TVアニメ『SHIROBAKO』ネタバレ感想 自分の仕事が変わると、アニメの見方も変わる

どーも、スルメと申します。

この度、6年ぶりくらいにアニメ『SHIROBAKO』を観返しました。

実は僕、こんな記事を書いていながら劇場版を観ていないんです。

言い訳をしますと、『SHIROBAKO』だけはもう一度観直して、それから映画に臨みたかった!

それがコロナとか色々あって、アニメを観る時間もないまま、半年近くが過ぎて現在に至ります。

 

そんな感じで一週間ほどかけて、全24話を鑑賞してきたのですが、やっぱり面白い!!

僕の仕事とか環境がアニメ放送時とかなり異なっているので、感じ方も大きく異なりました。

単純に言うと、前回観た時よりも感動した。そして宮森たちを心から羨ましく思った。

以下、僕の人生的な話を交えて、超個人的な感想を書いていきますw




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SHIROBAKOの感想

6年前と変わった僕の生活

6年前と言えば、2014年。僕はまだ18歳でありまして、不登校な大学生でもありました。

その時は大学に友達がまったくいなくて(サボったのが原因だけど)、バイトだけに打ち込んでいた時期でした。当時は某回転ずしチェーンのアルバイトをしていて、実家暮らし大学生なのにほぼフリーター状態。

バイト仲間には恵まれたけど職場環境は最悪で、飲食業界の闇を知りました。毎日のようにシフトを入れられ、「これ学生のすることか?」ってくらい働いていた気がします。

そんな時に出会ったのが『SHIROBAKO』でした。

でも当時の僕は「おしごとアニメ?それ何が面白いん?」と、若干冷静な視線を送っていたような。毎日のように寿司を作り続けて、気が狂いそうになっていたし、「アニメくらい夢見させてくれよ!」状態。

ただ、ネットでの評判もあって、結局バイト仲間に勧めるくらいハマってしまいますw

そうは言っても、当時の僕は

「アニメ制作って大変だな~」

「お仕事だけで、こんなにドラマがあるなんてすごい!」

って感じで、一歩引いた目線から『SHIROBAKO』を楽しんでいたと思う。「面白い!」から先に進まないというか、感動した記憶もなかったし。

 

時は過ぎて、2020年。コロナ禍の真っただ中で、僕は『SHIROBAKO』に再び手を出しました。

現在の僕は大学を中退し、バイトもやめ、フリーランスとして生活中。

もう仕事も環境も何もかもが、6年前と大違い!まさか、こんな仕事をして、こんな記事を書いているなんて、当時の僕は考えもしなかったでしょう。

そして始まった第1話。「どんどんドーナッツ」は覚えていたし、キャラの名前も頭の片隅にありましたが、「あれ?何か違うぞ……」と。




仲間たちとの約束

アニメの冒頭、仲良しの女子高生たちが「いつか皆でアニメを作ろう!」と誓い合います。そして時は流れ、アニメ会社の制作進行として働く宮森……。

なんだか、この時点でちょっと感動する僕。6年前は宮森の方が年上だったのに、今は2つも下だぜ。

僕自身も学生時代に仲間と映画を作った経験がありまして。宮森たちと同じく、映画大好き人間たちが集まって、見よう見まねで映画を作ったあの日々。僕の場合は二度と作りたくはないけれど、高校時代を思い出すと必ずフラッシュバックするシーンだったりします。

そんなわけで、冒頭の「高校時代→時代は流れ……」という掴みの部分だけで感動。というか切なさが押し寄せる。

何なら6年前に『SHIROBAKO』を観ていた時とか、辛かった回転ずしとかも思い出して、泣きたくなる。なぜ久しぶりに観るアニメってこうも感慨深いんでしょうね。

 

そしてアニメ制作のバタバタさ。正直リアルでは絶対に体験したくない焦りだけど、うまい具合にドラマにしてる点は変わらず。下手したら『ダヴィンチコード』を観て、フリーメイソンに憧れた僕のように、制作進行に憧れる人も増えたんじゃないか?

アニメ制作を、アニメ制作者がアニメ化するってかなり難しいことだと思うんですよ。僕らにとってはドラマでも、制作者にとっては日常であって、そこにドラマを見出せない。僕の日常をアニメ化できないように、自らが客観的な視点を持ってアニメにするって相当難しいことだったんじゃないかと。

「自分にしかできない仕事をしたい」というセリフがありましたが、その言葉通りに仕事をしている人たちだからこそ、ドラマを見出せたんだと。のらりくらりの仕事では、「自分の仕事をアニメにしよう!」なんて考えないしね。

そういった意味でも、『SHIROBAKO』は世界的にも珍しい「おしごとアニメ」だったんじゃないかと。

 

僕は一応映画ブロガーなんで、同様の映画作品を紹介しておくと、『映画に愛をこめて アメリカの夜』って作品があります。この映画は、まさに映画制作をテーマにした映画!シンプルに映画制作版の『SHIROBAKO』って感じですかね。

監督を務めるトリュフォー自ら、監督役で出演している作品です。気になる方はぜひ!

共同作業がしたくなる!

冒頭で書いたように、僕は現在フリーランスで食べています。具体的にはブログやライター、LINEスタンプ作ったり、投資したり、小説やシナリオを書いたり。まぁ、稼げそうなことは何でもやってる状況です。

どの作業も自分の家で、ひとりぼっちで仕事しているんですよね。最初はそれが気が楽で、自分に合っていると思っていました。でも、人間とは弱いもので、どこかに繋がりが欲しくなるんですよね。

僕と同年代の人たちは定職に就いたり、結婚したり。彼らには毎日のように顔を合わせる同僚がいて、家に帰れば奥さんがいる奴もいる。けれども、残念ながら僕にはそれがない。ずっと家で仕事してるから、帰るもなにもないし。

お金があって、仕事もあるのが救いですが、やっぱり誰かと作業したくなるものなんですよ!それこそ宮森たちのように、みんなで協力してアニメを完成させる!とか。

6年前に鑑賞した時はバイト仲間に囲まれていたんで、まったく抱かなかった感情です。仕事も環境も変われば、作品に対する印象も大きく変わる。それを痛感しました。



まとめ

ただの自己満記事でした。なんとなく『SHIROBAKO』観て、終わっちゃう悲しさとか切なさから逃げるために書いたようなものです。

文章書いていると落ち着くんですよね。感想ならば、悩まずにつらつらと書けるし、切なさ回避にピッタリだったりします。

せっかくなら脚本とか小説書いてみるかな~と思った今日でした。

 

以上!!!