フューリーとフィル・コールソンの姿が。
記憶を失っていたキャロルは地球で自身のルーツを見つけ出します。彼女はかつて米空軍のテストパイロットであり、地球生まれの人間でした。
他作品との関連性
本作ではS.H.I.E.L.D.の長官であるニック・フューリーの若い頃が描かれます。キャプテン・マーベルだけでなく、ニックのオリジンストーリーでもあるのです。
また、劇中ではテッセラクト(スペース・ストーン)が登場。『キャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー』のラストに回収され、地球の衛星軌道上に保管されていたのでした。
ちなみにこのスペース・ストーンは、本作の戦いの後ニック・フューリーが保管。『アベンジャーズ』で再登場するまで持ち続けたことになります。
『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のラストでフューリーが取り出したポケベルも登場。そのポケベルはサノスの指パッチンとほぼ同時にキャプテン・マーベルへ連絡が入り、彼女を地球に呼び戻すきっかけとなったのです。
アベンジャーズ エンドゲーム
監督 | アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ |
出演者 | ロバート・ダウニー・ジュニア、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、トム・ホランド、クリス・プラット、マーク・ラファロ、スカーレット・ヨハンソン 他 |
登場ヒーロー | アベンジャーズ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーを含めたほぼ全員 |
ヴィラン(悪役) | サノス、ブラックオーダー |
ストーリー
サノスが全世界の生命体の半数を消し去ってから5年後。アベンジャーズの面々は敗北した喪失感に苛まれていました。
そこに粒子の世界に囚われていたアントマンこと、スコット・ラングが帰還。アベンジャーズは時を遡る方法を見つけます。
すでに破壊されてしまったインフィニティ・ストーンを取り戻すため、過去に戻るのですが…。
他作品との関連性
これまでの集大成的作品です。本作で一区切りがつけられ、アベンジャーズシリーズはいったん終わりを迎えています。
タイムトラベルする先は過去作品のどこか。『アベンジャーズ』一作目だったり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』だったり、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の時間軸だったりします。
そのため、過去作を触れている方には理解できるネタがふんだんに盛り込まれました。
また、本作では5年の時が経過しています。つまり、サノスに消し去れた面々と、生き残った面々では5年の食い違いが起きています。
それは後の続く『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』でも描かれていました。
インフィニティ・ストーンの行方
一度サノスによってインフィニティ・ストーンは破壊されています。そのため、対抗する手段がなかったのですが、タイムトラベルを使って過去のストーンを集めたのです。
『アベンジャーズ エンドゲーム』終了後の宇宙では、インフィニティ・ストーンが存在していません。
今後、必要となった場合は過去から取ってこなくちゃいけないのです。
スパイダーマン ファー・フロム・ホーム
監督 | ジョン・ワッツ |
出演者 | トム・ホランド、ゼンデイヤ、ジェイク・ギレンホール、ジョン・ファヴロー、サミュエル・エル・ジャクソン、マリサ・トメイ 他 |
登場ヒーロー | スパイダーマン、ミステリオ |
ヴィラン(悪役) | エレメンタルズ |
ストーリー
「エンドゲーム」の戦いで生き残ったピーター・パーカーは、再び高校生活に戻っていました。
ピーターは学校の研修旅行でヨーロッパへと旅立ちますが、滞在先のヴェネツィアでエレメンタルズに襲われます。
そんな時に現れたのが、異世界からやってきたヒーロー、ミステリオです。ニック・フューリーの招集もありながら、ミステリオと協力して戦っていくピーター。
トニー・スタークが残した武器を手に、ヴィランと戦っていくのでした。
他作品との関連性
本作に登場するヴィランは元トニー・スタークの部下でした。彼を恨むヴィランたちは、数々の科学兵器を使って街を襲います。
また、本作のラストには『キャプテン・マーベル』に登場したタロスが出演。ニック・フューリーに化けていたようで、本物のフューリーは宇宙空間で任務をおこなっているようですが…。
フェイズ4
2020年現在は『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』以降の作品は公開されていません。
しかし、後に続くラインナップが発表されているので、少しだけ紹介したいと思います。
また、このフェイズからは映画とドラマのふたつで進行する模様です。
ドラマに関してはDisney+の独占配信のため、ここから物語についていくためには加入が必須となります。
ブラック・ウィドウ
監督 | ケイト・ショートランド |
出演者 | スカーレット・ヨハンソン、フローレンス・ピュー、デヴィッド・ハーバー、レイチェル・ワイズ、ウィリアム・ハート 他 |
登場ヒーロー | ブラック・ウィドウ |
ヴィラン(悪役) | タスクマスター |
公開日:2021年4月29日
作品解説
アベンジャーズにも参加したブラック・ウィドウ初の単独作です。
