『レディ・プレイヤー1』感想 スピルバーグ最高傑作は本当!?

こんにちは!むてんです!

最新作にも関わらずスピルバーグ監督最高傑作との呼び声も高い『レディ・プレイヤー1』を早速見てきました!

スピルバーグといえば『プライベート・ライアン』や『E.T』、『ジュラシックパーク』といった名作中の名作を作り続けてきた巨匠ですね。

最近だと『ペンタゴン・ペーパーズ』だったり、『ブリッジ・オブ・スパイ』といったSF映画とはちょっと離れた人間ドラマを多く制作してきましたが、今作は久しぶりの完全娯楽作です!

以下レビューを書いていきます。完全にネタバレしていくので映画を観ていない方はご注意を!


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あらすじ

貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。世界中の人々がアクセスするVRの世界「OASIS(オアシス)」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望だった。

そんなある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信される。

それ以降、世界中の人々が謎解きに躍起になり、17歳の孤独な青年ウェイドもそれに参加していた。そしてある時、謎めいた美女アルテミスと出会ったウェイドは、1つ目の謎を解き明かすことに成功。一躍オアシスの有名人となるが、ハリデーの遺産を狙う巨大企業IOI社の魔の手が迫り……

引用:映画.com『レディ・プレイヤー1』

評価

★10段階中・・・・・・・・

 

 

 

★8

今まで評価基準がバラバラだったので、これからは★10段階評価で統一していこうと思います(笑)

前評判が良く、かなり期待度の高い映画でしたが予想通りな感じ。

参考までにこれまで★8だった映画は…

『隠し砦の三悪人』、『素晴らしき哉、人生!』、『シャイニング』、『インセプション』、『ミッドナイト・イン・パリ』etc…


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感想

まずは原作について。

原作は本作の脚本家も務めているアーネスト・クラインが執筆した『ゲームウォーズ』です。

映画同様80年代ポップカルチャーがフューチャーされていて、作者のオタクっぷりが垣間見える作品となっています。

80年代のポップカルチャー大好きな作者が執筆した作品を、80年代の顔と言ってもいいスピルバーグが映画化するなんて作者からしたら堪らないことですね!

原作の邦題が『ゲームウォーズ』なのに、映画は原題そのままってなんかちょっと腑に落ちませんが『ゲームウォーズ』なんてそのまま過ぎるクソみたいな邦題にならなくて済んで一安心!

『レディ・プレイヤー1/ゲームウォーズ』みたいな謎副題も付かなくて本当に良かった!

本作の一番の魅力は他作品(特に80年代のもの)のキャラクターや舞台、設定がクロスオーバーしていること。

それがもうとにかく最高で、80年代当時を生きていた人はもちろん映画オタクやゲームオタク、ポップカルチャーに精通していればするほど面白い!

私は90年代生まれながらポップカルチャーに関する知識はある方だと思っているのでかなり楽しめましたね!

ただスピルバーグ作品からのクロスオーバーがほとんどなかったのが残念!原作のようにインディージョーンズとか登場させてくれればもっと盛り上がったのに…。

あとはウルトラマンも出なかったのは残念ですね。こういう映画は権利的な問題が大変だから仕方ないところはあるんですけど。

映画観ているときは分からなかったのですが、後でwikiをみてみると『ダンガンロンパ』の江ノ島盾子デスストローク三船敏郎、『デスノート』のリュークなど気が付かなかったキャラもいて「また観たい!」と思わせてくれるのもこの作品ならではです。

ラストシーンでは多くのアバターが合戦のごとく入り乱れて、嬉しいけどじっくり停止しながら探したいと思わずにはいられません!

一番最高だったのは『シャイニング』の世界に入る場面。完全に映画を観ている上でのネタだけど、『シャイニング』好きな私にとっては嬉しいサプライズ。部屋とかあの特徴的な絨毯、237号室もそのままでファンには感動必須!

正直私の観たシネマの客層からして『シャイニング』観ている人なんてひと握りだろと、このネタ分かるのかよと踏んでいましたが劇場にいた半分以上の人が笑っているのをみて違った意味で感動(笑)

公開初日の深夜帯なんて私と同じように映画好きの人が多いのかもしれませんね。特にこういう映画の時は。


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ストーリーに関してはオタクが主人公の映画らしく結構王道なストーリーなものの、所々でゾワゾワさせてくれるもの。

満点ではないけど70点以上は固い当たり障りのないストーリーでした。

原作を読んでいなくとも先の展開は読めてしまうけどクロスオーバーの関係もあってストーリー抜きでも観ているだけで楽しい作品です!

ただストーリー的に映画の半分以上のシーンが実写ではなく3Dアニメで、実写でのアクションシーンを期待している人にはちょっとおススメできないかも。

アニメはアニメですごくレベル高いし、実写と見間違うほどのクオリティーなのですが苦手な人もいそうな感じでした。

最後にスピルバーグ最高傑作は『レディ・プレイヤー1』なのかと言われると、それは違うと思いますね。

この映画自体スピルバーグの集大成的な意味があって、スピルバーグ作品からのクロスオーバーはないけど彼のこれまでの作品が元になっている部分も多いため最高傑作と言われる理由も分からなくはないのですが、それこそ80年代の頃のスピルバーグ作品の方がレベルは高いと感じました。

しかし、久しぶりに面白いスピルバーグ作品を観た気がします!最近は『BFG』とか『ブリッジ・オブ・スパイ』とか正直好みではない作品が続いたので尚更です。

年齢もかなりいっているのにこれだけ最先端な映画を作れるのは素直に感動しました!

ちなみに私が一番好きなスピルバーグ作品は・・・・・

 

 

 

『ジョーズ』

最後までご覧いただきありがとうございました。