時系列は『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』と、『キャプテン・アメリカ シビル・ウォー』の間の出来事を描いています。
また、ヴィランのタスクマスターはヒーローの技を完全コピーしてくる悪いヤツ。予告編ではキャプテン・アメリカをはじめ、ブラックパンサーやホークアイの能力をパクってました。
エターナルズ
監督 | クロエ・ジャオ |
出演者 | アンジェリーナ・ジョリー、リチャード・マッデン、マ・ドンソク、キット・ハリトン、バリー・コーガン 他 |
登場ヒーロー | エターナルズ |
ヴィラン(悪役) | ディヴィアンツ |
公開日:2021年10月29日
作品解説
エターナルズとは、かみ砕いて言えば地球を守っている強い生命体のこと。彼らと敵対する悪い奴にディヴィアンツという奴らもいて、そいつらから地球を守るストーリーになるのだとか。
作中では多様性を重視してか、LGBTのキャラに加え、人種的にも多様なメンバーが揃っています。
スパイダーマン第3作目
※画像は『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』
監督 | ジョン・ワッツ |
出演者 | トム・ホランド |
登場ヒーロー | スパイダーマン |
ヴィラン(悪役) | 不明 |
作品解説
スパイダーマンシリーズは、ソニーとマーベルのコラボで作られているのですが、一年ほど前にひと悶着ありまして。3の製作はMCUとは関わらない方針だったんですよ。
それがトム・ホランドの働きもあって、マーベルユニバースに関わる形で「3」が制作されることとなりました。
噂によると、過去に作られたサム・ライミ版『スパイダーマン』、マーク・ウェブ版『アメイジング・スパイダーマン』の主人公が集結するのだとか。
まだ確定ではありませんが、実現すれば実写版『スパイダーバース』になるでしょう。
シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス
監督 | デスティン・ダニエル・クレットン |
出演者 | シム・リウ、オークワ・フィナ、トニー・レオン |
登場ヒーロー | シャン・チー |
ヴィラン(悪役) | 不明 |
作品解説
本作はマーベル・シネマティック・ユニバース初のアジア系のヒーローです。
タイトルにもなっている「テン・リングス」はかつて、アイアンマンと対峙した組織名です。
ちなみにシャン・チーはアジア人らしく、カンフーで戦いますw うーん、『ブラック・パンサー』の成功があるにせよ、アジア人としてはステレオタイプに感じてしまいますが…。
ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス
監督 | サム・ライミ |
出演者 | ベネディクト・カンバーバッチ、エリザベス・オルセン |
登場ヒーロー | ドクター・ストレンジ、スカーレット・ウィッチ |
ヴィラン(悪役) | 不明 |
作品解説
マーベル映画初のホラーな作品となるようで、より大人向けに仕上がる模様。
すでにスカーレット・ウィッチが登場することが決定しておりまして、魔術師であるストレンジとどうかかわってくるのか…。
また、「マルチバース」という概念がついにタイトルとして採用されました。まぁ、「多次元宇宙論」ですかね。
マーベルの世界はすべて「マルチバース」という名のパラレルワールドで繋がっており、MCUとは関係のない作品も、すべて繋がっています。
この「マルチバース」があれば、他社制作だった旧『スパイダーマン』シリーズや、『デッドプール』『X-MEN』などもMCUに組み込むことが可能になるのです。
マイティ・ソー/ラブ&サンダー
監督 | タイカ・ワイティティ |
出演者 | クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン |
登場ヒーロー | ソー |
ヴィラン(悪役) | 不明 |
作品解説
単独作では初となる第「4」作目。アイアンマンも、キャプテン・アメリカも3が最終作でしたからね。
本作ではソーの元カノ、ジェーンが復帰。彼女もムジョルニアを持ち上げ、女性版ソーになるのだとか。
『エンドゲーム』の最後、ソーはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと行動を共にしていたので、彼らの登場もあり得るかもしれません。
フェーズ4のドラマ
フェーズ4からはDisney+限定配信のドラマも関わってきます。
もはや、マーベル「シネマティック」ユニバースではなくなるというw
ラインナップは
- ワンダヴィジョン
- ファルコン&ウィンター・ソルジャー
- ロキ
- ホークアイ
の4つがフェーズ4に組み込まれる予定です。
どれもスピンオフドラマではありません。MCU本編です!
今後はDisney+に加入していないとシリーズについていけなくなるという、無理矢理感w
まとめ
全20作品を超える、一大シリーズの紹介でした!
実は映画業界で一番金を稼いだシリーズなんですよ。しかも2位の『スターウォーズ』に圧倒的大差をつけて。
それだけお金がかかっていますし、裏にはディズニーがいますからね。『スターウォーズ』もディズニーだし、もう絶対狂じゃって感じでして。
今後もシリーズは続いていきますから、20年後くらいは『男はつらいよ』も超えるシリーズ数になっていてもおかしくないのでは…
シリーズをすべて観るのは大変ですが、『アイアンマン』と『ハルク』、『スパイダーマン』2作以外はDisney+で鑑賞できます!
無料期間も長いんで、暇なときにでも一気見をオススメしときます!
↓↓31日間無料で見放題!↓↓